
SNSやめたいと思ったら|3タイプ別の置き換え方と距離に効く名言7選
SNSをやめたい理由を「比べて沈む・時間を溶かす・つながりが重い」の3タイプで見分けるセルフチェックと、やめずに開いた瞬間を置き換える4つの方法。距離に効く名言7つも。
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目次
SNSをやめたくなるのは、健全な反応ですやめたい理由を、3つのタイプに分けてみる「完全にやめる」が続かない理由と、置き換えという発想開いた瞬間を置き換える、4つの具体SNSとの距離に効く名言7選よくある質問まとめ:やめるより、置き換えるあわせて読みたいSNSを「やめたい」と思うのは、健全な反応です。見るたびに気持ちが沈むものから距離を取りたくなるのは、心がまだ自分を守ろうとしている証拠です。そして「やめたいのにやめられない自分」も、責めなくてだいじょうぶです。
この記事では、やめたい理由を「比べて沈む型」「時間を溶かす型」「つながりが重い型」の3タイプに分けます。そのうえで、「完全にやめる」より続きやすい方法として、アプリを開いた瞬間を別のものに「置き換える」考え方をお伝えします。
後半には、SNSとの距離を考えるときに支えになる名言を7つ選びました。やめる・やめないの二択から、少しだけ自由になるための記事です。
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SNSをやめたくなるのは、健全な反応です
夜、布団に入ってなんとなくタイムラインを開く。同期の昇進の報告、友人の結婚、知らない同世代の「月収」の話。見終わったあと、自分の一日がなんだか小さく感じられる。そんな夜を過ごしたことのある人は少なくないはずです。私にも、スマホを置いたあとに天井を見つめてしまう夜があります。
SNSは、人の「いちばんよかった瞬間」が集まる場所です。その切り抜きの束と、自分の平日の夜をならべれば、沈むのは自然なことです。あなたが弱いからではありません。比べる材料が、はじめから不公平なのです。
だから「やめたい」と思えたことは、心がちゃんと働いているサインです。合わないものに合わないと感じられる。それは自分を守る力が残っているということです。
そして、やめたいのに開いてしまう自分も、責めなくていい。SNSのアプリは、開きたくなるように作られています。意志の弱さで負けているのではなく、設計と素手で向き合っているだけです。この記事では、意志の力に頼らない方法を考えていきます。
やめたい理由を、3つのタイプに分けてみる
「SNSをやめたい」という気持ちは、ひとつに見えて中身がちがいます。理由のタイプがわかると、合う対処も見えてきます。チェックは2問ずつ。当てはまる数が多いタイプが、いまのあなたの主な理由です。複数に当てはまる人も多いので、気楽に見てください。
比べて沈む型
人の投稿を見たあと、自分のことが嫌になるタイプです。見たいのに、見ると沈む。その矛盾に疲れている状態です。
□ 同世代の成果や近況を見たあと、気持ちが重くなることが週に何度かある
□ 自分の投稿の反応を、人の投稿の反応とくらべてしまう
このタイプは、見る量をゼロにするより「目に入る相手を選ぶこと」が効きます。比べる癖そのものと向き合いたい人は、比較しない幸せを選ぶための名言7選も合わせて読んでみてください。この記事では深掘りせず、置き換えの話に進みます。
最小アクション:沈む投稿をした人を、ブロックではなく「ミュート」する。関係は切らず、目に入る量だけ減らします。
時間を溶かす型
特に見たいものがないのに、気づけば30分たっているタイプです。内容に傷つくわけではなく、「何をしていたんだろう」という空しさが残ります。
□ 開いた理由を思い出せないまま、スクロールしていることがある
□ 寝る前の「あと5分」が、気づけば深夜になっている
このタイプの問題は、SNSそのものより「空いた時間に手が伸びる」癖にあります。だから、アプリを消すだけでは別のアプリに手が伸びます。隙間の時間に何を置くかを、先に決めておくのが近道です。
最小アクション:スクリーンタイムなどの機能で、1日の使用時間の目安を1つだけ設定してみる。守れなくてもいい。「いま超えた」と気づける状態を作ります。
つながりが重い型
内容より、人とのやりとりが負担になっているタイプです。既読、返信、「いいね」を返すこと。つながっているはずなのに、気が休まりません。
□ 人の投稿に反応しないと、悪く思われる気がして義務で「いいね」を押している
□ 自分が投稿したあと、反応が気になって何度も確認してしまう
このタイプは、見ることより「見られること」に疲れています。発信をやめても、見ることはやめなくていい。ふたつを切り分けるだけで、ずいぶん軽くなります。
最小アクション:通知をオフにする。反応を「届いたら見る」から「見たいときに見る」に変えます。
「完全にやめる」が続かない理由と、置き換えという発想
思い切ってアプリを消したことのある人は、こんな経験がないでしょうか。消した翌日、スマホを手に取り、アイコンがあった位置に指が伸びる。そこには何もないのに、指は覚えている。そして数日後、「連絡用に」と理由をつけて再インストールする。
これは意志の問題ではありません。アプリを消しても、「空いた隙間時間」と「開く癖」は残るからです。やめることは引き算です。引き算だけだと、空いた場所にはもとのものが戻ってきます。
そこで、この記事が提案するのは「置き換え」です。SNSを開く瞬間、そこに別のものを置く。隙間時間に別の習慣を置く。空白を作るのではなく、先に何かで埋めておく発想です。
もちろん、完全にやめることやアカウントの休止が合う人もいます。それも立派な選択です。大事なのは「どの距離感が、いまの自分に合うか」を比べて選ぶこと。ゼロか百かではなく、段階で考えてみてください。
| 距離の取り方 | 手軽さ | 向いているタイプ |
|---|---|---|
| 通知をオフにする | とても手軽 | つながりが重い型 |
| ホーム画面から外す(Appライブラリへ) | とても手軽 | 時間を溶かす型 |
| スクリーンタイムの使用時間制限 | 手軽 | 時間を溶かす型 |
| ミュート・非表示 | 手軽 | 比べて沈む型 |
| ログアウトしてブラウザだけで見る | 少し手間 | 時間を溶かす型・つながりが重い型 |
| アプリ削除・アカウント休止 | 手間がかかる | 3タイプとも。しっかり離れたいとき |
上から順に、軽い距離から重い距離へ並べています。まず上の方から試して、足りなければ下へ進む。それで十分です。休止や削除の具体的な手順は、サービスごとにちがいます。各サービスの公式ヘルプで確認してください。
開いた瞬間を置き換える、4つの具体
ここからは「置き換え」の具体に入ります。どれもスマホの設定を少し変えるだけ。意志の力はほとんど使いません。
(1)通知をオフにして、「呼ばれて開く」をなくす
SNSを開くきっかけの多くは、通知です。自分で開くつもりがなくても、画面が光れば手が伸びます。まずこの「呼ばれて開く」をなくすところから始めます。
iPhoneなら「設定」から「通知」に進み、アプリごとに通知をオフにできます。すべてのアプリを切る必要はありません。SNSだけで十分です。「見たいときに自分で開く」に変わるだけで、開くかどうかを自分で決められるようになります。
(2)アプリの位置を変えて、指が覚えた場所を空ける
指は、アイコンの位置を覚えています。だから、位置を変えるだけでも「無意識に開く」は減ります。1ページ目から外す。フォルダの奥にしまう。ホーム画面から外してAppライブラリに置く。どれかひとつで構いません。
ポイントは、空けた位置に何か別のものを置くことです。ここに置くものが、次の「ロック画面を言葉にする」につながります。
(3)ロック画面を「言葉」にする
スマホを開いた瞬間、SNSより先に言葉が目に入る。この状態を作るのが、置き換えの中心です。どんなに反射的に手が伸びても、画面を見る一瞬は必ずあります。その一瞬に、自分を責めない言葉を置いておく。方法は大きく3つあります。
紙を使う。スマホケースに、一行だけ書いたメモを挟む方法です。長所は、設定がいらず今日からできること。短所は、ケースの形によっては挟めないことです。
iPhoneの標準機能を使う。好きな言葉を画像にして写真アプリに保存し、ロック画面の壁紙に設定する方法です。長所は、アプリを増やさずに済むこと。短所は、言葉を変えるたびに画像を作り直す手間があることです。
名言アプリのウィジェットを使う。ロック画面やホーム画面に、言葉が自動で届く方法です。たとえば、この記事を運営するAnchorが作っているポケットAnchor(App Store)は、アプリ独自の名言コレクションから言葉を届けるウィジェットを持っています。収録は3,000以上、カテゴリーは20種類以上から選べて、無料で始められます。つづった自分の言葉もカテゴリー「自分の言葉」として、ウィジェットや通知に設定できます。他の名言アプリにも、ウィジェットで言葉が届くものがあります。Mottoはロック画面・ホーム画面のウィジェット、Motivation – 今日の名言はウィジェットとリマインダーで言葉を届けます。長所は、言葉が自動で入れ替わること。短所は、アプリをひとつ増やすことです。名言アプリのレビューには「SNSの代わりに名言を見る習慣に変わった」という声もあります。
大事なのは道具ではなく、「開いた瞬間に言葉がある状態」です。紙でも、壁紙でも、ウィジェットでも構いません。ロック画面の設定手順を詳しく知りたい人は、iPhoneのロック画面に名言を表示する方法を参考にしてください。言葉の壁紙を自分で作りたい人には、スマホを開くたび疲れる日に|名言壁紙を3分で作る方法と見本15枚が役に立ちます。
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響く言葉には、出会えたでしょうか。心は毎日移り変わるから、言葉との相性も日ごとに変わります。この記事を運営するAnchorのiPhoneアプリ「ポケットAnchor」は、アプリ独自のコレクションから毎日ひとつ、ウィジェットに言葉を映します。今日のあなたに響かなくても、明日はまた別の言葉が来てくれる。その気楽さも、このアプリの取り柄です。基本機能は無料です。
(4)開きそうになったときの「置き換え先」を1つ決めておく
最後は、スマホの外の話です。SNSを開きそうになったら、代わりにすることを1つだけ決めておきます。散歩に出る。本を3ページ読む。ノートに一行だけ書く。コーヒーをいれる。大げさなものはいりません。
コツは、「開くのをやめる」ではなく「代わりに〇〇する」と決めることです。禁止は空白を作りますが、置き換えは空白を埋めます。1つに絞るのは、迷う時間を作らないためです。迷っている間に、指はもう動いています。
SNSとの距離に効く名言7選
ここからは、SNSとの距離を考えるときに支えになる言葉を7つ選びました。比べて沈んだ夜、時間を溶かしてしまった夜、つながりに疲れた昼。それぞれの場面にそっと置けるように、順番にならべています。
名言1【野村克也】同世代の成果を見て、沈んだ夜に
王や長嶋はヒマワリ。それに比べれば、私なんかは日本海の海辺に咲く月見草だ
(野村克也)
出典:マスコミ取材(通算600本塁打達成時)
1975年、通算600号本塁打を打ったときのコメントです。セ・リーグの人気者だった王貞治と長嶋茂雄に対し、観客の少ないパ・リーグで黙々と記録を積んできた自分を、野村克也は月見草にたとえました。この言葉は、比べることを否定していません。むしろ、比べた末に出てきた言葉です。ヒマワリと自分をならべて、それでも「月見草だ」と自分の咲き方を言い当てた。ここに、この言葉の強さがあります。SNSで同世代の成果を見て沈む夜、私たちは「比べてしまう自分」を責めがちです。けれど比べること自体は止められません。止められないなら、比べたあとに「では自分はどう咲くか」まで考えてみる。月見草は夜に咲きます。人の見ていない時間に、静かに咲く花です。タイムラインに並ぶヒマワリを見た夜、自分はどんな花なのかを、ひとつだけ思い浮かべてみてください。
名言2【マイルス・デイヴィス】「いいね」の数が気になるときに
父は俺に、自分にとって大切なものを選び、振り返らないことを教えてくれた。他人の目も気にしないように。
(マイルス・デイヴィス)
出典:Spin誌、クインシー・トループとのインタビュー、1985年11月号
ジャズのトランペット奏者、マイルス・デイヴィスが、歯科医だった父から受け取った教えです。「自分にとって大切なものを選ぶ」と「他人の目を気にしない」が、ひとつの文の中でつながっています。この順番が大切です。他人の目を気にしないことが先ではなく、大切なものを選ぶことが先。選ぶものが決まれば、他人の目は自然と後ろに下がります。SNSで「いいね」の数が気になるのは、何を大切にするかが決まっていないときです。投稿したあとに何度も画面を確認してしまう昼、問いを変えてみてください。「反応はどうか」ではなく「自分はこれを大切だと思って出したか」。答えがイエスなら、数は参考情報に戻ります。振り返らない、という言葉も強すぎるように聞こえますが、投稿のあとに通知を見ないという小さな実践からで十分です。
名言3【正岡子規】上手く見せようとして、投稿に疲れたときに
巧を求むる莫(なか)れ、拙(せつ)を蔽(おお)う莫れ、他人に恥ずる莫れ。
(正岡子規)
出典:正岡子規『俳諧大要』(1895年)
俳句を学び始めた人への心得として、正岡子規が書いた一節です。上手さを求めない。下手なところを隠さない。人に対して恥ずかしがらない。三つの「莫れ」は、俳句に向けた言葉ですが、SNSの投稿にそのまま重なります。写真を何枚も撮り直し、文章を何度も書き直し、投稿しては消す。「見せるための自分」を作る作業は、気づかないうちに体力を削っていきます。子規の言葉は、その作業からおりる許可のように読めます。巧みでなくていい。拙いところがあってもいい。人に見られて恥じなくていい。これは「がんばらなくていい」という話ではなく、「見せ方にがんばらなくていい」という話です。もし投稿疲れを感じているなら、次に出すものは加工も推敲も一回だけにしてみる。拙さをそのまま出す軽さを、一度味わってみてください。
名言4【バートランド・ラッセル】気づけば30分、スクロールしていたときに
知的に閑暇を満たし得ることは、文明の至上の産物である。
(バートランド・ラッセル)
出典:『幸福論』(1930)第14章「仕事」
イギリスの哲学者、バートランド・ラッセルが『幸福論』の「仕事」の章に書いた言葉です。閑暇とは、空いた時間のこと。その空いた時間を自分の頭で満たせることが、文明の最高の産物だと言っています。裏を返せば、空いた時間を何で満たすかは、はじめから決まっていないということです。SNSを開いて30分がたっていた夜、残るのは「何をしていたんだろう」という空しさです。それはSNSが悪いのではなく、空いた時間を「満たされる側」で過ごしたからです。ラッセルの言葉は、空いた時間を「満たす側」に戻る提案に読めます。むずかしいことでなくていい。本を数ページ読む。気になっていたことを一つ調べる。頭を少し使う何かを、スクロールの代わりに置く。これが、この記事でいう「置き換え」そのものです。空いた時間は、自分で満たせる。その事実を、ラッセルは百年近く前から言ってくれています。
\ 言葉の置き場所を、ひとつ増やす /
本で読む言葉、記事で読む言葉。それとはまた別に、暮らしの動線に言葉をひとつ置いておく方法があります。この記事を運営するAnchorのiPhoneアプリ「ポケットAnchor」は、アプリ独自のコレクションに3,000を超える名言を収録(偉人の名言の収録数 国内No.1※自社調べ)。ウィジェットを置けば、スマホを開くたび、今日の言葉が目に入ります。基本機能は無料です。
名言5【為末大】置き換え先が見つからないときに
散歩と読書ですね。何かこの2つだけで僕は結構幸せになれる気がしてるんですけど。
(為末大)
出典:wellbeing100 インタビュー
陸上400mハードルの元日本代表で、世界選手権で銅メダルを2回獲得した為末大の言葉です。世界のトップで戦ってきた人が、幸せになれるものとして挙げたのが「散歩と読書」でした。この飾らなさに、少しほっとします。SNSの置き換え先を考えるとき、私たちはつい立派なものを探してしまいます。資格の勉強、副業、筋トレ。それも悪くありませんが、ハードルが高いと続きません。為末の言葉は、置き換え先は大げさでなくていいと教えてくれます。「結構幸せになれる気がしてる」という言い方も、断言ではなく実感です。この軽さがちょうどいい。SNSを開きそうになった夕方、10分だけ外を歩いてみる。寝る前の「あと5分」を、本の数ページに替えてみる。それだけで、一日の終わりの手ざわりが変わります。あなたの「この2つ」は何でしょう。ひとつでも構いません。
名言6【長嶋茂雄】発信も反応も、しばらく休みたいときに
沈黙というのも、一種の「行」ですよ。
(長嶋茂雄)
出典:Sports Graphic Number 80号(1983年7月20日号)
1980年に巨人の監督を退き、1993年に復帰するまで、長嶋茂雄はユニフォームを着ていませんでした。この言葉は、その時期のものです。つねに注目の中にいた人が、表に出ず、語らない時間を「行」と呼びました。修行の「行」です。黙っている時間は、何もしていない時間ではない。そう言い切っています。SNSで「つながりが重い」と感じている人にとって、この言葉は支えになります。投稿しなければ忘れられる気がする。反応しなければ悪く思われる気がする。その不安が、発信と反応を義務にしていきます。けれど、沈黙も行です。発信しない期間、反応しない期間を、サボりではなく「いま自分はこれをやっている」と呼び直してみてください。見るだけの数週間があってもいい。何も投稿しない月があってもいい。つながりは、黙っていても切れないものだけが残ります。それを確かめる時間だと思えば、沈黙は少し誇らしいものに変わります。
名言7【アガサ・クリスティ】疲れきって、全部から離れたいときに
犬は賢い。彼らは静かな隅に這い込んで、傷を舐め、再び完全な状態になるまで世界に戻らない。
(アガサ・クリスティ)
出典:The Moving Finger(動く指)
推理小説『動く指』の語り手の言葉です。語り手は飛行機事故でけがを負い、療養のために田舎の町へ来た青年です。世界から少し距離を置いた場所で、犬のふるまいに自分を重ねています。この言葉がやさしいのは、「戻らない」で終わらないところです。「再び完全な状態になるまで」と、戻ることを前提にしています。離れるのは逃げではなく、戻るための準備なのです。SNSに疲れきって、アカウントを休止したい、全部消したいと思う日があります。そのとき、「戻れなくなるのではないか」という不安が、離れることをためらわせます。クリスティの言葉は、その不安にこう答えてくれます。静かな隅に下がっていい。戻るのは、元気になってからでいい。犬は、誰かに許可をもらって隅に行くわけではありません。自分の傷を自分で見て、必要な分だけ休みます。あなたにも、その賢さがあります。
よくある質問
仕事でSNSが必要なときは、どうすればいいですか?
仕事で使う人は、「やめる」を選べない分、置き換えが特に向いています。おすすめは、仕事用と個人用の切り分けです。仕事で使う機能や時間帯だけを残し、個人のタイムラインは通知オフやミュートで量を減らします。ログアウトしてブラウザだけで見る方法も、仕事の確認はできて、だらだら見るのは減らせる中間の距離です。「仕事だから仕方ない」と丸ごと受け入れるのではなく、仕事に要る部分と要らない部分を分けてみる。分けてみると、重さの多くが「要らない部分」のほうにあったと見えてくることがあります。
SNSをやめたら、孤独になりませんか?
不安になるのは自然です。ただ、SNSで「見えている」つながりと、「支えになっている」つながりは、別のものです。距離を置いても連絡をくれる人がいる。その人とのやりとりは、タイムライン越しより濃くなることがあります。長嶋茂雄の「沈黙も行」の言葉のように、黙っていても切れない関係だけが残ります。心配な人は、完全にやめる前に「見るだけ」「通知オフ」の期間を試してみてください。どのくらいの距離なら寂しくないか、自分の目で確かめられます。
投稿はしないで、見るだけならいいですか?
はい。見るだけで楽になるなら、それで十分です。「つながりが重い型」の人は、発信をやめるだけでかなり軽くなります。ただ、「比べて沈む型」「時間を溶かす型」の人は、見ること自体が負担の中心です。見る量を減らす工夫(ミュート、ホーム画面から外す、時間制限)を合わせてみてください。やめる・やめないの二択ではなく、「見る・見せる・つながる」のどれが重いのかを切り分けると、必要な距離が見えてきます。
やめたい気持ちが、何度も戻ってくるときは?
何度も戻ってくるのは、まだ合う距離に出会えていないだけです。失敗ではありません。アプリを消して戻した経験があるなら、次は消さずに「位置を変える」「ロック画面を言葉にする」から試してみる。選ぶ距離を変えれば、結果も変わります。やめたいと思うたびに、自分を責める必要はないのです。その気持ちは、「いまの距離は合っていない」と教えてくれる合図です。つらさが長く続くときは、身近な人や専門家に話してください。一人で抱えないことも、距離の取り方のひとつです。
まとめ:やめるより、置き換える
SNSをやめたいと思うのは、健全な反応です。やめたいのにやめられないのも、意志が弱いからではなく、空いた場所にもとのものが戻ってくるからです。だから、引き算ではなく置き換え。開いた瞬間に、別のものを置く。この記事でお伝えしたかったのは、それだけです。
理由のタイプは3つ。比べて沈む型、時間を溶かす型、つながりが重い型。どれに近いかがわかれば、通知オフ、位置を変える、ロック画面を言葉にする、置き換え先を決める、のどこから手をつけるかが見えてきます。完全にやめることも休止も、選択肢のひとつとして持っていてだいじょうぶです。
今日できることを、ひとつだけ選んでみてください。通知をひとつ切る。アイコンをひとつ動かす。ロック画面に一行の言葉を置く。どれも5分で終わります。やめられなかった自分を責めるより、半歩だけ置き換える。その半歩が、明日スマホを開いた瞬間の景色を変えてくれます。
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7:12
6月18日(水)
人生に遅すぎることはない。今日、新しい何かを始めることができる。
— ジョージ・エリオット












