プロダクトマネージャーの転職・求人に強いおすすめの転職エージェント
効率的に転職活動を進めるためには、業界に精通した転職エージェントを利用することをおすすめします。
今回は、おすすめの転職エージェントを紹介するとともに、プロダクトマネージャーへの転職を成功させるためのポイントなどをご紹介しますので参考にしてください。
※本ページではアフィリエイト広告を利用しています。
プロダクトマネージャーとは?
プロダクトマネージャーは略して「PdM」と言うこともあり、IT業界が台頭するにつれてよく聞かれるようになってきた職種名です。
企業のプロダクト(製品)に対しての統括者ならびにプロダクトの最終意思決定者で、製品やサービスの開発、改善、市場投入までの一連のプロセスを統括する職種になります。
市場調査やユーザー・顧客のニーズ、社内関連部門からの声などを分析し、新しいアイデアや機能を立案し、開発チームやデザイナーと連携して戦略や目的に適合したプロダクトを開発します。
プロダクトマネージャーはリーダーシップとコミュニケーション能力が求められる他、専門スキルとしてデータ分析やプロジェクトマネジメント、一定のエンジニアリングに関する知識(※ここは会社の中の文化や役割によって求められるレベルが変わる)などの知識・スキルも必要です。
最終ゴールは顧客満足度を高め、ビジネスの成功を導くことで、カバー範囲が広いことから「ミニCEO」と呼ばれることもあります。
それくらい、プロダクトマネージャーはやりがいが大きい職種・役割と言えます。
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プロダクトマネージャーの転職市場と平均年収
プロダクトマネージャーの転職に関わる市場の状況と平均年収について、簡単に説明いたします。
1)プロダクトマネージャーの転職市場動向
プロダクトマネージャーの転職市場は、デジタルトランスフォーメーションやテクノロジーの進化に伴って、年々需要が高まっています。
スタートアップから大手企業まで、幅く広く多くの企業が自社の製品・サービスを強化・改善しようと求めており、それらを取りまとめることができるプロダクトマネージャーへの需要が増加しています。
この結果、競争力のあるオファー条件(給与や福利厚生など)が提示されることが多く、プロダクトマネージャー職の転職市場は活況を呈しています。
ただし、求人の内容や企業規模によって求められるスキルセットや経験が異なるため、転職活動においては自身のキャリアゴールと市場のニーズを見極めることが重要です。
今後もIT技術の発展や企業のデジタル化が進むことから、プロダクトマネージャーの市場価値は高まることが予想されます。
2)プロダクトマネージャーの平均年収
プロダクトマネージャーの平均年収は、経験やスキルセット、企業規模や企業のその時の業績、業種などによって異なりますが、一般的には600万円~1000万円程度がボリュームゾーンです。
キャリア初期のプロダクトマネージャーは、平均年収が600万円~800万円程度ですが、経験が豊富で高い専門知識やマネジメントスキルを持つシニアプロダクトマネージャーやディレクターになると、特にプロダクトマネージャーの需要が高まっている状況と市場に該当する人材自体が多くないこともあり、年収は1000万円を超えることはざらにあります。
また、スタートアップやベンチャー企業では、基本給が若干低めに設定されていることが一般的ですが、株式報酬やインセンティブなどの成果報酬が加わることで、総年収が大手企業と同等かそれ以上になるケースもあります。
プロダクトマネージャーの年収は、実績や責任範囲、影響力に応じて変動しますので、転職時には自身のスキルや経験を十分にアピールし、適切な年収交渉を行うことが重要です。
3)プロダクトマネージャーはなぜIT業界で需要が高いのか?
IT業界においてプロダクトマネージャーの需要が高い理由は、デジタル技術の急速な発展と、ビジネス環境の変化に伴う製品・サービスのイノベーションが求められるからです。
DXの波が押し寄せ、IT業界が伸び盛りであり、IT関連プロダクトや受託サービスなどを提供する企業が増えていますが、それにより競合他社が増えているのも事実です。
その中で各社が自社プロダクトの購入・利用継続につなげるためにもプロダクト全体の統括ができ、より良いプロダクトにしていくPDCAサイクルを早く回せるプロダクトマネージャーが必要であるため、需要が増えています。
プロダクトマネージャーの求人が多い転職エージェント10選
プロダクトマネージャーは企業の売り上げや経営にも影響する責任あるポジションであるため、求人募集を行う際には競合他社に情報が漏れないよう、転職エージェントで非公開で募集を行う企業も多いです。
そのため、プロダクトマネージャーへの転職をお考えであれば転職エージェントの利用がおすすめです。
中でも特に求人が多い10社を紹介します。転職エージェントによって保有している求人が異なることと、エージェントとの相性もありますので、2-3社は必ず登録することをお勧めします。
もし悩んだら上の方からピンと来る転職エージェントを3社ピックアップして、まずは登録だけでもしてみましょう。
それではまず、特に求人数が多くて編集部おすすめの転職エージェントを3つ紹介します。
プロダクトマネージャー向け転職エージェント1:リクルートエージェント
リクルートエージェントは総合型の転職エージェントで、求人数の多さは日本トップです。
人材業界最大手のリクルートが運営しており、都市・地方問わず、多くのプロダクトマネージャー求人を保有しています。
また、IT業界の非公開求人も多いため、他サイトや転職エージェントでは出会えないプロダクトマネージャーの求人も見つかるでしょう。
IT業界での転職支援実績が豊富であり、データにもとづく求人紹介やアドバイスを受けられたり、これまでの経験を活かし企業スカウトなども受けることができます。
【公式サイト】https://www.r-agent.com/
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プロダクトマネージャー向け転職エージェント2:マイナビエージェント
マイナビエージェント はマイナビが運営する転職エージェントで、全国各地、地場に根付いたIT企業や新進気鋭のベンチャー企業など、多く求人を掲載しています。
職種別で求人検索が可能で、「プロダクトマネージャー」で絞って検索もできます。
また、キャリアアドバイザーからの連絡頻度も多く、プロダクトマネージャーを目指す上での書類作成アドバイスや面接対策などもしっかりサポートが得られます。
【公式サイト】https://mynavi-agent.jp/
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(※マイナビのプロモーションを含みます。)
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プロダクトマネージャー向け転職エージェント3:パソナキャリア(ハイクラス)
パソナキャリア(ハイクラス)は人材大手のパソナが運営している転職エージェントで、掲載求人の約半数が年収800万以上の求人であるなど、年収が高めの求人を多く取り扱っています。
転職すると年収は一時的に落ちることが多いですが、パソナキャリアを通じて転職をした方のうち67%の方が年収アップを叶えています。
また、他の転職エージェントや転職サイトには求人を出しておらず、大々的に中途採用を行っていないような大手IT企業の求人なども多く保有しています。
【公式サイト】https://www.pasonacareer.jp/
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ここまでで紹介した3つの転職エージェントが求人数が多くてオススメになります。
冒頭触れたように保有している求人にも違いがあるので、3つ程度は転職エージェントに登録した方がよく、まずはここまでで紹介したおすすめの3つの転職エージェントすべてに登録することと外れは少ない転職活動が進められると思います。
【編集部おすすめ】PdM向け転職エージェント
1.リクルートエージェント:求人数国内No1!まずは押さえの1社
2.マイナビエージェント: 20代支持率No.1!
3.パソナキャリア:ハイクラスに強い!
次に、さらにこれから7つの転職エージェントを紹介いたしますが、これらの中で最初の3つの転職エージェントと比較して特に魅力的だと感じたものがあれば、登録を入れ替えて検討する、という考え方で検討していくと、迷いが少なく、スムーズに転職エージェント選びができるでしょう。
では、ここから残り7つの転職エージェントをご紹介していきます。
プロダクトマネージャー向け転職エージェント4:ワークポート
ワークポートはIT求人が多いことで知られており、経験が浅い方でも応募が可能なプロダクトマネージャー求人も保有しています。
今後プロダクトマネージャーとしてのキャリアを目指していきたいという方は登録してみると良いでしょう。
キャリアアドバイザーのサポート力と書類選考の通過率に定評があり、自分一人では思うように転職活動を進められないという方や、書類選考がなかなか通過しないという方にも特におすすめです。
【公式サイト】https://www.workport.co.jp/
>> ワークポート(公式サイト)を見る
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\ IT系だったら特に登録おすすめ/
プロダクトマネージャー向け転職エージェント5:レバテックキャリア
IT関連企業の転職斡旋を得意とするレバレジーズ株式会社の傘下の会社が運営している、IT人材の転職に特化した転職エージェントです。
利用者満足度も高く、プロダクトマネージャーを目指す上でより効果的な書類・ポートフォリオ作成アドバイスや面接対策を受けられます。
IT専門転職エージェントであるため提供される情報やアドバイスのレベルも高く、プロダクトマネージャーを目指すIT関連従事者におすすめです。
【公式サイト】https://career.levtech.jp/
>> レバテックキャリア(公式サイト)を見る
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\ ITエンジニアに特におすすめ/
プロダクトマネージャー向け転職エージェント6:Geekly
Geeklyは株式会社Geeklyが運営しており、創業からITに特化して転職支援を行っているIT系特化型転職エージェントです。
転職者の77%が年収アップを成功させるなど、年収アップを目指す求職者にもおすすめの転職エージェントです。
キャリアアドバイザーによるキャリアヒアリングが丁寧であり、どのようなプロダクトのプロダクトマネジメントを行いたいかを伝えることで適した求人を紹介してもらえます。
【公式サイト】https://www.geekly.co.jp/G
>> Geekly(公式サイト)を見る
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\ IT・Web・ゲーム業界に強い/
プロダクトマネージャー向け転職エージェント7:type転職エージェント
株式会社キャリアデザインセンターが運営するtype転職エージェントは、キャリアアドバイザーからのサポートはもちろんのこと、サイトのコンテンツも充実しており転職に役立つ情報が得られます。
WEB面接での注意点や退職届の書き方などの「STEP別の転職ノウハウ」や、IT業界に携わる者として知っておきたい最新の「IT/Web業界の転職市場トレンド」についてもキャッチできます。
また、キャリアアドバイザーからのサポートの手厚さにも定評があります。
【公式サイト】https://type.career-agent.jp/
>> type転職エージェント(公式サイト)を見る
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\ IT転職に強い/
プロダクトマネージャー向け転職エージェント8:doda
国内最大手の人材紹介会社の一つ、パーソルキャリアが運営する転職エージェントで、転職サイトと転職エージェント両方を運営しておりどちらも多くのプロダクトマネージャー求人を保有しています。
キャリアアドバイザーのサポートが手厚いことに定評があり、業界ごとで担当が分かれているため、IT業界専任キャリアアドバイザーからの転職支援を受けられます。
また、定期的に業界別転職セミナーなども開催しているため、今すぐの転職は考えていない方も登録して情報を得ておくと良いでしょう。
【公式サイト】https://doda.jp/consultant/
>> doda転職エージェント(公式サイト)を見る
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\ 求人数も多く、定番のエージェント/
プロダクトマネージャー向け転職エージェント9:マイナビクリエイター
マイナビクリエイターはマイナビが運営するIT・Web業界に特化した転職エージェントで、首都圏や地方都市圏の求人を多めに取り扱っています。
担当するキャリアアドバイザーはIT・Web業界出身者がメインであるため、業界知識も豊富で目指したいキャリアや希望求人の詳細も伝えやすいのがメリットです。
専用ソフトを使わずにポートフォリオが作成できる「MATCHBOX(マッチボックス)」というサービスを展開しており、利用者からも好評となっています。
【公式サイト】
>> マイナビクリエイター(公式サイト)を見る
>> いますぐ登録する(無料)
(※マイナビのプロモーションを含みます。)
\Web・IT業界特化のエージェント/
プロダクトマネージャー向け転職エージェント10:エリートネットワーク
エリートネットワークは「職業紹介優良事業者」に認定されたこともある株式会社エリートネットワークが運営している転職エージェントです。
正社員の転職支援をメインとしており、掲載求人は年収1000万以上などの高年収帯の求人が多いことも特徴です。
プロダクトマネージャーの求人自体は他エージェントと比較するとそこまで多くはないものの、求職者と応募企業との相性が合うかを見極めながら求人紹介してくれるため、質の良い求人を見ることができます。
【公式サイト】 https://www.elite-network.co.jp/
>> エリートネットワーク(公式サイト)を見る
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\ 1000万円以上求人も多数/
プロダクトマネージャー職での転職エージェント選びのポイント
プロダクトマネージャー職での転職エージェント選びのポイントを3つ紹介します。
PdM向けポイント1)求人情報の質・量
まず、1つ目として「求人情報の質と量」がプロダクトマネージャー職の転職における転職エージェント選びの1つ目の重要なポイントとなります。その理由は、シンプルで自分にマッチした求人と出会いやすくなるからです。
プロダクトマネージャーは、業界や企業規模、プロダクトの種類など、多様な条件下で働く職種であり、自分に適したポジションを見つけることが成功のカギとなります。
求人情報が豊富な転職エージェントは、幅広い業界や企業規模の求人を取り扱っているため、自分のスキルや経験、希望に適した求人を見つける確率が高くなります。また、質の高い求人情報は、職務内容や企業の文化、待遇などが詳細に記載されており、自分がどのような環境で働くかを事前に把握することができます。
このように、求人情報の質と量が充実している転職エージェントを選ぶことで、自分に適したプロダクトマネージャー職への転職がスムーズに進められるため、とても重要なポイントとなります。
PdM向けポイント2)エージェントとの相性
2つ目として、「エージェントとの相性」がプロダクトマネージャー職の転職における転職エージェント選びの重要なポイントとなります。その理由は、自分にあった転職活動を円滑に進めるためのサポートが受けられるかどうかに大きく左右するからです。
転職エージェントは、自分に合った求人情報の提供だけでなく、履歴書・職務経歴書の添削や面接対策、企業との交渉など、転職活動全般をサポートしてくれます。エージェントとの相性が良ければ、自分の希望や状況を的確に理解してもらいやすく、効率的なサポートが受けられます。
特にプロダクトマネージャー職は、業界や企業規模、プロジェクトの内容などが多種多様であり、自分のスキルや経験を活かせるポジションを見つけるためには、エージェントとのコミュニケーションが重要です。相性の良いエージェントと出会うことで、効果的な転職活動が期待でき、理想的なプロダクトマネージャー職への転職が実現しやすくなります。
PdM向けポイント3)コンサルタントの専門性とサポート力
最後3つ目が、「コンサルタントの専門性とサポート力」です。コンサルタントのサポート力がプロダクトマネージャー職の転職における転職エージェント選びの重要なポイントとなる理由は、職種や業界の事を理解した上での適切なアドバイスやナビゲーションがキャリア形成に大きく影響を与えるからです。
プロダクトマネージャーは技術的知識やマネジメント能力、コミュニケーションスキルなどが求められる職種であり、転職活動においても、自身の強みや経験を適切にアピールすることが重要です。コンサルタントのサポート力が高い転職エージェントは、業界知識や求人動向に精通しており、個々の状況に応じた具体的なアドバイスが期待できます。
また、サポート力の高いコンサルタントは、面接対策や交渉力の向上にも助けとなり、効果的な転職活動ができる環境を提供してくれます。このようなサポート力が高いコンサルタントがいる転職エージェントを選ぶことで、自分に適したプロダクトマネージャー職への転職が円滑に進められるため、重要なポイントとなります。
プロダクトマネージャーへの転職を成功させるポイント
ここまで、プロダクトマネージャーに求められるスキルや目指す上で大切なことについて述べてきました。
では、プロダクトマネージャーへの転職を成功させるためには、どのような点に気をつければ良いのでしょうか。
ここでは、特に重要な4つのポイントについて解説します。4つのポイントを意識し、プロダクトマネージャーへの転職を目指しましょう。
転職成功のポイント1)スキル・経験をアピールする
多くのスキルが求められるプロダクトマネージャーですが、書類選考や面接では具体的にどのようなスキル・経験があるのかがジャッジされるため、しっかりアピールすることが重要です。
特にエンジニアと協働しながら良いプロダクト開発をリードする必要があるため、上流工程のスキル・経験の他、開発や技術に関する一定の知識や経験についてはプロダクトマネージャーを目指すうえで最低限求められる部分であり、ここが抜けてしまうとプロダクトの責任者として適任ではないという判断をされてしまう可能性が高くなります。
そのほか、いろいろな職種の人を束ねる役割であるため、マネジメント・リーダーシップ・巻き込み力などでアピールできることがあれば積極的にアピールしましょう。
転職成功のポイント2)将来のキャリアプランの明確化
プロダクト開発や企画などに関わる人にとって、プロダクトマネージャーを目指す方は多いかと思います。
しかし、ただぼんやりと目指していてもなかなか前には進みません。
転職後に後悔しないためにも、将来のキャリアプランをご自身なりに考えておくことが大切です。
マイルストーンを置きながら具体的な目標を定めることで、今何のスキルが不足していていつまでに身につけておくべきなのかがより明確になるでしょう。
転職成功のポイント3)待遇・条件の優先順位をつける
転職を決断する上で、叶えたいこと(変えたいこと)がいくつかあるかと思います。
その条件について、優先順位をつけておくことが大切です。
転職活動をしながら考えや優先順位が変わることはもちろんありますが、あらかじめ定めておくことで、転職目的がブレずにご自身の希望に合った企業を見つけやすくなります。
条件についてはあまり絞りすぎてしまうと応募したい求人が限られる可能性もあるため、ここは譲れるという条件は適宜緩和させながら探しましょう。
転職成功のポイント4)業界に強い転職エージェントを利用する
プロダクトマネージャーへの転職を目指す場合、転職エージェントの利用もおすすめです。
プロダクトマネージャーは非公開で求人を出している企業も多く、転職エージェントであればそのような非公開求人についても紹介してもらえます。
そのほか、IT業界の転職事情を聞けたり、書類作成アドバイス、面接対策などもしてもらえます。
転職エージェントは基本的に無料で利用できますので、プロのアドバイスも受けながら効率よく求人を探していくと良いでしょう。
プロダクトマネージャーについて
1)プロダクトマネージャーの仕事内容
プロダクトマネージャーの直訳は「製品(商品)管理」ですが、仕事は多岐に渡ります。
どのようなプロダクトを開発するかの企画やデザイン、実際の開発、開発したプロダクトに問題がないかのテスト、完成したプロダクトを販売するマーケティング施策考案、プロダクトの顧客満足度をあげる対策など、IT関連の知見以外にも広い視野と考察力が必要とされる仕事です。
2)プロジェクトマネージャーの役割
プロダクトマネージャーの役割は、企業が開発・提供する製品やサービスの戦略立案から実行までを統括し、プロダクトの成功に導くことです。プロダクトマネージャーは、製品やサービスのアイデアを具体化し、市場調査や競合分析を行いながら、顧客ニーズに対応したプロダクトの価値提案を作成します。
その後、プロダクトマネージャーは開発チームやデザインチーム、マーケティングチームなどと連携して、プロダクトの開発・改善を進めます。この過程で、プロジェクト管理やリソース管理、スケジュール調整なども行います。また、プロダクトのパフォーマンスを定期的に分析し、必要に応じて戦略や施策を見直すことも重要な役割です。
プロダクトマネージャーは、技術的知識、ビジネスセンス、マネジメントスキル、コミュニケーション能力を兼ね備え、様々なチームやステークホルダーと協力して、プロダクトの成功に向けた取り組みをリードします。これにより、企業は競争力のある製品やサービスを市場に提供し、成長を実現することができます。
3)プロジェクトマネージャーとの相違点
プロダクトマネージャーと異なり、プロジェクトマネージャーとはプロジェクトそのものの進捗管理をする人のことを指します。
プロダクトマネージャーはプロダクト自体の企画設計や開発管理を行うことでより良いプロダクトをつくるのがで仕事であり、プロジェクトマネージャーは特定の目標達成のためのタスク管理を行うことが仕事です。
プロダクトマネジャーに必要なスキル
開発からリリースまでプロダクト全体の管理を行うプロダクトマネージャーは近年人気が高まっている職種です。
IT業界で現場経験を複数年積まれていれば、管理側へのキャリアビジョンを持っている方も多いのではないでしょうか。
では、どのようなスキルがプロダクトマネージャーに求められるのかについて解説します。
①プロダクト全体をマネジメントする能力
プロダクトマネージャーとあるように、プロダクト全体を管理する力が問われます。
現在のマーケット状況を鑑みながらプロダクトの企画、開発、テスト、運用、拡販を綿密に計画し、計画通りに進めることだけでなく、もともとのプロダクトの目的から逸脱しないように軌道修正することも求められます。
また、計画を進める中で起こりうるリスクをあらゆる角度から考察し、対策を立てるなどのリスクマネジメントスキルも必要です。
②関係者とのコミュニケーション能力
プロダクト開発などに関わる直属の部下のみならず、プロダクトの販売戦略を検討する際に関わる営業や、財務・法務などの管理部門のメンバーとも、プロダクトの目的認識をすり合わせたり、まとめていくスキルが求められます。
周囲のメンバーの人柄や仕事の進め方などを把握したうえで適材適所で業務を振っていき、よりスムーズな計画実行を目指します。
そのため、相手のことをより深く知ろうとするメンタリティやコミュニケーション能力が必要不可欠なのです。
③柔軟なアイデアを出す力
ユーザーに求められるプロダクトの開発のためには、柔軟なアイデア力が必要です。
今まで世になかったプロダクトを生み出すために、マーケット状況を見ながら今後ニーズが生まれそうな製品イメージを普段から考えておくことや、常に周囲にアンテナを張りユーザーのニーズをキャッチすることも重要です。
周囲との対話からプロダクト開発のヒントを得たり、アイデアの種から企画立案を実行するスキルが求められます。
④顧客満足度を高める力
近年IT界隈ではカスタマーサクセスというビジネス手法もよく聞かれます。
その名の通り顧客の成功を主目的とし、プロダクトを利用することで顧客の成功につなげる(顧客満足度を高める)ことを目指しています。
プロダクトマネージャーの業務には顧客満足度を高めることも求められるため、プロダクトの企画開発の際には顧客にどのような課題があり、どんなプロダクトであれば解決できるかを考える力が問われます。
⑤ユーザーニーズを解決する力
最後に必要なのが、ユーザーニーズを解決する力です。
プロダクトマネージャーは、プロダクトの開発前にターゲットをどこに絞るか、ユーザーのニーズがどこにあるのかをつかむ必要があり、ニーズ理解力や課題解決力が求められます。
実際に製品を使うユーザーのニーズを察知・収集するスキルや、課題を正確に理解する能力・開発力などを培ってこそ、プロダクトマネージャーを務められるのです。
プロダクトマネージャーのキャリアパス
IT業界でもニーズが高まっているプロダクトマネージャーですが、将来的にプロダクトマネージャーを目指したいと考えた場合、どのように目指していくと良いのでしょうか。
プロダクトマネージャーを目指す方はどのような経歴の方が多いのか、キャリアパスについて解説します。
①未経験者の転職もチャンスもある
未経験でプロダクトマネージャー職でいきなり転職することは比較的困難ではあります。なぜなら、プロダクトマネージャーはプロダクトを成功させていくための幅広い各種スキル・知識に長けている必要があり、企業側も最初からその役割を果たしてもらうことを求めることが多いからです。
例外としては、育成体制が整っていたり、体制に余裕があって未経験層から育てる覚悟が企業側にあるケースはありますが、それ以外については未経験層を採用することは確率的には低めです。
ただし、エンジニア経験がある、マーケティング経験がある、その業界のドメイン知識がとても深いなど、関連する知識・スキルがあればそれらを武器に、学びながら一定の成果を上げていくことも可能で、それらを見越して採用する企業もあります。
そもそも採用が激化しているので、企業側も満額ですべて兼ね備えている人を採用することが難しくなっているため、プロダクトマネージャーという職種自体は未経験だったとしても可能性としてはあります。
最初からあきらめてしまわずに、転職エージェントとも相談しながら、どのようにPRしながら、目指したい職種につけばよいかを考えて活動してみるといいでしょう。
②まずはチームの一員として経験する
プロダクトマネージャーを目指す場合、そのプロダクトに関連する職種で入社し、まずはチームの一員として知識や経験を積むこともキャリアパスの1つです。
プロダクトマネージャーとして組織を運営していくために必要なスキルを身につけるためにも、まずは関連するプロダクトチームの一員として知識とスキルを蓄えましょう。
その次のステップとして、プロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーを経て、プロダクトマネージャーを目指すことといった進め方で登っていくこともできます。
ただし、ここは企業の特性などによっては左右されるところはあり、内部で育成して職種チェンジを許容する企業かどうかやそのようなことができる企業ステージかどうかなどの見極めは前提必要となります。
③経験者がさらなる年収アップを目指す
プロダクトマネージャーには、大きく捉えると、エンジニア出身とビジネスサイド出身の2つのキャリアパスがあります。それぞれのパスには独自の強みがあり、どちらからでもプロダクトマネージャーになることが可能です。
③-1:エンジニア出身からPdMへ
エンジニア出身のプロダクトマネージャーは、技術的なバックグラウンドを持ち、製品開発プロセスや技術的な課題に対する理解が深いです。このため、開発チームと円滑なコミュニケーションが取れ、技術的な制約や可能性を考慮したプロダクト戦略が立てられます。エンジニア出身のプロダクトマネージャーは、技術的なスキルを活かしながらビジネスやマネジメントスキルを磨くことで、成功へ導く役割を担います。
③-2:ビジネスサイド出身からPdMへ
ビジネスサイド出身のプロダクトマネージャーは、マーケティング、営業、企画などのバックグラウンドを持ち、市場調査や顧客ニーズの把握、競合分析に強みを持っています。このため、顧客志向のプロダクト戦略やマーケティング施策の策定が得意です。ビジネスサイド出身のプロダクトマネージャーは、技術チームと効果的に連携しながら、ビジネス成果に直結するプロダクト開発を推進します。
どちらのパスも、異なる視点やスキルを活用してプロダクトの成功に寄与できるため、自身のバックグラウンドや目指すキャリアに合わせて選択することが重要です。
また、現在エンジニアサイド、ビジネスサイドのどちらかにいてPdM職になろうとする方は、それぞれ逆側の知識やスキルも、よりプロフェッショナルを目指し、より成果を出せるプロダクトマネージャーとなるためには必要となってくるので、日々学習・経験して身に着けていく必要があります。
④経験者がさらなる年収アップを目指す
プロダクトマネージャーに求められるスキルについて先述しましたが、事業開発を行う上で計画力・実行力・リスク管理能力・マネジメント力・アイデア力など様々なスキルが求められます。
そのため、事業開発において計画立案から実行まで担当するプロダクトマネージャーは、企業の事業成長を左右する重要なポジションです。
そういったことから転職市場でもプロダクトマネージャー経験者のニーズは高く、年収アップも目指せるでしょう。
プロダクトマネージャー転職の注意点
プロダクトマネージャーの転職において注意すべき3つのポイントを以下に解説します。
1.スキルセットの適合性
転職活動では、自分のスキルセットが求人の要件と適合していることを確認することが重要です。プロダクトマネージャーの求められるスキルは企業やプロジェクトによって異なるため、自分の得意分野や経験を理解し、それにマッチする求人を選ぶことが成功への鍵です。
2.企業文化との相性
企業の文化や働き方は、プロダクトマネージャーのパフォーマンスに大きく影響します。転職先の企業が自分の価値観や働き方に合っているかどうかを検討し、適切な環境で働けるよう注意して選びましょう。
3.キャリアビジョンの明確化
プロダクトマネージャーとしてのキャリアを築くには、自分の将来のビジョンを明確に持つことが重要です。転職活動を通じて、自分がどのようなプロダクトマネージャーになりたいか、どのような業界や規模の企業で働きたいかを考慮し、キャリア目標に沿った選択を行いましょう。この過程で、自己分析や市場リサーチを行うことが役立ちます。
プロダクトマネージャー転職でのよくある質問
Q.プロダクトマネージャーとしての経験がない場合、転職は難しいですか?
経験がない場合でも、関連分野のスキルや知識をアピールすれば、チャンスがあります。また、自分の強みを活かせる業界や企業を選ぶことでさらにチャンスは広がります。
Q.エンジニアからプロダクトマネージャーへの転職は可能ですか?
可能です。技術的な知識や開発経験があることは、プロダクトマネージャーにとって大きな強みともなります。
Q.プロダクトマネージャーはどのようなスキルが求められますか?
マーケット分析、要件定義、プロジェクト管理、コミュニケーション力、データ解析など、多岐にわたるスキルが求められます。
Q.転職エージェントは必要ですか?
自身で求人を探すことはなかなか難しく、非公開求人もあることから転職エージェントの活用をおすすめします。また、プロダクトマネージャー専門の転職エージェントは、求人情報や業界動向に詳しく、適切なアドバイスが受けられるため、このような転職エージェントも利用を検討する価値があります。
Q.年収交渉はどのように行うべきですか?
自身のスキルや業界平均を理解し、適切な根拠を持って交渉することが重要となります。プロダクトマネージャーの業界標準の年収とかも一定理解しておけると、よりいいでしょう。
Q.転職先でのキャリアアップはどのように行うべきですか?
業界の最新情報をキャッチアップし、継続的にスキルを磨くことが大切です。また、ネットワークやメンターとの関係も重要となります。
Q.スタートアップへの転職はリスクが高いですか?
なにをもってリスクとするかによりますが、会社がどうなるかという部分においては財務が安定している企業よりリスクは確率的には高いとは言えます。ただ、裁量が大きく、責任範囲が広いため、成長やキャリアアップの機会が豊富です。
また、終身雇用の時代は終焉を迎えている中で、その企業だけで囚われすぎず考えることができれば、人生全体で大きく見た時のリスクは大きいわけではない、という考え方もできます。
この辺りは、人それぞれの価値観による部分が大きいので、あくまでも考え方の参考という形で捉えてください。
Q.プロダクトマネージャーの求人はどのように見つけることができますか?
転職エージェントがおすすめです。それ以外では、転職サイト、SNSを活用して情報収集することもできます。
Q.プロダクトマネージャー職での転職成功率はどの程度ですか?
成功率は個人のスキルや経験、求人市場の状況により異なるので一概には言うことができません。ただ、適切な準備とアプローチを行えば、成功の可能性は高まります。
Q.転職活動中にプロダクトマネージャーとしてのスキルを向上させる方法は?
オンラインコースやセミナーに参加し、知識やスキルを磨くことは1つの手段として有効です。また、実践経験を積むために、副業やボランティアプロジェクトに参加するのも良い方法です。
Q.現在の会社でプロダクトマネージャーへの昇進が見込めない場合、転職を検討すべきですか?
キャリアゴールと現在の状況を評価し、昇進が難しいと判断した場合は、他の企業でプロダクトマネージャーとしてのキャリアを積むことを検討しても良いでしょう。
Q.転職活動中、現職の会社にバレない方法は?
転職活動はプライベートな時間を利用し、情報を厳密に管理することが重要です。また、転職エージェントを利用することで、効率的かつディスクリートに転職活動を進めることができます。
Q.プロダクトマネージャー転職におけるポートフォリオの重要性は?
ポートフォリオは、あなたの実績やスキルを具体的に示すことができる重要なツールです。特にプロダクトマネージャーのポジションでは、過去に携わったプロジェクトや達成した成果を具体的にアピールできるため、Webデザイナーでの転職で求められるほどのリッチなポートフォリオまでは必要ではないですが、一定の具体で実行したことが伝わりやすくなるポートフォリオの作成はおすすめです。
Q.転職市場でのプロダクトマネージャーの需要は今後も続くと思われるますか?
デジタル化が進む現代において、プロダクトマネージャーは企業の競争力を高める役割を担っているため、需要は今後も続くと予想されます。
Q.プロダクトマネージャーの転職活動はどのくらいの期間が適切か?
転職活動にかかる期間は個人差がありますが、通常は3~6ヶ月程度が目安です。ただし、自分に合ったポジションを見つけるまでの期間は、焦らずじっくりと時間をかけることが大切です。
Q.プロダクトマネージャー転職時、自分の強みをアピールする方法は?
自分の強みをアピールする方法としては、具体的な実績や成功事例を示すことが効果的です。また、自分の専門知識やスキルセットを明確にし、それがどのように新しいポジションで活かせるかを説明しましょう。
転職を考えるプロダクトマネージャーに贈る名言集
①自分のやりたい仕事が最高だと思える言葉
アメリカの実業家であったアンドリュー・カーネギーは数々の名言を残していますが、そのうちの一つに次のものがあります。
人が最高の力を発揮するのは、自分がやりたいと思うことをするときなんだ。
(アンドリュー・カーネギー)
限りある人生、やりたいことを仕事にできることはとても幸せなことではないでしょうか。
プロダクトマネージャーとして成し遂げたいことを心にして、転職活動を行ってみましょう!
②チャンスは多くめぐって来ないと気づいてほしい言葉
転職を検討しているけれど、今ではないんじゃないか、と足踏みしている方も多いのではないでしょうか。
ハリウッド俳優のオードリー・ヘップバーンには次の名言があります。
チャンスなんて、そうたびたびめぐってくるものではないわ。だから、いざめぐってきたら、とにかく自分のものにすることよ。
(オードリー・ヘップバーン)
限られたチャンスを活かして輝いたオードリーのように、「思い立ったら動き出す」を意識したいですね。
プロダクトマネージャーの需要が大きく、よりスキルを磨ける機会も早めに自分で創りだした方が、良いです。いざ、と考えることができたとしたら、まず一歩踏み出してみましょう!
プロダクトマネージャーとしての転職の道へ
ここまで、プロダクトマネージャーについて解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
多くのスキルが求められるプロダクトマネージャーですが、そこに辿りついた際にはきっとそれだけの経験やスキル、知識が身についています。
プロダクトマネージャーを目指すことであなた自身の市場価値も高まり、より良い環境で業務に取り組めるのではと思います。
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【関連】プロダクトマネージャーとして転職を成功させたい人におすすめの情報
転職を成功させたい人向けに、いろいろな切り口でおすすめエージェントを紹介しています。
また転職やキャリアにはいろんな不安や悩みもつきものです。それら不安や悩みを解消できるような記事も多数用意しています。
ぜひ読んでみてください。
<1.総合・年齢別おすすめ転職エージェント>
①総合型転職エージェントおすすめ
②20代おすすめ転職エージェント
③30代おすすめ転職エージェント
④40代おすすめの転職エージェント
⑤50代おすすめの転職エージェント
<2.属性・ステータス別転職エージェント>
①女性向けおすすめ転職エージェント
②ハイクラス転職のおすすめ転職エージェント
③第二新卒おすすめ転職エージェント
<3.職種別転職エージェント>
①ITエンジニアおすすめ転職エージェント
②プロダクトマネージャーおすすめ転職エージェント
③介護士おすすめ転職エージェント
④薬剤師おすすめ転職エージェント
⑤保育士おすすめ転職サイト・エージェント
<4.転職の進め方>
①正しい転職活動7step
②転職ができない原因と対策
③自分にあった企業を見つける行動
④転職活動のいい時期と悪い時期
⑤転職で後悔する4つのポイント
⑥ブラック企業の見極め方
⑦転職で失敗しないための注意点11選
<5.転職・キャリアの悩み>
①やりたいことが見つからない5つの理由
②仕事が認められないストレスの解消法
③仕事が辞めたいと感じる理由と対策
④自分軸の人生の取り戻し方
⑤転職でモチベーション下がった時
⑥転職に失敗する人の特徴と対策
<6.転職・キャリアに関する名言>
①転職が不安な人に贈る60個の名言
②転職で勇気をもらえる名言
③転職活動で情報過多で悩む時の名言
④転職するか悩んでいる時に見たい名言
⑤転職の相談がうまくできない時の名言
それでは、良い転職・キャリア活動ができますように。