転職で受からない人|書類選考と面接の特徴と事前に対策する4つのポイント

転職活動が思い通りにいかないことはありませんか?もっと早く決まると思っていたのに全然受からないと不安や焦りが出てくると思います。企業は新卒と転職では異なる視点で採用を決定しますので、新卒と同じ対策では不十分です。
今回は、転職活動で受からない書類選考や面接の注意点、面接で事前に対策しておくべきポイントについて解説しました。ぜひ、転職活動の参考にしてください。

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「転職で受からない」と自信を無くしているときに見たい名言

「転職で受からない」と自信を無くしているときに見たい名言

転職したいけれど、なかなかうまくいかない…。そんな風に悩んでいませんか?パナソニック創業者の松下幸之助は次のような名言を残しています。

”悪い時が過ぎれば、よい時は必ず来る。おしなべて、事を成す人は必ず時の来るのを待つ。あせらずあわてず、静かに時の来るのを待つ。”
(松下 幸之助)

いざ時が来た際に自信を持って臨めるよう、下記の内容を読み今から準備していきましょう。

転職で受からない人の3つの特徴

転職で受からない人の3つの特徴

自分なりに準備を行い、転職活動に臨んでいるつもりなのにいつも選考見送りの連絡が来てしまう…そんな方にはある特徴があります。
詳細については下記で解説していきますが、意識の持ち方を変えるだけでも内定獲得に大きく近づきます。
ぜひこれまでのご自身の転職活動を振り返りながら見てみてください。

①転職理由が後ろ向き

転職理由を応募先企業に伝える際、ネガティブな言葉を使ってしまったり、気づかぬうちに現職の愚痴を言ってしまったりしていないでしょうか。
最初は意識的に前向きな転職理由を伝えていたとしても、面接官はいろいろな角度で掘り下げてきます。
人が転職を検討する際、必ずしも前向きな理由ばかりではないことは企業側も承知していますが、本音が見えた際に「他責にしていないか」は必ず見ています。転職理由が後ろ向きで周囲のせいにしていないか、一度振り返ってみてください。

②志望動機があいまい

「今の職場からとにかく離れたい」「何でもいいから転職したい」といった、特にやりたいことがないが転職を考えている方に多いのは、応募先の企業がうまく選定できず、志望動機が他の候補者と比較しても変わり映えのしない、当たり障りのない曖昧な内容になってしまうということです。
志望動機が曖昧だと、企業としても本当に入社したいという意思があるのか、入社後に活躍してくれるのかがイメージしづらくなってしまいます。

③すぐに転職できるという思い

日本では人手不足が叫ばれているのだから、きっとすぐに転職先は決まるだろうという安易な考えを持っていると危険です。
転職(中途採用)は新卒採用ではありません。企業はあなたのこれまでの経験やスキルを相対的に評価し、あなたを入社させるかどうかの意思決定を行います。安易な気持ち、かつ中途半端な状態で始めてしまうと次々に見送りの連絡がきてしまうでしょう。後悔しないためにも気を引き締めることが大切です。

転職で書類選考が受からない人の3つの注意点

転職で書類選考が受からない人の3つの注意点

転職において大きなヤマは2つ、書類選考と面接です。
書類選考は通るが面接が苦手…という方や、その逆もいらっしゃるでしょう。両者には通過するためのコツがあり、意識的に変えることで合格率をぐっとあげることが可能です。まずは書類選考が受かりにくくなる3つの理由について解説します。

①短期離職の職歴がある

転職が当たり前の時代になってきた今でも、現在の日本市場では転職回数が多いことや短期離職に対してまだ消極的な企業は多く存在します。
なぜなら、「採用してもすぐに辞めてしまうのではないか」という不安を持たれるからです。特に20代で3〜4社、30代で5〜6社転職していたり、1社の在籍期間が3ヶ月や半年を繰り返している…などであれば、転職理由によほどの納得感がないとそのように不安を感じられてしまいます。

②スキルや経験が不足している

第二新卒枠内でポテンシャル採用をしてもらえる可能性がある…ということではない限り、これまでの経験やスキルを鑑みずにやみくもに応募をしても書類選考通過は難しいことが多いです。転職市場には、あなたよりもスキルや経験を持ち合わせた人が多くライバルになってくる可能性があるため、なんとなく楽しそうといった視点で未経験や経験の少ない求人に応募をしても、すでに経験を持っている人から選考に進むため、なかなか通りにくいでしょう。

③応募書類を提出前に確認しない

基本的なところですが、意外と大切なのが書類の正確性。
誤字があるだけでその瞬間書類選考見送りとする企業も存在します。
それは、転職活動のみならず実際の仕事の場面においても「書類を正確に作ることができない人だ」と判断されてしまうからです。
また、あまりだらだらと長く書くことも忙しい企業人事には好まれませんが、かといって内容が薄いとこれまでの経験が伝わらず見送りになってしまいやすくなります。

転職で面接が受からない5つの注意点

転職で面接が受からない5つの注意点

次に、面接がなかなか受からない方の注意点を見ていきます。
基本的に1次面接、2次面接、最終選考と出てくる面接官は異なることが多いですが、現場担当者が出てくることの多い1次や2次は「スキルを見る」場、役員や社長などが出てくることの多い最終選考では「熱意を見る場」だと心得て、その上で対策をしていくと効果的です。

①自己紹介が長い

面接の最初に行うのが自己紹介。できるだけアピールしなければと焦って早口になってしまったり、だらだらと自分の言いたいことを話し続けてしまうなら要注意です。
メラビアンの法則という言葉をご存知でしょうか。初対面の人の第一印象は、対面してからほんの数秒で決まります。最初の挨拶や入室の場面から意識をすることも重要ですし、面接の流れを決めるとも言える自己紹介では長々と話さないようにすることが重要です。

②自己PRと志望動機が自己中心的

自己PRや志望動機を話す際、経歴や実績で自分が伝えたいことをただひたすら述べるだけになっていないでしょうか。
企業が見ているのは入社後活躍できるか、達成のための再現性があるかという部分であるため、応募ポジションで活かせる経験やそのポジションで何をしたいのか等も詳しく言えるように準備をしておきましょう。面接は、これまでの輝かしい経験を自慢する場ではなく「自分と企業との接点を伝える場」と心得ておきましょう。

③転職理由が前職の不満

先述したように、人が転職を考える際に必ずしも前向きな理由ばかりではないことは企業の採用担当も重々理解はしています。
しかし、あまりにマイナスな転職理由ばかりで前職への不満ばかり伝えてしまうと、「他人のせいにして、自分では逃げることでしか環境を変えようとしないのでは」「入社しても、仮にまた同じ状況になれば転職をしてしまうのでは」と思われてしまいます。そのように愚痴っぽい方と一緒に働きたいと思う採用担当も少ないでしょう。

④応募企業の調査が不十分

面接では企業と自分の接点を伝える場とお伝えしましたが、企業のことをよく調べていないと接点を伝えることも難しくなります。
また、調査が甘い中で面接を受けると、逆質問の際にホームページに記載のあることを聞いてしまって志望度が低いとみなされてしまうこともあります。ホームページやSNS、OBOG訪問や経営者が出している本、口コミサイトなどいろんなツールを用いて情報をできる限り得ておきましょう。

⑤緊張で受け答えが不十分

面接は緊張して当たり前です。噛んでしまったり、話したいことが飛んでしまうこともあるでしょう。
企業側もあなたが緊張していることはわかっていますし、噛んだり話が飛ぶことは全く問題はありません。
ただ、ボソボソ話してしまったり、結論から話せずに長々話してしまい要点が掴めなかったりするとマイナスイメージとなってしまいます。面接はある程度「慣れ」もあるため、まずは打席に立ち、面接の緊張感に慣れることも重要です。

自分の強みを知りたい人におすすめの言葉

自分の強みを知りたい人におすすめの言葉

自分の強みって何なんだろう…とお悩みの方にお伝えしたいのは、他人と比較しすぎないということです。
詩人の相田みつをさんはこのような言葉を残しています。

”他人のものさし 自分のものさし それぞれ寸法がちがうんだな”
(相田 みつを)

他人は他人であって、自分とは異なります。
自分なりに頑張ってきたことは何ですか?独学で資格を取得したなら向上心や勉強意欲、厳しい職場環境で3年働いたのなら継続力や耐久力など…きっとそれがあなたの強みです。

転職活動で面接が受からない人が対策すべき4つのポイント

転職活動で面接が受からない人が対策すべき4つのポイント

すでにお気付きの方もおられるかもしれませんが、面接に受かるために行うことは先ほどの注意点に気をつけ、準備を行うことです。
面接は対策をすればするほど合格率が上がります。友人に面接練習相手になってもらうも良し、自分が話しているところを録画してみて、髪の毛をやたらと触るなどの変な癖がないかを見るも良しです。

①自己紹介で話す内容は事前に決めておく

自己紹介はどの面接でもほぼ確実に聞かれ、また様々な職種に応募している場合を除き企業ごとで大きくアレンジをする必要もないため、事前に内容を作っておくことができます。
名前とこれまでの経歴を1分以内で話すことを意識しましょう。自己PRや頑張ったことは後ほど聞かれるため、この段階では話しすぎないよう、ただし面接官に興味を持ってもらえるように触りだけ入れておくのがベターでしょう。

②自己PRと志望動機は熱意と説得力が大事

自己PRでは実績のみでなく、結果に至る経緯で自分なりに工夫したことを伝えましょう。
企業はそのエピソードから「再現性」を見ています。また、事務職としての経験があり同じ事務職で探したい場合、事務職と言っても細分化していくと求められるスキルや経験は異なります。応募先の企業が募集している事務職の業務内容を具体的に調べ、これまでの経験との共通点を伝えましょう。
入社後即戦力として活躍できそうだという説得力に繋がります。

③転職理由は前向きにする

転職理由を伝える際には、マイナスな理由は言っても2割までにとどめましょう。
また、同じ内容でも言い方を変えるだけで印象は大きく変わります。「○○ができないから転職したい」よりも「△△がしたいから転職したい」の方が前向きですよね。その流れで「御社では△△に挑戦できると思い志望した」と伝えればスムーズに志望動機も伝えられます。
入社してやってみたいこと、貢献できると考えていることをぜひしっかりと伝えてください。

④逆質問は積極的に活用する

意外と準備を忘れがちな逆質問ですが、この逆質問を通して最後にあなた自身を企業にアピールすることができます。
企業ホームページなどを見てもわからなかったこと、明日から入社すると仮定した時に知っておきたいこと等、積極的に質問しましょう。注意点としては、給与や休みなどの条件面ばかり聞かないことです。
また、いくつか逆質問を準備していても面接の中で企業側から説明があることもあると思いますが、その際は「質問はないです」と興味がないような答え方をするのではなく、「面接にてお話いただけましたのでとてもクリアになりました。
ありがとうございます」と伝えるようにしましょう。

前向きになりたい時に見たい名言

前向きになりたい時に見たい名言

これまで書類選考も面接もうまくいかず失敗ばかりだ…と危惧する必要はありません。アメリカの発明王、トーマス・エジソンは次のように述べています。

”私は失敗したことがない。ただ、1万通りの、うまく行かない方法を見つけただけだ。”
(トーマス・エジソン)

過去に書類選考や面接で落ちたことは決して失敗ではなく、成功への大切な一歩なのです。

まとめ

まとめ

人生の大きなターニングポイントにもなりうる転職において、できるだけ事前にしっかり準備を整えて臨みたいものです。

少しでも悩んだり、困ったことがあれば転職エージェントに相談してみましょう。
書類のブラッシュアップや面接対策練習も受けられます。対策を行うのと行わないのとでは通過率は大きく異なります。
できる事前準備をしっかりと行いましょう。

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