ONE PIECEのゾロの名言27選。「背中の傷は剣士の恥だ」「なにもなかった」など、原作の巻・話数と場面の事実を全件に添えて、第1巻からワノ国編まで物語の順に紹介します。
『ONE PIECE』の剣士、ロロノア・ゾロの名言を27件集めました。「背中の傷は剣士の恥だ」「なにも!!!なかった…!!!!」のように、覚悟の言葉として知られるセリフの多い人物ですが、この記事では言葉だけを切り取って並べるのではなく、どの巻のどの場面で、何が起きた直後の言葉なのかを全件に添えています。
名言まとめの多くは出典や場面の説明が短く、セリフだけが独り歩きしがちです。ゾロの言葉は場面とセットで初めて意味を持つものが多いので、原作コミックスの巻・話数を一つずつ確認し、物語の順に並べました。
読み方はご自由に。気になる見出しから飛んでいただいても、第1巻から順に追っていただいても、ゾロという剣士の一貫した生き方が見えてくるはずです。
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ロロノア・ゾロとはどんな人物か
『ONE PIECE』(尾田栄一郎・集英社)に登場する、麦わらの一味の剣士。三本の刀を使う「三刀流」の使い手で、口に一本、両手に一本ずつ構える独特の戦い方で知られます。幼い頃、道場主の娘くいなと「どちらかが世界一の大剣豪になる」と約束し、約束の翌日に彼女を失い、以後その夢を一人で背負ってきました。物語の序盤でルフィの最初の仲間となり、世界最強の剣士ジュラキュール・ミホークに完敗。それでも誓いを曲げず、剣一本で一味を支え続けてきました。方向音痴という弱点も含めて、読者に長く愛されてきた人物です。
⚠ ネタバレにご注意ください
ここから先には『ONE PIECE』の本編セリフが含まれており、劇中の展開やシーンに触れる内容があります。先入観なしに作品を楽しみたい方は、読了後・視聴後にお読みいただくことをおすすめします。
ONE PIECE ロロノア・ゾロの名言27選
27件を物語の時系列で4つのまとまりに分けました。東の海での誓い、ミホークとの敗北、偉大なる航路で仲間に向けた言葉、そしてスリラーバークから新世界へ至る覚悟の順に並んでいます。
東の海:くいなとの約束と「一人目」
名言1【ロロノア・ゾロ】少女のおにぎりへの礼
うまかった。ごちそうさまでした…ってよ
(ロロノア・ゾロ/ONE PIECE)
出典元:ONE PIECE(第1巻 第3話)
シェルズタウンの海軍基地。柱に縛られたゾロのもとへ、幼い少女リカがにぎったおにぎりを持ってくる。海軍大佐の息子ヘルメッポがそれを踏みにじり、土のついたおにぎりをゾロは黙って口に運んだ。ルフィに頼んだ伝言がこの一言だ。砂糖の入った不格好なにぎり飯を「うまかった」と言い切る。強面の剣士の初登場は、少女への礼儀から始まっていた。ゾロという人物の芯は、刀より先にここで示された。
名言2【ロロノア・ゾロ】海賊の誘いを受けた時の筋
おれは信念に後悔するような事はやっちゃいねェ
(ロロノア・ゾロ/ONE PIECE)
出典元:ONE PIECE(第1巻 第4話)
ルフィから海賊の仲間になれと誘われた場面。海賊狩りのゾロにとって、海賊になるのは自分の筋に反する話だった。ヘルメッポとの約束を守るため一か月の磔を受け入れ、飢えに耐えている最中でもある。後悔するようなことは、信念に照らしてやっていない。裏を返せば、決めたことは最後まで守るという宣言だ。海賊になるかどうかより先に、「信念」という物差しをはっきり持っている。それがゾロの最初の輪郭になった。
名言3【ロロノア・ゾロ】亡きくいなの刀を手にして
おれ、あいつのぶんも強くなるから!!!天国までおれの名前が届くように世界一強い大剣豪になるからさ!!!!
(ロロノア・ゾロ/ONE PIECE)
出典元:ONE PIECE(第1巻 第5話)
故郷の道場で、ゾロは道場主の娘くいなに二千一回挑んで一度も勝てなかった。二人で「どちらかが世界一の大剣豪になろう」と約束した翌日、くいなは階段から落ちて亡くなる。ゾロは彼女の父に刀「和道一文字」を譲ってほしいと頼み、涙ながらにこう誓った。世界一の剣豪という夢は、ゾロひとりのものではない。届かなかった相手の分まで、天国に名が届くほど強くなる。この原点が、以後の全ての戦いを貫いている。
名言4【ロロノア・ゾロ】ルフィに夢を問われて
世界一の剣豪になることだ
(ロロノア・ゾロ/ONE PIECE)
出典元:ONE PIECE(第1巻 第6話)
モーガン率いる海兵たちと対峙し、ルフィの仲間になると決めた直後。何を目指すのかと問われて、ゾロは迷いなくこう答えた。ルフィは「海賊王の仲間ならそれくらいなってもらわないと困る」と笑って受け止める。ゾロは「なることだ」と事実のように言い切る。願望ではなく予定として語る口ぶりに、くいなとの約束の重さが乗っている。この一言が百巻を超えても変わらないところに、ゾロの一貫性がある。
名言5【ロロノア・ゾロ】モーガンを斬って船長へ
お安い御用だ、船長(キャプテン)。
(ロロノア・ゾロ/ONE PIECE)
出典元:ONE PIECE(第1巻 第6話)
シェルズタウンの海軍基地。ヘルメッポがコビーに銃を向け、ルフィが気を取られた隙を、斧手のモーガンが背後から襲う。それを一刀で斬り伏せたゾロに、ルフィは振り返りもせず「ナイス ゾロ」と声をかけ、ゾロは笑ってこう返した。船長と呼んだのは、この時が初めてだ。出会って間もないのに、背中を任せ合う関係がもう出来上がっている。ルフィを船長として立て続けるゾロの姿勢は、この軽い一言から始まる。
名言6【ロロノア・ゾロ】傷を狙うカバジとの決闘
おれの剣が目指すのは世界一…おれは、この先、剣士と名乗る野郎には…たった一度でも敗れる訳にはいかねェ
(ロロノア・ゾロ/ONE PIECE)
出典元:ONE PIECE(第2巻 第16〜17話)
オレンジの町、バギー海賊団の参謀カバジとの一騎打ち。ゾロはバギーに刺された脇腹の傷が開いたままで、カバジはその傷ばかりを執拗に狙ってくる。ルフィがバギーの横槍を止めるなか、ゾロはこう言い放って決着に向かった。剣士を名乗る相手に一度でも敗れるわけにはいかない。まだ東の海の小さな戦いで、世界一を目指す者の基準がすでに設定されている。傷を口実にしない態度は、後のミホーク戦の姿勢につながっていく。
ミホークとの敗北、そして剣士の矜持
名言7【ロロノア・ゾロ】ミホークに挑むと決めた時
剣士として最強を目指すと決めた時から、命なんてとうに捨ててる
(ロロノア・ゾロ/ONE PIECE)
出典元:ONE PIECE(第6巻 第49話)
海上レストラン、バラティエ。世界最強の剣士ジュラキュール・ミホークが現れ、クリーク海賊団の船を一太刀で割った。その相手にゾロは勝負を挑む。無謀だと止める声に返したのがこの言葉だ。「捨ててる」は、死にたいという意味ではない。最強を目指すと決めた時点で、命を惜しんで退く選択肢を消したということだ。直後に待つ完敗を思えば、言葉の先取りにも見える。だがゾロの覚悟は、勝敗とは別の場所に置かれていた。
名言8【ロロノア・ゾロ】ミホークの黒刀の前で
背中の傷は剣士の恥だ
(ロロノア・ゾロ/ONE PIECE)
出典元:ONE PIECE(第6巻 第51話)
ミホーク戦の終盤。小刀一本であしらわれ、胸を突かれてもゾロは退かなかった。ミホークは応えて黒刀を抜き、ゾロの三千世界を破る。二本の刀を砕かれたゾロは、残った和道一文字を鞘に納め、両腕を広げて正面から斬られることを選んだ。その時の一言がこれだ。傷そのものは恥ではない。背を向けた証だけが恥になる。ミホークは「見事」と応じ、再戦を待つと告げる。ゾロ屈指の名場面は、敗北の形をどう選ぶかで決まっていた。
名言9【ロロノア・ゾロ】敗北の海でルフィに誓う
おれはもう!!二度と敗けねェから!!!!あいつに勝って大剣豪になる日まで絶対にもうおれは敗けねェ!!!!
(ロロノア・ゾロ/ONE PIECE)
出典元:ONE PIECE(第6巻 第52話)
ミホークに斬られ、海に落ちたゾロはジョニーとヨサクに引き上げられる。目を覚ましたゾロは、船上のルフィに向かって血まみれの刀を天に掲げ、泣きながらこう誓った。ルフィは「うん」とだけ答える。完敗の直後に「もう敗けない」と口にするのは強がりにも聞こえる。だがゾロは負けを認めた上で、その負けを最後にすると決めている。ミホークとの再戦はずっと先の話だ。それでも誓いは、敗北の海の上で立てられた。
名言10【ロロノア・ゾロ】六刀流はっちゃんの挑発に
三本でも、おれとお前の剣の一本の重みは同じじゃねェよ!!!
(ロロノア・ゾロ/ONE PIECE)
出典元:ONE PIECE(第10巻 第85話)
アーロンパーク、六刀流を操るタコの魚人はっちゃんとの戦い。ミホーク戦で二本を失ったゾロは、ジョニーとヨサクから借りた刀と和道一文字の三本で挑んでいる。刀の数で勝ると誇るはっちゃんに、ゾロは本数の話そのものを退けた。数だけ比べれば負けている。だがゾロが数えているのは本数ではなく、一本にかけてきた時間と誓いの重さだ。数を比べる土俵に、ゾロは最初から立たなかった。
名言11【ロロノア・ゾロ】開いた傷に耐えながら
たとえ普通は気絶する程のキズでも…おれは死んじゃいけねェ
(ロロノア・ゾロ/ONE PIECE)
出典元:ONE PIECE(第10巻 第85話)
同じはっちゃん戦。ミホークに斬られた胸の傷はまだふさがっておらず、戦いの最中に開いて血が噴き出した。普通なら気絶する痛みのなかで、ゾロは自分にこう言い聞かせる。ここで倒れれば、ナミを救うために戦うルフィの背中を守れない。くいなと交わした世界一の約束も、ここで途切れる。死なないという意志より、まだ果たしていないものがあるという思いが、この言い方には見える。立つ理由は、自分の誓いと仲間のほうにあった。
名言12【ロロノア・ゾロ】斬れないMr.1を前に
おれがお前に勝った時鉄でも斬れる男になってる
(ロロノア・ゾロ/ONE PIECE)
出典元:ONE PIECE(第21巻 Mr.1戦)
アラバスタの首都アルバーナ。一味が戦う犯罪組織バロックワークスの幹部Mr.1(ダズ・ボーネス)は、全身が刃になる能力者で、ゾロの斬撃を弾き返す。斬れない相手を前に、ゾロはこう宣言した。今は斬れない。だが勝つ時には斬れる男になっている。順序が逆に聞こえるが、ゾロには当然だった。戦いの中で成長するしかない状況に、逃げ道を作らない。この直後、師コウシロウの教えを思い出し、物の呼吸を聞く境地に至る。
名言13【ロロノア・ゾロ】初めて鉄を斬った直後
礼を言う。おれはまだまだ強くなれる
(ロロノア・ゾロ/ONE PIECE)
出典元:ONE PIECE(第21巻 第195話)
Mr.1との決着。ゾロは初めて鉄を斬り、一刀流「獅子歌歌」で勝負を決めた。倒れた相手に向けたのがこの言葉だ。命がけの戦いで、相手に礼を言う。強敵と戦ったことで、自分の伸びしろを知ったからだ。「まだまだ強くなれる」は、勝った直後にしては控えめに聞こえる。だがゾロが見ているのは目の前の勝利ではなく、ミホークまでの距離だった。鉄を斬れたことを通過点として扱う姿勢が、以後の成長を支えている。
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偉大なる航路:仲間と船長へ向けた言葉
名言14【ロロノア・ゾロ】神の島アッパーヤードで
悪ィがおれは神に祈った事はねェ
(ロロノア・ゾロ/ONE PIECE)
出典元:ONE PIECE(第26巻 第245話)
空島、神の住むとされるアッパーヤードに上陸する場面。島では「神」エネルの名が絶対の力として恐れられている。その空気のなかで、ゾロはあっさりとこう言った。神を否定してはいない。頼ったことがないと言っているだけだ。ゾロが信じているのは、鍛えてきた自分の腕と仲間の力。祈らない人間は、うまくいかなかった時に言い訳する先を持たない。そのぶん結果は全て自分の手に返ってくる。この潔さが、空島という舞台で際立つ。
名言15【ロロノア・ゾロ】泣くチョッパーへの一喝
男なら…!!!フンドシ締めて勝負を黙って見届けろ!!!
(ロロノア・ゾロ/ONE PIECE)
出典元:ONE PIECE(第33巻 第309話)
ロングリングロングランド、フォクシー海賊団との「デービーバックファイト」。一回戦に敗れ、チョッパーが相手側に取られてしまった。泣きながら訴えるチョッパーに、ゾロは慰める代わりにこう言った。突き放したように聞こえるが、裏返せば「必ず取り返す」という宣言でもある。実際、次の勝負でゾロはサンジと組んで勝ち、チョッパーは一味に戻った。不器用な言い方しかできない剣士の、これがチョッパーへの励まし方だった。
名言16【ロロノア・ゾロ】グロッキーリングでサンジに
おいコック10秒手ェかせ
(ロロノア・ゾロ/ONE PIECE)
出典元:ONE PIECE(第33巻 第311話)
デービーバックファイトの二回戦「グロッキーリング」。ゾロとサンジは、反則だらけの試合でフォクシー海賊団の三人に袋叩きにされていた。いがみ合う二人が、ここで手を組む。ゾロが頼んだのはたった10秒。サンジは短く応じ、次の瞬間には二人の連携が決まる。10秒あれば足りるという見立ては、互いの実力を認めているからこそ出てくる。口では罵り合う二人の信頼が、いちばん短い言葉で表れた場面だ。
名言17【ロロノア・ゾロ】決闘後に揺れるルフィへ
迷うな お前がフラフラしてやがったら おれ達は誰を信じりゃいいんだよ!!!
(ロロノア・ゾロ/ONE PIECE)
出典元:ONE PIECE(第35巻 第333話)
ウォーターセブン。メリー号を手放す決断をめぐってウソップが一味を抜け、ルフィとの決闘に敗れて去った。雨の中、泣きながら揺れるルフィに、ゾロはこう言った。ゾロはこの決断を支持していた。だから船長が揺れれば、支持した自分たちの足場も揺れる。突き放すようだが、ルフィの決断を信じたうえでの言葉だ。仲間を失った痛みは同じで、それでも一味の軸を船長に置き続ける。厳しさの向こうにあるのは、ルフィへの信頼だ。
名言18【ロロノア・ゾロ】線路上のTボーンを斬って
てめェの正義もさぞ重かろうが
(ロロノア・ゾロ/ONE PIECE)
出典元:ONE PIECE(第39巻 第371話)
エニエス・ロビーへ向かう海列車ロケットマン。線路上に立ちはだかったのは、海軍大佐Tボーンだった。部下思いの海兵を、ゾロは一撃で線路から斬り落とし、こう言い残す。続く言葉は「こっちも色々背負ってんだよ」。相手の正義を軽んじてはいない。重いと認めた上で、自分たちにもロビンを取り戻すという荷があると言っている。勝った側が相手を否定しない。斬った相手への礼儀を、ゾロは最後まで手放さなかった。
名言19【ロロノア・ゾロ】カクとの死闘で阿修羅を放ち
苦難上等 好むものなり修羅の道
(ロロノア・ゾロ/ONE PIECE)
出典元:ONE PIECE(第43巻 第417話)
エニエス・ロビー、仲間ロビンの奪還に向かった司法の塔。政府の諜報部隊CP9のカクとの死闘のなかで、ゾロは九刀流「阿修羅」を初めて見せる。その技とともに口にしたのがこの言葉だ。苦難は避けるものではなく、望んで進む修羅の道の途中にあるもの。カクは麒麟の能力で手強く、ゾロも消耗している。それでも「上等」と受けて立つ姿勢が、阿修羅という鬼気迫る技に形を与えた。剣士ゾロの生き方を一句で言い表した場面だ。
名言20【ロロノア・ゾロ】ウソップの復帰をめぐって
いいか お前ら こんなバカでも肩書は”船長”だ いざって時にコイツを立てられねェ様な奴は一味にゃいねェ方がいい…!!船長が”威厳”を失った一味は必ず崩壊する!!!普段おちゃらけてんのは勝手だが仮にもこのおれの上に立つ男がダラしねェマネしやがったら今度はこのおれがこの一味を抜けてやるぞ!!!
(ロロノア・ゾロ/ONE PIECE)
出典元:ONE PIECE(第45巻 第438話)
エニエス・ロビーの戦いの後、ウォーターセブン。抜けていたウソップが戻りたがっていると知り、ルフィたちは喜んで迎えようとした。そこにゾロが待ったをかける。ウソップは自分から船を降りた。船長がなあなあで迎えれば、一味の形が崩れる。普段はルフィに何も言わないゾロが、ここでは自分が抜けるとまで言って釘を刺した。ウソップは自ら謝って戻り、ルフィは泣いて迎える。ゾロの厳しさは、その結末を守るためのものだった。
スリラーバークから新世界へ:背負うものの重さ
幽霊島スリラーバークでの自己犠牲から、二年後の新世界まで。この間にゾロはミホークに頭を下げて弟子入りし、二年の修行を経て仲間と再集結します。背負うものが増えるほど、言葉は短くなっていきます。
名言21【ロロノア・ゾロ】侍リューマから秋水を受けて
刀は貰うが…勝負はなかったことにしようぜ ワノ国の侍!!!
(ロロノア・ゾロ/ONE PIECE)
出典元:ONE PIECE(第48巻 第467話)
幽霊島スリラーバーク。ゾロが戦ったのは、ワノ国の伝説の侍リューマの遺体に影を入れられたゾンビだった。決着の後、倒れたリューマは名刀「秋水」をゾロに託す。受け取りつつ、ゾロが告げたのがこの言葉だ。勝った相手は、本人の意志で戦ったわけではない。だから刀は預かるが、勝負としては数えない。相手が死者であっても、侍の名誉を守ろうとする態度がここにある。秋水はのちにワノ国編で大きな意味を持つ刀になる。
名言22【ロロノア・ゾロ】くまの前で止めるウソップに
災難ってモンはたたみかけるのが世の常だ…
(ロロノア・ゾロ/ONE PIECE)
出典元:ONE PIECE(第50巻 第484話)
スリラーバークの終盤。モリアとの死闘を終えて一味が力尽きているところへ、王下七武海バーソロミュー・くまが現れた。満身創痍のゾロがひとり立ち向かおうとするのを、ウソップが止める。その時の言葉がこれで、続けて「言い訳したらどなたか助けてくれんのか」と言う。悪いことは重なるものだと、ゾロは織り込んでいる。運の悪さを嘆く時間があるなら、立つ。悲観ではなく、災難を前提に置いた現実の受け止め方が、そこにある。
名言23【ロロノア・ゾロ】くまに自分の首を差し出して
ルフィは、、海賊王になる男だ!!!!
(ロロノア・ゾロ/ONE PIECE)
出典元:ONE PIECE(第50巻 第485話)
くまはルフィの首を差し出せば他の者は見逃すと告げる。ゾロは代わりに自分の首を差し出し、その理由としてこう言った。自分の夢である世界一の剣豪より先に、船長の夢を置いた瞬間だ。ゾロはルフィを「海賊王になる男」と断言する。信じているのではなく、そうなると決まっている、という言い方だ。第1巻で「お安い御用だ、船長」と笑った男が、ここでは命を差し出している。その一貫性が、言葉に重さを与えた。
名言24【ロロノア・ゾロ】血だまりでサンジに問われて
なにも!!!なかった…!!!!
(ロロノア・ゾロ/ONE PIECE)
出典元:ONE PIECE(第50巻 第485話)
くまは申し出を受け、ルフィが受けた全ての苦痛を肉球で取り出し、ゾロに引き受けさせた。血だまりで立ち尽くすゾロを見つけたサンジが、何があったと問う。返事がこの一言だ。実際には何もかもがあった。だが仲間に背負わせないために、なかったことにする。ゾロは痛みを隠すことで、ルフィの誇りと一味の空気を守った。指折りの名場面とされる理由は、言葉の短さにある。多くを語らない男が、いちばん多くを引き受けた。
名言25【ロロノア・ゾロ】二年後の再集結で船を間違え
船を間違えた
(ロロノア・ゾロ/ONE PIECE)
出典元:ONE PIECE(第61巻 第599話)
二年の修行を終え、麦わらの一味がシャボンディ諸島で再集結する場面。誰よりも早く着いていたゾロは、仲間を待つ間に釣りをしようと別の海賊船に乗り込み、魚人島方面へ流されてしまう。気づいたゾロはその船を斬って戻り、こう言った。剣の腕はミホークのもとで格段に上がったのに、方向音痴だけは二年経っても直っていない。真剣な誓いと、間の抜けた迷子。この二つが同じ人物の中にあるから、ゾロという剣士は親しまれてきた。
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名言26【ロロノア・ゾロ】魚人島最強の剣士を斬って
カエルかと思ったよ 井の中のよ
(ロロノア・ゾロ/ONE PIECE)
出典元:ONE PIECE(第65巻 第646話)
魚人島。相手は島最強と呼ばれ、薬で力を増した八刀流の剣士ヒョウゾウだった。ゾロはこれを難なく斬り伏せ、こう言い捨てる。かつて東の海で、ゾロ自身がミホークに「井の中の蛙」と呼ばれた。二年前の自分に向けられた言葉を、今度は自分が口にする側に立っている。だがゾロの上にはまだミホークがいる。井戸の外に出た者は、さらに広い海があることも知っている。この一言は慢心ではなく、通過点の確認に近い。
名言27【ロロノア・ゾロ】キングに王になる気かと問われ
そうだな…船長と…親友との約束があんだ!!!
(ロロノア・ゾロ/ONE PIECE)
出典元:ONE PIECE(第102巻 第1033話)
ワノ国、カイドウの本拠地・鬼ヶ島の屋上。百獣海賊団の最高幹部キングとの死闘のさなか、キングは「王にでもなる気か」と問う。答えがこの言葉だった。船長ルフィの夢と、亡き親友くいなとの約束。ゾロを立たせているのは王座ではなく、二つの約束だ。第1巻で誓った言葉が、千話を超えてそのまま生きている。強くなるほど背負うものは増えたが、戦う理由は最初から変わらない。
まとめ
27の言葉を第1巻から順に並べてみると、ゾロが言っていることはほとんど変わっていません。世界一の剣豪になる。船長を立てる。背を向けない。言葉が短くなるほど、背負っているものは増えていく。その積み重ねを、場面と一緒に確かめていただけたなら幸いです。
ゾロの言葉は、読む人を奮い立たせるために言われたものではありません。目の前の相手と、自分の誓いに向かって言われたものです。だからこそ、そのまま受け取るのがいちばん良いのだと思います。気になった場面があれば、ぜひ原作のその巻を開いてみてください。
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