瀬戸内寂聴の名言116選|人間関係・愛・人生を照らす言葉

瀬戸内寂聴の名言116選を人間関係・愛・人生など7テーマで紹介。出家と恋愛遍歴を経て99年を生きた言葉を出典・背景とともに解説します。
ポケットAnchor
掲載名言数No.13,000+ 収録
名言ウィジェット「ポケットAnchor」
名言数No.1。毎朝、ロック画面に名言が届く。
3,000以上の名言から、今の自分に合う言葉を受け取れます。
※名言数No.1は自社調べ
「あのとき、あの人の言葉に救われた」。そんな経験はないでしょうか。瀬戸内寂聴の名言は、恋に破れ、家庭を捨て、出家し、99年を生き切った一人の女性が、その全身で受け止めてきた痛みと歓びから生まれた言葉です。だからこそ、迷いのただ中にいる人の心に、そっと寄り添ってくれます。
この記事では、瀬戸内寂聴が遺した言葉のなかから116の名言を、「人間関係」「愛・慈悲」「恋愛・結婚」「人生・生き方」「心の持ち方・自由」「苦しみ・孤独」「老い・死・晩年」の7つのテーマに分けて紹介します。ひとつひとつに、その言葉が語られた背景と、日々の暮らしへの活かし方を添えました。出典が確認できたものには、書籍名や講演の記録も明記しています。
気になったテーマから読み進めてください。今のあなたに必要な一言が、きっとどこかで待っています。

瀬戸内寂聴とはどんな人物か

瀬戸内寂聴の経歴・プロフィール
瀬戸内寂聴(せとうち じゃくちょう)は、1922年に徳島で生まれ、2021年11月9日に99歳で世を去った小説家であり、天台宗の尼僧です。俗名は晴美。若い頃に夫の教え子と恋に落ち、幼い娘と家庭を捨てて出奔するという、当時の常識からは大きく外れた道を歩みました。その痛みも過ちも隠さず、自らの作品と法話のなかで率直に語り続けたことが、多くの人の信頼を集めた理由でした。
51歳のとき、比叡山で得度し出家。以後は「寂聴」の名で、『源氏物語』の現代語訳や数々の小説を世に送り出す一方、岩手・天台寺での「青空説法」を長年続け、生きづらさを抱えた人々の悩みに耳を傾けました。1997年に文化功労者、2006年に文化勲章を受章。恋も、書くことも、祈ることも、決して手放さなかった人でした。彼女の言葉が今も響くのは、それが正解を教える説教ではなく、同じように迷い苦しんだ人の実感から出た言葉だからです。

瀬戸内寂聴の名言|人間関係

誰かの言葉に傷ついたり、うまく人を許せなかったり。人との関わりは、うれしさと同じくらい痛みも連れてきます。51歳で出家し、波乱の半生を自ら率直に語り続けた瀬戸内寂聴の言葉は、人間関係に疲れた夜にそっと寄り添ってくれます。ここでは、人とのつながりに悩むあなたへ届けたい17の言葉を集めました。

名言1【瀬戸内寂聴】「自分を責めてしまう夜に」

生きることは、愛すること。愛することは、許すこと。

(瀬戸内寂聴)

出典:『愛に始まり、愛に終わる 瀬戸内寂聴108の言葉』(宝島社、2021年)
恋愛遍歴も出奔も、自らの半生を率直に語り続けた寂聴さんが、生涯くり返した座右の銘です。『愛に始まり、愛に終わる 瀬戸内寂聴108の言葉』にも収められています。他人への苛立ちも、自分の不甲斐なさも、まだ手放せない夜があります。でも許す相手は、他人だけとは限りません。自分を許すこともまた、愛のかたちです。今夜は、責めてきた自分に「よく頑張った」と手帳へ一言書いて、そっとページを閉じてください。

名言2【瀬戸内寂聴】「孤独は弱さではないと知る」

人間は生まれた時から一人で生まれ、死ぬ時も一人で死んでゆきます。孤独は人間の本性なのです。だからこそ、人は他の人を求め、愛し、肌であたため合いたいのです。

(瀬戸内寂聴)

出典:『生きることば あなたへ』(光文社文庫)
多くの人の相談に耳を傾けてきた寂聴さんが見抜いていたのは、孤独は誰か一人の欠陥ではなく、生まれと死に刻まれた人間の本性だということでした。「寂しいのは自分だけかもしれない」と思いがちですが、それが本性なら恥じるものは何もありません。むしろその「寂しい」という感覚こそ、あなたを誰かへと開く扉になります。今日、誰かに短くてもいいので声をかけてみてください。その一歩が、孤独を縁に変える最初の動きになります。

名言3【瀬戸内寂聴】「傷ついた過去を恥じてしまうとき」

私は多く傷つき、多く苦しんだ人が好きです。挫折感の深い人は、その分、愛の深い人になります。

(瀬戸内寂聴)

数えきれない挫折と傷を作品に刻んできた寂聴さんだからこそ、この言葉には重みがあります。傷の数を恥ずかしく思い、失敗や遠回りを重ねた自分を責めてきた人は多いはずです。でも挫折感の深い人は、その分だけ愛の深い人になります。痛みを知っているから、他人の痛みにも気づけるのです。傷ついた経験こそ、あなたの人としての厚みです。かつて痛かった経験をひとつ思い出せたなら、それはもう、愛の深さの証拠になっています。

名言4【瀬戸内寂聴】「あの選択を後悔する夜に」

人生とは出会いと縁と別れです。出会ってから別れるまでの間に嬉しいことや悲しいことがあって、それを無事に越えていくことが生きるということなんです。

(瀬戸内寂聴)

99年の生涯で、数えきれない出会いと別れをくぐり抜けた寂聴さんの人生観がにじむ言葉です。「あの選択を間違えた」「あの人と別れなければよかった」と振り返る夜があります。でも出会いも縁も別れも、そのすべてが人生なのだとしたら、後悔ごと含めて今のあなたが出来上がっています。無事に越えてきた、それだけで十分です。ふと浮かんだ懐かしい顔があれば、心の中で「ありがとう」と伝えてみてください。縁は、そうして思い出されたときに深まっていきます。

名言5【瀬戸内寂聴】「ひとりの寂しさを抱える夜に」

自分が孤独だと感じたことのない人は、人を愛せない。

(瀬戸内寂聴)

出家後、天台寺で長く「青空説法」を続け、悩める人々の孤独に寄り添ってきた寂聴さん。その眼差しが、この短い一文に凝縮されています。ひとりで食べる昼食、誰にも話せなかった週末。孤独はできれば感じたくないものだと思ってきたかもしれません。でもその寂しさを知っているからこそ、誰かの孤独にそっと気づけます。孤独を感じている今は、人を深く愛する力を育てている時間です。今夜の寂しさは、無理に消そうとせず、そのまま抱えていて構いません。

名言6【瀬戸内寂聴】「これだけしてあげたのに、と思うとき」

愛情とは利子のつかないもの

(瀬戸内寂聴)

出典:『ハルメク』2012年8月号インタビュー
「ハルメク」2012年8月号のインタビューで、無償の愛と慈悲の本質を語ったときの言葉です。「これだけしてあげたのに」と心の隅で思う夜があります。でも愛情は、返ってくるものではなく、渡すものです。利子を求めた途端、それは取引になってしまいます。見返りを手放したとき、初めて「利子のつかない」本物の愛情になります。今日、誰かに何かをするとき「返ってこなくていい」と心の中で決めてみてください。その小さな決意が、心をずっと軽くしてくれます。

名言7【瀬戸内寂聴】「心ない言葉が頭から離れないとき」

他人の心ない言葉にこだわって、自分がイライラして人を恨むのをおよしなさい。いくら恨んでも、心ないことを言う人の心が急によくはなりません。その人とは、もう付き合わなければいいのです。

(瀬戸内寂聴)

出典:『寂聴 あおぞら説法Ⅲ』(光文社)P.190
『寂聴 あおぞら説法Ⅲ』で、人間関係の悩みを抱えた相談者へ寂聴さんが説いた指針です。誰かの心ない言葉が、何日も頭に居座ることがあります。落ち込んで構いません。ただ、恨み続けるほど、その言葉に自分の時間を渡し続けることになります。相手の心は、こちらが恨んでも急によくはなりません。思い出してしまったら、「今できること」へ視線を戻す。それを繰り返すうちに、言葉に振り回されない時間が増え、少しずつ自分に戻っていけます。

名言8【瀬戸内寂聴】「誰かに認められたくて待ち続けるとき」

人が幸福になるためには人から愛されるのがいちばんの近道だと思います。しかし、愛されるのをじいっと待っていても人はなかなか愛してなんてくれません。自分が自分を愛さないと駄目なんです。

(瀬戸内寂聴)

出典:『寂聴 あおぞら説法Ⅰ』(光文社)P.92
『寂聴 あおぞら説法Ⅰ』で、自分を愛することの大切さを説いた一節です。「誰かに認められたい」と思いながら、じっと待ち続けた日は誰にでもあります。でも、責めるべきは愛してくれない周りではないし、待ち続けるあなたでもありません。まずは自分が自分を愛すること。今日うまくいったことをひとつ思い浮かべて、「よくやった」と自分に声をかけてみてください。その小さな積み重ねが、自分で自分を愛する練習になっていきます。

名言9【瀬戸内寂聴】「あの人の行動が理解できないとき」

想像力こそが思いやりであり、思いやりは愛である。

(瀬戸内寂聴)

出典:月刊「理念と経営」2023年9月号(聞き手:瀬尾まなほ)
秘書の瀬尾まなほさんを聞き手に、月刊「理念と経営」で語られた言葉として記録されています。「なぜあの人はこんな行動をするんだろう」と首をかしげる場面があります。責めたくなる前に、一呼吸おいて、その人が今なにを感じているのかを想像してみてください。正解でなくて構いません。想像しようとするだけで、心は自然と柔らかくなります。想像力とは、すでに愛の入り口です。誰かを分かろうとするその姿勢が、優しさそのものになります。

名言10【瀬戸内寂聴】「自分だけ取り残されたと感じる夜に」

本来人間は孤独だという認識を持てば、大抵の困難には超えてゆける気がします。孤独だからこそ、人は他者の寂しさを思いやることができる。孤独だからこそ、自然の美しさが身にも心にもしみてくる。

(瀬戸内寂聴)

出典:『孤独を生ききる』(光文社文庫)
『孤独を生ききる』で、寂聴さんは孤独を欠陥ではなく強さの源として描きました。「自分だけが取り残されている」と感じる夜があります。でも、もともと人は孤独なのだという認識が、むしろ困難を越える力になります。誰かのつらさに気づけるのも、夕暮れの美しさに胸を打たれるのも、孤独を知っているからです。今そこにある寂しさは、あなたの感性がまだ生きている証。無理に埋めようとしなくても、それはそのままで意味があります。

名言11【瀬戸内寂聴】「苦しさを一人で抱えているとき」

自分があんまり苦しいときは、人のことなんて考えられないですよ。でも苦しみを誰かに言うだけで、心に風穴が通るんですよ。

(瀬戸内寂聴)

出典:『愛に始まり、愛に終わる 瀬戸内寂聴108の言葉』(宝島社、2021年)
数えきれない人の苦しみを聞いてきた寂聴さんが、『愛に始まり、愛に終わる 瀬戸内寂聴108の言葉』で説いた、打ち明けることの効用です。「こんなことを言っていいのかな」と思って、苦しさを一人で抱えている人は多いものです。解決しなくて構いません。「実はしんどくて」とたった一言こぼすだけで、固まっていた心に隙間が開きます。風穴は、声に出したその瞬間から通り始めます。今日、信頼できる誰かに、最初の一言だけ渡してみてください。

名言12【瀬戸内寂聴】「なんで私が、と苛立った瞬間に」

相手の立場に立ってモノを考えれば、人間は他者のためにどんなことでもできるのです。

(瀬戸内寂聴)

生涯、無数の人の相談に向き合い続けた寂聴さんが確信していた、思いやりの原理がここにあります。「なんで私が」と苛立った瞬間、まずその感情を否定しなくて大丈夫です。ただ一歩だけ、相手の椅子に座ってみる。「この人は今、何に困っているんだろう」と考えてみると、不思議と力の入り方が変わってきます。他者のためにできることは、立場を変えてみた分だけ増えていきます。想像は、いつも小さな一歩から始まります。

名言13【瀬戸内寂聴】「あの人をまだ許せない夜に」

いつか亡くなる人だから許しなさい。

(瀬戸内寂聴)

99歳で世を去るまで、生と死を見つめ続けた寂聴さんならではの、許しの視点です。あの人をまだ許せない夜があります。責めるべきは、許せない自分の心の狭さではありません。ただ、いつか誰もがこの世を去っていくと思うと、握りしめた怒りが少しだけゆるみます。手帳に「今はまだ許せない。それでいい」と書いてしまって構いません。許しとは、いつか訪れる別れを少しだけ先取りして、今の重荷を軽くすること。急がなくていいのです。

名言14【瀬戸内寂聴】「誰かの苦しみを想って気が咎めるとき」

あの人は苦しいんじゃないかなあ、なんて思えるときは、自分が幸せなときですよ。そう思って自分の現在に感謝する、自分の健康に感謝する。

(瀬戸内寂聴)

出典:『愛に始まり、愛に終わる 瀬戸内寂聴108の言葉』(宝島社、2021年)
誰にでも悲しみや心配事があるという前提のもと、寂聴さんが他者への同情と自分への感謝を結びつけて語った一節です。誰かの苦しさを想像して、自分だけ楽をしているようで気が咎める夜があります。責めなくて大丈夫です。それは冷たさではなく、あなたが今、他人を案じる余裕を持てているという幸せの証です。寝る前に、今日の「ありがたかったこと」を三つ数えてみてください。自分の現在に感謝することが、誰かを想う優しさの、いちばん確かな土台になります。

名言15【瀬戸内寂聴】「既読のまま返事が来ない夜に」

人の心が離れるのは嫌いになったからでも腹が立ったからでもない。本当に怖いのは呆れてしまうこと。

(瀬戸内寂聴)

人間関係が壊れる本当の原因を、寂聴さんは怒りや嫌悪ではなく「呆れ」だと見抜いていました。既読のまま返事が来ない夜、「もう呆れられたかもしれない」という不安がよぎることがあります。でも人の心が離れるのは、怒りをぶつけられた瞬間ではなく、静かに呆れられた瞬間です。だから今日は、返しそびれていた連絡をひとつだけ返してみてください。誠実さとは、大きな成果ではなく、小さな約束の積み重ね。その一通が、心の距離をつなぎとめてくれます。

名言16【瀬戸内寂聴】「成果は出せるのに心が乾く日に」

私にとっての幸福はもちろん書くことではありますが、もう一つ、いろんな人とのつながりもあると思っています。

(瀬戸内寂聴)

出典:ハルメクこれからの生き方(2018年1月号関連インタビュー)
生涯書き続けた寂聴さんが、その創作と並んで、年齢も考え方も異なる人々との交流を幸福の源だと語った言葉です。仕事の成果は出せているのに、なぜか心のどこかが乾いている日はないでしょうか。頑張りを否定する必要はありません。ただ幸福は、達成だけでできているわけではないのです。今日、誰か一人に「元気?」と一言送ってみてください。つながりを大切にすることも、書くことと同じくらい立派な、生き方の一部です。

名言17【瀬戸内寂聴】「できなかった自分を責める夜に」

本当に苦しんでいる子どもに、いろんな理屈を言っても駄目。まずは、子どもを抱きしめてやることが大切なんです。

(瀬戸内寂聴)

子育てについて、理屈より先にまず抱きしめて、身体で安心を伝えることの大切さを説いた言葉です。これは子どもだけの話ではありません。「なんでできなかったんだろう」と自分を責める理屈が浮かぶ夜は、まずその声を止めて構いません。正しさより先に、自分を抱きしめてやることが必要です。今夜は理屈を並べる代わりに、温かいお風呂にゆっくり浸かって眠ってください。理屈は、抱きしめたあとでいい。あなたがいちばん、あなたに優しくできる存在です。
\ 人との関わりに疲れた日に /
つい人間関係にすり減ってしまう日ほど、やわらかい言葉がそっと効きます。名言ウィジェットアプリ「ポケットAnchor」なら、20種類以上のカテゴリから選ばれた言葉が毎日ロック画面に届き、スマホを開くたびに、ふっと肩の力が抜けます。

瀬戸内寂聴の名言|愛・慈悲

見返りを求めて疲れたり、尽くしたのに報われなかったり。愛することは、ときに淋しさや戸惑いも連れてきます。仏道に生きた瀬戸内寂聴が説いた「慈悲」は、そんな私たちに、力を抜いて愛するヒントをくれます。ここでは、愛と慈悲をめぐる7つの言葉を集めました。うまく愛せない自分を責めてしまう夜に、そっと開いてみてください。

名言1【瀬戸内寂聴】「自分なんていてもいなくてもと思う瞬間に」

人は愛するために生まれてきたのです。九十九歳、数えで百まで生きてきて、さすがに「死」を目の前にして、つくづく思うことは、この一事です。

(瀬戸内寂聴)

出典:『愛に始まり、愛に終わる 瀬戸内寂聴108の言葉』(宝島社、2021年)前書き
99歳、死を目前にした寂聴さんが著書の前書きに記した、いわば人生の結論です。「自分なんていてもいなくても」と思う瞬間があります。でも99年を生き抜いた人が最後に辿り着いた答えは、驚くほどシンプルでした。人は、愛するために生まれてきた、という一事です。あなたが誰かの前で笑ったこと、そっと寄り添ったこと、それが全部その答えになっています。今日、大切な人にひとことだけ、思いを伝えてみてください。

名言2【瀬戸内寂聴】「よかれと思って人を傷つけたとき」

人間は万能の神でも仏でもないのですから、人を完全に理解することもできないし、よかれと思ったことで人を傷つけることもあります。そういう繰り返しの中で、人は何かに許されて生きているのです。

(瀬戸内寂聴)

仏道に生き、人間の不完全さを誰よりも見つめてきた寂聴さんの、慈悲の眼差しがにじむ言葉です。良かれと思って言った一言が、相手を傷つけてしまうことがあります。でも責めるべきは、あなたの悪意ではありません。どこまでも不完全なのが、人間だからです。それでも今日まで生きてこられたのは、ずっと何かに許されてきたからかもしれません。自分を責めすぎず、今日できる誠意をひとつだけ考えてみる。許されて生きている、その事実に少しだけ甘えていいのです。

名言3【瀬戸内寂聴】「誰かといても淋しい夜に」

愛のうえには、皮膚のように、孤独が張りついている。だから、人間は死ぬまで淋しい。

(瀬戸内寂聴)

出典:『寂聴 九十七歳の遺言』(朝日新書、2019年)
97歳で著した『寂聴 九十七歳の遺言』で、愛と孤独の切り離せない関係を語った言葉です。「誰かといても、なぜか淋しい」。そんな夜、自分を責める必要はありません。愛し合っていても孤独は消えない。それが人間の正直な姿だと、寂聴さんは言います。淋しさは欠陥ではなく、あなたが生きている証です。無理に埋めようとせず、今夜はその淋しさごと、静かに眠りについてください。淋しさを認めた分だけ、明日の優しさは深くなります。

名言4【瀬戸内寂聴】「見返りを求めて疲れてしまうとき」

慈悲は「あげっぱなしの愛」。

(瀬戸内寂聴)

出典:『愛に始まり、愛に終わる 瀬戸内寂聴108の言葉』(宝島社、2021年)
仏教の慈悲の本質を、寂聴さんが誰にでも分かる言葉で言い切ったのがこの一言です。『愛に始まり、愛に終わる 瀬戸内寂聴108の言葉』に収められています。見返りを求めて疲れてしまうことがあります。「あんなにしてあげたのに」と胸が重くなる夜もあります。でも本当の愛は、渡したあとに手を放せる軽さを持っています。今日渡したものは、渡しっぱなしでおしまいにしてみてください。あげっぱなしにできたとき、心はいちばん自由になれます。

名言5【瀬戸内寂聴】「尽くしたのに感謝が返らないとき」

自分を愛してもらいたいから、相手を愛する、それが渇愛です。自分を忘れて他人に尽くす仏さまの慈悲とは正反対ということです。慈悲はお返しを求めません。

(瀬戸内寂聴)

仏教では、見返りを求める愛を「渇愛」と呼びます。寂聴さんはそれを、お返しを求めない仏の慈悲と対比させて語りました。尽くしたのに感謝が返らず、傷ついた夜があります。それは渇愛のかたち。でも、そんな自分を責めなくて大丈夫です。誰だって最初は見返りを期待します。今週ひとつだけ、お返しを求めない小さな親切をしてみてください。慈悲とは、大きな覚悟ではありません。お返しを求めない、小さなひとつから始めていいのです。

名言6【瀬戸内寂聴】「隣にいるのに分かってもらえないとき」

結局、人は孤独。好きな人と同じベッドで寝ていても、同じ夢を見ることはできないんですもの。

(瀬戸内寂聴)

激しい恋愛も、深い孤独も、両方を知り尽くした寂聴さんだからこそ言える、愛と孤独の真実です。隣に大切な人がいるのに、心のどこかで分かってもらえないと感じる夜はないでしょうか。それは愛が足りないからではありません。人は誰も、同じ夢を見ることはできないのです。分かり合えない部分を抱えたまま、それでも隣にいることを選ぶ。その選択こそが、愛のかたちです。今夜は、隣にいてくれることそのものに、小さくうなずいてみてください。

名言7【瀬戸内寂聴】「この仕事しかないと思う夜に」

自分の仕事を、もう今はこれしかないと思ったら、それを愛することです。

(瀬戸内寂聴)

出家後も筆を置かず、書くことを天職として生き抜いた寂聴さんの、仕事への向き合い方がにじむ言葉です。「この仕事しかない」と思う夜、それは諦めではなく始まりかもしれません。選べない状況を嘆くより、今ここにあるものを愛してみる。明日の朝、「今日はこれを愛する」と心に決めてから仕事に向かってみてください。仕事そのものは選べなくても、愛し方は自分で選べます。愛すると決めた瞬間、同じ仕事が少しだけ違って見えてきます。

瀬戸内寂聴の名言|恋愛・結婚

恋に破れ、家庭を捨て、それでも書いて生きた瀬戸内寂聴。51歳で出家した後も、恋愛を人間の原動力として肯定し続けました。傷ついた経験さえも懐かしい宝に変える、その率直な言葉を集めました。

名言1【瀬戸内寂聴】「もう傷つきたくないと壁を作ってしまうとき」

1人も愛さず、1度も恋をしたことのない生涯はつまらないと、私は思います。どんなに愛に傷つき、苦しみのたうちまわっても、真剣に人を愛したことは、やがて私たちが死にゆくときに、懐かしい思い出の1つとなるのですから。

(瀬戸内寂聴)

出典:『あなたの心に青空を』(光文社、2021年)P.122
99歳まで生き、幾度も愛に傷ついた寂聴が、コロナ禍の2021年に刊行した『あなたの心に青空を』に残した言葉です。もう傷つきたくないと心に壁を作ってしまう夜があります。けれど真剣に誰かを愛したことは、いつか懐かしい思い出になると彼女は言う。傷を避けることより、真剣に関わることの方が人生を豊かにする。今日、誰かに少しだけ心を開いてみていい。不格好でいい、それが愛の始まりになります。

名言2【瀬戸内寂聴】「今日好きだと思ったら、今日伝えたいとき」

出会いというもの、縁というものはね、生きてる時に大切にしなきゃだめですよ。明日はあなたが死んでるかもしれない、相手が死ぬかもしれない。だから、今日好きだと思ったら、今日言ってくださいね。

(瀬戸内寂聴)

出典:『寂聴いきいき人生塾』CD全12巻(ユーキャン)
法話を収めた『寂聴いきいき人生塾』で、縁を大切にすることを説いた一節です。いつか会いたい、またいつか言おう、と思ったまま時間だけが過ぎていく。けれど明日は自分が、相手が、もういないかもしれない。縁とは、動いた人のところにしか残らないものです。今日、連絡したかった人に一行だけメッセージを送ってみる。「元気にしてる?」だけでいい。その一歩が、大切にした縁になります。

名言3【瀬戸内寂聴】「また自分は中途半端だと責めてしまう夜に」

学校の成績なんて気にすることはありません。何か好きなことが一つあって、それを一生懸命できるということが人生の一番の喜びなんです。

(瀬戸内寂聴)

学校の成績なんて気にすることはない、と言い切る寂聴。彼女自身、優等生としてではなく、書きたいものを書き、愛したいように愛して生きた人でした。また中途半端だと自分を責める夜に、過去の通知表を証拠にする必要はありません。責めるべきは昔の評価ではない。いま夢中になれそうなことを、ひとつ思い浮かべてみてください。それが見つかれば、あなたはもう「喜び」の入り口に立っています。

名言4【瀬戸内寂聴】「別れの辛さに慣れない自分を責めるとき」

別れの辛さに馴れることは決してありません。幾度繰り返しても別れは辛く苦しいものです。

(瀬戸内寂聴)

幾度別れを繰り返しても慣れることはない、と寂聴は書きました。家庭を捨てて出奔し、多くの出会いと別れを生きた人の実感がこもります。また同じ辛さか、と慣れない自分を責めなくていい。何度繰り返しても別れが苦しいのは、それだけ本気で人と向き合ってきた証です。手帳に、その人からもらったものを三つ書いて静かに閉じる。慣れない痛みこそ、丸ごと生きてきた証なのです。

名言5【瀬戸内寂聴】「あんな恋しなければよかったと悔やむとき」

恋を得たことのない人は不幸である。それにもまして、恋を失ったことのない人はもっと不幸である。

(瀬戸内寂聴)

恋を得たことのない人より、恋を失ったことのない人こそ不幸だと寂聴は言う。夫の教え子と恋に落ち、すべてを失いながらも書き続けた人ならではの逆説です。あの恋なんてしなければよかった、と思う夜があります。それでいい。失う痛みの深さは、心から愛した証です。「あの恋がくれたもの」を、ひとつだけ思い出してみてください。失った恋は、幸せだった証でいいのです。

名言6【瀬戸内寂聴】「予想もしない人を好きになって戸惑うとき」

恋愛とは雷と同じ。

(瀬戸内寂聴)

恋愛とは雷と同じ、と寂聴は短く言い切りました。狙って落ちるものではなく、ある日突然、避けようもなく落ちてくる。予想もしなかった人を好きになって戸惑う夜に、どうしてと理由を探さなくていい。恋は理屈で説明できるものではないからです。理由の見つからない気持ちは、理由のないまま持っていて構いません。説明できない恋は、それでいい。それが恋というものなのです。

名言7【瀬戸内寂聴】「パートナーに嫉妬して自己嫌悪に陥るとき」

男女の間では、憎しみは愛の裏返しです。嫉妬もまた愛のバロメーターです。

(瀬戸内寂聴)

憎しみは愛の裏返し、嫉妬もまた愛のバロメーターだと寂聴は語ります。恋愛小説を書き、自らも激しく愛した人の観察です。パートナーに嫉妬して、そんな自分に嫌気がさす夜があります。けれど無関心な相手に、そんな感情は湧かない。何にざわついたのか、その奥にある「大切にしたい気持ち」まで辿ってみてください。嫉妬していい。それは、あなたがまだ深く愛している証なのです。

名言8【瀬戸内寂聴】「いつか大切な人を失う不安に胸が締めつけられるとき」

どんなに好きでも最後は別れるんです。どちらかが先に死にます。人に逢うということは必ず別れるということです。

(瀬戸内寂聴)

どんなに好きでも最後は別れる、人に逢うとは必ず別れることだと寂聴は説きました。仏に仕える者として、無常を見つめ続けた言葉でもあります。いつか大切な人を失う不安に、ふと胸が締めつけられる夜があります。出逢うことは、必ず別れを含んでいる。だからこそ今日という日は、取り返しがつかないほど尊い。今夜、その人へ短い一言を送ってみてください。伝えられなかった後悔より、今日伝えた勇気を選んでいいのです。

名言9【瀬戸内寂聴】「私ばかり我慢していると感じたとき」

男女の恋の決算書はあくまでフィフティ・フィフティ。

(瀬戸内寂聴)

男女の恋の決算書はフィフティ・フィフティ、と寂聴は言い切ります。数えきれない恋を経てなお対等さを見つめた人の言葉です。恋愛で私ばかり我慢している、と感じた夜。その不満は否定しなくていい。関係とは片方だけが背負うものではないからです。今日は、相手にしてもらったことを三つ、指を折って数えてみてください。片方の我慢に気づけたなら、もう関係を整える一歩は始まっています。

名言10【瀬戸内寂聴】「誰かの過ちを裁きたくなるとき」

不倫なんて、人間社会ができてからずっと続いていることです。不倫がなかった時代なんてないでしょう。

(瀬戸内寂聴)

出典:『今を生きるあなたへ』(SB新書、瀬尾まなほとの共著)
不倫がなかった時代なんてない、と寂聴は秘書・瀬尾まなほとの対話で語りました。世間の不倫批判が厳しさを増すなかでの言葉です。誰かの過ちを裁きたくなる瞬間があっていい。ただ、その怒りをそのまま他人へ向けなくていい。これは人間社会にずっとあったことだと、一度引いてみる。今日は自分の関係にだけ、「誠実だろうか」と静かに問うてみてください。裁くより整えることに、時間を使っていいのです。

名言11【瀬戸内寂聴】「どうして好きになったのと聞かれ答えられないとき」

恋愛というのは、理屈ではありません。恋愛というものは、もうわけがわからないものです。

(瀬戸内寂聴)

出典:『今を生きるあなたへ』(SB新書)
恋愛は理屈ではない、わけがわからないものだと寂聴は言う。相手に配偶者がいても抑えられない感情を、瀬尾まなほとの対話で率直に語った一節です。どうして好きになったのと聞かれ、答えられずに戸惑う夜があります。説明できないことを、幼稚だと責めなくていい。理屈で割り切れないものほど、心の深いところを動かしている証拠です。わけがわからないまま抱きしめている感情は、わからないまま大切にしていいのです。

名言12【瀬戸内寂聴】「人と違う選択に踏み出せないとき」

不倫をするには覚悟がいります。もしかしたら、世間からひどい目にあうかもしれないという覚悟が必要です。

(瀬戸内寂聴)

出典:『今を生きるあなたへ』(SB新書)
不倫をするには覚悟がいる、世間からひどい目にあうかもしれない覚悟だと寂聴は述べました。瀬尾まなほとの対話で、恋愛に伴う責任を語った言葉です。人と違う選択をしようとすると、そんなことをして大丈夫かという声が浮かぶ。責めるべきは、その声に怯える自分の弱さではありません。覚悟とは批判を恐れないことではなく、批判されても選んだ道を歩き続ける意志です。その一歩は、誰かに宣言しなくても構いません。今日、静かに踏み出せば十分です。

名言13【瀬戸内寂聴】「好きな人ができて浮かれる自分を恥じるとき」

恋愛は、何といっても生きる原動力になります。

(瀬戸内寂聴)

出典:『今を生きるあなたへ』(SB新書)
恋愛は何といっても生きる原動力になる、と寂聴は年齢を問わず語り続けました。90歳を過ぎてなお、恋する力を人間の活力として肯定した人です。好きな人ができた朝、理由もなく体が軽い。そんな自分を浮かれていると恥じなくていい。誰かを想う気持ちは、日々を回す小さな原動力になります。今日、その人を想って湧いた元気を、そのまま次の一歩に使えばいいのです。

名言14【瀬戸内寂聴】「別れた後、苦しい記憶ばかり浮かぶとき」

苦しくても、誰かを本気で愛した思いが一つでもあるほうが、生きた、という感じがしますわね。

(瀬戸内寂聴)

出典:『愛に始まり、愛に終わる 瀬戸内寂聴108の言葉』(宝島社、2021年)
この世で誰かに出逢うことが生きること、と続けて寂聴は語りました。苦しくても本気で愛した思いが一つあれば、生きたという感じがすると。別れた後も、あの日々の苦しさばかり浮かぶ夜があります。だが後悔する必要はありません。本気で誰かを愛した痛みは、無傷で過ごした日々より確かに「生きた」証しになる。その痛みごと、今日の自分を肯定していいのです。

名言15【瀬戸内寂聴】「なぜ今頃こんな気持ちにと戸惑うとき」

日が燦燦と降り注ぐように、恋愛というのは降ってくるもの。

(瀬戸内寂聴)

出典:ハルメクこれからの生き方
70歳で恋をした人の相談を例に、寂聴は恋に年齢は関係ないと語りました。恋は探して見つかるものではなく、日が燦燦と降り注ぐように、ふいに空から差し込むものだと。なぜ今頃、と戸惑わなくていい。狙って手に入れようと力むより、日々を丁寧に過ごしていれば、光は自然と降り注ぎます。今日は、その光を受け止める準備だけしておけばいい。焦らずとも、あなたの番はきっと巡ってきます。

名言16【瀬戸内寂聴】「好きになってはいけない人を好きになったとき」

恋愛とは不可抗力です。

(瀬戸内寂聴)

恋愛とは不可抗力だと寂聴は言い切ります。自らも夫の教え子と恋に落ち、家庭を捨てて出奔した人の実感がこもる言葉です。好きになってはいけない人を、好きになってしまう。そんな自分を責めなくていい。恋は意志で止められる小さな流れではなく、抗いようのない力だからです。今日はその感情を否定せず、「好きになってしまった」と、まず自分にだけ正直に認めてあげてください。

名言17【瀬戸内寂聴】「別れの多い人生を寂しく思うとき」

その人の生涯で別れの数が多かったということは、出逢いの数も多かったということができる。

(瀬戸内寂聴)

別れの数が多いとは、出逢いの数も多かったということだ、と寂聴は説きます。多くの人と出会い、別れながら書き続けた人ならではの視点です。別れの数だけ寂しい人生を送ってきたのか、と考える夜があります。だが数えるべきは失った数ではありません。別れの多さは、それだけ豊かに出逢いを重ねた証しです。今日は、去っていった人の数ではなく、出逢えた奇跡のほうを数えて眠ってください。

名言18【瀬戸内寂聴】「好きと伝えたい気持ちを打ち消してしまうとき」

夜中にむっくり起き上がって「あなたが好き」ってメールしてもいいんですよ。

(瀬戸内寂聴)

出典:『愛に始まり、愛に終わる 瀬戸内寂聴108の言葉』(宝島社、2021年)
『愛に始まり、愛に終わる』で、4つのパワーワードの一つとして紹介された言葉です。恋愛感情を素直に伝える大切さを、寂聴はユーモラスに語りました。好きと伝えたい気持ちが夜中にふくらんでも、格好悪いからと打ち消す癖があります。責めなくていい、その素直さは弱さではありません。夜中にむっくり起き上がって好きと伝えてもいいのです。今日、誰か一人に短い一言を送ってみる。不格好な「好き」ほど、まっすぐ相手に届きます。

名言19【瀬戸内寂聴】「これは意味があるのかと手が止まるとき」

思うがまま、やりたいと思うものに情熱を持って取り組むことが、私にとっての自分らしさです。

(瀬戸内寂聴)

出典:『今を生きるあなたへ』(SB新書)
自分らしさは事前に決めるものではなく、行動の中から生まれると寂聴は語りました。思うがまま情熱を注ぐことが、自分らしさだと。やりたいことなのに、これは意味があるのかと手を止める夜があります。情熱の理由づけなど後からでいい。「やりたい」という気持ちに、今夜は理由をつけないでおきましょう。理屈より先に動いた熱が、いつか自分らしさという答えになる。動いた分だけ、自分の輪郭は確かになっていきます。

名言20【瀬戸内寂聴】「我慢を美徳だと思い込んでいるとき」

夫や姑のために自分が犠牲になるような結婚だったらしなくていい。

(瀬戸内寂聴)

出典:SPUR「まずは、自分のことを愛しなさい」
夫や姑のために自分が犠牲になる結婚ならしなくていい、と寂聴はインタビューで語りました。自己実現を損なう関係は避けるべきだという考えです。誰かのために自分を消してしまう関係は、結婚でも家族でも変わりません。我慢を美徳だと思い込んでいないでしょうか。責めるべきは犠牲を選んだ過去ではない。今日は、本当は嫌だと感じていることを一つだけノートに書いていい。自分を差し出さない生き方も、ちゃんと選んでいい道です。

名言21【瀬戸内寂聴】「人の関係に正しいを当てはめてしまうとき」

不倫?別にいいんじゃないかしら。

(瀬戸内寂聴)

出典:SPUR「まずは、自分のことを愛しなさい」
不倫?別にいいんじゃないかしら、と寂聴はインタビューで率直に言い放ちました。善悪の物差しで人を裁かない、彼女らしい一言です。人の関係に正しいを当てはめ、それに満たない自分を責めていないでしょうか。感情は白か黒かで割り切れるほど単純ではありません。責めるべきは複雑な心そのものではなく、それを裁こうとする物差しです。今日は、誰かを型にはめて評価する前に、自分の物差しを一度しまってみていい。人の心は、そう単純に測れないのです。

瀬戸内寂聴の名言|苦しみ・孤独

愛に傷つき、批判にさらされ、それでも99歳まで書き続けた瀬戸内寂聴。青空説法で数えきれない悩みに向き合った彼女の言葉は、苦しみの渦中にいる人にそっと寄り添います。今は動けなくていい、と思わせてくれる6つの言葉を集めました。

名言1【瀬戸内寂聴】「いつになったら楽になるのかと思うとき」

どんな悲しみや苦しみも必ず歳月が癒してくれます。そのことを京都では「日にち薬」と呼びます。時間こそが心の傷の妙薬なのです。

(瀬戸内寂聴)

どんな悲しみも歳月が癒してくれる、それを京都では「日にち薬」と呼ぶ、と寂聴は伝えました。京都・嵯峨野の寂庵で長く暮らした人らしい言葉です。いつになったら楽になるんだろうと思いながら、それでも朝がくる。今は何も頑張らなくていい。時間があなたの傷を、じっと静かに癒してくれます。今日は無理に立ち直ろうとしなくていい。ただ今夜をちゃんと眠って終わらせる。それだけで、日にち薬は一日分効いています。

名言2【瀬戸内寂聴】「なぜ自分にばかり不運が続くのかと感じるとき」

人生はいいことも悪いことも連れ立ってやってきます。不幸が続けば不安になり、気が弱くなるのです。でも、そこで運命に負けず勇気を出して、不運や不幸に立ち向かってほしいのです。

(瀬戸内寂聴)

人生はいいことも悪いことも連れ立ってやってくる、だから運命に負けず立ち向かってほしいと寂聴は励ましました。99年を生き抜いた人の言葉には重みがあります。なぜ自分にばかり不運が続くのか、と思う時期があります。落ち込むのは当然です。でも今の不幸の隣には、次の光が来ている途中かもしれない。責めるべきは自分の価値ではありません。今日ひとつ、できたことをメモに書く。それが勇気の最小単位です。

名言3【瀬戸内寂聴】「こんなことで泣いてはいけないと涙を飲み込むとき」

つらいときは思いっきり泣けばいい。悲しみを我慢してはいけません。ただ、うんと泣いた後、ちょっと笑って欲しい。

(瀬戸内寂聴)

つらいときは思いっきり泣けばいい、ただうんと泣いた後にちょっと笑ってほしいと寂聴は言います。青空説法で涙する人に、幾度もかけた言葉でしょう。こんなことで泣いてはいけないと飲み込んでしまう。強くあろうとするほど、涙を隠そうとします。でも泣くことは弱さではなく、感情を丁寧に扱うことです。うんと泣いた後、ほんの少しだけ口角を上げてみる。その「ちょっと笑う」だけで、今日は十分です。

名言4【瀬戸内寂聴】「誰かが支えてくれたらと願うほど裏切られたと感じるとき」

私自身の人生を振り返っても、「何か」や「誰か」をあてにしたときは、何にもなりませんでした。100歳まで生きてわかったのは、お金も権力も、血縁も友情も、あてにできるものは何もない、ということでした。

(瀬戸内寂聴)

お金も権力も血縁も友情も、あてにできるものは何もない。100歳を前に、寂聴は人生を振り返ってそう語りました。何かや誰かをあてにしたときほど、何にもならなかったと。上司が認めてくれたら、恋人が支えてくれたらと願うほど、裏切られたように感じる夜があります。100年生きた人が辿り着いた答えは、静かで潔い。今日は、自分にできることだけを三つ、声に出して確かめてみてください。あてにするのをやめた分だけ、自分の足で立てるようになります。

名言5【瀬戸内寂聴】「出口が見えない夜に」

大丈夫。いかなる闇にも、必ず光は差します。

(瀬戸内寂聴)

出典:『寂聴 九十七歳の遺言』(朝日新書、2019年)
いかなる闇にも必ず光は差す。97歳で著した『寂聴 九十七歳の遺言』に、寂聴はそう記しました。長い生涯で何度も闇をくぐり抜けた人の、実感のこもった断言です。出口が見えない夜があります。落ち込んでいい、今はまだ光が見えなくて当然です。今夜、手帳に今日あった小さな光を一つだけ書いて閉じる。闇の深さは、いつか差す光の眩しさに変わります。大丈夫、まだ終わっていないだけです。

名言6【瀬戸内寂聴】「辛いとしか言えない日が続くとき」

苦しい苦しい、辛い辛いばかりじゃあ、生きがいがないですからね。喜びを見つけてくださいね。

(瀬戸内寂聴)

苦しい辛いばかりでは生きがいがない、喜びを見つけてほしいと寂聴は語りました。日々の生活や仕事の中にも喜びはあるという励ましです。辛いとしか言えない日が続くと、生きがいまで見失いそうになります。でも辛さの隣に、小さな喜びは必ず隠れている。今日の帰り道、良かったことをひとつだけ探しながら歩いてみてください。苦しみを否定しなくていい。ただ喜びも、同じ日に住んでいいのです。
\ 記事を閉じたあとも、毎日ひとこと /
つらい時期にいちばん効くのは、強い言葉より「毎日そっと届く」言葉です。名言ウィジェットアプリ「ポケットAnchor」なら、20種類以上のカテゴリから選ばれた言葉が、毎日ロック画面に届きます。スマホを手に取るたび、ふと目に入る場所に、心の支えをひとつ。

瀬戸内寂聴の名言|人生・生き方

51歳で出家し、99歳で亡くなるその日まで書き、祈り、悩める人に寄り添い続けた瀬戸内寂聴。波乱の半生をくぐり抜けた人だからこそ、その言葉は生き方そのものの重みを持ちます。ここでは「人生・生き方」をテーマに、迷いながらも前へ進むあなたの背中に、そっと手を添える28の言葉を集めました。

名言1【瀬戸内寂聴】「もう遅い」と可能性を諦めそうなとき

生きるということは、死ぬ日まで自分の可能性をあきらめず、与えられた才能や日々の仕事に努力し続けることです。

(瀬戸内寂聴)

瀬戸内寂聴は51歳で出家し、99歳で亡くなる直前まで小説を書き、天台寺で悩める人の相談に乗り続けました。生きるとは死ぬ日まで自分の可能性を諦めず、与えられた仕事に努力し続けることだと言い切れたのは、その生き様があったからでしょう。「もう遅いかもしれない」と気になっていたことを後回しにしてきた人ほど、この言葉は響くはずです。才能も機会も、置かれた場所でやり続けて初めて輝きます。今日の昼休みに、ずっと気になっていたことを10分だけ始めてみる。遅すぎる出発など、どこにもありません。

名言2【瀬戸内寂聴】明日が不安で眠れない夜に

だからこそ、私たちは、明日はないと思って、「今日は努力したな」と眠り、朝に目が覚めたら「あぁ、まだ生きている」と感謝して、その日、その日を拙に生きる、それしかないのです。

(瀬戸内寂聴)

出典:『ハルメク』2011年7月号インタビュー
ハルメク2011年7月号で、寂聴は「明日はない」と思って今日に感謝して生きることを説きました。明日はないと思って「今日は努力したな」と眠り、朝に目覚めたら「まだ生きている」と感謝する。その繰り返しこそが人生だといいます。明日のことが不安で眠れない夜、私たちにできるのは「今日努力したか」を静かに問うことだけです。眠る前に、今日やったことを三つ手帳に書いて閉じてみる。朝、目が覚めたら、まずそれだけで十分です。「拙に生きる」という言葉は、不格好なままでいいという寂聴からの許可でもあります。

名言3【瀬戸内寂聴】「今」がこぼれ落ちていくと感じるとき

今という貴い瞬間をしっかり生きる

(瀬戸内寂聴)

出典:『ハルメク』2018年1月号インタビュー
2018年1月号のハルメクで、寂聴は死後のことを思い煩うより、今この瞬間に集中することを語りました。過去を悔やみ未来を恐れているうちに、「今」は手の隙間からこぼれていきます。けれど貴いのは劇的な瞬間ではありません。この昼食の味、話しかけてくれた人の声、窓の外の空。「今という貴い瞬間」は、すでにここにあります。今日、五感で感じたことを一つメモに書いておくだけでいい。書き留めるその行為そのものが、流れ去る今を確かにつかむ手になります。

名言4【瀬戸内寂聴】「いつか」が口ぐせになっているとき

一歩を踏み出せば必ず人生が楽しくなりますよ

(瀬戸内寂聴)

出典:『寂聴・京都法話集』CD全12巻(ユーキャン)
ユーキャンの法話集CDに収められた一言です。「いつか」と言いながら、何年も変わらない自分に気づいた夜はないでしょうか。寂聴のいう一歩は、大きくなくていいのです。今日の昼休みに、気になっていたことを手帳に一行書くだけでいい。考えた、書いた、それも立派な一歩です。踏み出すたびに、見える景色は少しずつ変わっていきます。人生が楽しくなるのは大きな決断のあとではなく、小さな一歩を書き留めた瞬間から始まります。扉は、押した分だけ開いていきます。

名言5【瀬戸内寂聴】心が栄養失調になっていないか

勉強は食事と同じです。心もいろいろな栄養を取らないと栄養失調になります。

(瀬戸内寂聴)

出典:『あなたの心に青空を』(光文社、2021年)P.92-93
晩年の著書『あなたの心に青空を』で、寂聴は精神的な学びの大切さを食事になぞらえました。体に食事が要るように、心にもいろいろな栄養が要る。取らなければ、心は栄養失調になるといいます。忙しさを言い訳に、本を読む時間も、好きな音楽を聴く時間も後回しにしていないでしょうか。心は、仕事とは関係のない刺激を食べて育ちます。今日、昼休みの10分だけ、気になっていたページを一枚めくってみる。それだけで、心の栄養は少しずつ満ちていきます。

名言6【瀬戸内寂聴】挑戦を前に足がすくむとき

もし、人より素晴らしい世界を見よう、そこにある宝にめぐり逢おうとするなら、どうしたって危険な道、恐い道を歩かねばなりません。

(瀬戸内寂聴)

新しい挑戦を前に、足がすくんで動けなくなる夜があります。けれど寂聴は、素晴らしい世界を見て、そこにある宝にめぐり逢おうとするなら、恐い道を歩かねばならないといいます。その怖さは、その先に見たことのない景色がある証拠です。安全な道の先に、宝は落ちていません。「怖い」と「やりたい」が同時にあるなら、それは進むべき道の目印です。怖いまま踏み出していい。それでも歩けた自分こそが、宝を見つける人になっていきます。

名言7【瀬戸内寂聴】優しい言葉を照れて飲み込んでしまうとき

道元禅師は「生きている間は、好んで愛語(愛情のこもった優しい言葉)しなさい」と教えています。面と向かって優しい言葉をかけられたら、人は誰でもうれしくなり、顔が喜びに崩れ、心がキラキラしてきます。

(瀬戸内寂聴)

出典:『あなたの心に青空を』(光文社、2021年)P.202-208
寂聴は道元禅師の「愛語」の教えを引き、生きている間は愛情のこもった優しい言葉をかけなさいと説きました。面と向かって優しい言葉をかけられれば、人は誰でもうれしくなり、心がキラキラしてくるといいます。けれど私たちは、その一言を照れて飲み込んでしまう。愛語とは、特別な言葉ではありません。「ありがとう」「お疲れさま」で十分です。今日、家族か同僚に短い一言をかけてみる。気の利いた表現でなくていい。届いたとき、相手の心は確かに輝きます。

名言8【瀬戸内寂聴】「逃げたら負け」と踏みとどまる夜に

逃げることも勇気ですよ

(瀬戸内寂聴)

もう限界なのに「逃げたら負けだ」と、その場に踏みとどまってしまう夜があります。そんなとき寂聴は、逃げることも勇気だと言い切りました。逃げるのは弱さではありません。自分を守り抜くための、れっきとした勇気です。今つらいと感じる場所や人を一つ書き出し、そこから少し距離を取る方法を考えてみる。すべてに耐えることだけが、強さではありません。逃げていい。その選択もまた、自分を大切にするための立派な決断です。守れるのは、いつだって自分自身なのですから。

名言9【瀬戸内寂聴】「役に立てているのか」と虚しくなる夜に

人間は、他人に尽くすために生まれて来たのです。

(瀬戸内寂聴)

「自分は誰かの役に立てているのか」と虚しくなる夜、その虚しさを責めなくていいのです。寂聴は、人間は他人に尽くすために生まれてきたと語りました。ただし役に立つとは、大きな成果を出すことではありません。今日、誰かに向けた小さな行為でいい。ドアを押さえた、席を譲った、その一つで十分です。今日誰かのためにできたことを、寝る前にひとつ思い返してみてください。人間は、尽くせば尽くすほど、自分という存在の輪郭を確かめられる生き物なのです。

名言10【瀬戸内寂聴】予定が崩れて苛立つ朝に

雨降らば降れ、そう口ずさむと気持ちが落ち着くのです。

(瀬戸内寂聴)

予定が崩れ、雨に足止めされた朝、苛立つ自分を責めなくていいのです。寂聴は「雨降らば降れ」と口ずさむと気持ちが落ち着くと語りました。この言葉は、コントロールできないものを手放す練習になります。降る雨は、どうやっても止められません。ならば抗うより、受け入れると決めたほうが心は軽い。今日はノートに「変えられないこと」を一つ書いて、線を引いてみる。落ち着きとは、抗わないと決めた、その瞬間から静かに始まっていきます。

名言11【瀬戸内寂聴】言い争う前に相手の顔を見ているか

夫婦の間でも、恋人の間でも、親子の間でも、常に心を真向きにして正面から相手をじっと見つめていれば、お互いの不満を口にする前に相手の気持ちがわかるはずです。

(瀬戸内寂聴)

言い争いになる前、私たちは相手の顔をちゃんと見ているでしょうか。寂聴は、夫婦でも恋人でも親子でも、心を真向きにして正面から相手を見つめていれば、不満を口にする前に相手の気持ちがわかるはずだといいます。すれ違いを責める必要はありません。ただ、言葉をぶつける前に、相手を一度じっと見つめてみる。今夜は「相手が今日困っていたこと」を、ひとつ想像してみてください。真向きに見つめることは、どんな言葉よりも先に、相手に届きます。

名言12【瀬戸内寂聴】消えてしまいたくなる夜に

定命が尽きるまでは死ぬことができません。いただいた命は大切にしましょう。

(瀬戸内寂聴)

出典:『老いも病も受け入れよう』(新潮社)
20代での結婚と離婚、不倫の恋を経て、寂聴は51歳で出家しました。波乱の半生を振り返りながら、彼女は自分に与えられた「定命」を全うすべきだと語ります。生きることに疲れ、消えてしまいたくなる夜があっていい。ただ、その感情を行動に移さなくていいのです。「いただいた命」だと、一度言い換えてみる。今日は手帳に「今日あった小さな良いこと」を一つ書いて閉じる。命を大切にするとは、今日を、一日分だけ生きることなのです。

名言13【瀬戸内寂聴】「今さら変われない」と諦めそうな日に

死ぬまで自分を変えることができるんです。視点を変えることができる。

(瀬戸内寂聴)

「この年になって今さら」と、変化を諦めそうになる日があります。けれど寂聴は、人は死ぬまで自分を変えられる、視点を変えられると言い切りました。51歳で出家し、生き方そのものを塗り替えた人の言葉だからこそ、重みがあります。責めるべきは、変われない自分の年齢ではありません。物事を見る角度は、いくつになっても変え続けられます。今日はひとつだけ、いつもと違う視点から出来事を眺めてみてください。変化は、年齢ではなく決意から始まります。

名言14【瀬戸内寂聴】想定外のトラブルで胸がざわつく日に

私たちの一生は、長生きしたってたかが100年です。たとえこの世に何が起こっても、ドンと腹をすえていてください。心に余裕ができれば人間として優しくなる。

(瀬戸内寂聴)

想定外のトラブルで胸がざわつく日は、落ち込んでいいのです。寂聴は、人生は長生きしてもたかが100年、何が起こってもドンと腹をすえていなさいと語りました。腹をすえるとは、動じないふりをすることではありません。心に余白を作ることです。この一生もたかが100年だと思えば、少し肩の力が抜けます。今夜、深呼吸を三回してから手帳を閉じてみる。心に余裕ができた人ほど、まわりに優しくなれる。ざわつきは、余白が戻れば自然に鎮まっていきます。

名言15【瀬戸内寂聴】やりたいことに罪悪感を覚えるとき

誰かの幸せのために自分のやりたいことをやりなさい。

(瀬戸内寂聴)

出典:『寂聴 九十七歳の遺言』(朝日新書、2019年)
97歳で著した『寂聴 九十七歳の遺言』に、この言葉は収められています。自分のやりたいことを選ぶたび、誰かに悪い気がしてしまう夜があります。けれど寂聴は、誰かの幸せのためにこそ、自分のやりたいことをやりなさいといいます。責めるべきは、その優しさではありません。「本当はやりたいこと」をひとつ、小さく口に出してみてください。自分を満たす選択は、めぐりめぐって、いつか誰かの幸せの種になります。我慢の先ではなく、充実の先に、人を照らす光があるのです。

名言16【瀬戸内寂聴】家族とぎすぎすして笑えない日に

笑っているところに不幸は来ないですよ。お互い笑っていればけんかなんかできないでしょう。

(瀬戸内寂聴)

出典:『愛に始まり、愛に終わる 瀬戸内寂聴108の言葉』(宝島社、2021年)
『愛に始まり、愛に終わる』で「4つのパワーワード」の一つとして紹介された言葉です。寂聴は、笑いが持つ心理的な防御機能について語っています。家族とぎすぎすして、笑う余裕なんてないと思う日があります。責めるべきは、笑えない今日ではありません。笑っているところに不幸は来ない、お互い笑えばけんかもできない。今夜、意味もなく一つだけ笑ってみる。作り笑いでいいのです。その一瞬から、不幸は入り込む隙をなくしていきます。

名言17【瀬戸内寂聴】周りと違う自分のやり方が不安なとき

「あなただから」や「自分だから」という価値観でいいのです。

(瀬戸内寂聴)

出典:『今を生きるあなたへ』(SB新書)
『今を生きるあなたへ』で寂聴は、女らしさや母親らしさといった社会が押しつける役割規範に縛られず、自分を基準に生きることの大切さを語りました。周りと違う自分のやり方に、不安になる夜があります。責めるべきは、自分の価値ではありません。「普通はこうする」という物差しを、今日だけ一旦しまってみてください。「自分だから」という理由だけで選んだことが、ひとつあれば十分です。それがそのまま、あなただけの価値観になっていきます。

名言18【瀬戸内寂聴】「自分には価値がない」とふと思う日に

人間はどんな人であれ、生まれてくる値打ちがあるから生まれてくる。

(瀬戸内寂聴)

出典:『今を生きるあなたへ』(SB新書)
秘書の瀬尾まなほとの対談本『今を生きるあなたへ』で、寂聴は存在の価値と唯一性について語りました。成果が出ない日、「自分には価値がないのでは」とふと思うことがあります。けれど責めるべきは、生まれてきた理由ではありません。人はどんな人であれ、生まれてくる値打ちがあるから生まれてくる。値打ちは、実績で測るものではなく、すでに備わっているものです。今日は何もできなくていい。ただ、存在しているという事実だけを、静かに認めてあげていいのです。

名言19【瀬戸内寂聴】家族にきつい言葉を投げてしまった夜に

人間のいちばん大切なことは、優しくあること。

(瀬戸内寂聴)

締切に追われ、家族にきつい言葉を投げてしまった夜は、落ち込んでいいのです。99年を生き抜いた寂聴は、人間のいちばん大切なことは優しくあることだと語りました。ただし優しさは、余裕のある人だけの特権ではありません。寝る前に、今日誰かにかけた言葉を一つだけ思い出してみる。きつい言葉を悔いたなら、それは優しさを選び直せる証拠です。優しさとは、強さの余裕ではなく、明日また選べる習慣です。最初の一言を、やわらかくするだけでいいのです。

名言20【瀬戸内寂聴】自己啓発を重ねても答えが見えないとき

座禅をいくらしたって、悟りも開けなければ、仏も見えない。でも、出家は奉仕の人生を送ることだと、やっと答えが出たの。

(瀬戸内寂聴)

出典:『家庭画報』1988年9月号(俳優・奥田瑛二氏との対談)
1988年、俳優の奥田瑛二との対談で、出家の意味を問われた寂聴はこう答えました。座禅をいくらしても悟りは開けず、仏も見えない。でも出家とは奉仕の人生を送ることだと、やっと答えが出たのだと。自己啓発を重ねても、劇的な答えが見つからない夜があります。落ち込まなくていい。大きな悟りより、目の前の誰かの役に立つことのほうが、案外、答えに近いのです。今日、隣の人を助けた小さな行動を一つ思い出してみる。地味な積み重ねこそ、答えそのものです。

名言21【瀬戸内寂聴】言いたいことを飲み込んだ会議のあとで

みんな、うまく生きるために、ほんとにいわなければならないこともいわなくなっているし、第一怒ることすら忘れていますよね。もっと人間は厳しくて純粋であることが大切なんですよ。

(瀬戸内寂聴)

出典:『家庭画報』1997年7月号(俳優・松本幸四郎[現・二代目松本白鸚]氏との対談)
1997年、俳優の松本幸四郎(現・二代目松本白鸚)との対談で、寂聴は現代人が本音や怒りを抑え込みがちなことを指摘しました。うまく生きるために、言うべきことを言わなくなり、怒ることさえ忘れている、と。波風を立てないために、言いたいことを飲み込んだ会議はないでしょうか。それでいいと自分を慰めなくていい。今日、本当に思ったことを一つだけ言葉にしてみる。手帳に「本音」を書き出すだけでもいいのです。純粋さは弱さではなく、自分を保つための厳しさです。

名言22【瀬戸内寂聴】何でも平均以上を求められて疲れたとき

一番はつまらない。私は優等生って、あまり認めないの。何か一芸に秀でた人に感動するんですよ。

(瀬戸内寂聴)

出典:『家庭画報』2003年12月号(哲学者・鶴見俊輔氏との対談)
2003年、哲学者の鶴見俊輔との対談で、寂聴は優等生的な完璧さより、何か一つに秀でた個性に惹かれると語りました。一番はつまらない、一芸に秀でた人にこそ感動する、と。何でも平均以上を求められ、疲れてしまう日があります。責めるべきは、一番になれない自分の価値ではありません。優等生である必要はなく、夢中になれる一つを持てばいい。自分が誰よりも時間を注いできたことを、ひとつ思い浮かべてみてください。それが、あなただけの一芸になります。

名言23【瀬戸内寂聴】「運が悪かった」と片付けたくなる夜に

人生を決めるのは、「運命」じゃない。その人の「気性」。

(瀬戸内寂聴)

出典:『家庭画報』2012年5月号(染織家・志村ふくみ氏との対談)
2012年、染織家の志村ふくみとの対談で、寂聴は人生を決めるのは運命ではなく、その人の気性だと語りました。「運が悪かった」と片付けたくなる夜があります。けれど本当に人生を左右するのは、外から来る巡り合わせではなく、それにどう向き合うかという自分の気性です。今日あった出来事に、自分がどう反応したかを一度だけ振り返ってみてください。運は選べなくても、気性は今日から育てられます。人生の舵は、思っているより自分の手の中にあるのです。

名言24【瀬戸内寂聴】「今さら」とやりたいことを飲み込むとき

やりたいことが見つかったら、年齢や経験なんて気にせずにやってみることです。100歳近く生きて感じることは、「しなかった」という後悔。それをして失敗した後悔は自分を許せます。

(瀬戸内寂聴)

出典:『婦人公論』2019年11月26日号
100歳近い年齢で、寂聴はこう語りました。やりたいことが見つかったら、年齢や経験を気にせずやってみなさい。長く生きて感じるのは、「しなかった」という後悔だと。「今さら」「経験もないのに」と、やりたいことを飲み込んでしまう瞬間があります。けれど本当に重いのは、挑んで失敗した後悔ではなく、しなかった後悔のほうです。今日、できる小さな行動をひとつだけ、実際に始めてみてください。やってみた失敗は、あとから自分を許せる後悔になります。

名言25【瀬戸内寂聴】失敗を悔やんで眠れない夜に

失敗をしたからって、悔やんだり自信を失う必要はまったくありません。失敗することで栄養をもらい、成長するのです。

(瀬戸内寂聴)

出典:『婦人公論』1999年9月22日号
1999年の婦人公論のインタビューで、寂聴は失敗を成長の糧と捉える考えを語りました。失敗したからといって、悔やんだり自信を失う必要はまったくない、失敗から栄養をもらって人は成長するのだ、と。失敗した夜、自分を責めて眠れなくなることがあります。落ち込んでいい。ただ、その出来事はあなたを苦しめるためではなく、成長の栄養として起きています。今日の失敗から気づいたことを一つだけ手帳に書いて閉じる。失敗とは、明日の自分を育てる養分なのです。

名言26【瀬戸内寂聴】「自分なんて」と自分を嫌いになりそうな夜に

この命は、私一人の命。それなのに自分が嫌いになってしまったら、生きている甲斐がないじゃないですか。

(瀬戸内寂聴)

出典:『婦人公論』1999年9月22日号
同じ1999年の婦人公論で、寂聴は自己肯定についてこう語りました。この命は自分一人の命、それなのに自分を嫌いになってしまったら、生きている甲斐がないではないか、と。「自分なんて」と自分を嫌いになりそうな夜があります。でもこの命は、誰のものでもない、あなた一人だけの命です。それを粗末に扱う理由は、どこにもありません。今日ひとつだけ、自分を責めた言葉の代わりに、自分を労う言葉を選んでみてください。自分を大切にすることは、わがままではなく責任です。

名言27【瀬戸内寂聴】「これ、チャンスかも」と胸がざわついたとき

運が来たなと勘が働かなきゃダメ。これは運だなと思ったら逃さない。

(瀬戸内寂聴)

「これ、チャンスかもしれない」と胸がざわついた瞬間、経験不足を理由に後ずさりしていないでしょうか。寂聴は、運が来たなと勘が働かなければダメ、これは運だと思ったら逃さないと語りました。その違和感こそが、勘の正体です。責めるべきは実力ではなく、これまで見送ってきた回数のほうです。今日感じた小さな「これだ」を、手帳に一行書き留めていい。運を逃さない人とは、心の動きを書き留め続けてきた人のことなのです。

名言28【瀬戸内寂聴】迷ったまま話を流してしまったとき

チャンスは人の一生に何度も来ない。

(瀬戸内寂聴)

昇進の話、転職の誘い、迷ったまま流してしまった夜はないでしょうか。寂聴は、チャンスは人の一生に何度も来ないと言い切りました。「まだ次がある」と自分を慰めたくなりますが、責めるべきは、慎重だった自分ではありません。ただ、次に心が動いた話が来たら、返事を一晩だけ延ばして寝かせてみる。迷いを抱えたまま踏み出すことも、チャンスへの応え方の一つです。何度も来ないからこそ、心が動いたという事実を、軽んじないでいいのです。
\ 生き方や働き方を見つめ直したくなったら /

瀬戸内寂聴の名言|心の持ち方・自由

瀬戸内寂聴は、五十一歳での出家や波乱の半生を経て、心のこだわりを手放すことの軽やかさを説き続けました。ここでは「自分をどう扱うか」「どう自由に生きるか」をめぐる二十の言葉を集めています。今の自分が少し窮屈だと感じるとき、そっと肩の力を抜く手がかりにしてください。

名言1【瀬戸内寂聴】「私なんか」と口にしそうなとき

「私なんか」というような子はここにはいらない。私という人間はこの世に一人しかいないのよ。
たった一人の自分に対して「私なんか」なんていうのは失礼よ。

(瀬戸内寂聴)

出典:『今を生きるあなたへ』(SB新書)/月刊「理念と経営」2023年9月号
晩年の寂聴を長く支えた秘書・瀬尾まなほに向けて語られた言葉だと記録されています。「私なんて、どうせ」という口癖は、気づかぬうちに自分を小さく折り畳んでいきます。でも、この世にあなたはたった一人しかいません。その唯一の存在に向かって「なんか」と言うのは、確かに少し失礼な話です。今日、心の中で「私なんか」とつぶやいた自分に気づいたら、ノートにその言葉を書いて線で消してみる。消した数だけ、自分を丁寧に扱えるようになっていきます。

名言2【瀬戸内寂聴】「自分だけ何もできない」と落ち込む夜に

100パーセントだめな人間なんて、どこにもいません。みんな、それぞれ素敵な美点をもっています。
自分のどこに美点があるのか、まずそれを探してみたらどうでしょう。

(瀬戸内寂聴)

出典:『婦人公論』1999年9月22日号
婦人公論1999年の誌面で語られた言葉として残っています。「自分だけが何もできない」と感じる夜、責めるべきはあなたの価値ではありません。欠点にばかり目が向くのは、人間の脳が持つ癖にすぎないのです。100パーセントだめな人などどこにもいないと寂聴は言い切ります。今夜、ノートに「自分の美点」を三つ書いてみる。「話を最後まで聞ける」でもいいのです。書いた瞬間、その美点はもうあなたの中に確かに存在しています。

名言3【瀬戸内寂聴】「何のために生きているのか」と問う夜に

あなたがこの世に生きて送り出されたのは、誰かを幸せにするためなんですよ

(瀬戸内寂聴)

出典:『寂聴・京都法話集』CD全12巻(ユーキャン)
ユーキャンの法話集に収められた、寂聴が繰り返し説いた言葉です。「自分は何のために生きているのか」と問い続けた夜があります。でも、あなたは気づかないところで、すでに誰かの力になっています。大きな使命を掲げなくていいのです。今日、誰かの表情がふっと和らいだ瞬間を、ひとつ思い出してみてください。それが、あなたが誰かを幸せにした確かな証です。送り出された意味は、そんな小さな場面の中にもう宿っています。

名言4【瀬戸内寂聴】「自分がいなくても変わらない」と感じる朝に

何のために、この世に生まれたか。それは、何か知らない宇宙の大きな生命が、あなたが世の中の役に立つと思って生んでくれているんですよ。
そこに存在するだけで、周りを明るくしたり、なごませたり、何かに役立ち、誰かを幸せにしているんです。

(瀬戸内寂聴)

出典:『寂聴 あおぞら説法Ⅰ』(光文社)P.81-88
岩手・天台寺の青空説法で語られ、著書『寂聴 あおぞら説法Ⅰ』にも収められた言葉です。「自分がいなくても何も変わらない」と思う朝があります。でも、あなたが隣にいるだけで笑顔になった人の顔を、きっと思い出せるはずです。大きな理由なんていりません。誰かに「助かった」と言われた記憶を、ひとつ辿ってみてください。そこに存在したこと自体が、もう誰かのための役割を果たしていたのだと気づけます。

名言5【瀬戸内寂聴】無理がたたって体が止まったとき

病気は神さまの与えてくださった休暇

(瀬戸内寂聴)

無理を重ねてきた体が、ある日ふいに止まります。そんなとき、休むことに罪悪感を持たなくていいのです。寂聴は病気を「神さまの与えてくださった休暇」と受け取り直しました。つまり、休む理由をわざわざ探さなくていいということです。今日だけは、何も生み出さなくていい。横になって、窓の外の空をぼんやり眺めるだけでいいのです。その静かな時間こそが、回復に向かう最初の一歩になっていきます。

名言6【瀬戸内寂聴】失敗が何十倍にも大きく見える日に

人は不幸のときは一を十にも思い、幸福のときは十を一のように思います。

(瀬戸内寂聴)

失敗した日は、その痛みが何十倍にも膨らんで見えます。逆に、うまくいった日は気づかないうちに流れ去っていきます。これはあなたの性格の弱さではなく、人間の心に共通する仕組みだと寂聴は見抜いていました。だからこそ、意識して埋め合わせていいのです。今夜、「今日うまくいったこと」を三つだけ手帳に書いて閉じてみる。十を十のまま受け取れる日が、少しずつ増えていくはずです。

名言7【瀬戸内寂聴】毎日を「当たり前」と流してしまうとき

この世に当たり前のことなど一つもなく、すべては有り難いことなのです。

(瀬戸内寂聴)

出典:『今を生きるあなたへ』(SB新書、瀬尾まなほとの共著)
晩年、秘書の瀬尾まなほとの共著『今を生きるあなたへ』に収められた、感謝についての言葉です。今朝、目が覚めた。電車に乗れた。誰かに話しかけてもらえた。「当たり前」と流していたその一つ一つが、実は奇跡の連なりだと寂聴は説きます。今夜、布団に入ったら「今日当たり前にできたこと」を三つ、心の中で数えてみてください。数え終えたとき、胸の中に小さな有り難さが静かに灯るはずです。

名言8【瀬戸内寂聴】一日中、顔が曇ったままの日に

少なくとも一日五回は笑うこと

(瀬戸内寂聴)

気づけば一日中、表情が曇ったままの日があります。笑うきっかけを待っているだけでは、一日五回はなかなか訪れません。寂聴は、笑いは自分からつくっていいものだと考えていました。おもしろい動画でも、昔の写真でも、ふとした言い間違いでもいいのです。五回笑えた日は、手帳の端に小さな印をつけてみる。それだけで、笑いを待つ人から、笑いを選び取る人へと少しずつ変わっていけます。

名言9【瀬戸内寂聴】「こうあるべき」に縛られて動けない夜に

自由に生きるとは、心のこだわりをなくすことです。自分の心を見つめて、ひとつでもふたつでも、そこに凝り固まっているこだわりをほぐしていくことが大切です。

(瀬戸内寂聴)

「こうあるべき」に縛られて、身動きが取れなくなる夜があります。寂聴の言う自由とは、こだわりをすべて一気に手放すことではありません。まず自分の心を静かに見つめることから始まります。今日ひとつだけ、心にこびりついた「こうすべき」を選んで、どう緩められるか考えてみてください。一度に自由になれなくていいのです。凝り固まった思いを一つほどくたびに、その分だけ心は軽くなり、呼吸がしやすくなっていきます。

名言10【瀬戸内寂聴】しがらみに縛られ息苦しいとき

人間は生きている以上、自由であるべきよね。

(瀬戸内寂聴)

役割やしがらみに縛られ、身動きが取れないと感じる日があります。その息苦しさは、あなたの弱さではありません。生きている以上、人は自由であっていいと寂聴は言い切りました。まず、手帳に「本当はこうしたい」を一つだけ書いてみる。誰かに見せる必要はありません。自由とは、大きく環境を変えることではなく、まず自分自身に「そう望んでいい」と許可を出すところから静かに始まっていきます。

名言11【瀬戸内寂聴】評価や失敗への恐れに縛られる日に

人間が幸福になるとは、心にこだわりを持たなくなり、何ものも畏れなくなること。

(瀬戸内寂聴)

出典:ハルメクこれからの生き方
五十一歳で出家した寂聴は、俗世のこだわりを手放したことで心身が驚くほど軽くなったと語っています。「もっと評価されたい」「失敗したらどうしよう」。そんな恐れに縛られる日、責めるべきはこだわりを手放せない自分の弱さではありません。幸福とは、握りしめていたものを一つ手放すたびに、静かに近づいてくるものです。今日は、こだわっていたことをたった一つだけ、そっと手放してみればいい。

名言12【瀬戸内寂聴】選んだ道がうまくいかず人のせいにしたくなる夜に

大人になったら、そうすべきでしょう。自分で決めたことは、自分で責任を持たなくてはいけません。

(瀬戸内寂聴)

出典:『今を生きるあなたへ』(SB新書)
秘書の瀬尾まなほとの対話をまとめた『今を生きるあなたへ』で、人生の選択は他者に委ねず自分で決めるべきだと語った言葉です。自分で選んだ道なのに、うまくいかないと誰かのせいにしたくなる夜があります。でも、大人になるとは、自分で決めたことに自分で始末をつけられることです。今日、「これは自分で選んだ」と声に出して言ってみてください。責任を引き受けた分だけ、その選択は確かに自分のものになっていきます。

名言13【瀬戸内寂聴】何度も相談してからでないと決められないとき

誰かに相談して、判断してもらうといっても、ほとんどの場合、自分ではどうしようか、だいたい決めているものです。

(瀬戸内寂聴)

出典:『今を生きるあなたへ』(SB新書)
同じ『今を生きるあなたへ』の一節で、寂聴は、外に答えを探す前に、人は自分の中でだいたい決めているものだと指摘しました。上司に、友人に、何度も相談してから決めたい夜があります。それは迷っているのではなく、本当は自分の答えを確かめたいだけかもしれません。責めるべきは優柔不断さではありません。相談する前に、ノートに「本当はどうしたいか」を一行だけ書いてみる。そこに現れた言葉が、もう決めているあなたです。

名言14【瀬戸内寂聴】つい素っ気ない返事をしてしまう日に

愛語を実践してみると、いつの間にか幸せがあなたを取り囲んでいます。

(瀬戸内寂聴)

出典:『あなたの心に青空を』(光文社、2021年)
寂聴は著書『あなたの心に青空を』で、道元禅師の説く「愛語」、つまり面と向かって語る優しい言葉の教えを引いています。忙しさに追われ、つい素っ気ない返事をしてしまう日があります。でも、幸せはいつも大きな出来事から来るとは限りません。責めるべきは余裕のなさではなく、今日からの一言です。「ありがとう」と「助かった」を一つずつ声に出してみる。優しい言葉は、いつかあなたを取り囲む幸せになって返ってきます。

名言15【瀬戸内寂聴】体がだるく気持ちまで沈む朝に

健康でいるためには、心が何より大事です。そして、自分のやらなくてはいけないことを毎日一所懸命にするのが、元気の秘訣。

(瀬戸内寂聴)

出典:『婦人公論』2014年5月7日号
婦人公論の誌面で、寂聴は心の持ちようと日々の努力こそが健康の秘訣だと語りました。体がだるい朝は、気持ちまで一緒に沈んでしまいます。でも元気のもとは、万全な体調そのものではなく、心を整えて「今日やるべきこと」を一つ一所懸命にやることだと寂聴は言います。手帳に書いた予定のうち、まず一つだけ手をつけてみる。心が動きだせば、体はあとから少しずつついてくるものです。

名言16【瀬戸内寂聴】疲れた顔のまま一日を終えそうなとき

大切なのは、笑顔でいること。仏教では「和顔施(わがんせ)」という言葉があります。
相手に笑顔を施すというのが一つの徳になる。幸せというのは笑顔に集まってくるもの。

(瀬戸内寂聴)

出典:『婦人公論』2013年2月7日号
婦人公論のインタビューで、寂聴は仏教の「和顔施(わがんせ)」の教えを引きながら、笑顔と幸福の関係を語りました。疲れた顔のまま一日を終えそうになる日があります。でも和顔施とは、笑顔を人に施すこと。それは誰でも今すぐ贈れる徳だと寂聴は説きます。今日、隣にいる誰かと目が合った瞬間だけ、意識して口角を上げてみる。幸せは待つものではなく、笑顔に引き寄せられて集まってくるものです。

名言17【瀬戸内寂聴】追い詰められて笑うことすら忘れた日に

人間は笑わなきゃダメ。どんな時でも笑えたら、その瞬間に気が楽になる。

(瀬戸内寂聴)

九十歳を過ぎても、寂聴は法話の場で笑顔を絶やさず、人を励まし続けました。追い詰められて、笑うことすら忘れてしまう日があります。でも、どんなときでも一瞬だけ笑えたなら、その瞬間だけ気持ちがふっと軽くなります。今日、鏡の前でも、スマホのカメラの前でもいい。わざとでいいから口角を上げてみる。笑顔は状況そのものを変えなくても、あなたの気持ちを今すぐ軽くしてくれます。

名言18【瀬戸内寂聴】満たされているのに満たされない夜に

幸せとは「自由」ということに尽きる。要は自分がしたいことがやれているかどうか。

(瀬戸内寂聴)

出典:SPUR「まずは、自分のことを愛しなさい」(数え年95歳インタビュー)
数え年九十五歳のインタビューで、寂聴は、女性の幸せは結婚に限られず、自分のしたいことができているかどうかにあると語りました。評価も収入も足りているのに、なぜか満たされない夜があります。責めるべきは欲張りな自分ではありません。問うべきは「これは本当に自分がしたいことか」の一点だけです。誰にも頼まれていないのに、本当はやりたかったこと。それをひとつ、今日思い出してみてください。自由とは、そのひとつを選び直す力のことです。

名言19【瀬戸内寂聴】状況が変わるのをただ待ってしまう夜に

幸せをつかむには、自分たちで行動を起こさなくちゃ。

(瀬戸内寂聴)

出典:SPUR「まずは、自分のことを愛しなさい」
同じインタビューで、寂聴は、環境を変えたいなら自分から行動を起こすことが必要だと語りました。状況が変わってくれたらと、ただ待ってしまう夜があります。落ち込んでいいのです。ただ、責めるべきは行動力のなさではなく、待つことに慣れてしまった習慣のほうです。今日、変えたいことをたった一つだけ選んで、小さく動いてみる。幸せは向こうから訪れるのではなく、自分が動いた先で出会えるものです。

名言20【瀬戸内寂聴】報われない努力に意味を見失う夜に

必ず何らかの花を咲かせます。生きたあかしですよ。

(瀬戸内寂聴)

好きなことに打ち込めば、たとえ大きな成功に届かなくても、それは生きた証になる。寂聴はそう語り、努力そのものに花が宿ると説きました。誰にも気づかれない努力を続けて、意味があるのかと疑う夜があります。落ち込んでいいのです。ただ、続けてきたことは必ずどこかで形になります。今日続けたことを、寝る前にひとつだけ認めてあげてください。それは確かに生きてきた証として、いつかあなたにしか咲かせられない花になります。
\ いい言葉は「目に入る場所」に /
心を軽くする言葉は、思い出そうとするより「目に入る」ほうが長続きします。「ポケットAnchor」は、アプリ独自の名言コレクションから毎日ひとつ、ロック画面に言葉を届けてくれます。今日ここで響いた感覚を、明日からも受け取り続けられます。

瀬戸内寂聴の名言|老い・死・晩年

51歳で出家し、99歳で生涯を閉じるまで書き、祈り続けた瀬戸内寂聴。多くの死別を見送り、みずからの老いと病を生き抜いた人だからこそ、その言葉には老いや死を恐れず今を生きる力が宿っています。ここでは晩年の心のあり方を照らす17の言葉を集めました。

名言1【瀬戸内寂聴】「遠回りばかりしてきた」と感じる夜に

たくさん経験をしてたくさん苦しんだほうが、死ぬときに、ああよく生きたと思えるでしょう。逃げていたんじゃあ、貧相な人生しか送れませんわね。

(瀬戸内寂聴)

恋も別れも世間の批判も、避けずに正面から受け止めてきた寂聴さんだからこそ言える言葉です。「また遠回りをした」と思う日があっても、責めるべきは自分の選択ではありません。たくさん苦しんだ分だけ、いつか「ああ、よく生きた」と言える日に近づいていく。今日の不格好な挑戦も、いつか誇れる経験に変わります。ノートに「今日苦労したこと」を一行だけ書いて閉じる。それが、経験を積み重ねる最小の作法になります。

名言2【瀬戸内寂聴】「また空気を読んでしまった」と気づく夜に

年を取るということは、人の言うことを聞かないでいいということだと思います。あとちょっとしか生きないんだからと好きなことをしたらいいんです。周りを気にして人生を狭く生きることはありません。

(瀬戸内寂聴)

出家後、天台寺で誰にでも語りかけた寂聴さんは、晩年ほど自由に生きた人でした。人の目を基準に選び続けていると、気づかぬうちに人生は少しずつ狭くなっていきます。年齢を重ねるとは、自分の軸を取り戻す許可を、少しずつ受け取っていくこと。「本当はどうしたいか」を、今日ひとつだけ自分に尋ねてみてください。誰の許可もいりません。自分の残りの時間を、自分の好きなことで満たしていく。それは何歳からでも始められます。

名言3【瀬戸内寂聴】予想外の出来事に打ちのめされたとき

人生にはマサカという坂がある

(瀬戸内寂聴)

出典:『ハルメク』2013年9月号インタビュー
2013年、91歳のインタビューで語った言葉です。仏教の「無常」の考え方をふまえ、予期せぬ出来事に備える心の構えを説きました。まさか、こんな展開になるとは。異動、失恋、体調の変化。人生はこちらの計画通りには進みません。でも「まさか」は失敗ではなく、人生が用意したもうひとつの坂道です。責めるべきは自分の判断力ではありません。今日ひとつ、予想外だったことをメモに書き、「これも道か」と静かに添えてみる。そう思えたとき、坂はただの景色に変わります。

名言4【瀬戸内寂聴】ひとりの時間に落ち込みそうなとき

人生の秘訣は、孤独を飼い馴らすこと。

(瀬戸内寂聴)

出典:『寂聴 九十七歳の遺言』(朝日新書、2019年)
97歳の遺言的な一冊に収められた言葉です。多くの人に囲まれながらも、書斎でひとり原稿に向かい続けた作家の実感がにじみます。電車でふと窓の外を眺める、あの静かな時間。落ち込んでいるのではなく、ただ一人でいるだけ。その孤独は、逃げるものではなく飼い馴らすものだと寂聴さんは言います。昼休みに10分、誰とも話さず手帳とだけ向き合ってみる。ひとりの静けさは、他人の声に埋もれた自分を、もう一度取り戻す入口になります。

名言5【瀬戸内寂聴】「これで良かったのか」と迷い続ける日に

死ぬ時は、みんな顔がとても美しくなる。あなたも私も、一番いい顔で死んでいくんです。

(瀬戸内寂聴)

出典:『寂聴 九十七歳の遺言』(朝日新書、2019年)
同書の第五章「死ぬ喜び」に収められた、死を穏やかに受け入れた洞察です。多くの人を見送ってきた寂聴さんの言葉だからこそ、静かな説得力があります。「これで良かったのだろうか」と迷いながら生きていても構いません。完璧な人生でなくても、人は一番いい顔で終われる。今日の自分を責める必要はないのです。積み重ねてきた日々は、いつか最も美しい表情として結実していく。あなたの顔は、今まさにそのために育っている途中なのだと思えてきます。

名言6【瀬戸内寂聴】「どうせ失敗するかも」と二の足を踏むとき

死んだら死にっきり、一度ぐらい死んでみないと損。

(瀬戸内寂聴)

出典:『寂聴 九十七歳の遺言』(朝日新書、2019年)
97歳の書籍に収められた、死を恐れず前向きに受け入れる軽妙な一言です。深刻になりがちな死を、寂聴さんはこんなふうに笑い飛ばしました。「どうせ失敗するかも」と二の足を踏んでいる、そのこと。死ぬほど怖いなら、いっそ一度やってみればいい。死んだら死にっきり。この言葉は、迷っている時間こそが一番もったいないと教えてくれます。今日、ずっと先送りにしてきたひとつだけ、不格好でいいから始めてみる。動き出した瞬間に、怖さは少し軽くなります。

名言7【瀬戸内寂聴】答えの出ない不安を抱えた夜に

いざ死んだら、怖さも懐かしさも無になると私は思います。もちろん、まだ一度も死んでいないから、本当のところはわかりませんが、死んだら無という気がしますね。

(瀬戸内寂聴)

出典:ハルメクup インタビュー(2018年、96歳時)
96歳のインタビューで、死後について率直に語った言葉です。得度して僧侶となり、生と死を見つめ続けた寂聴さんでさえ、「本当のところはわかりません」と正直に認めました。「この不安は、いつ消えるんだろう」と思っても、答えが出なくて当然なのです。わからないまま前へ進んでいい。今日感じた問いを、無理に答えを出そうとせず、ノートに一行だけ書いて閉じる。それで十分です。わからなさを抱えたまま歩けることも、ひとつの強さなのだと思えてきます。

名言8【瀬戸内寂聴】「もう40代だから遅い」と諦めかけたとき

年齢というのは自分で何才だと思った瞬間から、その年になるんです。

(瀬戸内寂聴)

出典:『愛に始まり、愛に終わる 瀬戸内寂聴108の言葉』(宝島社、2021年)
2021年、99歳で亡くなった年に編まれた言葉集に収められています。晩年まで執筆と法話を続けた寂聴さんの、年齢にとらわれない生き方そのものが表れた一言です。「もう40代だから遅い」と、心のどこかで諦めていないでしょうか。年齢は、自分がそう思った瞬間にその重さになる。だとすれば、今日から「まだ始められる年齢だ」と思い直すだけでいいのです。「これから始めること」をひとつ、今日決めてみてください。それが、自分で決めた年齢の出発点になります。

名言9【瀬戸内寂聴】同じ壁にぶつかり続けているとき

年をとったらマインドチェンジが必要です。考え方を変えること、ものの見方をちょっとずらすこと。

(瀬戸内寂聴)

出典:『愛に始まり、愛に終わる 瀬戸内寂聴108の言葉』(宝島社、2021年)
51歳での出家という大きなマインドチェンジを自ら実践した寂聴さんらしい言葉です。同じやり方で壁にぶつかり続けているなら、それは意志の弱さではなく、ただの習慣かもしれません。大きく変える必要はないのです。ものの見方を、ほんの少しずらすだけでいい。今日、誰かへの「なぜこうするんだ」という思いを、「どんな理由があるんだろう」と一度だけ置き換えてみる。視点がずれた分だけ、これまで動かなかった壁が、少し違って見えてきます。

名言10【瀬戸内寂聴】おしゃれをする気にもなれないとき

いくつになってもおしゃれ心を失わないこと、好奇心を失わないこと、若い人と付き合うこと。これが、若さを保つ秘訣です。

(瀬戸内寂聴)

90歳を超えても鮮やかな色の法衣をまとい、若い世代と対話を続けた寂聴さん。その生き方そのものが、この言葉の証明でした。「おしゃれをする気にもなれない」「好奇心が湧かない」。それは、疲れているサインです。責めなくていいのです。ただ今日、小さな好奇心をひとつだけ拾ってみる。気になったお店に入る、読みかけの本を一ページ開く。若さとは年齢ではなく、今日も何かに興味を持てること。その一歩は、いくつからでも踏み出せます。

名言11【瀬戸内寂聴】「もう若くない」と焦る夜に

最近は、何だか「死ぬ日」はまだまだ先のような気がしているんです。

(瀬戸内寂聴)

出典:ハルメクここだけの話
92歳で腰椎圧迫骨折と胆のう癌を患い、それを乗り越えた寂聴さんが、96歳になった時点で語った言葉です。大病のあとにむしろ若返ったような感覚を抱いていたことがうかがえます。「もう若くない」と焦る夜、その焦りは責めなくていいのです。先の日をまだ遠いと思えるかどうかは、年齢よりも心の向き方で決まります。眠る前に「これからやりたいこと」を、ひとつ思い描いてみてください。死ぬ日をまだ先だと思える限り、今日はいつだって始まりの日になります。

名言12【瀬戸内寂聴】終わりを想像して不安になる夜に

死ぬのは怖くないし、私は何だかケロッとしていますね。

(瀬戸内寂聴)

出典:ハルメクここだけの話
複数の大病を経験しながら、死への恐怖を持たない心境を語った言葉です。数えきれない別れを見送り、自らも病を越えてきた寂聴さんだからこそ届く軽やかさがあります。死や終わりを想像して不安になる夜があっていい。怖さを、無理に消そうとしなくていいのです。ただ「今日やれたこと」をひとつ書き留めてみる。積み重ねた今日が増えるほど、明日への構えはケロッと軽くなっていく。恐れないとは、今日を丁寧に生きた人にだけ、静かに許される軽さなのだと思います。

名言13【瀬戸内寂聴】うっかりミスをして落ち込む日に

だって100だものね。仕方がない。

(瀬戸内寂聴)

出典:ハルメクこれからの生き方(追悼記事)
数えで100歳を迎えた年、足腰の衰えや転倒について語った際の言葉で、スタッフとの合言葉にもなっていたそうです。物忘れやうっかりミスをして、落ち込む日があります。でも、年齢や積み重ねてきた年月を、必要以上に責めなくていいのです。「だって、これだけ生きてきたんだもの。仕方がない」。そう笑って受け流せる図太さもまた、生きる知恵のひとつ。今日のミスは、「まあ、仕方がない」とひとつ笑って手放せば十分です。自分を許せる人ほど、また前へ進んでいけます。

名言14【瀬戸内寂聴】死という言葉が重くのしかかる夜に

死についても楽しく考えた方がいい。

(瀬戸内寂聴)

出典:『寂聴 九十七歳の遺言』(朝日新書、2019年)
97歳で著したこの本の「死ぬ喜び」の章などで、作家人生を賭けて生と死を語った一節です。歳を重ねるほど、死という言葉が重くのしかかる夜があります。怖がる自分を、責めなくていいのです。ただ、死を暗く考えるほど今日が縮こまってしまうなら、いっそ楽しく想像してみる。「死ぬまでにやりたいこと」を、手帳にひとつ書き足す。死を楽しく考えられた分だけ、生きる時間も少し身軽になっていく。終わりを見つめることは、今日を大切にすることと、地続きなのです。

名言15【瀬戸内寂聴】白髪や衰えに焦る瞬間に

老いることに誇りを持ちましょう。

(瀬戸内寂聴)

99年を生き抜き、晩年まで書き、祈り続けた寂聴さんだからこそ、この一言には重みがあります。白髪や体力の衰えに、ふと焦る瞬間があります。けれど年齢は、失うものではなく、積み重ねてきた時間の証です。落ち込む必要はありません。手帳に、この一年でできるようになったことをひとつ書いてみればいい。老いは後退ではなく、誇っていい記録なのです。刻まれた時間の分だけ、あなたは確かに深くなっている。それは、誰にも奪えないあなたの財産です。

名言16【瀬戸内寂聴】「もう若くないから」と挑戦を諦めそうなとき

今、私の法話に来てくれる50代以上の人々は、みなさんとても若くてきれい。今の50代や60代というのは、女の花盛りのように見え、開花しきった魅力にあふれています。

(瀬戸内寂聴)

出典:ハルメクこれからの生き方(90歳の時のインタビュー)
90歳になった年、自らの法話に集う人々を見つめて語った言葉です。天台寺での青空説法をはじめ、生涯にわたり悩める人と向き合い続けた寂聴さんの目に映った、等身大の実感がこもっています。「もう若くないから」と挑戦を諦めそうになる瞬間があります。でも50代、60代は衰えの時期ではなく、花盛りのように開花しきる季節です。今日、後回しにしていた習い事や趣味の情報を、ひとつだけ調べてみる。年を重ねることは、魅力を失うことではなく、咲かせていくことなのです。

名言17【瀬戸内寂聴】「もう先が短い」と気持ちが縮こまる日に

あなたはまだ60代で、輝かしいほど若い。好きなこと、楽しみを見い出すことで、生きる意味が必ず見えてくるはずです。

(瀬戸内寂聴)

出典:ハルメクこれからの生き方
悩みを抱えた60代の読者に向けて、好きなことに楽しみを見出す大切さを語った言葉です。90歳を超えてなお現役で書き続けた寂聴さんから見れば、60代はまだ人生の入口なのかもしれません。「もう先が短い」と気持ちが縮こまる日があります。でも、責めるべきは残りの時間の長さではなく、好きなことを見失っていた自分のほう。今日、昔好きだったことをひとつ、記憶の棚から取り出してみてください。楽しみを見つけた瞬間から、生きる意味は静かに、確かに見えてきます。
\ 明日からも、ひとことずつ /
今日出会った言葉を、明日も、来週も。「ポケットAnchor」なら、20種類以上のカテゴリから選ばれた言葉が毎朝ロック画面に届きます。人生のどんな季節にいても、その日の一歩にそっと寄り添うひとことを。

まとめ|瀬戸内寂聴の名言が教えてくれること

瀬戸内寂聴の言葉をたどっていくと、ひとつの芯が見えてきます。それは「生きることは、愛すること。愛することは、許すこと」という、彼女が生涯くり返した信念です。人を許し、そして自分をも許しながら、丸ごとの自分で前へ進んでいく。彼女の名言は、完璧でない自分を責めてしまう夜に、そっと肩の力を抜かせてくれます。
今日響いた一言があったら、手帳や心のどこかに書き留めておいてください。言葉は、必要なときにまた思い出されて、あなたの背中を押してくれます。迷いながらでも歩き続けるあなたを、瀬戸内寂聴の言葉はきっと励まし続けてくれるはずです。

瀬戸内寂聴さんの書籍

瀬戸内寂聴の書籍
この記事で紹介した名言の多くは、次の書籍や講演の記録から採録しています。寂聴さんの言葉をより深く味わいたい方は、原典にあたってみてください。

瀬戸内寂聴の名言をテーマ別にもっと読む

「今のこの気持ちに効く言葉が読みたい」というとき用に、瀬戸内寂聴の名言をテーマごとにまとめた記事も用意しています。気になる悩みから選んでみてください。
また、本サイトの運営チームから書籍のご案内です。「自己肯定感を高める」ことにフォーカスして珠玉の100の名言をまとめた本『自己肯定感を高める名言100』を出版しました。ありのままの自分を受け入れられるようになる言葉を集めています。
\ Kindle Unlimitedなら無料で読める /
自己肯定感を高める名言100
心に残った言葉は、流さないでください。ポケットAnchorなら、今日響いた一言を日常に残せます。
ポケットAnchorポケットAnchor
収録名言数 No.1
毎朝、あなたに響く
言葉が届く。
哲学者・偉人・起業家――3,000以上の確かな言葉が、毎日あなたを待っている。
  • 🔔毎日通知&ウィジェットで、言葉を受け取る
  • ✏️自分の言葉・今日やることをウィジェットに残せる
  • 📚3,000以上の名言から、自分に響く言葉に出会える
※主要名言アプリにおける偉人の名言収録数 No.1(2026年6月、自社調べ)
まずは無料で、毎朝の名言を受け取るApp Storeからダウンロード名言ウィジェット「ポケットAnchor」
7:12
6月18日(水)
ポケットAnchor
人生に遅すぎることはない。今日、新しい何かを始めることができる。
— ジョージ・エリオット
人生に遅すぎることはない。今日、新しい何かを始めることができる。
— ジョージ・エリオット
ポケットAnchor