
映画「君たちはどう生きるか」の名言・名セリフまとめ
映画「君たちはどう生きるか」の概要
『君たちはどう生きるか』は、スタジオジブリが制作した日本のアニメーション映画作品で、監督は宮﨑駿が務めました。
宮﨑駿監督は、過去に『もののけ姫』や『千と千尋の神隠し』などの傑作アニメーション映画を手がけた才能豊かなアニメーション作家で、『風立ちぬ』以来約10年ぶりに監督を務めた作品として注目されています。この映画は、宮﨑駿監督が引退宣言を撤回してまで取り組んだ作品であり、彼の最後の監督作品としても見られています。
物語は、宮﨑駿監督が原作・脚本も手掛けたオリジナルストーリーですが、タイトルは吉野源三郎の著書『君たちはどう生きるか』からインスピレーションを得ています。小説とは直接の原作関係はないものの、主人公にとって重要な意味を持つ吉野源三郎の小説が物語の中で重要な要素として組み込まれています。物語は冒険活劇ファンタジーです。
本作『君たちはどう生きるか』は、宮崎駿監督にとっても長いキャリアの中でも特別な意味を込められた作品とも考えられています。
【原作・監督・脚本】宮﨑駿
【製作】スタジオジブリ
【声のキャスト】
山時聡真、菅田将暉、柴咲コウ、あいみょん、木村佳乃、木村拓哉、竹下景子、風吹ジュン、阿川佐和子、大竹しのぶ、國村隼、小林薫、火野正平
【音楽/主題歌】久石譲/米津玄師「地球儀」
映画「君たちはどう生きるか」の名言・名セリフ17選
映画「君たちはどう生きるか」は、ただの物語を超えた深いメッセージを持ち、観る者の心に残る名言で満ちています。この映画の中の名言は、人生の選択、価値観、そして生き方に関する重要な問いを投げかけ、私たちに深い思索を促します。
本記事では、その中から特に印象深い17の名言を選び、それぞれの背後にある感情やメッセージを探ります。
また、名言の真価をより深く理解するために、『自己肯定感を高める名言100:自己受容ができ、心が楽になる言葉たち』という書籍も紹介します。
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それでは、「君たちはどう生きるか」の名言の世界に足を踏み入れ、映画が描く人生観とその深い洞察を共に探っていきましょう。
※ネタバレを含みますので、ネタバレを避けたい人は読み飛ばしてくださいね。
名言・名セリフ1:大事な息子を傷付けられて・・・
大事な息子を傷付けられて黙ってられるか!
(牧正一)
名言・名セリフ2:この傷は、自分でつけました・・・
この傷は、自分でつけました。僕の悪意の象徴です
(眞人)
名言・名セリフ3:ごめんなさい。おねえさんに・・・
ごめんなさい。おねえさんに申し訳がないわ……
(夏子)
名言・名セリフ4:叔母さん!・・夏子お母さん・・・
叔母さん!……夏子お母さん!
(眞人)
名言・名セリフ5:石をどのように積むのかは君次第・・・
石をどのように積むのかは君次第だ
(大叔父)
名言・名セリフ6:王らしく前に進んでいったと・・・
王らしく前に進んでいったと皆に伝えろ
(インコ大王)
名言・名セリフ7:それは木じゃなくて石です・・・
それは木じゃなくて石です。墓の石と同じ、悪意のある石だ
(眞人)
名言・名セリフ8:ずるいのは自分が生きる知恵だ・・・
ずるいのは自分が生きる知恵だ
(アオサギ)
名言・名セリフ9:このところは全然飛べなかったんだ・・・
このところは全然飛べなかったんだ。でもお腹がいっぱいになって、やっと飛べた
(キリコ(若))
名言・名セリフ10:ここでは生きている人より・・・
ここでは生きている人より死んでいる人の方が多いんだ
(キリコ(若))
名言・名セリフ11:餌が少ないから・・・
餌が少ないから、仕方なくワラワラを喰って生きている
(老ペリカン)
名言・名セリフ12:閣下はこんな石ころに・・・
閣下はこんな石ころに世界の今後を委ねるつもりか!
(インコ大王)
名言・名セリフ13:もちろん帰るわ・・・
もちろん帰るわ。あなたを産めるなんて素敵だもの!
(ヒミ)
名言・名セリフ14:お前、あっちのこと覚えているのか・・・
お前、あっちのこと覚えているのか。忘れろ忘れろ、普通みんな忘れるんだ
(アオサギ)
名言・名セリフ15:持ち帰った?・・・
持ち帰った?これだから素人はいけねぇんだ
(アオサギ)
名言・名セリフ16:大した力はない・・・
大した力はない、じきに忘れちまう
(アオサギ)
名言・名セリフ17:でも、それでもいいんだ・・・
でも、それでもいいんだ。じゃあな、ともだち
(アオサギ)
気に入った言葉が見つかったら、”言葉のブックマークサービス”「Anchor」で保存しておきましょう。
映画「君たちはどう生きるか」の名言が教えてくれること
1つの名言を、独自の視点で解説をします。
※ネタバレを含みますので、ネタバレを避けたい人は読まないでください。
解説する名言・名セリフ:でも、それでもいいんだ・・・
でも、それでもいいんだ。じゃあな、ともだち
(アオサギ)
このセリフは、「意識の世界」と「現実の世界」、「映画の世界」と「現実の世界」のいずれかの関係性、もしくは両方の関係性について語っているセリフなのではないでしょうか。
その前のセリフでも、
「お前、あっちのこと覚えているのか。忘れろ忘れろ、普通みんな忘れるんだ」
「持ち帰った?これだから素人はいけねぇんだ」
「大した力はない、じきに忘れちまう」
と、「通常は忘れやすいもの」ということで、「元いた世界」について触れています。
この「元いた世界」が「頭の中で想像を膨らませていた意識の世界」であり「見ていた映画に没入していた世界」ということなのではないでしょうか。
それぞれはそれぞれの世界があって、それぞれでも成り立っています。
そしてその世界の中では、すごく何か掴んだ感じがしたぞ!と思っても、そこから現実に戻ってしばらくすると、雲を掴んだように忘れてしまうのが一般的です。
でも、それらのいくつかを大切に持っておくことができれば、「今」という「決して思い通りにばっかりには生きれない現実」を力強く生きる「糧」にすることもできるのです。
そういう人生を力強く、自分らしく、自分の選択で生きていくために、人生を「共にする存在」として「ともだち」と表現をしたのではないかと思うのです。
自分が学んだことや考えたことで生まれる「意識の世界」、たくさんのエッセンスを提供してくれる「映画の世界」も、普通に過ごすとすぐに忘れてしまうものだけど、何か一欠片でも持ち帰って大事にすることができれば、それはあなたの大切な人生の「ともだち」になるのです。
私は「ことば」も同様で、特に過去から受け継がれてきた「名言」は、偉人たちが生き抜いた人生の結晶が込められていて、同じように大切にすることで「人生を共にする存在(=ともだち)」になれるのではないかと思っています。
したがって、これらのそれぞれで大切にしたいと思える「名言」が「生きるための糧」となり、力強く自分らしく生きるための「錨(アンカー)」となると強く信じていて、私は名言をブックマークして保存しておけるサービス「Anchor」(https://anchor.id)というサービスを立ち上げて、運営しています。
興味がある方はこちらのサービスもチェックしてみてもらえると嬉しいです。
宮崎駿監督の名言
宮崎駿監督の名言もいくつか紹介しておきます。
宮崎駿の名言1:必要なのは、理念を語ることではなくて・・・
理想を失わない現実主義者にならないといけないんです。理想のない現実主義者ならいくらでもいるんですよ。
(宮崎駿)
宮崎駿の名言2:学生時代に本を読まないのは勝手だけど・・・
学生時代に本を読まないのは勝手だけど、そのつけは全部自分が払うんだから。知識や教養は力じゃないと思っている奴は増えたけど、結局、無知なものはやっぱり無知ですからね。どんなに気が良くて、どんなに一生懸命でも、物を知らないというのは自分がどこにいるか知らない事ですから
(宮崎駿)
宮崎駿の名言3:今この国の子どもたちが元気なのか・・・
今この国の子どもたちが元気なのかという事が一番気になります。子ども時代というのは、大人の為にあるのじゃなくて、子ども時代にしか味わえない事の為にある。子どもの5分間の体験は、大人の一年間の体験よりも勝るんです。
(宮崎駿)
主題歌「地球儀」(米津玄師)の歌詞の中の名言
映画「君はどう生きるか」の主題歌「地球儀」(米津玄師)の歌詞の中からいい言葉を抜き出して紹介します。
名言1:僕が生まれた日の空は・・・
僕が生まれた日の空は 高く遠く晴れ渡っていた
(米津玄師/「地球儀」)
名言2:風を受け走り出す・・・
風を受け走り出す 瓦礫を越えていく
この道の行く先に 誰かが待っている(米津玄師/「地球儀」)
名言3:光さす夢を見る・・・
光さす夢を見る いつの日も
扉を今開け放つ 秘密を暴くように
飽き足らず思い馳せる 地球儀を回すように(米津玄師/「地球儀」)
名言4:また出会う夢を見る・・・
また出会う夢を見る いつまでも
一欠片握り込んだ 秘密を忘れぬように
最後まで思い馳せる 地球儀を回すように(米津玄師/「地球儀」)
名言5:小さな自分の・・・
小さな自分の 正しい願いから始まるもの
ひとつ寂しさを抱え 僕は道を曲がる(米津玄師/「地球儀」)
名言6:手が触れ合う喜びも・・・
手が触れ合う喜びも 手放した悲しみも
飽き足らず描いていく 地球儀を回すように(米津玄師/「地球儀」)
映画ともリンクしているとてもいい言葉が多くて、映画を見ていると特に、しみじみ言葉1つひとつを味わうことができます。
映画「君たちはどう生きるか」の名言を心に残そう

ここまで映画「君たちはどう生きるか」の名言の数々を見てきましたが、いかがだったでしょうか?
いい言葉は何度も繰り返し見ることで、自分をよりよく導いてくれます。
今の自分にぴったりな言葉を見つかったら、保存して繰り返し見れるようにしておきましょう。
本サイト「Anchor」では、豊富な名言の中から気に入った名言を見つけたり、保存して整理することもできます。この機会にぜひ使ってみてください。
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みなさまが、人生において特別な意味合いを持つ”すばらしい言葉”と出会えますように。
















