朝のアファメーション例文20選|唱えられない日は目に入る場所に置くだけでいい

朝のアファメーションを、起きた直後・身支度・通勤・仕事前・自分を責めそうな朝の場面別に20本。唱える元気がない朝でも続く、紙・iPhone標準機能・アプリでの置き方と届け方も紹介します。
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朝のアファメーションは、唱えられない朝があってふつうです。この記事では、短くて断定しすぎない一人称の例文を、起きた直後から自分を責めそうな朝まで場面別に20本用意しました。声に出せない日は、目に入る場所に置くだけでいい。そのための置き方と届け方も、紙・iPhoneの標準機能・アプリの順に同じ目線で並べます。

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朝のアファメーションが続かないのは、あなたのせいではない

目が覚めた瞬間から、気持ちが沈んでいる朝があります。昨日の失敗が頭に戻ってくる。今日の予定を思い出しただけで重くなる。そんな朝に「私はできる」と唱えようとして、声が出なかった覚えはないでしょうか。
そして出なかった自分を「続かない人間だ」と裁いてしまう。ここは先に書いておきたいのです。それは意志の弱さではありません。朝のアファメーションが続かないのは、朝という時間帯に対して方法が重すぎるからだと私は思います。
朝は、まだ力が戻りきっていない時間です。起きたばかりの体に、気持ちと離れた強い言葉を唱えさせるのは、準備運動なしで全力疾走を求めるようなものだと私は思います。しかも唱えるたびに「そうじゃない自分」を確認する作業になる。これでは続かなくて当然です。
私にも、唱えられない朝があります。だから「唱える朝」の代わりに「置く朝」を用意しました。言葉を自分の口ではなく、目に入る場所に置いておく。それだけで、言葉との関係は切れません。
スイスの思想家カール・ヒルティは、朝について静かな一文を残しています。

寝床につくときに、翌朝起きることを楽しみにしている人は幸福である。

(カール・ヒルティ)

出典:『幸福論』
この言葉が指しているのは、朝そのものではなく「寝床につくとき」です。朝の気持ちは、朝に作るものではない。前の晩に、ほんの少し仕込まれている。そう読むと、朝に力が出ないことを責める必要はなくなります。今夜、一本だけ言葉を選んで、明日の自分が見る場所に置いておく。翌朝を楽しみにするとまではいかなくても、「あの言葉がある」と思える夜になるのです。

朝のアファメーションとは?効果と注意点

アファメーションとは、自分に向けて言う一人称の肯定の言葉です。朝のアファメーションは、その言葉を一日の最初に置くこと。定義はこれだけで足ります。
朝に一本の言葉を置くと、気持ちが少し整う・一日の向きが決まりやすい、と感じる人がいます。私もそのひとりです。ただし効き方は人によって違います。「唱えれば必ず変わる」とは、ここでは言いません。
一つ、気をつけたいことがあります。言葉が強すぎると、今の気持ちとのズレが大きくなり、唱えるほど苦しくなることがあるのです。「私は成功する」と言った直後に「本当に?」という声が返ってくる。そのやりとりで、朝から疲れてしまう。だからこの記事の例文は、気持ちの半歩先までにとどめています。「〜でいい」「〜しようとしている」のような、今日の自分が受け取れる言葉です。

朝のアファメーション例文20選|場面別

使い方は三つだけです。全部を使おうとしない。今朝の自分に近い場面から一本だけ選ぶ。唱えても唱えなくてもいいので、目に入る場所に置く。それぞれの例文に、一言の添え書きを付けました。

起きた直後の例文

まだ布団の中です。体も頭も動いていない時間に、動かすための言葉は要りません。「ここにいる」ことを確認する言葉だけで足ります。
1. 目が覚めた。今日はここから始まる。
起きられたことが、今日の一つ目の出来事です。評価はあとでいい。
2. まだ眠くていい。体は動き出している。
眠気を否定しない。眠いまま動いている自分を、そのまま認めます。
3. 今日のことは、今日のわたしが決める。
昨日の自分が持ち込んだ重さを、今日の自分が引き受けなくていい。
4. 重い朝でも、わたしはちゃんとここにいる。
重さを消す言葉ではなく、重さごと自分を受け取る言葉です。

身支度のときの例文

顔を洗う。歯を磨く。服を選ぶ。小さな動作が続く時間は、小さな言葉と相性がいい。鏡の前は「目に入る場所」の代表です。
5. 顔を洗えた。今日の準備はもう半分。
準備を「全部終える」から「半分できた」に切り替える言葉です。
6. きれいに整えなくていい。整えようとしている。
完璧な身支度より、整えようとする動きそのものを認めます。
7. 鏡の中のわたしに、おはようと言える。
声に出さなくていい。目が合ったら、それで挨拶は済んでいます。
8. 服を選べた。小さな決断がもうひとつ。
朝いちばんの決断を、ちゃんと数えてあげる言葉です。

通勤のときの例文

駅までの道。満員の電車。周りの人の速さが目に入って、自分だけ遅れている気がする時間です。ここでは「自分の速さ」に戻る言葉を置きます。
9. この道を歩けている。それで十分。
目的地に着く前から、歩いていること自体を認めます。
10. 人の速さは人のもの。わたしはわたしの速さでいい。
追い越されるたびに唱えるのではなく、一度だけ置いておく言葉です。
11. 着くころには、少しだけ気持ちが整う。
今は整っていなくていい。移動時間を「整う途中」として使います。
12. ここまで来た。今日のわたしはもう動いている。
職場に向かっていること。それを「まだ何もしていない」と数えない言葉です。

仕事の前の例文

机に着いて、今日の全部が目の前に並ぶ時間です。ここで「全部やる」と言うと、体が固まります。松下幸之助は、朝の役割をこんなふうに切り分けていました。

朝に発意、昼に実行、夕べに反省、こういう日々をくり返したいということです。

(松下幸之助)

出典:『商売心得帖』序文
朝に与えられている役割は「発意」です。実行でも達成でもない。「今日はこれをやろう」と思い立つところまでが朝の仕事で、あとは昼と夕方に分けてある。そう読むと、朝の言葉は「できる」と言い切る必要がなくなります。何に手をつけるかを一つ決める。それで朝の役割は果たしているのです。
13. できることから始めれば、それでいい。
順番を決める言葉です。大きいものからではなく、手が動くものから。
14. わたしは、今日の一つ目に手をつける。
「終わらせる」ではなく「手をつける」まで。朝の約束はここまでで足ります。
15. 全部じゃなくていい。まず、ひとつ。
目の前に並んだ量に固まったときの、いちばん短い言葉です。
16. うまくいかなくても、学んでいる途中。
結果を先に決めない。今日の失敗を、途中の出来事として置き直します。

\ 明日の朝は、言葉から始めませんか /
ここまで読んで、少し前を向けたなら十分です。その感覚は、毎日に持ち込めます。私たちのiPhoneアプリ「ポケットAnchor」は、アプリ独自のコレクションから毎日ひとつ、ホーム画面やロック画面のウィジェットに言葉を映します。気合いを入れる代わりに、一言だけ目に入れて出かける。そんな朝も、悪くないと思います。基本機能は無料です。

自分を責めそうな朝の例文

起きた瞬間に、責める声のほうが先に来る朝があります。昨日の一言。返していない連絡。できなかったこと。その声を止める前に、宮沢賢治の序文を一度読んでみてください。

わたしたちは、氷砂糖をほしいくらいもたないでも、きれいにすきとおった風をたべ、桃いろのうつくしい朝の日光をのむことができます。

(宮沢賢治)

出典:注文の多い料理店(序文)
氷砂糖は、ほしいだけ持てない。足りないものはある。それでも風と朝の日光は、こちらが何かをする前から用意されていて、ただ受け取ればいい。責める声が先に来る朝ほど、この順番を思い出したいと私は思います。足りないものを数える前に、もう届いているものを一つ受け取る。カーテンを開けるだけで、賢治の言う朝の日光は入ってきます。
17. 昨日のわたしも、精いっぱいだった。
昨日を裁く前に、昨日の自分の側に立つ言葉です。
18. 責める声より先に、息をひとつ。
声に勝とうとしない。順番だけを入れ替えます。
19. だめな朝があっても、わたしはだめじゃない。
朝の出来と自分の値打ちを、別のものとして分けておく言葉です。
20. 今日は、自分にやさしくする日でいい。
がんばる日とやさしくする日があっていい。今日を後者に決める言葉です。

朝のアファメーションのやり方|いつ・どこでやる?

やり方は、場所と動作に結びつけるのがいちばん軽いと私は思います。新しい時間を作らなくていい。すでに毎朝している動作の横に、一本の言葉を添えるだけです。
起きた直後なら、布団の中で目を開けたまま一本を思い浮かべる。歯磨きのあいだなら、鏡に貼った付箋を目で追う。通勤なら、歩きながら心の中で一度だけなぞる。この三つのどれか一つで足ります。
声に出さなくていい、ということはここで何度でも書いておきたいところです。読むだけでいい。目で追うだけでいい。唱える元気がある朝は唱えればいいし、ない朝は見るだけでいい。どちらも同じ「朝のアファメーション」です。
何日続ければ、という目標も決めません。日数を決めると、途切れた日に「失敗」が生まれます。続いた日を数えるのではなく、今朝一本を見たかどうかだけを見ていてください。

唱えなくていい|「目に入る場所に置く」と「言葉で起きる」で続ける

唱える力がない朝のために、方法を二つに絞ります。一つは「目に入る場所に置く」。もう一つは「言葉で起きる」。どちらも自分の口を使いません。紙でも、iPhoneの標準機能でも、アプリでもできます。順に並べます。

紙・付箋に書いて置く

いちばん軽い方法です。費用はかかりません。付箋を一枚はがして、例文を一本だけ書く。それを明日の朝、必ず目に入る場所に貼ります。
置き場所にだけ、少し工夫をしてください。洗面台の鏡の端。スマホを置く場所のすぐ横。玄関のドアの内側。マグカップの脇。「朝に必ず目が向く場所」に、一枚に一本だけ置きます。何本も並べると、どれも読まなくなるのです。
書くときは、自分の字でかまいません。きれいでなくていい。むしろ自分の字のほうが、翌朝に「昨夜のわたしが置いてくれた」と受け取りやすくなります。

iPhoneの標準機能で届ける

紙を置く場所がない人や、朝いちばんに見るのがスマホだという人は、iPhoneの標準機能だけで同じことができます。新しいアプリを入れなくても、次の三つで足ります。
一つ目は、ロック画面の壁紙です。付箋に書いた言葉を写真に撮って、ロック画面の壁紙に設定する。目覚めてスマホを手に取った瞬間に、その一本が目に入ります。
二つ目は、リマインダーです。例文を一本そのまま入力して、朝の時刻に通知が届くように設定する。通知の文面として、言葉が画面に出ます。
三つ目は、時計アプリのアラームのラベルです。アラームには名前を付けられます。そこに一文を入れておくと、鳴ったときに言葉が表示されます。「言葉で起きる」のいちばん小さな形です。

\ 一歩の前に、ひとつの言葉を /
大きな決心ほど、直前にひと押しがほしくなります。私たちのiPhoneアプリ「ポケットAnchor」は、記事とはまた別の、アプリ独自のコレクションから毎日ひとつ、ウィジェットに言葉を映します。3,000を超える名言(収録数 国内No.1※自社調べ)から、その日の一言が目に入る。踏み出す朝の、小さな追い風になれたらうれしいです。基本機能は無料です。

アプリで届ける

アプリを使う場合は、先に「自分は何をしたいか」を決めると選びやすくなります。軸は三つです。唱えたいのか。置きたいのか。通知や目覚ましで受け取りたいのか。この三つの軸で、いくつかのアプリを同じ目線で並べます。ここに書くのは、どれも各アプリがストアで説明している範囲の「何ができるか」だけです。
「唱えたい」人には、「アファメーション / 最短距離で願いを叶える」(提供元 arai.me)が近い作りです。自分の言葉を設定でき、唱える時間のタイマーと、実践した日を記録するカレンダーがあると説明されています。
「置きたい」人には、ホーム画面に言葉を表示できるものが合います。「アファメーションウィジェット – 引用」(Quotivate、提供元 Zentropi LLC)は、ホーム画面のウィジェットに肯定文を表示できると説明されています。ストアの対応言語表記は英語のみです。
「受け取りたい」人には、通知で言葉が届くものが合います。「I am – 前向きなアファメーション」(提供元 Monkey Taps)は日本語で使えて、トピックを選ぶと一日を通してリマインダーが届くよう設定できると説明されています。さきほどの時計アプリのアラームのラベルも、起きるときに受け取るいちばん身近な方法です。
同じ「受け取る」の枠に、私が作ったアプリも並べておきます。ポケットAnchor(App Store)という、iPhone向けの名言アプリです。「名言の目覚まし」という機能で、設定した時刻と曜日にアラームが鳴り、止めると言葉が届きます。ロック画面のウィジェットや、時間帯を決めた通知でも言葉を受け取れます。偉人の名言のほかに、「自分を信じる」「落ち着いた自分になる」(プレミアム)という、アプリが用意した一人称の肯定文のカテゴリーもあります。こちらには著者名はありません。
一つだけ、正直に書いておきます。この記事の例文20本は、ポケットAnchorの用意した言葉には入っていません。使いたい一本があれば、紙に書くか、iPhoneの標準機能に入れるか、アプリの「つづる」に自分の言葉として書き留めてください。自分の言葉はウィジェットにも通知にも目覚ましにも設定できます。そして「目に入る場所に置く」ことも「言葉で起きる」ことも、ほかのアプリや紙や標準機能で同じようにできます。どれを選んでも、やっていることは一本の言葉を朝の自分に手渡すこと。それ以上でも以下でもありません。

できなかった朝はどうする?

置いたのに見なかった朝。通知が来たのに読まずに消した朝。そういう朝は必ずあります。そのとき、責めなくていい。付箋をはがさなくていいし、アプリを消さなくていい。
やることは一つです。翌朝、また一本。同じ言葉でもいいし、別の一本に替えてもいい。「続いた日数」は数えません。「今朝、一本あった」だけを数えます。できなかった朝があっても、言葉は置いた場所で待っていてくれるのです。

自分の言葉でアファメーションを作るコツ

20本のなかに、しっくりくる一本がなくてもだいじょうぶです。自分の言葉で作るほうが長く持ちます。作るときのコツは五つだけです。
一人称で書く。「あなたは」ではなく「わたしは」。誰かに言われる言葉ではなく、自分が自分に言う言葉にします。
現在形で書く。「できるようになる」より「できることから始める」。今朝の自分が使える形にします。
肯定形で書く。「焦らない」より「わたしの速さでいい」。打ち消しの形にすると、打ち消したい言葉のほうが頭に残りやすいと私は感じます。
短く書く。20字前後。目に入った瞬間に読み終わる長さです。長いと、読む前に目が逃げます。
違和感のある言葉は弱める。「私は成功する」が苦しいなら「わたしは今日の一つ目に手をつける」まで下げる。言葉を弱めることは、負けではありません。今日の自分が受け取れる強さに合わせているだけです。
そして一本できたら、どこかに書き留めておいてください。手帳の隅でも、メモアプリでもかまいません。名言アプリの中にも、自分の言葉を書き留められる場所があります(ポケットAnchorなら「つづる」)。朝に効いた言葉は、別の朝にもう一度効きます。書き留めておくと、その朝に戻ってこられるのです。

朝のアファメーションのよくある質問

声に出さないとだめ?

だめではありません。声に出すと体に残りやすいと感じる人もいますし、黙って読むほうが落ち着くという人もいます。どちらが正しいという話ではなく、その朝の自分に合うほうを選べばいい。声が出ない朝は、目で追うだけで十分です。

唱えるとむしろ苦しくなる日は?

言葉と気持ちのズレが大きい日です。そういう日は、言葉を弱めてください。「わたしはできる」が苦しいなら「わたしはここにいる」まで下げる。それでも苦しいなら、その日は唱えなくていい。置いてある言葉を、見るだけにしておく。苦しさは「やり方が合っていない」という合図であって、あなたの不足ではありません。

何日続ければいい?

決めません。日数を目標にすると、途切れた日が失敗に変わるからです。続いた日数ではなく、「今朝一本あったか」だけを見ていてください。ある朝ふと、言葉を見る前に言葉のほうが浮かんでくる日があります。それが続いた証拠で、そこに日数は関係ないと私は思います。

夜や昼にやってもいい?

いいです。朝に置いた言葉を、昼休みにもう一度見る。寝る前に、明日の一本を選ぶ。ヒルティの言葉のとおり、朝の気持ちは前の晩に仕込まれています。朝にこだわらなくていい。ただ、一日の最初に一本あると、その日の向きが決まりやすいと感じる人もいるので、迷ったら朝から試してみてください。

まとめ

朝のアファメーションは、唱えるものだと思われています。でも唱えられない朝があってふつうで、そういう朝のために「置く朝」があります。短くて、断定しすぎない、一人称の一本。それを目に入る場所に置いておくだけでいい。
今朝、または今夜、20本のなかから一本だけ選んでください。そして一か所だけに置いてください。鏡でも、ロック画面でも、アラームのラベルでもかまいません。唱えなくていい。見るだけでいい。明日の朝、その一本があなたを待っています。それで十分な半歩です。

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6月18日(水)
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人生に遅すぎることはない。今日、新しい何かを始めることができる。
— ジョージ・エリオット
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