
本「人間失格」(太宰治)の名言まとめ
ここではその中から厳選した名言をご紹介します。
「人間失格」について
今回紹介する本はこちらの「人間失格」(太宰治)です。
「無頼派」「新戯作派」の破滅型作家を代表する昭和初期の小説家、太宰治の長編小説。初出は「展望」[1948(昭和23)年]。自分の幸福の観念と世の中のそれが、まるでくい違っているような不安に悩む大庭葉蔵の半生を自意識過剰に描いた、太宰文学随一の傑作。臼井吉見が言うように、太宰文学の「最高のかたち」の「遺書」であるとともに、日本近代文学を代表する作品。
引用:Amazon
太宰治の長編小説「人間失格」は、自分の幸福と現実との乖離に悩む大庭葉蔵の半生を描いた傑作。
自意識過剰な彼の葛藤が、幸福の追求と社会の隔たりを通じて描かれ、太宰文学の代表作。
臼井吉見もその価値を認め、日本近代文学を象徴する作品と言われる。
読む人に深い共感と考えさせる一冊。
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「人間失格」の名言まとめ
「人間失格」から、名言をいくつかピックアップしてご紹介します。
名言1:恥の多い生涯を送って…
恥の多い生涯を送って来ました。自分には、人間の生活というものが、見当つかないのです。
(太宰治)
名言2:弱虫は、幸福をさえおそれる…
弱虫は、幸福をさえおそれるものです。綿で怪我をするんです。幸福に傷つけられる事もあるんです。
(太宰治)
名言3:ああ、人間は…
ああ、人間は、お互い何も相手をわからない、まるっきり間違って見ていながら、無二の親友のつもりでいて、一生、それに気附かず、相手が死ねば、泣いて弔事なんかを読んでいるのではないでしょうか。
(太宰治)
名言4:世間とは、いったい…
世間とは、いったい、何の事でしょう。人間の複数でしょうか。どこに、その世間というものの実体があるのでしょう。
(太宰治)
名言5:世間というのは君じゃ…
世間というのは、君じゃないか。
(太宰治)
名言6:世間というものは個人では…
世間というものは、個人ではなかろうかと思いはじめてから、自分は、いままでよりは多少、自分の意思で動く事が出来るようになりました。
(太宰治)
名言7:人間は、こぶしを…
人間は、こぶしを固く握りながら笑えるものでは無いのである。
(太宰治)
名言8:自分は、自分を生れた時からの…
自分は、自分を生れた時からの日蔭者のような気がしていて、世間から、あれは日蔭者だと指差されている程のひとと逢うと、自分は、必ず、優しい心になるのです。そうして、その自分の「優しい心」は、自身でうっとりするくらい優しい心でした。
(太宰治)
名言9:人間は決して人間に服従しない…
人間は決して人間に服従しない、奴隷でさえ奴隷らしい卑屈なシッペがえしをするものだ、だから、人間にはその場の一本勝負にたよる他、生き伸びる工夫がつかぬのだ。
(太宰治)
名言10:美しいと感じたものを、そのまま…
美しいと感じたものを、そのまま美しく表現しようと努力する甘さ、おろかしさ。
(太宰治)
名言11:神に問う。信頼は罪なりや。
神に問う。信頼は罪なりや。
(太宰治)
名言12:人間の心には、もっとわけの…
人間の心には、もっとわけのわからない、おそろしいものがある。
(太宰治)
名言13:微弱ながら恋の心の動くのを…
微弱ながら恋の心の動くのを自覚しました。
(太宰治)
名言14:人間、失格。もはや、自分は…
人間、失格。もはや、自分は、完全に、人間で無くなりました。
(太宰治)
名言15:いまは自分には、幸福も不幸も…
いまは自分には、幸福も不幸もありません。ただ、一さいは過ぎて行きます。
(太宰治)
「人間失格」の名言が教えてくれること
1つの名言を、独自の視点で解説をします。
解説する名言:世間というものは個人では…
世間というものは、個人ではなかろうかと思いはじめてから、自分は、いままでよりは多少、自分の意思で動く事が出来るようになりました。
(太宰治)
>名言の詳細
この名言では、太宰治さんは「世間」というものについて考えています。
彼は、「世間」とは個々の人々の集まりではないかと考えており、その考え方が変わったことで、自分は以前よりも少しだけ、自分の意志で行動することができるようになったと述べています。
つまり、太宰治さんは他人との関わりや社会の中での立ち位置について考え、自分の存在や行動の意味を見つめていることが伺えます。
この言葉は、個人としての成長や自己理解の過程を示しており、他人との関係性や社会の影響を通じて、自分自身を知り、変えていく過程を優しく描いているのだと思います。
本書が気になった方はぜひ手に取って読んでみてください。
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「人間失格」の名言を保存しておこう
今回は「人間失格」の名言をまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
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