山本五十六やってみせの全文とは?人を動かし育てる名言7選

「山本五十六 名言 やってみせ 全文」を軸に、人を動かし育てる7つの言葉を解説。やってみせの全文が持つ三部構造と、人間関係を深める哲学を日常に落とし込む記事。
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山本五十六の名言の中でも、「やってみせ、言ってきかせて、させてみて、ほめてやらねば人は動かじ」は特に有名な言葉だ。部下が動かない、チームがまとまらない、教えてもなかなか伝わらないと感じているとき、ふと思い出してほしい一節がある。
「そもそも、人を動かすとはどういうことか」を、山本五十六は一連の言葉として残している。その全文を読むと、教えること、褒めること、見守ること、そして信頼することという順番に意味があることが見えてくる。
この記事では、山本五十六の名言の中から人間関係に響く7つの言葉を選んだ。リーダーとして、親として、先輩として、誰かと関わりながら生きるすべての人に届けたい言葉たちだ。

山本五十六とはどんな人物か

山本五十六は1884年(明治17年)に新潟県長岡に生まれた大日本帝国海軍の大将だ。連合艦隊司令長官として太平洋戦争を指揮した人物として知られるが、本来は日米開戦に反対の立場だった。「男の修行」などの言葉でも知られ、部下の育成と人間関係に対して深い哲学を持っていた。1943年、前線視察中に戦死。享年59歳。その言葉は今も多くの組織・職場で生き続けている。

山本五十六の名言7選|人間関係

名言1【山本五十六】やってみせ、言ってきかせて——人を動かす4段階

やってみせ、言ってきかせて、させてみて、ほめてやらねば人は動かじ。

山本五十六

この言葉はリーダーシップを語るときに必ず引用される名言だ。「まず自分がやって見せる」「理由を言葉で伝える」「実際にやらせてみる」「そして褒める」という4段階を踏んで初めて、人は動き始める。逆に言えば、どれか一つでも欠けると人はなかなか動けない。部下が動かない、後輩に伝わらないと感じたとき、自分はこの4ステップを実践できているか振り返ってみてほしい。「なぜ動かないのか」の前に「自分はやってみせたか」と問う姿勢こそが、人を動かす第一歩になるのではないだろうか。

名言2【山本五十六】動かす・育てる・実らせる——やってみせ全文の三部構成

やってみせて、言って聞かせて、やらせてみて、ほめてやらねば人は動かじ。話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。

山本五十六

この言葉は三部構成になっている。「動かす」「育てる」「実らせる」だ。人を動かすだけでは十分ではなく、育てるためには話し合い、耳を傾け、承認し、任せることが必要だという。さらに実らせるためには、感謝の気持ちで見守り、信頼することが欠かせない。部下の成長を焦ったとき、急かしたくなったとき、この全文を思い出してほしい。人が本当の力を発揮するのは、信頼されていると感じたときだ。「動かす・育てる・実らせる」の三段階を意識するだけで、人との向き合い方は少しずつ変わっていく。

名言3【山本五十六】任せることの難しさ——育つとはどういうことか

話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば人は育たず。

山本五十六

人を育てることの難しさは、「任せる」という一点に集約されるかもしれない。話し合うことはできる。耳を傾けることもできる。しかし「承認して任せる」というステップで、多くのリーダーが止まってしまう。「まだ任せられない」「自分がやったほうが早い」そんな気持ちは誰にでもある。だが任せなければ、人は育たない。失敗を経験することでしか学べないことがある。この言葉は、任せることへの恐れを持つすべての人への、静かな問いかけだ。あなたは今、誰かに何かを「任せて」いるだろうか。

名言4【山本五十六】感謝で見守る——まなざしが人を実らせる

やっている姿を感謝で見守って信頼せねば人は実らず

山本五十六

「実る」という表現が印象的だ。動かして、育てて、それでも実るかどうかはまだわからない。人が本当の力を発揮するのは、見守られていると感じたときだ。しかもただ見守るだけでなく、「感謝で」見守ることが大事だと山本五十六は言う。部下や後輩が何かに取り組んでいる姿を見るとき、評価の目で見るか、感謝の目で見るかで、関係性は大きく変わる。「ここまで頑張ってくれている」と感じる目線が、人を実らせる。日々の仕事の中で、誰かの頑張りを「感謝で見る」意識を持つだけで、関係の質は変わってくる。信頼は言葉だけでなく、まなざしで伝わるのだと思う。

名言5【山本五十六】「いまの若い者は」と言ってはならない

「いまの若い者は」などと、口はばたきことを申すまじ

山本五十六

「いまの若い者は……」という言葉は、いつの時代にも存在する。しかし山本五十六は、そのような言い方をしてはならないと戒めた。若い世代を古い基準で測り、嘆くのは易しい。だが人間関係において、上の立場にいる者がその言葉を発した瞬間、対話の扉は閉じてしまう。「なぜ今の若者はこうなのか」と問う前に、自分たちが育ててきた環境を問い直す誠実さが、本当のリーダーには必要だと思う。昭和初期に残されたこの言葉は、今もまったく色褪せない。世代を超えて対話を続ける姿勢こそが、人間関係を育てる第一歩になる。

名言6【山本五十六】誤りをするのが人間だ——人間味のある関係

人は神ではない。誤りをするというところに人間味がある。

山本五十六

ミスをした部下を責めるとき、ミスをした自分を責めるとき、この言葉を思い出してほしい。完璧な人間など存在しない。誤りをするのは人間であることの証明であり、そこには「人間味」があるのだと山本五十六は言う。たとえば部下が数字を間違えたとき、「また間違えた」と責める前に「人間なのだから」と一歩引ける余裕が、その後の関係を変える。大切なのは誤りそのものではなく、誤りに対してどう向き合うかだ。誤りを責め続けることは、その人の「人間味」を潰すことにもなる。誰かのミスに直面したとき、受け止める余裕が人間関係を豊かにしていく。

名言7【山本五十六】負い目が人を進歩させる

人は誰でも負い目を持っている。それを克服しようとして進歩するものなのだ。

山本五十六

劣等感や負い目は、誰にでもある。それを隠し、恥じ、見ないようにするのか。それとも「だから進もう」と変換するのか。山本五十六は後者を示した。負い目は弱さではなく、進歩の原動力だと言っている。人間関係においても同じで、「自分はこれが足りない」と感じる人ほど、相手への誠実さを大切にしようとする傾向がある。完璧な自信を持った人より、少し負い目を感じながら謙虚に向き合う人のほうが、深い信頼を築けることがある。この言葉は、自分を責めがちな人への静かな励ましだ。

まとめ

山本五十六の言葉は、人を動かすことへの深い哲学に満ちている。「やってみせ」から始まり「信頼せねば人は実らず」に至るまでの流れは、リーダーシップの本質を順序立てて示している。褒めること、任せること、感謝で見守ることは、単なるテクニックではなく、人間への向き合い方そのものだ。
人間関係に悩んだとき、誰かをうまく育てられないと感じたとき、この7つの言葉を読み返してみてほしい。褒めること、任せること、感謝で見守ること——どれも今日から試せることばかりだ。

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