俳優・山崎賢人の名言58選。「やめたいと思ったこともある」「俺は俺だ」など、インタビューで語った飾らない言葉を発言の背景とともに紹介。比べて揺れる夜に戻ってこられる一言が見つかります。
映画「キングダム」の信をはじめ、数々の実写化作品で主演を務めてきた俳優、山崎賢人。山崎賢人の名言を集めてみると、意外なほど飾らない言葉が並びます。「やめたいと思ったこともある」「もともと自信があるわけではない」。華やかな経歴の裏にあるのは、迷いながら続けてきた人の正直な声です。
この記事では、インタビューや舞台挨拶で語られた山崎賢人の言葉58件を、発言の背景とともに紹介します。比べて落ち込んだ夜、新しい役割に足がすくむ朝。そういうときに効く言葉を、話題のまとまりごとに並べました。
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山崎賢人とはどんな人物か
山崎賢人は1994年生まれの俳優です。映画「キングダム」の信役をはじめ、「るろうに剣心」「今際の国のアリス」「ゴールデンカムイ」など、実写化作品の主演を多く務めてきました。「キングダム」シリーズでは約7年にわたって信を演じ続け、本人はその時間を「人生そのもの」と呼んでいます。一方でインタビューでは、「やめたいと思ったこともある」「自信があるわけではない」と率直に語ることも多く、力強い役柄のイメージとは少し違う、迷いながら進む姿が見えてきます。この記事では、そうした言葉を発言の背景とともに紹介します。
山崎賢人の名言58選
名言1【山崎賢人】座右の銘を聞かれて真顔で答えた一言
昨日の明日は今日
(山崎賢人)
出典:フジテレビ系「VS嵐」出演時、座右の銘として回答
2016年9月15日放送の「VS嵐」。座右の銘を聞かれた山崎賢人は、真剣な顔で「昨日の明日は今日」と答えた。当たり前すぎる言葉と真顔のギャップが、ファンの間で長く記憶されている。込められていたのは「今日という一日を大切に」という素直な思いだ。先延ばしにしてきた用事を前にしたとき、この言葉は静かにささやく。昨日「明日やる」と言ったその明日は、もう来ている。
名言2【山崎賢人】20歳の誕生日に語った夢を叶える秘訣
その夢にどれだけの時間を費やせるかどうかで決まる
(山崎賢人)
出典:モデルプレス インタビュー(20歳を迎えた際の夢を叶える秘訣について)
20歳の誕生日を迎えた頃、モデルプレスのインタビューで夢を叶える秘訣を問われ、力を込めて答えた言葉。読者アンケートの「印象に残る名言」でも上位に挙がった。才能でも運でもなく、時間。そう言い切る潔さがある。資格の勉強が三日で止まりそうなとき、この言葉は問いを変えてくれる。向いているかどうかではなく、どれだけの時間をそこへ置けるか。答えは机に向かった時間の長さが教えてくれる。
名言3【山崎賢人】苦しみをパワーに変えてほしいと語って
逆境こそ力になる
(山崎賢人)
出典:モデルプレス インタビュー(映画「キングダム」公開時、夢に向き合う姿勢について)
映画「キングダム」公開時のインタビューで、夢に向き合う人へ「苦しみをパワーに変えて頑張ってほしい」と語った際の言葉。主演として大作に挑んだ本人が、自分にも言い聞かせていたように聞こえる。企画が通らない、評価が伸びない。そういう時期は、何かが削られているのではなく、燃料が積まれている時間なのかもしれない。その燃料の使い道を決めるのは、あとの自分でいい。
名言4【山崎賢人】信の夢と自分の夢を重ねた初公開の日
信が天下の大将軍になるまで演じるのが夢です。僕も同じで、俳優としても高みに行きたい
(山崎賢人)
出典:映画.com インタビュー(映画「キングダム」初公開時)
2019年4月19日、映画「キングダム」初公開のインタビューで語った一言。信が天下の大将軍になる夢と、俳優として高みに行く自分の夢を重ね、「演じ続ける」という意志をはっきり口にした。目標を人前で言うのは、届かなかったときのことを考えると怖い。けれど先に言葉にした人だけが、周りを巻き込みながら現実をそこへ近づけていく。叶うかどうかの前に、まず「言う」という一歩がある。
名言5【山崎賢人】30歳を前に20代の全力を振り返って
自分が本気で向き合ったことは、確実に経験値となって積み上げていけるものなんだと実感することができた
(山崎賢人)
出典:クランクイン! インタビュー(30代を迎えての20代の振り返り)
30歳を迎える頃、クランクイン!のインタビューで20代を振り返って語った言葉。全力で向き合ってきた日々が、幸福として実感できていると続けている。「経験値」という言い方が印象的だ。数字に出なくても、消えずに積み上がるもの。転職して一から始めるとき、前の職場で本気だった時間は無駄にならない。目に見える成果より、本気で向き合ったという事実のほうが、長く自分を支えてくれる。
名言6【山崎賢人】30代で勉強の時間を持ちたいと語って
30代は、もっといろいろなことを知りたいなと思う部分もあります。勉強する時間をしっかりと持って、新しいものをインプットして人間力も高めていきたい
(山崎賢人)
出典:クランクイン! インタビュー(「アンダーニンジャ」公開時)
「アンダーニンジャ」公開時のインタビューで、30代の目標として語った言葉。海外進出や英語学習への意欲と並べて、「人間力」という言葉を選んでいる。芸歴を重ねた俳優が「勉強する時間」を欲しがるのは、少し意外に聞こえる。でも伸び悩みを感じる30代ほど、実はインプットの時間が削られている。週に一度でも、仕事と直接関係のない本を開く時間を取り戻していい。
名言7【山崎賢人】ハングリーさを自分に言い聞かせながら
ハングリー精神を忘れずにいたいです。貪欲にチャレンジしていこうと、自分に言い聞かせるようにしながら進んでいきたい
(山崎賢人)
出典:クランクイン! インタビュー(「アンダーニンジャ」公開時)
30代への展望を語る同じインタビューで、「これまでやってきたことは一つも無駄ではない」という確信とともに口にした言葉。満ち足りてもおかしくない立場で、あえて「貪欲」を選んでいる。「自分に言い聞かせるようにしながら」という部分が正直だ。ハングリーさは自然に湧くものではなく、何度も自分に言い直して保つもの。慣れた仕事に飽きを感じ始めたら、言い聞かせ直すタイミングかもしれない。
名言8【山崎賢人】海外作品への挑戦を問われて
魅力的な作品に国は関係ないと思う。自分が面白いと思う作品と出会えば、世界中のどこでも1つ1つ挑戦していきたい
(山崎賢人)
出典:マイナビニュース インタビュー(2026年5月・HUBLOTイベント登壇)
2026年5月、HUBLOTのブランドアンバサダーとして登壇したイベントでの発言。海外作品への挑戦意欲を問われ、「国は関係ない」と言い切った。基準はひとつ、自分が面白いと思うかどうか。この順番が大切だ。「海外に出たい」が先に来ると、作品を選ぶ軸がぶれる。異動や転職の話が来たとき、場所や肩書きより先に「その仕事自体に心が動くか」を見る。面白いと思える仕事なら、場所はあとからついてくる。
名言9【山崎賢人】芸歴16年で見据える俳優像
多様な役柄・作品で経験を積むことで自分の中の引き出しをどんどん増やしていき、自分にしかできない表現を追求する俳優になりたい
(山崎賢人)
出典:マイナビニュース インタビュー(2026年5月・HUBLOTイベント登壇)
芸歴16年、人生の半分以上を俳優として生きてきたタイミングで語った目標。「引き出しを増やす」と「自分にしかできない表現」が一つの文に収まっている。幅を広げることと、自分らしさを深めることは矛盾しない。むしろ順番がある。いろいろ試した人だけが、何が自分のものかを選べる。「器用貧乏かも」と悩む時期は、引き出しが増えている途中の時期でもある。選ぶのは、揃ってからで間に合う。
名言10【山崎賢人】原動力は何かと問われて
作品は1人で作ることができないからこそ、一緒に頑張ってくれる人や、作品を観てくれる人の存在が一番の原動力になっています
(山崎賢人)
出典:マイナビニュース インタビュー(2026年5月)
2026年5月のインタビューで、原動力を問われての回答。スタッフ、共演者、そして観てくれる人。自分の内側ではなく、周りの人の存在を真っ先に挙げた。頑張りが続かないとき、原因は意志の弱さではなく「誰のためか」が見えなくなっていることが多い。企画書を書く手が止まったら、それを読む相手の顔をひとり思い浮かべる。一人で作れないという事実は、弱さではなく、支えの多さの証でもある。
名言11【山崎賢人】正解が見えないまま挑んだ前作を振り返って
明確な”答え”が見えない状態で始まりましたが、とにかく現場の熱量が凄まじかったし、自分自身も全身全霊で挑ませてもらいました
(山崎賢人)
出典:cinemacafe.net インタビュー(映画「キングダム 遙かなる大地へ」)
「キングダム 遙かなる大地へ」公開時、前作の撮影を振り返って語った言葉。実写化に正解が見えない不安の中、現場の熱量と全身全霊だけで挑んだ結果が、57億円超の興行収入につながった。正解がないまま始めるのは怖い。けれど正解が見えてから動こうとすると、永遠に動けない。新規事業の立ち上げも、初めての役割も同じだ。答えより先に、熱量を持ち込む。答えはあとから、やりながら形になる。
名言12【山崎賢人】信を通して観客に届けたかったもの
映画を観に来て下さった人たちに、信を通して『生きる』という力強さを伝えられたら
(山崎賢人)
出典:cinemacafe.net インタビュー(映画「キングダム 遙かなる大地へ」)
同じインタビューで、「信が羌瘣に言う言葉は、いまの時代みんなが言ってほしい言葉なんじゃないか」と前置きして語った一言。演じる側が観客へ届けたいものを、「生きる」という一語に絞っている。仕事の目的が複雑に見えるときほど、届けたいことは一つに絞ったほうが強い。資料を作るとき、人前で話すとき、「結局これを伝えたい」を一語で言えるか。信を通して伝えたかったのは、力強さそのものだった。
名言13【山崎賢人】北海道の過酷な撮影が教えてくれたこと
地球の当たり前のことに感謝しようと改めて考えさせられる機会にもなりました。生きていく上で当たり前のことに感謝して生きるという想いには深く共感できます
(山崎賢人)
出典:モデルプレス インタビュー(映画「ゴールデンカムイ」公開時)
映画「ゴールデンカムイ」の撮影は、北海道の過酷な環境で行われた。その体験が日常への感謝を改めて意識させてくれたと語っている。劇中のテーマである「生きること」が、演じる本人の実生活にまで染み込んだ言葉だ。暖かい部屋、温かい食事、当たり前に動く体。不満が先に立つ日は、たいていこれらが見えなくなっている。寒さの中で初めて暖かさがわかるように、欠けてみて初めてわかる豊かさがある。
名言14【山崎賢人】杉元役の肉体改造で声に出していた言葉
もちろんきついと思う瞬間もあります。だから、自分のことは”不死身”だとは思いませんが、鍛えながら『俺は不死身だ!』と声に出していました
(山崎賢人)
出典:モデルプレス インタビュー(映画「ゴールデンカムイ」役作りについて)
杉元役のために体を増量し、肉体改造に取り組む過程で語った言葉。「不死身の杉元」の精神を、鍛えながら自分にも声に出して言い聞かせていたという。「自分を不死身だとは思わない」と正直に前置きしているのがいい。強がりではなく、弱さを認めたうえでの自己暗示だ。きつい朝、鏡の前で「大丈夫」と口に出すのは、嘘ではなく準備になる。言葉は外からもらうだけでなく、自分の内側からも届く。
名言15【山崎賢人】原動力は楽しめるかどうか
やっぱり、楽しめるかどうかですね。この『ゴールデンカムイ』は撮影していてすごく楽しくて面白くて好きなので、間違いなく原動力です
(山崎賢人)
出典:モデルプレス インタビュー(映画「ゴールデンカムイ」公開時)
「ゴールデンカムイ」公開時、仕事の原動力を問われての回答。義務感でも使命感でもなく、「楽しくて面白くて好き」をそのまま挙げた。過酷な撮影だったからこそ、この言葉には重みがある。楽しいから続く、続くから上達する。この順番を忘れると、努力はすぐに苦行へ変わってしまう。仕事のどこかに「ここは面白い」と思える部分を一つ見つけておく。きつい局面で踏ん張る足場は、たいていそこにある。
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鍛えながら「俺は不死身だ」と声に出していたように、自分へ向ける言葉を一つ持っていると、きつい朝の足取りが変わります。
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名言16【山崎賢人】カッコいい大人の定義を問われて
仕事もプライベートも、どちらも心から楽しんでいて、何事にも一生懸命な人がカッコいいです。自分が「好きだ」と思えるものに、夢中になって取り組んでいる人は本当に素敵だと思います
(山崎賢人)
出典:LEON インタビュー(「かっこいい大人」の定義について)
LEONのインタビューで「カッコいい大人」の定義を問われたときの答え。地位や実績ではなく、「夢中になれているか」を基準にしている。「仕事もプライベートも」と両方を挙げているのが見逃せない。どちらかを犠牲にして成り立つ一生懸命は、長く続かない。休日に心から楽しめるものがあるか。それは仕事の手抜きではなく、仕事を楽しむための土台でもある。カッコよさは、肩書きではなく熱量に宿る。
名言17【山崎賢人】先輩俳優の立ち居振る舞いにしびれて
年下の僕らにもそういった気遣いができる振る舞いって、本当にスマートでカッコいいなって感じます
(山崎賢人)
出典:LEON インタビュー(先輩俳優・舘ひろしへの言及)
LEONのインタビューで、先輩俳優の舘ひろしへの敬意を語った文脈の言葉。「しびれる」という表現とともに、その立ち居振る舞いへの憧れを口にしている。注目したのは演技ではなく、年下への気遣いだった。キャリアを重ねるほど、気遣いは「してもらうもの」になりやすい。後輩が増えてきた頃、自分から声をかけているだろうか。スマートさとは、立場が上がっても目線を下げられることなのかもしれない。
名言18【山崎賢人】吉沢亮と振り返った7年間
信と一緒に成長してきた数年間でした。これだけ映像でアクションをがっつりやったのも『キングダム』が初めてでしたし
(山崎賢人)
出典:マイナビニュース インタビュー(映画「キングダム 大将軍の帰還」・吉沢亮との対談)
「キングダム 大将軍の帰還」公開時、吉沢亮との対談で7年間を振り返った言葉。本格的な映像アクションも、このシリーズが初めてだったと明かしている。初めてのことを、人は「まだ下手な時期」として恥じがちだ。でも彼は、信と一緒に成長したと言い切る。役と俳優が同時に強くなっていく感覚。慣れない仕事を任されたとき、未熟さは隠すものではなく、その仕事と一緒に伸びていく余白だと捉え直してみる。
名言19【山崎賢人】表面的な付き合いが変わった瞬間
2人の中で『ここから頑張っていこうぜ』という熱さが生まれて、真面目な話とかもしたりして。それはめっちゃいい時間でしたね
(山崎賢人)
出典:マイナビニュース インタビュー(映画「キングダム 大将軍の帰還」・吉沢亮との関係について)
同じ対談で、吉沢亮との関係の変化について語った言葉。それまでは表面的な付き合いだったが、「キングダム」を機に演技の話ができる仲になったという。真面目な話をするのは、少し照れくさい。でも「ここから頑張っていこうぜ」と口に出せた瞬間に、関係の質が変わった。同僚と業務の話しかしていないなら、一度だけ本音を混ぜてみる。熱さは一人では生まれない。相手に見せて、初めて二人分の熱が生まれる。
名言20【山崎賢人】俳優を続けてきた理由を問われて
やめたいと思ったこともありますよ。かと言ってほかにやりたいこともないし、好きならとにかく頑張ってみようってその繰り返しだった気がします
(山崎賢人)
出典:GINGER インタビュー(俳優を続けてきた理由について)
GINGERのインタビューで、俳優を続けてきた理由を問われての答え。「やめたい」と思ったことを隠さず、「ほかにやりたいこともない」とも正直に言う。かっこいい継続の理由ではない。壮大な使命感で続いている人は、実は少ない。好きだから、とにかくもう一回。その繰り返しだけで、十数年が積み上がる。辞めたい気持ちと好きな気持ちは、同時に存在していい。どちらかを消す必要はない。
名言21【山崎賢人】正解も順位もない仕事を続けられる理由
正解や順位がないところもやってこられた理由のひとつで、作品が変わるたびに取り組むことも変わるから飽きない
(山崎賢人)
出典:GINGER インタビュー(俳優という職業について)
GINGERのインタビューで、俳優という仕事を続けられた理由を分析した言葉。正解も順位もないから、作品ごとに取り組みが変わり、飽きない。普通なら不安の種になる「正解のなさ」を、続けられる理由に置き換えている。評価基準が曖昧な仕事に疲れる日もある。けれど基準が一つしかない世界では、負けた人は立つ場所を失う。正解のなさは、自分なりのやり方を試し続けられる自由でもある。
名言22【山崎賢人】太陽を浴びると元気が出るという日常
朝起きて調子が悪くてテンションが下がっても、フルーツジュースを飲んで太陽の光を浴びたらすぐ『あ、元気出た』みたいな(笑)。パワーをもらえるんですよ。そのたびに今日も得したなって実感しています
(山崎賢人)
出典:GINGER インタビュー(「見ているだけで幸せを感じるもの」について)
GINGERの「眼福」企画で、「見ているだけで幸せを感じるもの」を聞かれて「太陽!」と即答したときの言葉。元気の出し方が驚くほどシンプルだ。朝の不調を、意志や根性でねじ伏せようとしていない。ジュースと日光という、体に働きかける手段を持っている。気分が沈んだ朝に必要なのは、反省ではなく光かもしれない。カーテンを開けて、冷たいものを一口。「今日も得した」と思える仕組みを、先に持っておく。
名言23【山崎賢人】俳優歴を振り返って後悔はゼロ
これまでやってきた作品で後悔しているものは一つもありません。全部(の出演作が)自分にとってはプラスになっています
(山崎賢人)
出典:シネマトゥデイ 単独インタビュー(映画「羊と鋼の森」公開時)
映画「羊と鋼の森」公開時、シネマトゥデイの単独インタビューで俳優歴を振り返った言葉。後悔ゼロという断言は、すべてがうまくいったという意味ではないだろう。思うようにいかなかった作品も「プラス」に数える、という決め方をしている。過去の選択を振り返るとき、正しかったかどうかで採点すると苦しくなる。何を持ち帰ったかで数え直してみると、同じ過去が別の顔を見せる。
名言24【山崎賢人】過去の作品が今の現場で生きる瞬間
撮影をしていると「この部分は、あのときの作品でやったことが活かされているな」と感じる瞬間があるんです。それを成長というのかはわかりませんが、やってきたことは確実に自分の力になっていると思います
(山崎賢人)
出典:シネマトゥデイ 単独インタビュー(映画「羊と鋼の森」公開時)
同じインタビューで、成長の実感を語った言葉。「それを成長というのかはわかりませんが」と留保しつつ、やってきたことが力になっているとは言い切っている。成長は、鏡を見てもわからない。別の現場で、ふと昔の経験が手に馴染んでいるときに気づく。異動先で前の部署の知識が思わぬ形で役立ったとき、あの時間は遠回りではなかった。積み重ねは、本人の実感より先に体のほうが覚えている。
名言25【山崎賢人】デビュー10年の節目に語った葛藤
完璧だと思ったことも、これで満足だと思えたこともない
(山崎賢人)
出典:クランクイン! インタビュー(映画「劇場」公開時・デビュー10年の軌跡について)
映画「劇場」公開時、デビュー10年の節目に俳優人生の葛藤を語った言葉。10年続けても満足がない、と言う。それを苦しさとしてではなく、前を向く理由として語っている。「まだ足りない」という感覚は、自分を責める材料にもなれば、次へ進む燃料にもなる。違いは、その感覚を誰と比べて抱いているか。他人と比べれば焦りになり、昨日の自分と比べれば伸びしろになる。満足しないことは、欠点ではない。
名言26【山崎賢人】嫉妬しそうになったときの合言葉
他人の才能に嫉妬しそうになったときは、いつでも、”俺は俺だ”と思うようにしている
(山崎賢人)
出典:クランクイン! インタビュー(映画「劇場」公開時)
「劇場」公開時のインタビューで、他者への嫉妬との向き合い方を語った言葉。表現者である以上、比較から逃げられない。その現実を認めたうえで、「俺は俺だ」と自分に言い直すという具体的な対処を持っている。嫉妬しない人になろうとすると、嫉妬した自分をまた責めてしまう。それより、嫉妬した瞬間に戻ってくる言葉を一つ決めておく。同期の活躍が流れてきたときに唱える合言葉があるだけで、心の戻りが早くなる。
名言27【山崎賢人】劇作家・永田の弱さに共感して
俳優も劇作家も表現者という意味では同じ。永田の表現者としての弱さにすごく共感ができた
(山崎賢人)
出典:クランクイン! インタビュー(映画「劇場」公開時)
又吉直樹原作の映画「劇場」で、劇作家・永田を演じた際のインタビュー。役を選んだ理由として、「表現者としての弱さ」への共感を挙げている。主演を重ねてきた俳優が、劇作家の弱さに共感する。それは謙遜ではなく、表現する人なら誰もが抱える不安を知っているということだ。自分の作ったものが受け入れられるかわからない怖さは、職種を問わず同じ。弱さを認めたうえで演じる強さが、この一言にある。
名言28【山崎賢人】7年を共にしたキングダムは宝物
キングダムと信から自分自身がパワーを貰いながら、人生そのものという感覚で約7年やってきました。(キングダムは)本当に宝物です
(山崎賢人)
出典:ぴあ映画 キングダム全国完成披露舞台挨拶ツアー(福岡公演)
「キングダム 大将軍の帰還」の全国完成披露舞台挨拶ツアー、福岡公演での発言。約7年にわたるシリーズを「人生そのもの」「宝物」と呼んだ。パワーを与えてきたのではなく、貰ってきた、という言い方が印象的だ。長く関わる仕事には、こちらが育てているつもりで、実は育てられている面がある。長年の仕事を、負担と数えるか宝物と数えるか。同じ7年が、言葉の選び方ひとつで別の重さになる。
名言29【山崎賢人】20代のほとんどを信と過ごして
20代のほとんどを信と過ごしてきたので、本当に人生そのものです。信と一緒に成長してきたなと思っていて
(山崎賢人)
出典:ぴあ映画 キングダム全国完成披露舞台挨拶ツアー
同じ舞台挨拶ツアーで、スタッフや共演者への感謝とともに語った言葉。20代という一番迷いの多い時期を、一つの役と過ごした。器用にいろいろ手を出した人生ではない。一つのことを長く続けた人だけが、「一緒に成長した」と言える。新しいスキル、新しい資格と手を広げたくなる時期に、一つの仕事を深く続ける選択は地味に見える。けれど振り返って「人生そのもの」と呼べるものは、たいてい地味な継続の先にある。
\ 比べて揺れた夜に、戻ってこられる場所を /
「俺は俺だ」と戻る場所を持っていた山崎賢人のように、揺れたときに立ち返る言葉があると、心の戻りが早くなります。
ポケットAnchorなら、アプリ独自の名言コレクションから、今の気分に近いカテゴリを選んで言葉を受け取れます。偉人の名言は著者名とともに表示されるので、気になった人物の言葉をさらにたどることもできます。
名言30【山崎賢人】嫉妬心の変化を語った現在の境地
今は誰かと比べるのではなく、『俺は俺』というスタンスで自分の作品に集中できればいいかなと思っています
(山崎賢人)
出典:ライブドアニュース インタビュー(映画「劇場」公開時・嫉妬心の変化について)
「劇場」公開時、同世代の俳優との関係や嫉妬心の変化を語った文脈での言葉。「昔は嫉妬もあった」と本音を明かしたあとに続く、現在の境地だ。比べなくなったのではなく、比べたあとに「俺は俺」と戻る場所を持った、ということだろう。SNSで同世代の成果が流れてくるたびに揺れるなら、見ないようにするより、戻る場所を決めるほうが現実的だ。自分の作品に集中する。それが戻る場所になる。
名言31【山崎賢人】賞をもらいたい理由はひとつだけ
賞はいただけるものならいただきたいですけど…賞をもらうために演技をしているわけではないので。ただ、僕がもらうことで喜んでくれる周りの人がいるので、欲しい理由があるとすればそれだけですね
(山崎賢人)
出典:ライブドアニュース インタビュー(映画「劇場」公開時・賞への向き合い方)
「劇場」公開時のインタビューで、俳優にとっての賞の意味を問われての答え。欲しくないとは言わない。でも欲しい理由は「周りの人が喜んでくれるから」、それだけだと言う。評価そのものを目的にしないという姿勢が、押しつけがましくなく語られている。昇進や表彰を目指す自分を、不純だと感じる必要はない。ただ、受け取ったとき誰が喜ぶかを思い浮かべてみると、評価は目的ではなく贈り物に変わる。
名言32【山崎賢人】作品選びの基準はときめくかどうか
ワクワクするか、しないかですね。こんまりさん(近藤麻理恵/片づけコンサルタント)じゃないですけど(笑)、自分がときめくか、ときめかないかは大事にしています
(山崎賢人)
出典:ライブドアニュース インタビュー(映画「劇場」公開時・作品選びの基準)
「劇場」公開時のインタビューで、作品選びの基準を聞かれての答え。片づけコンサルタントの近藤麻理恵の名前を笑いながら引き合いに出し、「ときめくかどうか」を大事にしていると明言した。論理や条件より、感覚を先に置く。これは無計画とは違う。何本もの作品を経た人の直感には、言葉にならない経験が畳み込まれている。条件を表にして比べても決まらない選択があるなら、最後は「ワクワクするほう」を信じていい。
名言33【山崎賢人】自分だけが頑張ればいいと思っていた頃
昔は『自分だけが頑張ればいい』と思っていた時期がありました。でもある時、『周りに支えてくれる人たちがいるから、自分がいる』と気づいたんです
(山崎賢人)
出典:MOVIE WALKER PRESS インタビュー(Netflixドラマ「今際の国のアリス」関連)
Netflixドラマ「今際の国のアリス」に関連したインタビューで、人生観の変化を語った言葉。孤独に頑張っていた時期から、「支えてくれる人がいるから自分がいる」という気づきへ。自分が頑張るから周りがいるのではなく、周りがいるから自分が頑張れる。一人で抱え込む癖のある人ほど、この順番を取り違えやすい。頼ることは甘えではなく、支えてくれる人の存在を認めることでもある。
名言34【山崎賢人】海外の映画祭で受賞して語った誇り
日本には、漫画という誇らしい文化があって。それを映像化して世界中の人に楽しんでもらえるなんて、本当にステキなことだなと思いました
(山崎賢人)
出典:クランクイン! インタビュー(「アンダーニンジャ」・ニューヨーク・アジアン映画祭受賞について)
「アンダーニンジャ」がニューヨーク・アジアン映画祭で受賞した際のインタビューでの言葉。数々の実写化を担ってきた本人が、自分の功績ではなく「漫画という文化」のほうを誇っているのが印象的だ。自分の仕事を、何かを届ける「橋」として捉える視点がある。手柄の大きさより、何を誰に届けられたか。そう考え直してみると、小さく見えていた自分の役割も、大きな文化の一部として見えてくる。
名言35【山崎賢人】座長の景色を問われて
みんなに支えられて、広く視野を持って見ることも大事なんだなって思いました。そして、なおかつ自分が先頭になって、一番力を尽くして突撃していく。全部を持ち合わせてないとできないのかなって
(山崎賢人)
出典:otocoto インタビュー(映画「キングダム 大将軍の帰還」・座長としての視点)
「キングダム 大将軍の帰還」のインタビューで、「座長の景色」を問われたときの答え。支えられながら視野を広く持つことと、自分が先頭で一番力を尽くすこと。両方を「全部持ち合わせていないとできない」と言う。信の立場と主演俳優の立場が、ここで重なっている。リーダーになりたての頃は、どちらか一方に偏りがちだ。両方を背負うのは重い。けれど、どちらも手放さないという覚悟自体が周りを動かす。
名言36【山崎賢人】20代を無駄ではなかったと言い切る
これまでやってきたことは一つも無駄ではない
(山崎賢人)
出典:クランクイン! インタビュー(「アンダーニンジャ」公開時)
30代への展望を語るインタビューで、20代を振り返って口にした言葉。「無駄ではない」と言い切るためには、無駄に見えた時間も含めて引き受ける必要がある。報われなかった努力、人に話せない失敗。それらを「無駄」の箱に入れずに持ち続けるのは簡単ではない。でも全部を自分の一部として数えた人だけが、次の挑戦に貪欲になれる。過去の総括が、未来の姿勢を決める。
名言37【山崎賢人】国を背負う信と作品を背負う主演
信が置かれている状況や国を背負って戦っていく感じは、自分が主演として立たせてもらっているときの境遇と重なる部分があると感じます
(山崎賢人)
出典:クランクイン! インタビュー(映画「キングダム 遙かなる大地へ」公開時)
「キングダム 遙かなる大地へ」公開時のインタビューで、主演としての自分と信の境遇が重なると率直に語った言葉。国を背負う将軍と、作品を背負う主演。重さの種類は違っても、「逃げられない立場」という点では同じだ。初めてプロジェクトを任された人は、その重さに潰されそうになる。けれどその重さは、信じて預けられた分の重さでもある。背負っているものの大きさは、期待の大きさと同じ形をしている。
名言38【山崎賢人】声を張らないリーダーのやり方
普段の僕は、わかりやすく「みんな、やっていこうぜ!」と引っ張っていくタイプではないのですが、本作は前作に出た方もいれば、今回から参加する方もいるので、自分が思いっきり信として生きることで、みんながついてきてくれたらいいなと思いました
(山崎賢人)
出典:クランクイン! インタビュー(映画「キングダム 遙かなる大地へ」公開時)
「キングダム2」のインタビューで語った、自分なりのリーダーシップ論。声を張って引っ張るのではなく、自分が思いっきり信として生きることで、周りがついてきてくれたらいいと言う。前作からの参加者と新規の参加者が混ざる現場で、言葉より姿勢を選んだ。リーダーは声が大きい人、という思い込みで自分を失格にしていないだろうか。黙々と仕事に打ち込む背中が、誰かを動かすこともある。引っ張り方は、一つではない。
名言39【山崎賢人】逆境ほど力が出る信という役
信を演じているだけで無敵モードになれるんですよね。逆境になればなるほど『やってやるぞ』という力が出てくる役なんです
(山崎賢人)
出典:クランクイン! インタビュー(映画「キングダム 遙かなる大地へ」公開時)
同じインタビューで、信というキャラクターが自分に与える影響を語った言葉。逆境になるほど「やってやるぞ」と力が出る役だと言い、演じる本人にもその力が伝染していると明かした。追い込まれると弱くなる人と、強くなる人がいる。その違いは性格ではなく、「逆境のときの自分」のイメージを持っているかどうかかもしれない。ピンチの場面で思い出す人物を一人持っておく。借り物でも、そこから無敵モードへの入口がひらく。
名言40【山崎賢人】命をたぎらせ生きろという原作の魅力
生きる上での大切なことが詰まっている作品だなと思うんですよね。今回「命をたぎらせ、生きろ。」というキャッチコピーがついているように、すごくシンプルだけど「燃えていないと!」と力強さを感じさせてくれる
(山崎賢人)
出典:クランクイン! インタビュー(映画「キングダム」原作漫画の魅力について)
「キングダム」原作漫画の魅力を問われての回答。「命をたぎらせ、生きろ。」というキャッチコピーを引きながら、シンプルだからこそ力強いと語った。複雑な理屈ではなく、「燃えていないと!」という一言に魅力を集約している。大人になるほど、熱くなることを少し恥ずかしく感じる。でも本気で打ち込んでいる時間には、理屈抜きに生きている実感がある。燃える時間は、冷静さより多くのものを残す。
名言41【山崎賢人】陸王で演じた宮沢大地のモヤモヤと熱
本気になってやりたいことをやる、そのことの大切さを感じて、モヤモヤしていた自分が、一つ道が見えたことで熱くなっていく過程を演じていきたいと思っています
(山崎賢人)
出典:WEBザテレビジョン インタビュー(TBSドラマ「陸王」放送時)
TBSドラマ「陸王」で演じた宮沢大地について語った言葉。就職活動に悩みモヤモヤしていた若者が、一つ道が見えたことで熱くなっていく過程を演じたいと語った。熱くなる前に、モヤモヤの時期がある。この順番が救いだ。やりたいことが見つからない時期を、人は空白のように感じる。でもそれは、何に火がつくかを探している時間でもある。道が見えた瞬間に一気に熱くなれるのは、モヤモヤの時期があったからこそだ。
名言42【山崎賢人】役への台詞が自分にも入ってきた瞬間
飯山さんの”ただの部品にはなるなよ”という言葉が大地としてその場にいる時に、僕自身にもグッと入ってくると”あ、大地として僕はいるんだな”と思います。多分、そういう機会を重ねてきたことで、現場にいる時の僕と大地の境界線がなくなってきているのかもしれませんね
(山崎賢人)
出典:WEBザテレビジョン インタビュー(TBSドラマ「陸王」放送中)
「陸王」放送中のインタビューで、役との境界線が溶けていく感覚を語った言葉。劇中で飯山から大地に向けられた「ただの部品にはなるなよ」という台詞が、演じている本人にもグッと入ってきたという。役への言葉が、自分への言葉として届く。そういう機会を重ねて、境界がなくなっていった。仕事の中で、誰かに向けられた言葉が自分に刺さることがある。それは偶然ではなく、そのくらい深く現場にいた証拠だ。
名言43【山崎賢人】役のために始めたピアノが財産になって
楽器が弾けることって、人生においてすごく大きな財産だなって。だから『なんで小さい頃からピアノやってなかったんだろう?』って思ったくらいです
(山崎賢人)
出典:モデルプレス インタビュー(映画「四月は君の嘘」リレーインタビュー)
映画「四月は君の嘘」でピアノを弾く役を演じ、実際に練習する中で生まれた実感。「なんで小さい頃からやってなかったんだろう」と思うほど、楽器に愛着が湧いたという。仕事で仕方なく覚えたことが、あとから自分の宝物になることがある。義務で始めたことを「どうせ仕事だから」と切り分けないでいると、思いがけない財産に出会える。始めるのに遅いと感じる年齢も、振り返れば一番早い日だ。
名言44【山崎賢人】悩んだときに大切にしているもの
今もやっぱり悩むことはあります。そんな時大切にしているのは、気合い。やる気。…「努力と気合いが全て!」
(山崎賢人)
出典:モデルプレス インタビュー(映画「四月は君の嘘」リレーインタビュー)
「四月は君の嘘」のインタビューで、人生の課題への向き合い方を問われての答え。答えは拍子抜けするほどシンプル。気合いとやる気。「努力と気合いが全て!」と言い切っている。洗練された方法論を探して迷っているとき、この素朴さは少し眩しい。考えすぎて動けなくなる人ほど、たまには理屈を脇に置いていい。悩みが消えるのを待つのではなく、悩んだまま気合いで一歩出す。それも立派な方法だ。
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考えるより先に一歩出したい日があります。そんな朝、スマホをひらいた瞬間に言葉が目に入る。
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名言45【山崎賢人】俳優の原点だった少年時代のサッカー
小学校から中3までサッカーをやっていたんです。サッカーを、楽しみながら一生懸命やるという姿勢は今の仕事にも通じるかなと思います。個人プレーでもあるし、チームプレーでもある。繋がっていると思います
(山崎賢人)
出典:シネマトゥデイ インタビュー(俳優の原点としてのサッカーについて)
シネマトゥデイのインタビューで、俳優としての原点を語った言葉。小学校から中学3年まで続けたサッカーの「楽しみながら一生懸命やる」姿勢が、今の仕事に通じているという。個人プレーでもあり、チームプレーでもある。子どもの頃に打ち込んだことは、別の道に進んでも姿勢として残る。今の仕事と関係ないと思っていた過去の経験に、実は今の自分の型が隠れていることがある。原点は、意外と近くにある。
名言46【山崎賢人】10代からの仲間と30代で学生役に戻って
今回、30代にしてまた学生に戻っちゃいましたが(笑)、10代の時に一緒にいたみんなでまた集まれて、こういう作品を撮ることができて幸せを感じました。決して、当たり前のことではありませんから
(山崎賢人)
出典:cinemacafe.net インタビュー(映画「アンダーニンジャ」・間宮祥太朗・岡山天音との対談)
「アンダーニンジャ」公開時、間宮祥太朗・岡山天音との対談インタビューでの言葉。10代の頃から一緒にいた仲間と、30代で再び学生役として集まれたことを「幸せ」と語り、「決して当たり前ではない」と付け加えた。同じ業界で続け、同じ現場に立つ。それは努力だけでなく、運と周りの支えがあってのことだ。昔の仲間と再び仕事ができたとき、その偶然を当たり前と呼ばずに受け取る。
名言47【山崎賢人】デビュー初期に語った抱負
とにかく色んなことを吸収してたくさんチャレンジしていきたい
(山崎賢人)
出典:プラスアクト インタビュー(デビュー初期・今後について)
デビュー初期、プラスアクトのインタビューで語った今後への抱負。飾らないシンプルな言葉だが、この言葉のとおり、その後10年以上にわたって多彩な役に挑戦し続けることになる。若い頃の抱負は、あとから読むと恥ずかしくなるものも多い。けれどこの言葉は、年を重ねるほど重みを増した。新人の頃に決めた軸を、主演を重ねたあとも手放さなかった。最初に決めた素朴な方針を守り続けること自体が、ひとつの才能だ。
名言48【山崎賢人】作り込まない演技へ転換した外村役
できる限りフラットに、キャラクターを作り込むことなく、現場で感じることをどれだけストレートに表現できるかが重要だと思いました
(山崎賢人)
出典:シネマトゥデイ 単独インタビュー(映画「羊と鋼の森」公開時・外村役のアプローチ)
「羊と鋼の森」の外村役に向けたアプローチを語った言葉。「ジョジョ」での激しい役作りをあえて捨て、現場で感じたことをそのまま表現する方向へ転換したという。作り込むことが正解だった直後に、作り込まないことを選ぶ。前作の成功体験を手放す勇気がここにある。でも相手や状況が変われば、前の正解が邪魔になることもある。一度身につけた型を、必要なときに脱げる柔らかさ。それも実力のうちだ。
名言49【山崎賢人】三浦友和との共演で鳥肌が立って
大先輩と現場を共有することは、なにごとにも増して学ぶことが多いです
(山崎賢人)
出典:シネマトゥデイ 単独インタビュー(映画「羊と鋼の森」・三浦友和との共演について)
「羊と鋼の森」で三浦友和と共演した際のインタビューでの言葉。「鳥肌が立った」という衝撃とともに語られている。主演を何本も務めてきた俳優が、先輩の前で素直に「学ぶことが多い」と言える。経験を積むほど、教わる側に回るのは難しくなる。立場ができると、わからないことをわからないと言いにくい。けれど大先輩と同じ現場に立つ機会は、年を重ねるほど貴重になる。学ぶ側の席を、自分から空けておく。
名言50【山崎賢人】自分だけ生き残りたいと思う弱さを認めて
自分が突然、生きるか死ぬかのゲームに参加させられたら、『自分だけは生き残りたい』と思ってしまう心の弱さは、すごく理解できます
(山崎賢人)
出典:MOVIE WALKER PRESS インタビュー(Netflixドラマ「今際の国のアリス」・アリス役への共感について)
「今際の国のアリス」のインタビューで、演じたアリスへの共感を語った言葉。「自分だけは生き残りたい」と思ってしまう心の弱さを、否定せず「すごく理解できます」と受け止めている。主人公を立派な人間として語らず、弱さから共感する。自分の中のずるさや臆病さを、なかったことにすると苦しくなる。弱さは理解するものであって、裁くものではない。理解できる、と言えることが強さの始まりだ。
名言51【山崎賢人】大沢たかおから受け継いだもの
王騎将軍という役へ向かううえでの俳優としてのアプローチだったり、現場でどうあるべきかだったり、そういうものも全部受け継ぐじゃないですけど、自分の中ではめちゃめちゃ大きい存在になりました
(山崎賢人)
出典:otocoto インタビュー(映画「キングダム 大将軍の帰還」・大沢たかおから受け継いだもの)
「キングダム 大将軍の帰還」のインタビューで、王騎将軍を演じた大沢たかおから受け継いだものを語った言葉。演技の技術ではなく、役への向かい方や現場での在り方まで、「全部」が大きな存在になったという。人から受け継ぐのは、スキルだけではない。言葉で教わらなくても、同じ現場にいるだけで染み込むものがある。尊敬する先輩を思い浮かべたとき、受け取っていたのは技術より態度のほうかもしれない。
名言52【山崎賢人】海外挑戦への意志と英語の勉強
海外の作品に挑戦できたとしたらまた面白くなるのかなと思っています。英語ももっと勉強したいと思っています
(山崎賢人)
出典:クランクイン! インタビュー(「アンダーニンジャ」公開時・海外展開について)
「アンダーニンジャ」がニューヨークの映画祭で受賞したことを受けたインタビューで語った展望。海外挑戦への意志を、「英語ももっと勉強したい」という具体的な行動とセットで語っている。それを「勉強」という地味な行動につなげたところに本気が見える。大きな目標を前に足がすくむとき、目標そのものではなく、手元でできる練習に目を移す。英単語ひとつ覚える時間も、海外挑戦の一部になっている。
名言53【山崎賢人】医師役で心がけた繊細なバランス
意識し過ぎずに演じることを心がけています。ただし、ある程度の認識がないと描写が不十分になります。水卜の揺るがぬ性格に忠実な演技ができればと思っています
(山崎賢人)
出典:フジテレビ公式インタビュー(フジテレビドラマ「グッド・ドクター」)
フジテレビドラマ「グッド・ドクター」で、自閉症スペクトラム障害のある医師を演じるにあたって語った言葉。意識しすぎず、しかし認識が足りなければ描写が不十分になる。「揺るがぬ性格に忠実に」という姿勢が、役への敬意だ。人と接するときも同じ構造がある。相手の事情を知ろうとしすぎると構えてしまい、知らなすぎると雑になる。知ったうえで、構えない。その中間に誠実さがある。
名言54【山崎賢人】広く浅くなる自分を役者向きと捉え直して
どうしても広く浅くなる傾向はあって、例えばギターやピアノを弾く役をやると、このまま続けてうまくなりたい!って思うんだけど気付くとやめてしまうんです。でも、ひとつのことだけに集中してしまうとほかのことが手につかなくなるから、広く浅くやるのも悪くないのかな。そこは意外と役者向きなのかもしれないですね
(山崎賢人)
出典:GINGER インタビュー(趣味・私生活について)
GINGERのインタビューで、私生活の傾向を語った言葉。役で習ったギターやピアノを、続けたいと思いつつやめてしまう。そんな自分を責めるのではなく、「広く浅くやるのも悪くない」「意外と役者向きかも」と捉え直している。でも一つに没頭しすぎれば他が止まる、という裏面もある。続かなかった趣味の数は、興味の幅の数でもある。弱点だと思っていた性質に、仕事との相性が隠れていることがある。
名言55【山崎賢人】原作モノは自分の得意かもしれない
ここまで原作モノをやってきていると、役作りのうえで助けられたり、参考になる部分も多いから、自分の中では得意なのかなと思っています
(山崎賢人)
出典:@BAILA インタビュー(「ヲタクに恋は難しい」関連)
「ヲタクに恋は難しい」に関連したインタビューで、漫画原作作品への取り組みを語った言葉。数々の実写化を経て、「自分の中では得意なのかな」と控えめに自信を口にしている。得意は最初からあったのではなく、積み重ねの中で生まれた。自分の得意分野がわからないと悩む時期は、まだ回数が足りないだけかもしれない。何度もやってきたことの中に、「得意」はあとから見つかる。
名言56【山崎賢人】年齢とともに変わる役への期待
年齢とともに演じる役も変わっていくと思うので、これからもいろんな役に挑戦していきたいです
(山崎賢人)
出典:ライブドアニュース インタビュー(映画「劇場」公開時・今後への展望)
「劇場」公開時のインタビューで、今後の展望を語った言葉。年齢を重ねることを、できる役が減っていく不安としてではなく、新しい役に出会える期待として語っている。若さを失う、という見方もできたはずだ。年齢とともに変わっていくものを、喪失として数えるか、更新として数えるか。体力や若さの変化を感じたとき、その先にしかできない仕事があると考えてみる。変化は、挑戦の入口でもある。
名言57【山崎賢人】自信がないのは今も変わらない
もともと自分に自信があるわけではなく、そこは変わっていないです
(山崎賢人)
出典:ライブドアニュース インタビュー(映画「劇場」公開時・自己評価について)
「劇場」公開時、嫉妬心の変化を語った文脈での自己開示。主演を重ね、自信家に見えても不思議ではない立場で、「もともと自信があるわけではない」と言い、しかもそれは変わっていないと言う。自信がないまま、ここまで来た。自信がついてから動こうとすると、永遠に動けない。自信がないままやる、自信がないまま続ける。それでも作品は積み上がる。自信の有無と行動の可否は、別の話だ。
名言58【山崎賢人】ファンからもらって一番嬉しい言葉
真を突くようなことを言われるとハッとします。『カッコイイ!』とかはもちろん嬉しいですけど、僕のそんな部分を見てくれて、気にかけて声をかけてくれたんだ!と思えるような言葉をいただいた時はさらに嬉しいです
(山崎賢人)
出典:モデルプレス インタビュー(ドラマ「トドメの接吻」放送時・ファンからの言葉について)
ドラマ「トドメの接吻」放送時のインタビューで、ファンからの言葉について語った発言。「カッコイイ」も嬉しいが、自分の内面を見て声をかけてくれた言葉のほうがさらに嬉しいという。見た目を褒められることの多い俳優が、見られたいのは「そんな部分」だった。でも相手が本当に嬉しいのは、「そこを見てくれたんだ」と思える一言。気にかけて見ていること自体が、相手に一番深く届く。
まとめ
山崎賢人の名言58件を振り返ると、繰り返し出てくるのは「続ける」「比べない」「周りに支えられている」という三つの軸でした。やめたいと思いながら好きだから続け、嫉妬しそうになったら「俺は俺だ」と戻り、自分だけが頑張ればいいという思い込みを手放す。どれも、特別な才能の話ではありません。
自信がないまま、それでも続けてきた人の言葉だからこそ、同じように揺れている人に届くのだと思います。全部を覚える必要はありません。一つだけ、今の自分に近い言葉を選んで、しばらく一緒に過ごしてみてください。
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