俳優・髙石あかりの名言57選。「なりたい」ではなく「なるんだろうな」と夢を前提に置く強さ、役でない自分を大事にする柔らかさ。インタビューの言葉を背景とともに紹介し、夢や人の目に揺れる日に効く一言が見つかります。
『ベイビーわるきゅーれ』シリーズのちさと役で一気に注目を集め、NHK連続テレビ小説『ばけばけ』でヒロインを務める俳優・髙石あかり。この記事では、髙石あかりの名言57選を、インタビューや受賞スピーチで語られた言葉から集めました。夢との向き合い方、役と自分の距離、人の目との付き合い方。どの言葉にも、本人の実感がにじんでいます。
2002年生まれ、宮崎県出身。「女優になりたい」ではなく「なるんだろうな」と思っていた子どもが、夢を口に出し、役を愛し、ときに役との距離に迷いながら歩いてきた道のりが、ひとつひとつの言葉の背景にあります。
夢と現実の距離に焦るとき、人の目が気になるとき、仕事の自分を脱げないとき。そんな場面で効く言葉を、発言の背景とあわせて紹介します。読み終えたあと、ひとつだけでも持ち帰ってもらえたらうれしいです。
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髙石あかりとはどんな人物か
髙石あかりは2002年生まれ、宮崎県出身の俳優です。保育園の頃にドラマ『花より男子』で井上真央に憧れたことが原点で、幼い頃から女優になることを「願い」ではなく「前提」として歩んできました。中高生時代に宮崎から一人で上京。『ベイビーわるきゅーれ』シリーズのちさと役で広く知られるようになり、アクションと日常の芝居を行き来する演技で評価を高めました。『わたしの幸せな結婚』『ゴーストキラー』などへの出演を経て、小さい頃からの夢だった朝ドラヒロインとしてNHK連続テレビ小説『ばけばけ』に主演。2026年2月には第50回エランドール賞を受賞しています。インタビューでは、芝居への愛と、役でない自分を大事にする姿勢を繰り返し語っています。
髙石あかりの名言57選
名言1【髙石あかり】「なりたい」ではなく「なるんだろうな」
女優に『なりたい!』じゃなくて『なるんだろうな』としか思っていなかった
(髙石あかり)
出典:宇宙兄弟・月面着陸50周年記念サイト インタビュー
保育園の頃に観たドラマ『花より男子』で井上真央に憧れたのが、俳優を志した原点です。以来「なりたい」と願ったことはなく、「なるんだろうな」としか思っていなかったと振り返ります。夢を語るとき、つい「できたらいいな」と保険をかけてしまう。その言い方をひとつ変えるだけで、夢は遠い願いから、歩いて向かう前提に変わります。叶うかどうかより先に、どう呼ぶかを決めてしまう。それがこの人の歩き方でした。
名言2【髙石あかり】書いて、口に出す。夢の育て方
16歳以降は、叶えたいことを書き出す”夢ノート”をつけています。書くだけではなく、口にも出します。それは父の影響です。
(髙石あかり)
出典:現代ビジネス インタビュー「朝ドラヒロインが決定した高石あかり」
16歳から叶えたいことを紙に書き、声に出すことを習慣にしてきたといいます。父の影響だそうです。頭の中だけにある夢は、まだ気持ちの段階にとどまります。書いて、人に聞こえる声で言ってみた瞬間、夢は外の世界に存在しはじめる。「口にも出します」の一言には、恥ずかしさを乗り越えた分だけ夢が現実に近づくという実感があります。誰かに話すのがためらわれるなら、まずは自分の耳に聞かせるところからでも始められます。
名言3【髙石あかり】演じる役を、誰よりも愛している
自分じゃない人に魅力を感じる人間なので、この仕事を通じて違う人になるのはすごく楽しいです。私は自分が演じる役を、誰よりも愛している自信があります
(髙石あかり)
出典:現代ビジネス インタビュー「朝ドラヒロインが決定した高石あかり」
俳優のやりがいを問われ、「自分じゃない人に魅力を感じる人間」だから違う人になるのが楽しい、と答えています。そして演じる役を誰よりも愛している自信がある、とも。自分より他人のほうが面白く見えることを、劣等感だと思い込んでいないでしょうか。それは対象に深く入り込める力の裏返しかもしれません。いま関わっている仕事や相手の、どこが好きか。その問いに答えられる人は、すでに愛しはじめています。
名言4【髙石あかり】芝居を考えるだけで救われる
“芝居をする”しかできない人間なんです。お芝居のことを考えているだけで自分が救われるし、生きてると実感できる。
(髙石あかり)
出典:テレ東プラス インタビュー「ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!」(2024年9月)
自身のことを「芝居をするしかできない人間」と言い切ります。芝居を考えているだけで救われる、それが彼女のよりどころです。「これしかできない」という言葉を、不器用さの告白として使ってきた人は多いと思います。けれど、考えるだけで気持ちが上向く何かを持っているのは、幅の狭さではなく軸の強さです。自分にとってのそれが何か、思い当たるものがあるなら、それはもう大切にしていい場所です。
名言5【髙石あかり】ゴールも正解もないと気づいた日
芝居にはゴールも正解もないものだと気づいたんです。その時、私は芝居を突き詰めていく俳優を一生かけて目指したいと思いました
(髙石あかり)
出典:テレ東プラス インタビュー「ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!」(2024年9月)
「女優」という肩書を手にしたあとに葛藤があり、そこで芝居にはゴールも正解もないと気づいたといいます。その瞬間、一生かけて突き詰める俳優を目指そうと決めました。正解にたどり着けない自分を責めてきたなら、少し見方を変えられます。終わりがないことは、失敗の証明ではなく、ずっと続けていい許可証です。完成しなくても続けたいものがひとつあれば、人生の軸はそれで十分に立ちます。
名言6【髙石あかり】大切な人を守れたら、それで十分
大切な人たちを守れたら私は十分。大切な人が幸せな時間を過ごしている姿を見るだけで、私は幸せになれるんです。
(髙石あかり)
出典:テレ東プラス インタビュー「ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!」(2024年9月)
幸せの源を問われて、大切な人を守れたら自分は十分だと語っています。その人が幸せな時間を過ごす姿を見るだけで、自分も幸せになれるのだと。もっと大きなことを成し遂げなければ、と焦る気持ちは誰にでもあります。けれど、誰かが笑っている姿で満たされる感覚を持っていること自体が、すでに豊かさです。何のために動くのかが見えなくなったときは、守りたい人の顔を思い浮かべるだけで、答えはかなり絞られます。
名言7【髙石あかり】普段は「自分」でいることを心がける
どれだけ自分がラフでいられるかが大切だとわかったんです。だからこそ、普段”自分”でいることを心がけてます。
(髙石あかり)
出典:テレ東プラス インタビュー「ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!」(2024年9月)
役に深く入るためには、どれだけラフでいられるかが大切だと気づいたそうです。だからこそ普段は「自分」でいることを心がけていると語ります。人前でちゃんとした自分を保とうと力み、帰宅してどっと疲れる。そんな人にとって、ラフでいることは怠けではなく、力の源を守ることです。誰か一人の前でだけでも、うまく見せるのをやめてみる。その時間が、本番で全力を出すための土台になります。
名言8【髙石あかり】呼吸が合った瞬間のシビれる感覚
共演者の方と呼吸がバッチリ合ったり、演じている状況にすっと深く入り込めたときに、なんというか独特のシビれる感覚がやってくる。その瞬間のあの感じは、ほかのどこでも味わえないもの
(髙石あかり)
出典:宇宙兄弟・月面着陸50周年記念サイト インタビュー
舞台『バレンタイン・ブルー』の稽古中のインタビューで、共演者と呼吸が合ったときや状況に深く入り込めたときに訪れる「シビれる感覚」を語っています。ほかのどこでも味わえないものだと。仕事や会話に完全に没頭できた瞬間を、たまたまうまくいったと流していませんか。全力で目の前にいたからこそ、その感覚はやってきます。あの感じをもう一度、と思える経験がひとつあれば、続ける理由はもう足りています。
名言9【髙石あかり】つくりものではなく、本物の感情を
お芝居は感情を表現してそれを見てもらうものだから、その感情はできるだけ自分の内側から探り出そうということ。頭でこねくり回した『つくりもの』の感情じゃなくて、ちゃんと本物の感情をドン! と取り出して、観客のみなさんに観てもらえるといいな
(髙石あかり)
出典:宇宙兄弟・月面着陸50周年記念サイト インタビュー
舞台に向けた姿勢として、感情はできるだけ自分の内側から探り出すと語っています。頭でこねくり回したつくりものではなく、本物の感情を「ドン!」と取り出して観てもらいたい、と。うまく伝えようとするほど言葉が空っぽになる経験は、仕事の報告でも謝罪でも起こります。整った言い回しより、自分がいま何を感じているかを先に確かめる。そこから出てきた一言のほうが、拙くても人には届きます。
名言10【髙石あかり】いかにフラットにいられるか
私を構成する要素として芝居がかなり大きいのですが、プライベートでは自然でいること、いかにフラットにいられるかを大切にしています
(髙石あかり)
出典:Loogg インタビュー「知らない自分に出会うために」
自分を構成する要素として芝居はかなり大きい、と認めたうえで、プライベートでは自然で、フラットでいられるかを大切にしていると話します。仕事の自分を帰宅後も脱げず、どこにいても力が抜けない日が続く人は少なくありません。全力で向き合う人ほど、戻ってくる場所を意識的に確保しています。フラットでいることは手抜きではなく、自分を長く使う技術です。帰り道のひと駅分だけでも、何も考えない時間を取り戻せます。
名言11【髙石あかり】役でない自分を大事にする
自分と役を近づけすぎていたところがあったんですけど、ちゃんと役でない自分を大事にしようと思うようになりました
(髙石あかり)
出典:Loogg インタビュー「知らない自分に出会うために」
かつては自分と役を近づけすぎていた、と振り返ります。涙が出ないなら泣くな、と指摘された経験をきっかけに、役でない自分をちゃんと大事にしようと思うようになったそうです。仕事に全力を注ぐほど、素の自分が遠くなる感覚は誰にでも訪れます。それは熱心さの代償であって、欠点ではありません。役割を降りている時間の自分も、まぎれもなく本人です。その自分を守ることが、結局は一番いい仕事に戻ってきます。
名言12【髙石あかり】相手も、私を気にしている
私も『この人何を考えているんだろう、どう見られているんだろう』と相手のことを気にしているし、相手も『髙石あかりって何を考えているんだろう?』と私のことを気にしている。お互いにそう思い合っているんだったら、なんかもう対等というか、気にする必要ってないんじゃないかと思うようになったんです
(髙石あかり)
出典:Loogg インタビュー「知らない自分に出会うために」
「この人は何を考えているんだろう」と相手を気にする自分がいる一方で、相手もまた自分のことを気にしている。その対称性に気づいて、人目を気にする必要はないと思えるようになったといいます。あの発言は浮いていなかったか、と一人で反すうする帰り道は、相手にもたぶんあります。不安はお互いさまだと知ると、少し肩の力が抜けます。気にしないとは無関心ではなく、対等でいいという宣言です。
名言13【髙石あかり】慣れを忘れて、壊す
やっぱり一番大事なのは感情だなと思っています。どうしても途中から振り付けになるし、慣れてくるし、それはお芝居でもそうなんです。何度も同じシーンをやっていたら慣れてきちゃうので、それを忘れて壊すということをすごく大切にしています
(髙石あかり)
出典:TST映画インタビュー「ゴーストキラー」(2025年4月)
演技で一番大事なのは感情だと言い切ります。何度も同じシーンを繰り返せば振り付けのように慣れてくる。だからこそ、その慣れを忘れて壊すことを大切にしているそうです。同じ仕事を続けるうちに最初の緊張や感動が薄れていくのは、怠けではなく習熟の自然な流れです。そこで止まらないために、わざと順番を変える、場所を変える、といった小さな壊し方があります。感情を取り戻す入り口は、案外そのくらいの揺さぶりで足ります。
名言14【髙石あかり】感情の流れが説得力を生む
完全に感情の流れを作っていかないと、そこには辿り着かないですし、そこをおろそかにしてしまうと、たぶん違和感に繋がる。でも、違和感は作りたくないですし、あとはその感情があるからこそ、そこにいくっていう説得力を意識しています
(髙石あかり)
出典:TST映画インタビュー「ゴーストキラー」(2025年4月)
感情の流れを完全に作らなければ、そこには辿り着けない。おろそかにすれば違和感につながる。だから、その感情があるからこそそこへいく説得力を意識しているといいます。筋道は通っているのに、なぜか相手に届かなかった経験はないでしょうか。足りなかったのは論理ではなく、なぜそれを言いたいのかという流れだったのかもしれません。大事な話の前に、本音を一度だけ確かめる。それだけで言葉の重さは変わります。
名言15【髙石あかり】越えられない壁が、楽しみを生む
その難しさが楽しかったです。お芝居をしていて、そういう自分が越えられないものだったり、超えたい高いハードルがあると、そこから生まれる楽しみみたいなものがたくさんあるので、ありがたかったです
(髙石あかり)
出典:TST映画インタビュー「ゴーストキラー」(2025年4月)
一人二役に大量のアクションという難役について、「その難しさが楽しかった」と語っています。越えたい高いハードルがあると、そこから生まれる楽しみがたくさんあるのだと。無理かもしれない、と思う壁に当たると逃げたくなるのは自然なことです。けれどその難しさは、同時にやりがいの予告でもあります。越えられるかどうかは、走りながら確かめればよいこと。壁があるからこそ走れる理由が生まれる、という順番もあります。
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慣れを壊して感情を取り戻す。髙石あかりが芝居で大切にしている姿勢は、日常でも真似できます。朝、ロック画面をひらいたとき、思いがけない言葉がひとつ待っている。
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名言16【髙石あかり】技術だけでは見せられない
技術だけで、感情を失ったら全く見せられないものになっちゃう
(髙石あかり)
出典:QUI TOKYO インタビュー「今も俳優を夢見て」(2025年4月)
二重人格の演じ分けという難役について、技術だけで感情を失ったら、全く見せられないものになってしまうと語っています。できることが増えるほど、人は感情より効率を優先しがちです。手順は完璧なのに心が動かない仕事を、受け取る側は意外と見抜きます。なぜこれをやるのか、誰に届けたいのか。その感情が残っているかどうかが、スキルを本物にする分かれ目です。慣れた作業ほど、一度その問いに戻る価値があります。
名言17【髙石あかり】朝ドラヒロインも、今でも夢
今でも夢は俳優だし、小さい頃から夢見ていた朝ドラヒロインですが、それも今でも夢だと思っています
(髙石あかり)
出典:QUI TOKYO インタビュー「今も俳優を夢見て」(2025年4月)
今でも夢は俳優であり、小さい頃から夢見ていた朝ドラヒロインも、叶った今でも夢だと思っていると語ります。到達点を決め切らないからこそ、走り続けられるという考え方です。いつまでにどこへ行けばいいのかが見えず、焦ることがあります。けれどゴールを固定しすぎると、着いた途端に立ち止まってしまう。叶ったものを「夢だった」と過去形にせず、現在形のまま持ち続ける。その姿勢が、前を向き続けるための燃料になります。
名言18【髙石あかり】怒りを生み出せて楽しかった
私自身は普段怒りという感情が少ないタイプなんです。だから今回、こんなにたくさんの怒りを生み出すことができて楽しかったです。
(髙石あかり)
出典:bezzy インタビュー「髙石あかりの全力恩返し宣言」(2025年2月)
映画『遺書、公開。』で激怒するシーンを多く演じたときの感想です。普段は怒りの感情が少ないので、こんなにたくさんの怒りを生み出せて楽しかった、と。自分は感情的にならない人間だ、と思っている人は多いかもしれません。でもそれは感情がないのではなく、まだ引き出していないだけの可能性があります。苦手だと思っていた感情が動いたとき、意外な楽しさが見つかることもある。自分の知らない自分は、まだ残っています。
名言19【髙石あかり】役と自分は別の人間
役と自分は別個の人間だと考えていて。その役の感情について考えるときも、自分に置き換えるのではなく、あくまでこの役だったら……というところからイメージしています。
(髙石あかり)
出典:bezzy インタビュー「髙石あかりの全力恩返し宣言」(2025年2月)
役と自分は別個の人間だと考えている、と話します。役の感情を想像するときも、自分に置き換えるのではなく、この役だったらどうか、から出発するそうです。相手の立場に立っているつもりが、いつの間にか「自分ならこうする」に戻っていることがあります。それは思いやりに見えて、自分の投影です。「自分なら」を一度外して、その人ならどう感じるかだけを考えてみる。その眼差しが、視野を一段広げてくれます。
名言20【髙石あかり】悔しさのベクトルは自分に向く
基本的に「自分とは違う人だから」って考えちゃうんですよね。だから、あんまり他人に感情のベクトルが向かないんです。ベクトルが向くのは自分自身。たとえば悔しいと思うことはもちろんあります。でもその悔しさは、できなかった自分とか、思うものが出せなかった自分に向くだけで、人に向くことがないんです
(髙石あかり)
出典:bezzy インタビュー「髙石あかりの全力恩返し宣言」(2025年2月)
嫉妬や劣等感はあるかと問われ、「自分とは違う人だから」と考えるので他人に感情のベクトルが向かない、と答えています。悔しさはあっても、できなかった自分に向くだけだと。ミスが起きたとき、あの人のせいだ、環境が悪かった、と外へ向けたくなる気持ちは自然です。ただ、その矢印を外に向け続けると、自分で変えられるものが見えなくなります。自分に向く悔しさは、冷たさではなく、可能性に集中する力です。
名言21【髙石あかり】自分と違う芝居は、それだけで面白い
自分とまったく違うお芝居が見られるって、もうそれだけで何をやっても面白いんです。そこに負の感情はまったくなくて。
(髙石あかり)
出典:bezzy インタビュー「髙石あかりの全力恩返し宣言」(2025年2月)
同世代の俳優との関係を聞かれ、自分とまったく違うお芝居が見られるだけで何をやっても面白い、負の感情はまったくない、と語っています。あの人はなぜ評価されるのか、と会議のあとで一人しぼんでいく経験は誰にでもあります。けれど、その違いこそが面白さに変わる見方があります。差をジャッジする側から、観察する側に回ってみる。誰かのやり方に「なるほど」と思えた瞬間、負の感情の居場所は小さくなっています。
名言22【髙石あかり】羨ましいと嫉妬は別物
羨ましいとは思いますよ。すごいお芝居を喰らって、自分もあんなふうになりたいと思う気持ちは全然あります。でもそれはあくまで自分に対する刺激で、嫉妬とはまた別物かなという気がします。
(髙石あかり)
出典:bezzy インタビュー「髙石あかりの全力恩返し宣言」(2025年2月)
羨ましいとは思う、と正直に認めています。すごい芝居を喰らって自分もああなりたいと思う。けれどそれは自分への刺激であって、嫉妬とは別物だと。先に昇進した同期を羨む自分を、責める必要はありません。羨望は、自分が欲しいものの在りかを教えてくれるサインです。相手を引き下げたくなる嫉妬とは、向かう先が違います。羨ましかった相手の何が欲しかったのか。そこに、次に進む方向があります。
名言23【髙石あかり】気づかないうちに「楽しい」に変換している
楽しいがいちばんですね。その次が喜。怒と哀はあんまりないかもしれないです。周りからも楽観的と言われることが多くて。もちろんネガティブな感情がないわけではないんですけど、たぶん自分でも気づかないうちにそれを楽しいに変換しているんだと思います。
(髙石あかり)
出典:bezzy インタビュー「髙石あかりの全力恩返し宣言」(2025年2月)
喜怒哀楽で一番多い感情を問われ、「楽しい」がいちばんで、怒と哀はあまりないと答えています。ネガティブな感情も、気づかないうちに楽しいに変換しているのだろう、と自己分析しています。前向きな人を眺めて、自分の暗さを責めたことがあるかもしれません。けれど楽観的に見える人にも、暗い感情はちゃんとあります。違いは、その中に面白い要素を探す癖があるかどうか。変換は、ひとつの問いから始められます。
名言24【髙石あかり】正解がないからこそ楽しい
お芝居はわからないことだらけで『正解』も全然ないからこそ、すごく楽しくて
(髙石あかり)
出典:FASHIONSNAP インタビュー「あの人の東京1年目」
芝居はわからないことだらけで正解も全然ないからこそ楽しい、と語っています。正解がわからない状態は、怖いものです。どうすればよかったのかと、何度も問い直してしまいます。けれど正解がないということは、何度でも試せるということでもあります。わからないまま動くのは失敗ではなく、余白です。悩みのどこかに、面白がれる部分が隠れていないか。探し方を変えると、同じ状況が違って見えてきます。
名言25【髙石あかり】衣装がスイッチになるように
今は衣装を着たときにそれが『スイッチ』になるように、普段は自分が素でいられる服を選ぶようにしています
(髙石あかり)
出典:FASHIONSNAP インタビュー「あの人の東京1年目」
衣装を着たときにそれが役へのスイッチになるよう、普段は素でいられる服を選んでいるそうです。仕事モードが終わらず、家に帰っても頭が働き続ける人は多いと思います。オンとオフの切り替えを意志の力だけでやろうとするから消耗する。切り替えには身体的な合図が要ります。帰宅して一枚だけ服を着替えることも、立派なスイッチです。素でいられる時間があるからこそ、次に袖を通す仕事着が、生きたスイッチになります。
名言26【髙石あかり】自分にも思いやりを
私にとっての自分らしさは『思いやり』。他人に対してはもちろん、自分に対しても思いやりを持っていたいと思っています
(髙石あかり)
出典:FASHIONSNAP インタビュー「あの人の東京1年目」
自分らしさとは何かと問われ、「思いやり」と答えています。他人に対してはもちろん、自分に対しても思いやりを持っていたい、と。他人への気遣いは自然にできるのに、自分にだけは厳しい人がいます。ミスをした日に、何度も自分を叩いてしまう。けれど、思いやりは外に向けるためだけのものではありません。頑張れた部分をひとつ認めることも、その使い方です。自分へのそれが、翌日の自分を少し軽くします。
名言27【髙石あかり】まず自分が幸せに生きる
信頼できる良い友人や仲間に出会うためには、まずは自分自身が幸せにハッピーに生きることが大切
(髙石あかり)
出典:FASHIONSNAP インタビュー「あの人の東京1年目」
信頼できる友人や仲間に出会うためには、まず自分自身が幸せに生きることが大切だ、と語っています。いい人に出会えないと感じるとき、原因を相手や環境に探しがちです。けれど出会いの質は、自分の状態と切り離せません。満たされないまま誰かを求めると、関係は消耗へ向かいやすくなります。順番を逆にしてみる。自分が幸せだと感じる時間を先に確保する。その足場があるからこそ、同じ目線で立てる人が近づいてきます。
名言28【髙石あかり】相手の台詞を聞く力
お芝居では相手の台詞を『聞く力』ってすごく大切だと思っているので
(髙石あかり)
出典:WWDJAPAN インタビュー「ゴーストキラー」(2025年)
一人二役で相手役なしに芝居をする難しさを語る中で、相手の台詞を「聞く力」が芝居ではすごく大切だと述べています。うまく話せなかったと落ち込む日より、関係がぎこちなくなるのは、聞けていなかったときのほうが多いものです。次に言う言葉を準備しているあいだに、相手の声が右から左へ流れていく。会話の中でひとつだけ試せることがあります。相手が話し終わるまで、次の言葉を用意しない。聞くことは、話すことの土台です。
名言29【髙石あかり】夢を追う瞬間こそ、幸せだった
私はその夢を追っている瞬間が何よりも幸せで楽しかったなと振り返っても思いますし、その時に得られる悔しさや嬉しさっていうのは何にも代え難い宝物だったなと思います。
(髙石あかり)
出典:モデルプレス インタビュー「アポロの歌」(2025年)
夢を追っている瞬間が何よりも幸せで楽しかったと振り返り、そのとき得た悔しさや嬉しさは何にも代え難い宝物だと語っています。うまくいかない日が続いても、なぜかその時間が愛おしい。気のせいではありません。悔しさも嬉しさも、何かを追いかけている証拠だからです。過程が宝物なら、いまの自分もすでに何かを積み上げています。いまの悔しさを、そのまま宝物の側に数えてしまう。それで見える景色は変わります。
名言30【髙石あかり】夢より、作品が大好きになった
朝ドラヒロインは私の小さい頃からの夢でした。でも今は、そのことよりも『ばけばけ』が大好きで、大事な気持ちが大きいです
(髙石あかり)
出典:CINRA「ばけばけ」クランクアップコメント(2026年2月)
NHK連続テレビ小説『ばけばけ』のクランクアップで語った言葉です。朝ドラヒロインは小さい頃からの夢だったけれど、今はそのことより『ばけばけ』が大好きで大事な気持ちが大きい、と。「こっちのほうが好きかもしれない」に変わる瞬間があります。それは最初の夢を裏切ることではありません。夢は形を変えながら育つものです。いま目の前の気持ちのほうが大きいなら、それが正直な答えです。
名言31【髙石あかり】夢は俳優だと言い続けられるように
これからも夢は俳優だといい続けられるように精一杯作品と人と、役に向き合っていきたい
(髙石あかり)
出典:第50回エランドール賞 授賞式スピーチ(2026年2月)
第50回エランドール賞の授賞式でのスピーチです。これからも夢は俳優だと言い続けられるように、作品と人と役に精一杯向き合いたい、と誓いました。まだこれを夢と呼んでいいのかな、とためらうことがあります。資格の勉強や転職の準備、続けているのに自信が持てない。けれど夢は宣言で守られるのではなく、言い続けられるように動くことで守られます。ためらいながらでも口にし続ける。それが夢を夢のままにしておく力です。
\ 夢を言い続けるための、朝の一言 /
「夢は俳優だと言い続けられるように」。そう口にし続ける力は、毎朝の小さな習慣からも育ちます。
ポケットAnchorは、アプリ独自の名言コレクションから選ばれた言葉を、ウィジェットでそっと手元に置いておけるアプリです。偉人の名言は著者名とともに届くので、気になった人の言葉を深く知るきっかけにもなります。
名言32【髙石あかり】話さなくても伝わる関係
話さなくてもお互いが思っていること・考えていることが伝わってくるんです」と語り、「ちさととまひろは“2人で1つ”。それに相まって、私と伊澤さんも“2人で1つ”だとよく言っていました
(髙石あかり)
出典:リアルサウンド インタビュー「ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!」(2024年9月)
4年にわたる共演を重ねた伊澤彩織との関係について語った言葉です。話さなくてもお互いの思っていることが伝わってくる。ちさととまひろが「2人で1つ」であるように、自分たちもそうだとよく言っていたそうです。伝わらない、と一人で抱えるときに思い出したい言葉です。言葉が多ければ伝わるわけではなく、少なくても通じ合う関係はあります。差は、積み重ねた向き合いの量です。急がず、正直でいることから始まります。
名言33【髙石あかり】自分の中の「ちさと」を壊す
今回のドラマでは、自分の中の”ちさと”を壊すことが目標でした
(髙石あかり)
出典:テレ東プラス インタビュー「ドラマ版!」(2024年9月)
映画版から続くドラマに臨むにあたり、自分の中のちさとを壊すことが目標だったと語っています。既存のちさと像を固定しないためです。「私はこういう人間だから」と自分を狭く定義してしまうことがあります。その枠は安心をくれる一方で、可能性の蓋にもなります。壊すとは否定ではなく、脱皮です。いつもと違う返し方をしてみる、いつもは選ばないものを選んでみる。小さな壊し方の跡が、次の輪郭になります。
名言34【髙石あかり】遠くから見ているような感覚
出演している私自身も遠くから見ているような感覚にもなりました
(髙石あかり)
出典:NB Press Online インタビュー「ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!」
自分の想像を超えて大きくなっていくシリーズを、出演している自分自身も遠くから眺めているような感覚になった、と語っています。こんなはずじゃなかった、と焦る日があります。でも一年前の自分に、いまの状況を想像できたでしょうか。思い描いていなかった場所にいるのは、それだけ動いてきた証拠です。ときどき自分を遠くから眺めてみる。その視点があると、次の一歩の置き場所が落ち着いて見えてきます。
名言35【髙石あかり】作らないことで、想像してもらう
この映画は二人の人生の一瞬を切り取ったもので、前も後も一切ないので、それを想像させるのがいいなと思っていて、観た人に想像してもらえるように、作らないようにしていました
(髙石あかり)
出典:Cinemagical インタビュー「この映画は二人の人生の一瞬を切り取ったもの」
『ベイビーわるきゅーれ』初作で、二人の人生の一瞬を切り取った映画だからこそ、前も後も作らないようにしていたと語っています。観客に想像してもらうためです。伝わっているか不安で、つい言葉を足しすぎることがあります。けれど説明を足すほど、相手が想像する余地は消えていきます。作らないことは手抜きではなく、相手への信頼の形です。なくてもいい、と感じた一文を削ってみる。その余白のほうが、かえって深く届きます。
名言36【髙石あかり】何からも吸収する
本当に何からも吸収するというか、映画、出会った人、恋愛リアリティーショー、本を読んだ時に当てはまる人がいたら、それを取り入れようとします
(髙石あかり)
出典:Cinemagical インタビュー「この映画は二人の人生の一瞬を切り取ったもの」
役作りの情報源を問われ、映画、出会った人、恋愛リアリティーショー、本に至るまで、当てはまる人がいれば取り入れると答えています。もっと特別な経験を積まないと、と焦るとき、実は素材は身の回りにあふれています。雑談でも、「これは自分のことかもしれない」と感じた瞬間が吸収の始まりです。何かすごいことを経験しなくていい。受け取るアンテナさえ立っていれば、教材はふつうの一日の中にいくらでもあります。
名言37【髙石あかり】同じ思いを持った、ひとつの塊
ファミリーというか、同じ思いを持ったひとつの塊のような現場だった
(髙石あかり)
出典:Cinemagical インタビュー「この映画は二人の人生の一瞬を切り取ったもの」
『ベイビーわるきゅーれ』初作の現場を、ファミリーというか、同じ思いを持ったひとつの塊のような現場だった、と振り返っています。チームで働いているのに、孤軍奮闘している感覚はないでしょうか。自分だけが頑張っている、と思い詰める前に、隣の人がなぜここにいるのかを聞いてみる。共通する願いに気づいた瞬間、バラバラだった顔ぶれが塊に見えてきます。一体感は与えられるものではなく、気づくものです。
名言38【髙石あかり】素の自分のままで臨む
素の自分のままでちさとという役に臨むことを選びました。
(髙石あかり)
出典:Cinemarche インタビュー「ベイビーわるきゅーれ」(2021年)
ちさと役へのアプローチとして、役を作り込むのではなく、素の自分のままで臨むことを選んだと語っています。それがちさとに最も近づける方法だと判断したからです。うまくやろうと力を入れた瞬間、かえって言葉が空洞になることがあります。プレゼンも、面談も、大切な人との会話も、案外そうかもしれません。飾らないと決めるのは、逃げではなく、誰より誠実な選択です。素のままで足りる場面は、思っているより多くあります。
名言39【髙石あかり】ギアが変わると直感した
この作品の、ギアがひとつ変わるんだろうなっていうことを直感しましたし、自分たちもその変化についていかなくてはいけないと覚悟を決めました
(髙石あかり)
出典:PINTSCOPE インタビュー「ベビわるがこんなにも愛される理由」(2024年)
池松壮亮が『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』に参加すると聞いたとき、作品のギアがひとつ変わると直感し、自分たちも変化についていかなくてはいけないと覚悟を決めたそうです。何かが変わり始めている、という感覚は、頭より先に体が知っています。組織の空気が変わった、と感じたときは、不安より先に覚悟を決めてしまってもいい。ついていかなくては、と気づいた時点で、もう変化の内側に立っています。
名言40【髙石あかり】自分自身が引き出された
普段の私は感情が豊かというよりはどこか希薄な部分があるんですけど、感情がそのまま出てきちゃって。自分自身が引き出されたという感覚がありました
(髙石あかり)
出典:PINTSCOPE インタビュー「ベビわるがこんなにも愛される理由」(2024年)
映画『オッペンハイマー』を観たときの体験です。普段の自分は感情が豊かというより希薄な部分があるのに、感情がそのまま出てきてしまい、自分自身が引き出された感覚があったと語っています。いつもなら抑えられる感情があふれる日があります。恥じる必要はありません。それは、その作品が、その人が、本当の自分に触れたサインです。何に心を動かされたのか。あふれた感情の正体をたどると、思いがけない自分に出会えます。
名言41【髙石あかり】理性で鎮まらなかった夜
これまではどちらかというと理性の人間で、いろいろな感情を理性で留め置くことができたんです。理解できたら、「こういう人もいるよね」って心が鎮まる。なのに、「オッペンハイマー」を観ていたら鎮まらなくて…
(髙石あかり)
出典:eiga.com 映画ニュース「髙石あかりの生涯ベスト映画」(2025年2月)
これまでは理性の人間で、感情を理性で留め置けたといいます。理解できれば「こういう人もいるよね」と心が鎮まる。なのに『オッペンハイマー』を観ていたら鎮まらなかった、と。理性で乗り切ってきた人ほど、感情が止まらなくなる瞬間に戸惑います。なぜ今さら、と責めなくていい。留め置けなかったものは、理性より深いところからのメッセージかもしれません。鎮まらない夜は、感情の名前だけ確かめて眠るという手もあります。
名言42【髙石あかり】前より一層、演技が好きになっている
この間は『アポロの歌』の二宮健監督に、『前より一層演技が好きになっているよね』って言われたんです。自分ではそういう実感はなくただずっと好きだったつもりでいたんですが、他の人からそう見えているのがすごくうれしかったです。
(髙石あかり)
出典:WWDJAPAN インタビュー「ゴーストキラー」(2025年)
『アポロの歌』の二宮健監督から、前より一層演技が好きになっていると言われたそうです。自分では実感がなかったけれど、他の人からそう見えていたことがうれしかった、と語っています。成長しているのか自分ではわからない日が続きます。けれど他者の目は、自分の盲点を映す鏡です。自分では気づけない変化を、誰かが見ていてくれることがあります。信頼できる人に、最近どう見えるかを聞いてみる。それも勇気です。
名言43【髙石あかり】「やりたい」と「できるのかな」
台本を読んだときに『絶対にやりたい』と強く思ったんですけど、アクション稽古が始まったとたんに、『これ……できるのかな』って不安になって
(髙石あかり)
出典:ホミニス インタビュー「ゴーストキラー」(2025年)
『ゴーストキラー』の台本を読んだときは絶対にやりたいと強く思ったのに、アクション稽古が始まったとたんに「これ、できるのかな」と不安になったと打ち明けています。やりたい気持ちと、できるのかという不安は、たいてい同時に来ます。どちらかが嘘なわけではありません。始まった途端に足がすくむのは、本気だからです。不安が顔を出したら、最初に「絶対にやりたい」と思った自分へ戻ってみる。理由はまだそこにあります。
名言44【髙石あかり】やるしかないし、楽しむしかない
やるしかないし楽しむしかないと切り替えて、今自分ができることを精一杯やることに集中しました
(髙石あかり)
出典:SCREEN ONLINE インタビュー「ゴーストキラー」(2025年)
一人二役と大量のアクションという撮影条件を前に、やるしかないし楽しむしかないと切り替え、いまできることを精一杯やることに集中したそうです。こんなに不安なのに楽しめるわけがない、と思うかもしれません。けれど楽しむと決めるのは、気分の話ではなく、視点の選択です。迷うのをやめて、いまできることに集中した瞬間、不安より行動のほうが大きくなります。手の届く一つから始めれば、残りは後からついてきます。
名言45【髙石あかり】疑問と確信を同時に抱いた
これがどう映像化されるんだろうという疑問と、これはものすごい作品が生まれるなという確信を同時に抱きました。
(髙石あかり)
出典:WWDJAPAN インタビュー「ゴーストキラー」(2025年)
『ゴーストキラー』の脚本を初めて読んだとき、どう映像化されるのかという疑問と、ものすごい作品が生まれるという確信を同時に抱いたそうです。わからないけれど、すごいことになる気がする。その感覚は、直感のいちばん正直な姿です。疑問と確信は矛盾しません。霧の中で「これは本物だ」と思える仕事に出会えたなら、その直感は疑いすぎなくていい。答え合わせはあとでできます。いまは確信のほうを信じて一歩を出す番です。
\ 見方が変わる言葉に出会う /
悪役を演じて見方が変わったように、ひとつの言葉で視界が広がることがあります。
ポケットAnchorは、アプリ独自の名言コレクションから、毎日新しい言葉に出会うためのアプリです。気分や状況に合わせてカテゴリを切り替えられるので、いまの自分に寄り添う一言が見つかります。
名言46【髙石あかり】悪役を演じて、見方が変わった
私自身、映画やドラマを観ていても、悪役というものがあまり好きではなかったんです。「この人、なんで悪いことするんだろう」とか思ってしまうタイプだったので(笑)。でも今回香耶を演じてみて、「ちょっと見方が違ったな」と考え方を改めさせられました
(髙石あかり)
出典:リアルサウンド インタビュー「わたしの幸せな結婚」(2023年)
映画やドラマを観ていても悪役が好きではなく、「なんで悪いことするんだろう」と思ってしまうタイプだったといいます。けれど『わたしの幸せな結婚』で香耶を演じてみて、見方が違ったなと考えを改めたそうです。合わない、と距離を置いてきた相手がいるなら、その感情は正直でいいのです。そのうえで、少し相手の立場を想像してみる。完全に理解できなくてかまいません。考えを改めるとは、壊すことではなく、広げることです。
名言47【髙石あかり】台本にない仕草に感銘を受けた
紗弥加さんが卵を割るシーンがあるのですが、台本にない仕草をスッと取り入れていて。「こうしたらこの母親役は際立つかな」ということを撮影中にやられていて。そういった部分で感銘を受けました
(髙石あかり)
出典:SGS109 インタビュー「わたしの幸せな結婚」(2023年)
『わたしの幸せな結婚』で共演した山口紗弥加が、卵を割るシーンで台本にない仕草をスッと取り入れていたそうです。この母親役が際立つように、と撮影中に工夫する姿に感銘を受けたと語っています。指示どおりこなすだけで精一杯の日は、それでいいのです。少し余裕が生まれたときに、もう一歩だけ工夫できないかと考えてみる。求められていない工夫にこそ、その人らしさがにじみます。
名言48【髙石あかり】黄色や虹色のイメージ
色で例えるなら、黄色や虹色のイメージです。活発でやりたいことに一直線で突っ走っていました
(髙石あかり)
出典:SGS109 インタビュー「わたしの幸せな結婚」(2023年)
中高生時代の自分を色で例えるなら、黄色や虹色だと語っています。宮崎から一人で上京した頃で、活発で、やりたいことに一直線で突っ走っていたそうです。自分はどんな色だろう、と聞かれてすぐ答えられるでしょうか。落ち着いた色でも、派手な色でもかまいません。自分を一言で表す色を持っていると、ぶれそうな瞬間に戻れる軸になります。いまの自分が灰色に見えるなら、それも正直な答えです。色は、あとから塗り替えられます。
名言49【髙石あかり】人に恵まれた現場
人に恵まれた現場だなと改めて感じました。スタッフさんも監督もそうですけど、似たような部分を全員共通で持っているような気がしていて
(髙石あかり)
出典:PINTSCOPE インタビュー「ベビわるがこんなにも愛される理由」(2024年)
『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』の現場を振り返り、人に恵まれていると改めて感じたそうです。スタッフも監督も、似た部分を全員が共通で持っている気がした、と。合っていないかも、と感じる日ほど、周りへの不満が先に立ちます。けれど一緒にいる人たちの共通点を探してみると、見え方が変わります。何に真剣か、何を大切にしているか。恵まれていると気づくのは、こちらがそれを見ようとしたときです。
名言50【髙石あかり】遊びの延長だった自主トレ
哀しいシーンで人はこういうしゃべり方でこんなことを言うのか……と観察して、そのセリフを自分でも言ってみたりするとか。ふつうの状態から何秒で涙を流せるか、ストップウォッチで計ってみたりとかも。わたしにとってそういうのは日常というか、完全に遊びの延長としてありました
(髙石あかり)
出典:宇宙兄弟・月面着陸50周年記念サイト インタビュー
幼い頃から、哀しいシーンでの話し方を観察して自分でも言ってみたり、何秒で涙を流せるかストップウォッチで計ってみたりしていたそうです。彼女にとってそれは日常であり、遊びの延長でした。真剣にやらなければ、と力むほど動けなくなることがあります。学びは、義務でなくてもかまいません。気になる人の話し方をまねてみる、好きな台詞を声に出してみる。そういう遊びの延長が、気づいたときには本物の力になっています。
名言51【髙石あかり】楽しめているだけで、幸せ
楽しんで取り組めているので、もうそれだけで毎日幸せだなと実感してます
(髙石あかり)
出典:宇宙兄弟・月面着陸50周年記念サイト インタビュー
舞台『バレンタイン・ブルー』の稽古について、楽しんで取り組めているので、それだけで毎日幸せだと実感していると語っています。結果が出ていないのに楽しんでいていいのかな、と罪悪感を覚えることがあります。けれど成果の遅さと、楽しさを感じられることは別の話です。楽しいと感じる時間があるなら、それはすでに幸せの種です。楽しめている自分に気づいたら、そのまま受け取る。それだけで、その一日は十分に合格です。
名言52【髙石あかり】種を蒔いた年と、芽吹いた年
2023年が種を蒔いた1年だと思っていて、2024年はその種が芽吹く年になりますようにという気持ちで活動していたのですが、嬉しいことにいろいろな作品に出演させていただいたり、夢だった朝ドラの主演に選んでいただいたり、本当に芽吹いた1年になったんです
(髙石あかり)
出典:モデルプレス インタビュー「アポロの歌」(2025年)
2023年を種を蒔いた一年と捉え、2024年はその種が芽吹く年になりますようにという気持ちで活動していたそうです。夢だった朝ドラの主演に選ばれ、本当に芽吹いた一年になったと振り返ります。頑張っているのに何も変わらない時期があります。そんなとき、何もできていないと結論を急ぐのは早すぎます。いまは種を蒔く時期かもしれません。芽吹くタイミングは選べませんが、蒔き続けることは選べます。
名言53【髙石あかり】最後には「楽しかった」と言いたい
きっと色々なことがあると思いますが、一番最後には楽しかったと言いたいなと思います
(髙石あかり)
出典:シネマトゥデイ インタビュー(2024年10月)
長期撮影となる朝ドラへの覚悟として、きっと色々なことがあると思うけれど、一番最後には楽しかったと言いたいと語っています。うまくいかない、と落ち込む日も、物語のまだ途中にすぎません。最後に楽しかったと言えるかどうかを基準にすると、いまの失敗も挫折も、まだ採点が終わっていないことに気づきます。一日の終わりに全部の答えを出す必要はありません。評価はもっと先に置いておく。そのほうが、長く続きます。
名言54【髙石あかり】この人たちのもとに生まれて良かった
この人たちのもとに生まれて良かったと、心から思いました
(髙石あかり)
出典:eiga.com 映画ニュース「ばけばけヒロインへの道」(2024年12月)
朝ドラヒロインの決定を知って涙して喜ぶ両親の姿を見て、この人たちのもとに生まれて良かったと心から思ったそうです。忙しさの中で、当たり前になってしまう人がいます。けれど「この人たちのそばで良かった」と思える相手が一人でもいるなら、それは大きな財産です。感謝は、相手の喜ぶ顔を見たときに形になることがあります。誰かの顔を浮かべて、いてくれてよかったと胸の中で言ってみる。それだけで、少し温かくなります。
名言55【髙石あかり】カットがかかったら自分に戻る
とにかくカットがかかったらちゃんと自分に戻ってくるということはすごく意識しています。自分の中に役を残さないというか、ちゃんと自分と役の間に距離を置く
(髙石あかり)
出典:WWDJAPAN インタビュー「ゴーストキラー」(2025年)
カットがかかったらちゃんと自分に戻ってくることを強く意識しているといいます。自分の中に役を残さず、自分と役の間に距離を置く、という方針です。退勤後も頭の中で会議が続く夜が重なると、どこまでが自分でどこからが役割なのか、わからなくなります。自分に戻ってくることは甘えではなく、次に全力を出すための技術です。退勤の瞬間に、自分だけのカットの声をかけてみる。その区切りが、翌朝の集中力を守ります。
名言56【髙石あかり】苦悩や挫折を、前向きに変えていける
主人公が夢に向かって進むなかで、いろんな苦悩や挫折があって。でもその苦悩や挫折も前向きに捉えて進んでくれるから、観ている私たちもつらいことや苦しいことをポジティブに変えていけるんだって思わせてくれる
(髙石あかり)
出典:WWDJAPAN インタビュー「ゴーストキラー」(2025年)
朝ドラの出演が決まったときに感じた、朝ドラというジャンルの本質を語った言葉です。主人公が苦悩や挫折を前向きに捉えて進むから、観る側も変われると思わせてくれる、と。主人公が泣いても立ち上がるから、私たちも「立ち上がっていいのか」と気づきます。物語の力は、苦しさに意味があると教えてくれることです。いまの苦しさの途中にいる自分を、主人公として眺めてみる。ここから何をするかは、まだ決められます。
名言57【髙石あかり】背中を追って走っていけるように
芝居ってこんなに楽しいんだって思えたんです。すごく尊敬していますし、わたしも吉沢さんの背中を追って走っていけるように頑張りたい
(髙石あかり)
出典:シネマトゥデイ「第50回エランドール賞」インタビュー(2026年2月)
『ばけばけ』で初めて本格的に共演した吉沢亮から受けた影響を語った言葉です。芝居ってこんなに楽しいんだと思えた、背中を追って走っていけるように頑張りたい、と。あの人のようになれるだろうか、と考えると、つい差ばかり数えてしまいます。けれど背中を追って走るとは、差を埋めることではなく、走り続けることそのものです。尊敬できる人が一人いる。それだけで走り出す理由は足りています。憧れは、エンジンになります。
まとめ
髙石あかりの言葉をたどると、ひとつの軸が見えてきます。夢を「なるんだろうな」と前提に置く強さと、役でない自分をちゃんと大事にする柔らかさ。その両方を行き来しながら、正解のない芝居を一生かけて突き詰めようとしている姿です。嫉妬より刺激を選び、悔しさは自分に向け、難しさの中に楽しみを見つける。どれも特別な才能の話ではなく、日々の選び方の話でした。
57の言葉のうち、どれかひとつでも引っかかるものがあれば、それで十分です。夢をまだ夢と呼んでいいのか迷うとき、人の目が気になるとき、仕事の自分を脱げないとき。そんな場面で、この人の言葉を思い出してもらえたらうれしいです。きっと色々なことがあるけれど、一番最後には「楽しかった」と言える日々を、ここから少しずつ。
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