マーク・ザッカーバーグの名言57選を出典つきで紹介。ハーバード卒業式スピーチや株主への手紙、公聴会証言から、完璧より完成を選び迷いながら前へ進む言葉を解説します。
「完璧を求めるより、完成させることの方が大切だ」。マーク・ザッカーバーグの名言の中でも、この一言に救われたという人は少なくありません。この記事では、ハーバード大学の卒業式スピーチ、上場時に株主へ宛てた手紙、公聴会での証言、娘への公開書簡など、出典のはっきりした57の言葉を集めました。
「速く動いて、壊せ」という有名なスローガンの裏側にある考え方や、巨大企業のトップが「私自身の過ちだった」と言い切った場面、19歳のときに語った「仕事を持たないこと」という目標まで。順に読んでも、気になる見出しだけ拾っても構いません。
それぞれの言葉には、どんな場面で語られたかという背景と、月曜の朝や会議の帰り道にどう効いてくるかという解説を添えています。一本でも、持ち帰れる言葉が見つかれば幸いです。
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マーク・ザッカーバーグとはどんな人物か
マーク・ザッカーバーグは1984年生まれ。Meta(旧Facebook)の創業者であり、CEOを務めています。ハーバード大学在学中の2004年、寮の部屋でコードを書いてFacebookを立ち上げ、その後、世界最大級のSNSへと育て上げました。2012年の上場時に株主へ宛てた手紙「The Hacker Way」では、「速く動いて、壊せ」「完璧より完成」といった社内文化を言葉にし、2017年には中退した母校ハーバードの卒業式で祝辞を述べています。データ不正利用問題では公聴会で自らの過ちを認め、近年はMeta AIやメタバースへと投資の幅を広げています。成功談だけでなく、謝罪や迷いの言葉まで記録に残っている点が、彼の名言の特徴です。
マーク・ザッカーバーグの名言57選
名言1【マーク・ザッカーバーグ】目的を見つけるだけで止まらない
自分の目的を見つけるだけでは十分ではない。私たちの世代の課題は、すべての人が目的意識を持てる世界を創ることだ。
(マーク・ザッカーバーグ)
出典:ハーバード大学2017年卒業式スピーチ(Harvard Gazette掲載)
2017年5月、ザッカーバーグはかつて中退した母校ハーバードの卒業式に立ちました。語ったのは「自分の目的を見つける」話で終わりません。誰もが目的を持てる社会を、世代の課題として一緒に作ろうという呼びかけでした。自分の目的が見えず焦る時期、この言葉は視点を少し外へ向けてくれます。隣の人の取り組みに「それ、面白いね」と声をかける側に回る。その一言が、誰かの目的に火をともすことがあります。
名言2【マーク・ザッカーバーグ】動き出してから見えてくる形
アイデアは最初から完全な形では生まれてこない。取り組んでいく中でのみ、明確になっていくのだ。
(マーク・ザッカーバーグ)
出典:ハーバード大学2017年卒業式スピーチ(Harvard Gazette掲載)
同じ卒業式スピーチで、「ひらめきの一瞬という神話は危険な嘘だ」と述べたうえで続けた言葉です。アイデアは完成形では現れず、手を動かす中でしか輪郭を持たない、と。企画が固まらず会議の前夜に手が止まるとき、それは能力の問題ではなく、まだ動いていないだけかもしれません。粗い一行でも口に出し、誰かに見せてみる。取り組み始めてから見えてくる形が、必ずあります。
名言3【マーク・ザッカーバーグ】ひらめきの神話に縛られない
『ひらめきの一瞬』という考えは危険な嘘だ。私たちを不十分だと感じさせ、芽生えたばかりのアイデアを持つ人々が始めることを妨げる。
(マーク・ザッカーバーグ)
出典:ハーバード大学2017年卒業式スピーチ(Harvard Gazette掲載)
起業を志す卒業生に向けて語られた言葉です。ザッカーバーグ自身、Facebookを立ち上げたとき完全なビジョンはなく、やりながら明確になったと振り返っています。「才能のある人だけが始められる」という思い込みは、始まる前に夢を畳む理由になりがちです。でも彼はそれを「危険な嘘」と呼びました。芽生えたばかりの、まだ説明もできないアイデアで十分。不十分なまま始めてよい、という許しがここにあります。
名言4【マーク・ザッカーバーグ】変化はいつも身近な場所から
変化はローカルから始まる。グローバルな変化でさえ、私たちのような人々によって小さく始まる。
(マーク・ザッカーバーグ)
出典:ハーバード大学2017年卒業式スピーチ(Harvard Gazette掲載)
卒業式スピーチで彼は、前の世代がアポロ計画のような大きな仕事を成し遂げてきた例を挙げたあと、この言葉で卒業生を励ましました。世界規模の変化でさえ、出発点は誰かの身近な一歩だった、と。「自分一人が動いても何も変わらない」とつぶやきたくなるとき、この言葉は半径を小さくしてくれます。職場の一つの手順、家族との一つの会話。変化は手の届く場所から始まると思えると、足が少し軽くなります。
名言5【マーク・ザッカーバーグ】努力だけを責めなくていい
私がここを去って10年で数十億ドルを稼げる一方、何百万もの学生がローンを返せないとしたら、私たちのシステムには何か問題がある。
(マーク・ザッカーバーグ)
出典:ハーバード大学2017年卒業式スピーチ(Harvard Gazette掲載)
機会の平等について語る中で、彼は自分の成功と、何百万もの学生が抱えるローンの問題を並べてみせました。母校の壇上で、自分を例に社会の仕組みの不均衡を指摘したのです。どれだけ頑張っても先が見えないとき、努力の足りなさだけを責めがちです。けれど「仕組みに問題がある」という視点を持つだけで、必要以上に自分を追い込まずに済みます。何が自分の邪魔をしているのか。そこから生まれる問いがあります。
名言6【マーク・ザッカーバーグ】失敗したときに戻れる場所
失敗したときに頼れる支えがないからこそ夢を追えなかった人を、私はたくさん知っている。
(マーク・ザッカーバーグ)
出典:ハーバード大学2017年卒業式スピーチ(Harvard Gazette掲載)
同じスピーチで、彼は経済的な支えがなければリスクは取れないと指摘し、誰もが目的を追える社会の必要性を訴えました。戻る場所がないから夢を追えなかった人を、たくさん知っていると。「もし失敗したら」という恐怖で足が止まるのは、勇気が足りないからではなく、支えがまだ見えていないだけかもしれません。信頼できる人に「こんなことを考えている」と打ち明けてみる。支えは、話した瞬間から形になり始めます。
名言7【マーク・ザッカーバーグ】会社より先にあった使命
フェイスブックはもともと会社として作られたのではない。世界をよりオープンでつながったものにするという社会的使命を果たすために作られた。
(マーク・ザッカーバーグ)
出典:Facebook S-1 IPO申請書 株主への手紙(The Hacker Way)
2012年2月、Facebook上場時にSECへ提出したS-1申請書に、ザッカーバーグは株主への手紙「The Hacker Way」を添えました。その冒頭の宣言です。会社であることより先に、果たしたい社会的使命があった、と。「結局お金のために働いている」と感じる時期でも、「誰に何を届けたいか」が見えると仕事の手触りは変わります。使命は、自分の言葉で言い直すものでもいい。
名言8【マーク・ザッカーバーグ】お金は手段で目的ではない
私たちはお金を稼ぐためにサービスを作るのではない。より良いサービスを作るためにお金を稼ぐのだ。
(マーク・ザッカーバーグ)
出典:Facebook S-1 IPO申請書 株主への手紙(The Hacker Way)
S-1申請書の株主への手紙に記された一節です。公的文書に残されたこの言葉は、Facebookの企業理念の根幹として広く引用されてきました。お金は目的ではなく、より良いサービスを作るための手段だ、と。数字に追われ「とにかく成果を」と焦るとき、何のためにやっているかが抜け落ちやすくなります。手を動かす前に「誰のため、何のため」を一言だけ確かめる。その確認が、手段と目的の逆転を防いでくれます。
名言9【マーク・ザッカーバーグ】壊れるほど動いて初めて見える
速く動いて、壊せ。壊していないなら、速さが足りていない。
(マーク・ザッカーバーグ)
出典:Facebook S-1 IPO申請書 株主への手紙(The Hacker Way)
Facebookの開発文化を象徴するスローガンで、S-1申請書では五つのコアバリューの一つとされ、社内の壁にも掲げられていました。2014年頃に「安定したインフラで速く動け」へ改められた経緯も、この言葉の歴史です。「準備が整ったら動こう」と思い続けるうちに、時間だけが過ぎていきます。壊れるほど動いて初めて、どこを直すべきかが見える。そこまで動くことが、速さの意味なのかもしれません。
名言10【マーク・ザッカーバーグ】完璧より先に完成させる
完璧を求めるより、完成させることの方が大切だ。
(マーク・ザッカーバーグ)
出典:Facebook S-1 IPO申請書 株主への手紙(The Hacker Way)
IPO申請書に記されたこの言葉も、Facebook社内の壁に掲げられていたスローガンの一つです。素早く試作を出し、何が機能するかを確かめるハッカー文化を体現しています。「もう少し良くしてから」と思いながら、出せずにいるものはないでしょうか。完璧にしてから出すより、不格好でも完成させたものが前に進みます。手を止めていた一つを「これでいい」と決めて終わらせる。その区切りが、次へ進む力です。
名言11【マーク・ザッカーバーグ】言葉より先に形で示す
コードが議論に勝つ。
(マーク・ザッカーバーグ)
出典:Facebook S-1 IPO申請書 株主への手紙(The Hacker Way)
S-1申請書「The Hacker Way」に記されたスローガンです。実現できるかを議論するより、実際に試作を作って示すことを優先する開発文化を端的に表しています。「もっとうまく説明できていれば」と悔しくなる会議の帰り道があります。けれど言葉は時に、作ったものの前では力を持ちません。考えを一枚の図にする、たたき台を一つ用意する。議論より先に形にしたものが、次の打ち合わせの空気を変えます。
名言12【マーク・ザッカーバーグ】限界を自分で試しに行く
ハッキングとはただ、素早く何かを作ることや、何ができるかの限界をテストすることを意味する。
(マーク・ザッカーバーグ)
出典:Facebook S-1 IPO申請書 株主への手紙(The Hacker Way)
S-1申請書でザッカーバーグは、「ハッカー」という言葉につきまとう否定的なイメージを修正するため、あえて定義を示しました。犯罪ではなく、建設的な創造行為なのだと。素早く作ること、どこまでできるかの限界を試すこと。それだけなら、天才の専売特許ではありません。完成度は二の次でよいから、15分だけ荒削りなたたき台を形にしてみる。小さく試した回数のぶんだけ、自分の限界線は外へ動いていきます。
名言13【マーク・ザッカーバーグ】動かないことが一番のリスク
最大のリスクはリスクを取らないことだ。急速に変化する世界において、失敗が確実な唯一の戦略は、リスクを取らないことだ。
(マーク・ザッカーバーグ)
出典:Y Combinator Startup School 2011(講演)
2011年10月、スタンフォード大学で開かれたY Combinator Startup Schoolでの発言です。当時27歳のザッカーバーグが、若い起業家にリスクを取る重要性を語りました。「失敗したらどうしよう」と迷う夜は、誰にでもあります。でも急速に変わる世界では、動かないことこそ確実に失敗する戦略だと彼は言います。後回しにしてきたことを一つだけ動かす。怖さは、それで少し薄れます。
名言14【マーク・ザッカーバーグ】本当に気にかけていることを選ぶ
情熱を持てることに取り組む必要がある。うまくいく会社とは、人々が本当に気にかけ、世界へのビジョンを持っている会社だ。
(マーク・ザッカーバーグ)
出典:Y Combinator Startup School 2011(講演)
同じStartup Schoolでの言葉です。彼は「会社を作ろうと決めて始めた人」より「何かを変えたくて始めた人」のほうがうまくいく、と語りました。情熱とビジョンが先にある会社が残るのだと。「本当にこれがやりたかったのか」と働きながら迷う時期があります。答えはすぐに出なくて構いません。ただ、本当に気にかけていることを一つ、言葉にしてみる。情熱の入り口は、そこにあります。
名言15【マーク・ザッカーバーグ】わからないまま始めていい
たくさんの失敗をするだろう。それで評価されるわけではない。私自身、何をしているかなど全くわかっていなかった。
(マーク・ザッカーバーグ)
出典:Y Combinator Startup School 2011(講演)
Startup Schoolで彼は、Facebookを始めた当初、自分が何をしているか全くわかっていなかったと打ち明けました。たくさん失敗しても評価が決まるわけではない、と励ましたのです。「自分には何もわかっていない」と縮こまる日があります。けれど世界最大級のSNSを作った本人が、同じ地点にいたと言っている。わからないまま動いた日々は、あとから材料になります。わからないまま一歩でいい。
名言16【マーク・ザッカーバーグ】変わっても手放さないもの
会社のビジョンを続けたいなら、売るな。変化は必ず起きるのだから。
(マーク・ザッカーバーグ)
出典:Y Combinator Startup School 2011(講演)
Startup Schoolで会社の売却について問われた際の答えです。ビジョンを続けたいなら売るな。外に委ねれば必ず変化が生じる、と。「もういいか」と、信じてきたものを手放しそうになる瞬間があります。変化は避けられません。だからこそ、変わっても手放さないものを一つ持っていることが強さになります。これだけは大切にしたいと思うことを、言葉にして持っておく。それが迷ったときの帰り場所です。
名言17【マーク・ザッカーバーグ】焦りの空気に乗らない
シリコンバレーは少し短期志向で、それが私を悩ませる。
(マーク・ザッカーバーグ)
出典:Y Combinator Startup School 2011(講演)
2011年のStartup Schoolでの発言です。彼はシリコンバレーの起業家文化を「少し短期志向だ」と批判し、長期視点の大切さを強調しました。「すぐ結果を出せ」という空気に、息が詰まる職場があります。あのザッカーバーグでさえ、短期志向を悩ましいと口にしている。焦りは本物ですが、乗る必要はありません。三か月後の自分が喜びそうなことを一つ選ぶ。長期の目盛りは、そこから育ちます。
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「完璧より完成」「動かないことが最大のリスク」。ここまでの言葉は、頭ではわかっていても朝一番には思い出せません。
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名言18【マーク・ザッカーバーグ】問いの向きをひっくり返す
問うべきは『人々について何を知りたいか』ではなく、『人々は自分について何を語りたいのか』だ。
(マーク・ザッカーバーグ)
出典:チャーリー・ローズとのインタビュー(PBS・Bloomberg TV、2011年11月7日)
2011年11月、チャーリー・ローズによる独占インタビューで、プライバシーとデータ活用への姿勢を問われた場面の言葉です。「知りたいこと」ではなく「語りたいこと」へ、問いの向きを反転させています。相手を理解しようと質問を重ねても、なぜかすれ違う。そんなとき、問いの方向が逆になっています。「この人は何を話したいのだろう」と想像してから席に着く。会話の手触りは、それだけで変わります。
名言19【マーク・ザッカーバーグ】寮の部屋から始まった
フェイスブックは文字通り、寮の部屋でコーディングし、寮の部屋からローンチした。月85ドルでサーバーを借りて。
(マーク・ザッカーバーグ)
出典:チャーリー・ローズとのインタビュー(PBS・Bloomberg TV、2011年11月7日)
同じインタビューで、Facebook誕生の経緯を語った言葉です。ハーバードの寮の部屋でコードを書き、そこから公開した。サーバー代は月85ドルだったと。「環境が整ったら」と思いながら動けずにいることはないでしょうか。世界最大級のSNSでさえ、出発点は寮の一室でした。整っていなかった。それでも動いた。いまの自分の「寮の部屋」から始めることが唯一できる正解なのだと、思わせてくれる言葉です。
名言20【マーク・ザッカーバーグ】人は作ったものを見ている
人は映画で言われていることや、あなた自身が言うことを気にするのではない。あなたが作るものを気にするのだ。
(マーク・ザッカーバーグ)
出典:ダイアン・ソーヤーとのインタビュー(ABC World News、2010年7月21日)
2010年7月、ABCのダイアン・ソーヤーによるインタビューで、Facebook創業をモデルにした映画について問われた答えです。映画で何を言われようと、人が最後に見るのは作ったものだ、と。SNSで何か言われそうで動けない時期があります。でも評価の対象は言葉ではなく、形にしたものです。批判を待つより先に、不完全でも一つ形にしてしまう。作り始めた自分でいることが、雑音から身を守ります。
名言21【マーク・ザッカーバーグ】慣れは時間をかけて育つ
人々は情報をより多く、より様々な形で、よりオープンにより多くの人と共有することに本当に慣れてきた。それは時代とともに進化してきた社会規範だ。
(マーク・ザッカーバーグ)
出典:TechCrunch Crunchies授賞式でのインタビュー(2010年1月)
2010年1月、TechCrunch Crunchies授賞式でのインタビューで、プライバシーの社会規範が変化しているという見解を述べた言葉です。人々は時間をかけて、より多くをよりオープンに共有することに慣れてきたのだと。気軽に近況を投稿できる人を見て、自分だけが時代遅れだと感じることがあります。けれど共有への慣れは一夜で生まれたものではありません。自分のペースでいいのだと思えます。
名言22【マーク・ザッカーバーグ】立ち止まって問い直す
私たちはみんなが望む世界を本当に作っているか?
(マーク・ザッカーバーグ)
出典:Building Global Community(Facebook投稿、2017年2月16日)
2017年2月16日、約6,000語に及ぶFacebookへの長文投稿「Building Global Community」は、この問いかけから始まります。答えではなく、問いを冒頭に置いたのです。「目指していた仕事、これでよかっただろうか」。そんな問いが浮かぶのは、まだ諦めていないからでもあります。答えを急がなくて構いません。問いを手放さずに持っておく。それが方向を取り戻す鍵です。
名言23【マーク・ザッカーバーグ】10年の目盛りで自分を見る
私たちは常に2年でできることを過大評価し、10年でできることを過小評価する。
(マーク・ザッカーバーグ)
出典:Building Global Community(Facebook投稿、2017年2月16日)
同じ2017年のマニフェストで、長期的な思考の重要性を説く文脈で使われた言葉です。2年でできることを過大評価し、10年でできることを過小評価する。人の見積もりの癖を、こう言い表しました。「もう2年もたつのに何も変わっていない」と自分を責めるときは、時間軸を少しずらしてみてもいい。変化は2年では見えにくく、10年単位でじわりと現れる。3年前にできなかったことを思い返すと、道が見えてきます。
名言24【マーク・ザッカーバーグ】自分の中のニュアンスを守る
ソーシャルメディアは、共鳴するメッセージが何度も増幅される短文メディアだ。これはシンプルさに報酬を与え、ニュアンスを阻害する。
(マーク・ザッカーバーグ)
出典:Building Global Community(Facebook投稿、2017年2月16日)
マニフェストで偽情報の問題を論じた箇所の言葉です。共鳴するメッセージが増幅される短文メディアは、シンプルさに報酬を与え、ニュアンスを阻害する。自社の土台を自ら批判的に分析しています。似た言葉ばかりが流れるタイムラインに疲れたことはないでしょうか。ニュアンスを削ぐのがSNSの構造なら、その外に言葉を置く時間が要ります。スマホを一時間置いて、ゆっくり考える。その余白が、ニュアンスを守ります。
名言25【マーク・ザッカーバーグ】違いより先に共通点から
共通点でつながれば、意見が分かれる問題についても対話しやすくなる。
(マーク・ザッカーバーグ)
出典:Building Global Community(Facebook投稿、2017年2月16日)
マニフェストで社会の分断に言及した箇所です。共通の関心事から対話を始めることが、分断に橋を架ける鍵になると彼は提案しました。違いから入ると壁になるものが、共通点から入ると道になる、と。「あの人とはどうも話しにくい」と感じる相手がいるなら、話す前に共通点を一つだけ探してみる。趣味でも、好きな食べ物でも構いません。共通点を頭に置いてから話し始めるだけで、対話の入口は開きやすくなります。
名言26【マーク・ザッカーバーグ】気持ちを話せる居場所
健全な社会は、個人的・感情的・精神的なニーズを支えるコミュニティを必要とする。
(マーク・ザッカーバーグ)
出典:Building Global Community(Facebook投稿、2017年2月16日)
マニフェストで、地域コミュニティの衰退とFacebookの役割を論じた言葉です。健全な社会には、個人的・感情的・精神的なニーズを支える居場所が要る、と。「こんな気持ち、どこで話せばいいんだろう」と思ったことがあるなら、それは弱さではなく、居場所がまだ見つかっていないだけかもしれません。信頼できる一人に「最近こんなことがあって」と話してみる。その繰り返しが、自分のコミュニティになります。
名言27【マーク・ザッカーバーグ】自分の過ちだと言い切る
私たちは責任を十分に広く捉えていなかった。それは大きな過ちだった。私自身の過ちだった。申し訳なかった。
(マーク・ザッカーバーグ)
出典:米上院商務・司法合同公聴会での証言(2018年4月10日)
2018年4月10日、ケンブリッジ・アナリティカによるデータ不正利用問題を受けた米上院公聴会で、ザッカーバーグは冒頭証言をこの言葉で結びました。責任の捉え方が狭かった。それは自分の過ちだった、と。「あのとき謝っておけばよかった」と胸につかえたまま日が過ぎることがあります。「私自身の過ちだった」と言い切るのは、弱さではなく強さです。伝えそびれた謝罪を、一文だけ言葉にしてみる。
名言28【マーク・ザッカーバーグ】終わりのない仕事との付き合い方
セキュリティは完全に解決できる問題ではない。これは軍拡競争だ。
(マーク・ザッカーバーグ)
出典:F8 2018開発者会議 基調講演(2018年5月1日)
2018年5月のF8開発者会議基調講演で、セキュリティ強化への継続的な取り組みを語った言葉です。完全に解決できる日は来ない、これは軍拡競争だ、と。どれだけ頑張っても穴が見つかる。そんな仕事も、生き方もあります。終わりがないことを自分の力不足と結びつけると苦しくなります。「完全には解決できない問題だ」と認めること自体が、まず一歩です。進んでいる証拠は、自分で数えてかまいません。
名言29【マーク・ザッカーバーグ】作る理由は自分の中にある
私たちが作るのは、可能性を見るからだ。問題を見るからだ。次に何が起きるかを見たいからだ。
(マーク・ザッカーバーグ)
出典:F8 2018開発者会議 基調講演(2018年5月1日)
同じF8 2018の基調講演で、逆風の中でも開発を続ける理由を語った一節です。可能性を見るから、問題を見るから、次に何が起きるかを見たいから作る、と。「なんでこんなことをしているんだろう」と手が止まる日があります。そんなときは「自分は何が気になって、これに関わっているのか」と問い直してみる。動く理由は、たいてい自分の中にすでにあります。可能性か、問題か、好奇心か。一つ気づけたら十分です。
名言30【マーク・ザッカーバーグ】認めることが立て直しの一手
これは重大な信頼の裏切りだった。本当に申し訳なかった。
(マーク・ザッカーバーグ)
出典:CNN ローリー・シーガルとのインタビュー(2018年3月21日)
2018年3月、ケンブリッジ・アナリティカ問題の報道直後、CNNのローリー・シーガルとのインタビューでの謝罪です。重大な信頼の裏切りだった、本当に申し訳なかった、と。謝れないまま日が経ち、ふとした拍子に思い出して胸が痛む経験は誰にでもあります。認めることは、関係を立て直す最初の一手です。言いにくい言葉ほど、声に出す前に一度、自分の中で言い切ってみる。その準備が、伝える勇気になります。
名言31【マーク・ザッカーバーグ】子どもに誇れるものを作る
今の私が本当に気にかけているのは、娘たちが成長したときに誇りに思えるものを作ることだ。
(マーク・ザッカーバーグ)
出典:CNN ローリー・シーガルとのインタビュー(2018年3月21日)
同じCNNインタビューで、父親としての視点から自分の動機を語った言葉です。いま本当に気にかけているのは、娘たちが大きくなったときに誇れるものを作ることだ、と。「この仕事に意味があるのかな」と手が止まる時期、この言葉は問いを一つ差し出します。5年後の自分は、いまの自分を誇りに思えるだろうか。誇りは結果の大きさではなく、どんな姿勢で積み重ねたかに宿ります。誰かの顔を思い浮かべて、一つ選ぶ。
名言32【マーク・ザッカーバーグ】まだ見ぬ誰かのために今動く
社会には、すでに生きている人だけでなく、これから生まれてくる全ての命の生活を改善するために今投資する義務がある。
(マーク・ザッカーバーグ)
出典:Chan Zuckerberg Initiative 設立公開書簡「A Letter to Our Daughter」(2015年12月1日)
2015年12月、第一子マックスの誕生に際してFacebookに公開した書簡の一節です。Facebook株の99%の寄付宣言に添えられました。すでにいる人だけでなく、これから生まれる命のために今投資する義務がある、と。自分のことで手一杯の日もあります。それでも「今日の行動が10年後の誰かに届くとしたら」と想像してみる。答えは大きくなくて構いません。小さく選ぶことが、未来への贈り物です。
名言33【マーク・ザッカーバーグ】親の願いを出発点にする
すべての親と同じように、私たちは、あなたが今の私たちの世界よりも良い世界で育つことを望んでいる。
(マーク・ザッカーバーグ)
出典:Chan Zuckerberg Initiative 設立公開書簡「A Letter to Our Daughter」(2015年12月1日)
長女マックスへの公開書簡の冒頭近くに置かれた一節です。すべての親と同じように、いまより良い世界で育ってほしい。普遍的な親の思いを出発点に、活動の目標を語り始めました。大切な人が安心して生きられる世界を、心のどこかで誰もが望んでいます。ただその願いは、忙しさに埋もれやすいものです。「周りの誰かのために、できることは何か」。願いは行動の根っこで、より良い世界は小さな選択から始まります。
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謝罪の言葉から娘への手紙まで、ここまでの名言には、強い人の弱さと願いが並んでいました。読み終えて少し静かな気持ちになった方へ。
ポケットAnchorは、偉人の名言を著者名とともに、アプリ独自のコレクションから日替わりで届けます。ロック画面やウィジェットで、ふとした瞬間に一言が目に入る設計です。
名言34【マーク・ザッカーバーグ】妥協なしで言い切る目標
私たちのビジョンは世界の7分の1をつなごうとすることではなく、全員をつなごうとすることだ。
(マーク・ザッカーバーグ)
出典:Mobile World Congress 2014 基調講演(スペイン・バルセロナ、2014年2月24日)
2014年2月、バルセロナで開かれたMobile World Congressの基調講演で、internet.org構想を発表した場での発言です。世界の7分の1ではなく、全員をつなぐのがビジョンだ、と。「現実的に考えると」と、夢を削ってしまう瞬間があります。けれど一度だけ、妥協なしに「本当はどうなりたいか」を問うてみてもいい。ビジョンとは削るものではなく、まず全力で言い切るものです。
名言35【マーク・ザッカーバーグ】この人のもとで学べるか
私が直接雇用するのは、自分がその人のもとで働けると思う人だけだ。
(マーク・ザッカーバーグ)
出典:Mobile World Congress 2015 Q&Aセッション(スペイン・バルセロナ)
2015年のMobile World Congressでの質疑応答で語った採用哲学です。自分が直接雇うのは、自分がその人のもとで働けると思う人だけ。優秀な人材を惹きつける考え方として注目されました。誰かと組むとき、つい「自分より上か下か」で測ってしまいます。基準を変えてみる。「この人のもとで、自分は学べるか」。尊敬できる相手と働く時間ほど、自分を伸ばす環境はありません。
名言36【マーク・ザッカーバーグ】画面越しでも存在感は届く
メタバースを定義する特質は存在感だ。まるで別の人と同じ空間にいるか、別の場所にいるかのような感覚。
(マーク・ザッカーバーグ)
出典:Founder’s Letter 2021(about.fb.com、2021年10月28日)
2021年10月28日に公開されたFounder’s Letter 2021に記された、メタバースの定義です。別の人と同じ空間にいる、別の場所にいる、という存在感こそが核だと彼は言います。「画面越しだから」と、どこか言葉を省いてしまうことはないでしょうか。距離があると、存在感まで薄れていく気がします。けれど相手の名前を呼ぶ、返事に一行添える。それだけで「同じ場にいる感覚」は生まれます。
名言37【マーク・ザッカーバーグ】常に次の章がある
『メタ』という言葉はギリシャ語の『その先へ』という意味から来ている。常にもっと作るべきものがあり、常に次の章がある。
(マーク・ザッカーバーグ)
出典:Founder’s Letter 2021(about.fb.com、2021年10月28日)
同じFounder’s Letter 2021で、社名をMetaに変更した理由を語った一節です。ギリシャ語の「その先へ」に由来する名前に、常にもっと作るべきものがあり、次の章があるという意味を込めました。「もうここまでか」と思う時期があります。けれど行き詰まりは物語の終わりではなく、次の章の合図かもしれません。完成しなくていい。「もっと先がある」と信じて、一つだけ手を動かす。
名言38【マーク・ザッカーバーグ】その一声からコミュニティは始まる
人々にコミュニティを構築し、世界をより近づける力を与えよ。
(マーク・ザッカーバーグ)
出典:Facebook Communities Summit(シカゴ、2017年6月22日)
2017年6月22日、シカゴで開かれたFacebook初のCommunities Summitで発表された、新ミッションステートメントです。人々にコミュニティを築く力を与え、世界をより近づける、と。身の回りに、自分のことを話せる場所があるでしょうか。「ここで話していいよ」と受け取る側になることが、世界を近づける最初の一歩です。コミュニティは、一声から生まれます。
名言39【マーク・ザッカーバーグ】隠さないほうが安全になる
オープンソースは、システムの透明性が高く広く精査できるため、はるかに安全なはずだ。
(マーク・ザッカーバーグ)
出典:Open Source AI is the Path Forward(Metaブログ、2024年7月23日)
2024年7月23日、Llama 3.1 405Bモデルのオープンリリースに合わせてMetaのブログに掲載した論考の一節です。透明で、広く精査できるシステムのほうが安全なはずだ、と。「失敗は隠したほうがいい」という感覚は、よくわかります。けれど「ここで詰まっている」と話したとき、早く助けが集まった経験はないでしょうか。透明でいることは弱さではなく、信頼の土台です。透明性は、強い味方です。
名言40【マーク・ザッカーバーグ】出し惜しみしない選択
AIモデルへのアクセス販売は私たちのビジネスモデルではない。つまり、Llamaをオープンリリースしても収益を損なわない。
(マーク・ザッカーバーグ)
出典:Open Source AI is the Path Forward(Metaブログ、2024年7月23日)
同じ2024年7月のMeta公式ブログ投稿で、Llamaをオープンソース化する理由を率直に説明した言葉です。AIモデルへのアクセスを売るのはビジネスモデルではないから、公開しても収益を損なわない、と。「出し惜しみしない」という選択が、長期的な信頼や機会を生むことがあります。うまくいった方法、読んだ本の学びを、見返りなしに誰かへ渡してみる。惜しまず渡すほど、返ってくるものの質が変わります。
名言41【マーク・ザッカーバーグ】貢献したい誰かを思い浮かべる
長期的なビジョンは、汎用知能を構築し、責任ある形でオープンソース化し、すべての人が恩恵を受けられるよう広く利用可能にすることだ。
(マーク・ザッカーバーグ)
出典:Facebook・Instagramへの動画投稿(2024年1月18日)
2024年1月18日、MetaのFAIRとGenAI研究チームを統合してAGI開発に向かうと発表した際の動画投稿の言葉です。汎用知能を構築し、責任ある形でオープンソース化し、誰もが恩恵を受けられるようにする、と語りました。「10年後、何のために働いているのか」に、いま答えられなくて構いません。ただ「貢献したい誰か」を一人思い浮かべてみる。仕事がビジョンの一部に変わっていきます。
名言42【マーク・ザッカーバーグ】希望を選ぶ勇気
恐怖より希望を選ぶには勇気がいる。私たちが何かを作り、それをかつてないほど良くできると言うには勇気がいる。
(マーク・ザッカーバーグ)
出典:F8 2016開発者会議 基調講演(2016年4月12日)
2016年4月のF8基調講演で、テクノロジーとつながりが希望をもたらすという信念を語った言葉です。恐怖より希望を選ぶには勇気がいる、と。新しいことを始める前、「できなかったらどうしよう」という声が先に来ます。それは恐怖です。でも「もっと良くなれる」と信じて選ぶことにも、静かな勇気が要ります。「できるかどうか」ではなく「こうなったらいい」という言葉で、小さな希望を一つ口にしてみる。
名言43【マーク・ザッカーバーグ】クールであることを目標にしない
フェイスブックをクールにすることが目標だったことは一度もない。
(マーク・ザッカーバーグ)
出典:YouTube公開Q&A(2014年11月6日)
2014年11月のFacebook公開Q&Aでの発言です。クールさより実用性を優先してきたと、彼は強調しました。流行の先端であることが目標だったことは一度もない、と。「かっこいいと思われたい」という気持ちは自然なものです。けれど「クールが目標ではない」と言い切れる軸があるとき、迷いは減ります。承認のためでも流行のためでもない、自分の「これだ」という一つ。それが、ぶれない土台です。
名言44【マーク・ザッカーバーグ】決断の数を減らして集中する
できる限り少ない決断で済むよう人生を整理したい。このコミュニティに最善の形で貢献する方法以外のことについては。
(マーク・ザッカーバーグ)
出典:YouTube公開Q&A(2014年11月6日)
同じ2014年11月の公開Q&Aで、毎日同じグレーのTシャツを着ている理由として語った言葉です。意思決定の疲れを避け、コミュニティへの貢献だけに決断の力を使いたい、と。返信の順番、ランチの場所、会議の準備。小さな選択が積み重なり、午前中だけでエネルギーが削れていく感覚があります。決断を減らすとは、どこに集中したいかを先に決めることです。「これだけは考えなくていい」を一つ決める。
名言45【マーク・ザッカーバーグ】言葉より表情が伝えている
研究によれば、コミュニケーションのほとんどは、話していても実際に言っている言葉ではない。それは表情などだ。
(マーク・ザッカーバーグ)
出典:Lex Fridman Podcast #398(2023年9月28日)
2023年9月28日、Lex Fridmanとのポッドキャストでの言葉です。両者がメタバース空間の中に入って収録した初めてのインタビューで、彼はコミュニケーションの大半は言葉ではなく表情だと語りました。大事なことを伝えたのに、なぜか届かなかった。そんなときは、言葉より先に「どんな表情で話していたか」を思い返してみる。次の会話では、声を出す前に顔を少し柔らかくするだけでいい。
名言46【マーク・ザッカーバーグ】開くことの価値はリスクより大きい
Llama 2のようなファンデーションモデルをオープンソース化する価値は、私の見解ではリスクよりもはるかに大きい。
(マーク・ザッカーバーグ)
出典:Lex Fridman Podcast #398(2023年9月28日)
同じLex Fridmanとのメタバース内インタビューで語った、オープンソースAIへの信念です。Llama 2のような基盤モデルを公開する価値は、リスクよりはるかに大きい、と。「共有したら真似されるかも」と、せっかくの気づきを抱え込んだことはないでしょうか。開くことで返ってくるものが、閉じ続けるコストを上回ることは多いものです。仕事で得た小さな発見を一つ、誰かに話してみる。
名言47【マーク・ザッカーバーグ】一年に名前をつける
2023年の経営テーマは『効率化の年』だ。
(マーク・ザッカーバーグ)
出典:Meta Q4 2022決算説明会(2023年2月1日)
2023年2月1日、Meta Q4 2022決算説明会での発言です。この年の経営テーマを「効率化の年」と名づけ、コスト構造改革を宣言しました。「今年もとにかく頑張る」だけでは、何かを選ぶときの基準が見えにくくなります。自分にも今年のテーマを一語だけ決めてみる。それだけで、何を優先し何を手放すかが、少し迷わなくなります。大きな会社が一年を一語で括ったように、自分の一年にも名前をつけてみる。
名言48【マーク・ザッカーバーグ】最も重要なことをしているか
自分がほぼ毎日自問することがある。『自分が今できる最も重要なことに取り組んでいるか?』。そう感じられないなら、時間の使い方に満足できない。
(マーク・ザッカーバーグ)
出典:Marcia Amidon Lusted著『Mark Zuckerberg: Facebook Creator』(書籍)
伝記書籍からの引用で、Wikiquoteが同書を出典として記録している言葉です。ほぼ毎日、「いまできる最も重要なことに取り組んでいるか」と自問する。そう感じられなければ時間の使い方に満足できない、と。忙しい一日が終わって「でもなんか違う」と感じることがあります。自分を責めなくて構いません。翌朝、一問だけ自分に問いかけてみる。その一往復が、時間を自分の手に戻してくれます。
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「最も重要なことに取り組んでいるか」という自問は、一度読んで終わりにすると忘れてしまいます。
ポケットAnchorは、3,000を超える名言と、自分を励ます一人称のアファーメーションをアプリ独自のコレクションからロック画面に届けます。問いを忘れそうな日の、小さな目印として使えます。
名言49【マーク・ザッカーバーグ】19歳が語った豊かさの形
目標は仕事を持たないことだ。クールなものを作ることは、私がただ大好きなことだ。誰かに何をすべきか指示されたり、締め切りを決められたりしない自由が、私が求める人生の豊かさだ。
(マーク・ザッカーバーグ)
出典:The Harvard Crimsonインタビュー(2004年6月10日)
2004年6月10日、The Harvard Crimsonのインタビューで、TheFacebookを始めた直後の19歳が語りました。目標は仕事を持たないこと。指示も締め切りもない自由が、求める豊かさだ、と。「好きなはずなのに、なぜか疲れた」と感じたら、義務になりかけたサインかもしれません。締め切りも評価もなかったら、何を作るだろう。その答えに、好きなことの輪郭が戻ります。
名言50【マーク・ザッカーバーグ】仲間の輪は小さな往来から広がる
どの世代も『仲間』と考える人々の輪を広げてきた。私たちにとって今やその輪は全世界を包んでいる。
(マーク・ザッカーバーグ)
出典:ハーバード大学2017年卒業式スピーチ(Harvard Gazette掲載)
2017年のハーバード卒業式スピーチで、インターネット世代は全人類を「仲間」として捉えられると語った言葉です。どの世代も「仲間」と考える人の輪を広げてきた。いまやその輪は全世界を包んでいる、と。「この人とはわかり合えないかも」と決めつける前に、一度だけ話してみる。そこで初めて「こういう人なんだ」と気づくことがあります。仲間の輪は、そんな小さな往来から広がります。
名言51【マーク・ザッカーバーグ】つながりは社会の最小単位
人的つながりは社会の根本的な単位だ。
(マーク・ザッカーバーグ)
出典:Facebook S-1 IPO申請書 株主への手紙(The Hacker Way)
S-1申請書の株主への手紙に記された、Facebookの存在意義の核心です。人と人とのつながりこそが、社会の根本的な単位だ、と。「自分一人では何もできない」と感じる日があります。でもそれは裏を返せば、「誰かとつながれば何かできる」ということでもあります。少し距離を感じていた誰かに、短い連絡を一通送ってみる。つながりが社会の最小単位なら、その一通から始まるものは小さくありません。
名言52【マーク・ザッカーバーグ】作って終わりにしない責任
私たちは強力なツールを作るだけでは十分でないという、より広い責任の見方をする必要がある。
(マーク・ザッカーバーグ)
出典:F8 2018開発者会議 基調講演(2018年5月1日)
F8 2018の基調講演で、責任ある技術開発の必要性を訴えた場面の言葉です。強力なツールを作るだけでは十分ではなく、より広い責任の見方が要る、と。「うまく仕上がった」で終わりにしていることが、実はまだ途中かもしれません。届けた先の人が「どう感じたか」を少しだけ想像してみる。受け取った人がどう動いたかを思い返す。より広い責任の見方は、仕事の質を一段深くしてくれます。
名言53【マーク・ザッカーバーグ】守りたいものを最初に決める
プライバシーとセキュリティはメタバースに最初から組み込まれなければならない。オープンな標準と相互運用性も同様だ。
(マーク・ザッカーバーグ)
出典:Founder’s Letter 2021(about.fb.com、2021年10月28日)
Founder’s Letter 2021で、メタバース構築の原則として言及した言葉です。プライバシーとセキュリティは最初から組み込まれなければならない。オープンな標準と相互運用性も同様だ、と。新しいことを始めるとき、勢いで始めて後から「これ大事だった」と気づくことは多いものです。始める前に一度だけ、「自分が守りたいものは何か」を三つ挙げてみる。途中で立ち止まる回数が、それで減ります。
名言54【マーク・ザッカーバーグ】つながる手段はもう手元にある
接続性は最も豊かな国の人々だけの特権であってはならない。
(マーク・ザッカーバーグ)
出典:internet.org関連の発言(2015年の複数インタビュー・一次資料は未確認)
internet.orgやFree Basicsをめぐる2015年の発言として伝わる言葉です。接続性は最も豊かな国の人々だけの特権であってはならない、と。「なんで自分にはチャンスがないんだろう」と感じる夜、その気持ちは間違っていません。ただ、いま手元にはスマホもネットも、つながる手段があります。使えていないツールを一つ試してみる。持っている「接続」を活かすことが、出発点です。
名言55【マーク・ザッカーバーグ】一つのつながりが誰かの扉を開く
10人がインターネットにアクセスできるようになるごとに、約1人が貧困から抜け出し、約1つの雇用が生まれる。
(マーク・ザッカーバーグ)
出典:Chan Zuckerberg Initiative 設立公開書簡「A Letter to Our Daughter」(2015年12月1日)
長女マックスへの公開書簡に記されたデータで、Chan Zuckerberg Initiativeの根拠として示されました。10人がインターネットにつながるごとに、約1人が貧困を抜け出し、約1つの雇用が生まれる、と。誰かに情報を教えた日、相談に乗った時間、人を紹介したきっかけ。それだけのことが、相手の人生に思わぬ機会を生んでいます。数字に見えなくても、つながりは誰かの扉を開くのです。
名言56【マーク・ザッカーバーグ】完成はないから直しに行く
ハッカーたちは、何かは常により良くなれると信じており、決して完成することはないと考えている。だから問題を自分で修正しに行く。
(マーク・ザッカーバーグ)
出典:Facebook S-1 IPO申請書 株主への手紙(The Hacker Way)
S-1申請書「The Hacker Way」で、ハッカー哲学を説明した一節です。何かは常により良くなれる、決して完成しない。だから問題を自分で直しに行くのだ、と。「もっとうまくやれたはずだ」と思う出来事があったなら、それは自分の中に「もっと良くなれる」という信念がある表れです。完成を待って手を止めるより、いまできる小さな修正を一つだけ動かしてみる。それが、ハッカー精神の最初の一歩です。
名言57【マーク・ザッカーバーグ】同じ場所にいる感覚をつくる
仮想現実は、実際に別の人と同じ場所にいると感じられるため、最も社会的なプラットフォームになる潜在力を持つ。
(マーク・ザッカーバーグ)
出典:F8 2016開発者会議 基調講演(2016年4月12日)
2016年4月のF8基調講演で、VRが究極のソーシャルプラットフォームになると予言した言葉です。実際に別の人と同じ場所にいると感じられるからだ、と。リモートで画面越しに話していて、「なんだかうまく伝わらない」と感じることがあります。ツールの問題ではなく、「ここにいる」という存在感の届け方の問題かもしれません。名前を呼ぶ、相槌を大きくする。「同じ場所にいる」感覚を一つ増やしてみる。
まとめ
マーク・ザッカーバーグの名言57選を、出典とともにたどってきました。寮の部屋から始めたこと、完璧より完成を選んだこと、速く動いて壊したこと。その一方で、責任の捉え方が狭かったと公聴会で認め、娘が誇れるものを作りたいと語ってもいます。強い言葉と弱さを認める言葉が、同じ人物の中に並んでいました。
どの言葉も、特別な才能を持つ人にだけ向けられたものではありません。アイデアは取り組む中でしか明確にならず、変化はローカルから始まる。そう語った本人が、何をしているかわからないまま始めたと打ち明けています。いまの自分の「寮の部屋」から、一つだけ動かしてみる。この記事の中に、その背中を押す一言があれば幸いです。
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