
失敗しても挫折は過程に変わる 本田圭佑の名言7選
本田圭佑の名言を「逆境・困難」テーマで7選紹介。挫折を過程に変える思考、谷底を認める誠実さ、諦めない理由の言語化など、今の苦しさの中で前を向くためのヒントをまとめた。
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本田圭佑の名言を読むたびに気づくことがある。彼は成功を語っているのではなく、逆境や失敗のただ中にある自分を、静かに観察している。ガンバ大阪ユースへの昇格失敗、ACミランでのほぼ出場機会ゼロの日々、代表からの落選。それでも折れなかったのは、挫折そのものを「意味あるもの」に変える言語化の力があったからだと思う。
この記事では、逆境・困難というテーマで本田圭佑が残した7つの言葉を紹介する。完璧なキャリアを歩んだ人の言葉ではない。何度も転んで、何度も立ち上がってきた人間が、転んでいるさなかに口にした言葉として受け取ってほしい。
本田圭佑とはどんな人物か
本田圭佑は1986年生まれ、大阪府摂津市出身のプロサッカー選手。ガンバ大阪ユースから名古屋グランパスへ進み、その後オランダのVVVフェンロー、ロシアのCSKAモスクワ、イタリアのACミランでプレーした。日本代表では2014年ブラジルW杯のキャプテンを務め、世界10か国以上でプレーした稀有な日本人選手として知られる。引退後はカンボジア代表監督や実業家・投資家としても活動し、挑戦と失敗を繰り返しながら自分の道を切り開いてきた人物だ。
本田圭佑の名言7選|逆境・困難
名言1【本田圭佑】「挫折の連続」と認めながら前を向く
俺の人生は挫折の連続なんです。でもそこからはい上がろうとして、未知の世界を知ることもある。
(本田圭佑)
この言葉が響くのは、本田が「挫折の連続だった」と過去形で振り返っているのではなく、そのさなかで語っているからだと思う。ガンバ大阪ユースへの昇格を目指しながら叶わなかった10代の悔しさ、名古屋グランパス時代の出場機会の少なさ、オランダのVVVフェンローへ移籍した当初は2部リーグという環境だった。ACミランではほぼベンチ外という日々が続いた。それでも彼は「はい上がろうとする過程で未知の世界を知る」と言った。失敗を「あってはならないもの」とは捉えなかった。ユースに昇格できなかったからこそ名古屋へ進み、そこから海外挑戦という選択肢が生まれた。失敗を直視することで、自分では想像していなかった景色が見えてくることがある。あなたが今感じている行き詰まりは、もしかしたら次の扉を開くための入口かもしれない。本田の言葉は、そう静かに問いかけてくる。
名言2【本田圭佑】立ち直れるかどうかが、その後を決める
何でもスムーズに上に行くことはないと思うし、一度や二度の挫折は誰にでもある。一番重要なのは、その挫折から立ち直れるか、立ち直れないかだと思う。
(本田圭佑)
挫折があること自体を問題にしていない。本田が問うているのは、挫折した後にどう動くか、ただその一点だ。CSKAモスクワ時代、本田はロシアの極寒の地で何シーズンも地道にプレーし続けた。その間、チャンピオンズリーグでもコンスタントに出場機会をつかみ、ゴールを積み上げた。周囲は早く欧州の名門へと望んだが、彼は焦らず一試合一試合を誠実にこなし、やがてACミランへの移籍という夢を叶えた。スムーズには行かなかった。それでも立ち直り続けた。仕事で失敗が続いているとき、プロジェクトが思い通りに動かないとき、評価がついてこないとき、自分だけがうまくいっていないと感じることがある。だがこの言葉を読むと「立ち直れるか否か」が分岐点だと気づく。立ち直ることは、能力の話ではなく、今日また一歩踏み出すという選択の問題なのかもしれない。
名言3【本田圭佑】諦めなければ、挫折は過程に変わる
挫折は過程、最後に成功すれば挫折は過程に変わる。だから成功するまで諦めないだけ。
(本田圭佑)
この言葉のシンプルさが、かえって核心を突いている。挫折が「挫折」で終わるのか、「過程」に変わるのかは、結果によって決まる。つまり、今の痛みの意味は、まだ決まっていない。本田がACミランでほとんど試合に出られなかった時期、世間は「失敗」と見ていた。だが本田自身は試合に出るための準備を続け、その後メキシコやオーストラリアのリーグでプレーし、最終的には世界10か国以上でサッカーを続けた。「諦めないだけ」という言葉の裏には、何度でも立ち上がるという静かな意志がある。今、うまくいかない案件を抱えているなら、自分の中の「諦める理由」を一つ疑ってみてほしい。終わりを自分で決めなければ、挫折はまだ過程の途中だ。今夜、手帳やメモアプリに「まだ途中」とひと言書き留めてみてほしい。その一行が、諦めない意志を自分の中に確かめる小さな儀式になる。
名言4【本田圭佑】下に落ちることは、進化をやめたことではない
ただ、勘違いしちゃいけないのは、下に落ちるっていうことが、進化してないということではないんですよ。下に落ちるのも、次に昇るための変化かもしれない。昇るために、落ちることが必要なこともある。
(本田圭佑)
下がることへの恐怖は、多くの人が抱えている。キャリアダウンに見える異動、収入が落ちる転職、評価が下がった年度末、希望していたプロジェクトから外れた瞬間。「これは後退だ」と感じる局面が誰にでもある。だが本田は「勘違いしちゃいけない」とはっきり言う。CSKAモスクワは当時の本田のキャリアとしては「格下」と見られることもあった。しかしそこでの経験と積み上げがACミランへの移籍という飛躍につながった。本田自身もミランを離れた後、北米リーグや豪州リーグへと渡った。それを「落ちた」と見るか「次の昇りへの準備」と見るかで、その人のその後は変わる。下がることを「失敗」と決めつけるのは、まだ結果が出ていない段階での早計かもしれない。今感じている「落ちた感覚」が、実は次の昇りのための助走だったと気づく日が来る可能性は、十分にある。
名言5【本田圭佑】谷底にいることを、素直に認める
俺の人生は山あり谷あり。そう考えると今は谷底にいる。まだCSKAモスクワにいることもそう。
(本田圭佑)
正直な言葉だと思う。「今は谷底にいる」とはっきり口にできる人は、実はそれほど多くない。同僚がどんどん昇進していくのに自分だけ取り残された気がするとき、周りは結果を出しているのに自分だけうまくいかないと感じるとき、人はその現実を認めることを避けようとする。代わりに「まだ本気を出していないだけ」「タイミングが悪かっただけ」と理由を探してしまう。「まだCSKAにいること」をそのまま認め、虚勢を張らず、無理に前向きフレーズで塗り替えもしない。本田の強さは、現実を直視した上で、それでもその場所に居続けることを選んだ誠実さにある。谷底を認めることは、諦めることとは違う。自分の今いる場所を正確に把握することで、初めてどの方向へ歩き出せばよいかが見えてくる。うまくいっていない自分を認めることが苦しいとき、この言葉は「認めていいんだ」という許可を与えてくれる。谷底にいることを認めることは、弱さではない。そこから歩き始めるための、最初の一歩だ。
名言6【本田圭佑】苦しい今と真剣に向き合う
今は苦しいですけど、真剣に向き合うことで見えてくることがある。
(本田圭佑)
この言葉のポイントは「今は苦しいですけど」という部分にある。苦しさを否定せず、かといって嘆いてもいない。そのままの状態で「真剣に向き合う」という選択をしている。これは「ポジティブに考えよう」「気持ちを切り替えよう」とは根本的に異なる。ポジティブへの切り替えは苦しさを一旦脇に置く行為だが、真剣に向き合うとは苦しさを抱えたまま正面から見続けることだ。本田がACミランで出場機会を失っていた時期、彼は腐らずトレーニングを続け、チームのことを誠実に語り続けた。なぜ試合に出られないのかを直視し、自分に何が足りないかを問い続けた。その積み重ねが、次のクラブでの活躍への土台になった。苦しさを見て見ぬふりして「ポジティブに行こう」と気持ちを切り替えるのとは違う。苦しいと感じている自分のまま、真剣にそれと向き合うことで、初めて見えてくるものがある。逃げずに向き合い続けることの先に、何かがある。本田はそれを体験として知っていたのだと思う。
名言7【本田圭佑】苦しんでいるとき、神様は後でご褒美をくれた
俺は神様はいると信じてる。今まで俺が苦しんでいる時、必ず神様は後でご褒美をくれた。
(本田圭佑)
これは単なる精神論ではなく、本田が繰り返し経験してきたパターンへの確信だと思う。CSKAモスクワで地道に積み上げた結果、ACミランへの移籍が叶った。代表での苦しい立場も、W杯でキャプテンとしてピッチに立つ機会につながった。「神様」という言葉を使っているが、その本質は「苦しいときに逃げなかった自分が、後で報われた」という体験の積み重ねだ。苦しみの最中にいるとき、この先に何も待っていないかもしれないという恐怖が生まれる。「必ず来る」と言われても、信じられない夜がある。それでいいと思う。信じられなくてもいい。ただ、今日を逃げなかった自分をメモに残しておくだけでいい。「今日も向き合った」という一行が積み重なるとき、それがやがて「苦しいときに逃げなかった」という自分自身の歴史になる。本田の確信は、信仰でも楽観でもなく、その積み重ねから生まれたものだった。あなたにも、同じ歴史を刻む可能性がある。
まとめ
本田圭佑の言葉が持つ力は、成功した後に語られる「あの苦しさがあってよかった」という回顧録ではないところにある。苦しんでいる真っ最中に、それでも前を向いて口にした言葉だからこそ、今も刺さる。挫折を「連続」と認め、谷底にいることを「谷底」と呼び、それでも諦めない理由を言語化し続けた。そこにこの7つの言葉の誠実さがある。
あなたが今、うまくいかない日々の中にいるなら、本田の言葉をただ読んでみてほしい。答えを探すより、まず「苦しんでいる自分を認める」ことから始めていい。挫折は過程に変わる可能性を、まだ持っている。
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6月18日(水)
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— ジョージ・エリオット











