
井上ひさしの名言15選
井上ひさしの名言15選
井上ひさしの名言を15個ピックアップして紹介します。
井上ひさしの名言1:太宰の文章だったら・・・
太宰の文章だったら、どれでもよろしい。彼が格好よくきめたら、そのあとに「なあんちゃって」を付けてみてください、奇妙によく付きます。そしてうんとおかしくなる。たぶん彼も、そうやって読む者を歓迎するはずです。
(井上ひさし)
井上ひさしの名言2:日本人というのは哲学やっても・・・
日本人というのは哲学やってもしようがないんですね。なにしろ、宇宙の果てがどうなっているか、星空を見上げないから考えない。一生考えたってわかりっこないんだから考えない。
(井上ひさし)
井上ひさしの名言3:男を言いあらわすのに「可憐虫」と・・・
男を言いあらわすのに「可憐虫」というコトバがあることからも明らかなように、男、あるいは亭主なるものは地べたを這いずりまわる虫さながらに、可憐で哀れな存在ではないだろうか……。
(井上ひさし)
井上ひさしの名言4:雄々しくネコは生きるのだ尾をふるのは・・・
雄々しくネコは生きるのだ尾をふるのはもうやめなのだ失敗おそれてならぬのだ尻尾を振ってはならぬのだ女々しくあってはならぬのだお目々を高く上げるのだ
(井上ひさし)
井上ひさしの名言5:美しさなどというものはあくまで・・・
美しさなどというものはあくまで見る側にのみ属する事柄であって、見られる側の問題ではないのである。
(井上ひさし)
井上ひさしの名言6:対象に愛情を持っているかどうか・・・
対象に愛情を持っているかどうか疑わしい無愛想な批評、不機嫌にけなして、渋面でこきおろして、偉そうに踏みつけて、せっかくの芽を無残に毟り取ってしまう体の、陰気な批評が多すぎるのだ。
(井上ひさし)
井上ひさしの名言7:題名をつけるということで三分の一以上は・・・
題名をつけるということで三分の一以上は書いた、ということになります。
(井上ひさし)
井上ひさしの名言8:他人様に笑っていただけるなら命も・・・
他人様に笑っていただけるなら命も惜しくないと思っている幇間根性にわたしには、これ以上すばらしい妥協なぞないのである。
(井上ひさし)
井上ひさしの名言9:問題なのは、接続詞を使うと・・・
問題なのは、接続詞を使うと、何も言っていないのに、すごくいいことを言っているような気になってしまうことです。
(井上ひさし)
井上ひさしの名言10:物語の基本的要素は「謎」である・・・
物語の基本的要素は「謎」である。逆に言うなら、謎の提起とその解明、これこそが物語の正体なのだ。
(井上ひさし)
井上ひさしの名言11:難しいことを易しく・・・
難しいことを易しく、易しいことを深く、深いことを面白く。
(井上ひさし)
井上ひさしの名言12:年寄りが身体を鍛えるなんざ・・・
年寄りが身体を鍛えるなんざ、あんまりみっともよくないな。それぐらい生きりゃ、もう充分でしょうが。年寄りのトレパン姿は意地が汚くていけません。さもしく生きようとするより、どう死ぬか、そっちへ頭を切り換えたらどんなものです。
(井上ひさし)
井上ひさしの名言13:目先のよく見えるお道化者は・・・
目先のよく見えるお道化者は、決して頂上を極めてやろうなどという野望は抱かない。またどうしても己が野望を実現したいと思うときは、別のものになって再登場する。
(井上ひさし)
井上ひさしの名言14:本が父親となれば・・・
本が父親となれば、たとえばシェイクスピアはホラ吹き親父、モリエールはおもしろ親父、ドストエフスキイはおしゃべり親父、そしてトルストイは説教親父である。
(井上ひさし)
井上ひさしの名言15:鳥は頭を向けた方に飛んでいくが・・・
鳥は頭を向けた方に飛んでいくが、方向を決めるのは尾っぽである
(井上ひさし)












