ONE PIECE ポートガス・D・エースの名言・名セリフ23選

ONE PIECEのエースの名言23選。アラバスタでの再会から白ひげ海賊団、頂上戦争の最期「愛してくれて…ありがとう」まで、場面と巻・話数つきで紹介。生まれてきた意味を問い続けた兄の言葉をたどります。
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『ONE PIECE』の中でも、ポートガス・D・エースの名言は、読み返すたびに重さが変わる言葉だと思います。アラバスタで弟に見せた余裕、白ひげ海賊団で見つけた居場所、そして頂上戦争で仲間と弟に向けた言葉。この記事では、原作で確認できたエースのセリフ23本を、場面と巻(多くは話数まで)つきでまとめました。
エースの言葉の芯にあるのは、「生まれてきてもよかったのか」という問いです。海賊王ロジャーの息子として生まれ、その血を憎まれて育った彼は、ずっとその答えを探していました。名言を追いながら、その問いにどんな答えが返ってきたのかを、一緒にたどっていければと思います。
悲しい場面の多い記事です。急がず、ゆっくり読んでいただけたらうれしいです。

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⚠ ネタバレにご注意ください
ここから先には『ONE PIECE』の本編セリフが含まれており、劇中の展開やシーンに触れる内容があります。先入観なしに作品を楽しみたい方は、読了後・視聴後にお読みいただくことをおすすめします。

ポートガス・D・エースとはどんな人物か

ポートガス・D・エースは、海賊王ゴール・D・ロジャーの息子として生まれ、海軍のガープに預けられてルフィとともに育ちました。幼い頃にサボ・ルフィと盃を交わし、義兄弟になります。17歳で海に出てスペード海賊団を率いたのち、白ひげ海賊団に加わり、2番隊隊長を務めました。悪魔の実は、身体を炎に変えるメラメラの実。白ひげ海賊団を裏切った黒ひげを追ってバナロ島で敗れ、捕らえられて、マリンフォードでの公開処刑が決まります。
通り名は「火拳のエース」。以下では、原作の流れに沿って、彼の言葉を4つのまとまりで紹介します。

ONE PIECE ポートガス・D・エースの名言23選

アラバスタでの再会から、バナロ島の決闘、頂上戦争の最期、そして幼い日の回想まで。原作の登場順に並べています。

アラバスタでの再会から、白ひげ海賊団へ

名言1【ポートガス・D・エース】アラバスタで弟に語った白ひげの夢

白ひげを海賊王にならせてやりてェ…ルフィお前じゃなくてな

(ポートガス・D・エース/ONE PIECE)

出典元:ONE PIECE(第18巻)
アラバスタ編、ゴーイングメリー号の上。数年ぶりに再会した弟ルフィに、エースは自分が仕える白ひげのことを語った。海賊王を目指す弟の前で、自分の夢は白ひげを王にすることだと言い切る。自分の名を上げるより、恩のある人を頂点へ押し上げたい。兄弟でも目指す場所は違っていていい、という距離の取り方が、この一言には含まれている。エースにとって白ひげはすでに「オヤジ」であり、その夢は自分の夢と同じ重さだった。

名言2【ポートガス・D・エース】麦わらの一味に弟を託す

できの悪い弟を持つと………兄貴は心配なんだ おめェらもコイツにゃ手ェ焼くだろうが よろしく頼むよ………

(ポートガス・D・エース/ONE PIECE)

出典元:ONE PIECE(第18巻 第159話)
同じくアラバスタ編。ルフィに自分の生命を示すビブルカードを渡したあと、エースは麦わらの一味に向き直ってこう頼んだ。弟の無茶を知り尽くしているからこその、照れ混じりの言葉である。心配していることを隠さず、仲間に「頼む」と言えるのは、ルフィの隣にいる人たちを信じたからでもある。兄として弟を守るのではなく、弟の仲間に弟を預ける。この場面のエースは、ルフィの航海をすでに認めている。

名言3【ポートガス・D・エース】別れ際に交わした再会の約束

次に会うときは海賊の高みだ

(ポートガス・D・エース/ONE PIECE)

出典元:ONE PIECE(第18巻 第159話)
アラバスタ編、黒ひげを追う旅に戻るエースが、メリー号を離れる際にルフィへ残した言葉。再会の約束に、日付も場所もない。あるのは「高み」というたったひとつの目印だけだった。互いに別々の海を進みながら、それぞれの道を登っていけば、いつかまた会える。兄弟の絆を確かめ合う場面でありながら、言葉はどこまでも軽やかで、湿っぽさがない。エースの去り方そのものが、ルフィに向けた信頼の表現なのだと思う。

名言4【ポートガス・D・エース】バナロ島で黒ひげの誘いを断る

“力”に屈したら男に生まれた意味がねェだろう おれは決して人生に”くい”は残さない

(ポートガス・D・エース/ONE PIECE)

出典元:ONE PIECE(第46巻 第441話)
バナロ島の決闘。仲間殺しの罪で追ってきたエースに、黒ひげは自分の仲間になれと持ちかけた。エースはその誘いをこの言葉で断り、直後に黒ひげは闇の力を解き放つ。勝てるかどうかではなく、屈するかどうかで生き方を決めている。「くい」とは悔いのこと。幼い日にルフィと交わした誓いにつながる言葉でもある。この決闘に敗れて捕らえられたことが、後の頂上戦争へとつながっていく。

名言5【ポートガス・D・エース】決闘の中で告げた自分の夢

…おれは白ひげを王にする

(ポートガス・D・エース/ONE PIECE)

出典元:ONE PIECE(第46巻 第441話)
同じくバナロ島の決闘、黒ひげとの力のぶつかり合いの中で、エースは自分の夢を短く口にした。かつてアラバスタでルフィに語った夢を、今度は敵の前で宣言する。海賊王になるのではなく、誰かを王にする。それは自分の名声を捨てたのではなく、名声よりも大切なものを見つけた人の言い方に近い。「王にする」という能動の言葉に、白ひげ海賊団の一員としての誇りが込められている。

名言6【ポートガス・D・エース】仲間を殺した黒ひげを追う理由

何より親の名キズつけられて黙ってられるか

(ポートガス・D・エース/ONE PIECE)

出典元:ONE PIECE(第57巻 第552話)
頂上戦争の序盤、処刑台のエースが思い返す過去の場面。白ひげ海賊団の仲間サッチを殺して逃げた黒ひげを、白ひげは深追いするなと止めた。それでもエースは追うと決め、その理由をこう言った。仲間を殺されたことに加えて、白ひげの名に傷がつくことが許せなかった。ここで「親」と呼ばれているのは白ひげのこと。血縁ではなく、自分で選び取った関係を、彼は家族と呼んだ。その名誉のために、エースは動いた。

名言7【ポートガス・D・エース】白ひげに敗れて仲間の命を願う

仲間達は逃がして貰う。そのかわりおれが逃げねェ

(ポートガス・D・エース/ONE PIECE)

出典元:ONE PIECE(第57巻 第552話)
同じく処刑台での回想。白ひげ海賊団に入る前、スペード海賊団の船長だったエースは、白ひげに挑んで敗れた。倒れたまま、仲間だけは見逃してほしいと頼み、自分は残ると言う。船長としての責任を、命の使い方で示した場面である。白ひげはこの後、エースを自分の船に迎え入れる。エースが白ひげ海賊団に加わる出発点には、勝った誇りではなく、負けたときの身の処し方があった。

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ここまで読んで、心に残った言葉があったなら、その感覚を暮らしの中にも少しだけ持ち込めたらと思って、iPhoneアプリ「ポケットAnchor」を作っています。作品とは別の、アプリ独自のコレクションから毎日ひとつ、ウィジェットに言葉が映ります。400種類以上の背景テーマから、その一枚を選べます。基本機能は無料です。

頂上戦争、処刑台の上で

名言8【ポートガス・D・エース】助けに来た弟を処刑台から拒む

来るな、ルフィ!わかってるハズだぞ!おれもお前も海賊なんだ

(ポートガス・D・エース/ONE PIECE)

出典元:ONE PIECE(第57巻 第558話)
マリンフォードの処刑台。空から降ってきたルフィが、エースを助けると叫んだとき、エースは喜ぶより先にこう叫んだ。海賊は自分の航海に自分で責任を持つ。弟を巻き込みたくない気持ちと、兄として弟の生き方を尊重したい気持ちが、拒む言葉の形で出ている。ルフィはこの言葉を聞かず、それでも進む。兄の「来るな」と弟の「助ける」は、どちらも相手を思う言葉で、この戦争ではその両方が同時に成り立っていた。

名言9【ポートガス・D・エース】処刑台の上でもがくことをやめる

もうどんな未来も受け入れる。差し伸べられた手は掴む!!おれを裁く白刃も受け入れる…、もうジタバタしねェ、みんなに悪い

(ポートガス・D・エース/ONE PIECE)

出典元:ONE PIECE(第57巻)
頂上戦争の最中、処刑台に縛られたエースの独白。自分を助けるために、白ひげ海賊団の仲間たちが次々と傷ついていく。その光景を前に、助かることも殺されることも、どちらも受け入れると心に決める。あがくことをやめたのではなく、自分のせいで誰かが倒れることに耐えられなかった。「みんなに悪い」という一言に、この戦争の重さが凝縮されている。それでも仲間たちは、誰ひとり退かなかった。

名言10【ポートガス・D・エース】戦場で弟のことを頼む

弟なんだよ手出し無用で頼む!!

(ポートガス・D・エース/ONE PIECE)

出典元:ONE PIECE(第58巻)
マリンフォードの戦場、ルフィをめぐって放たれた言葉。血のつながりのない相手を、エースは迷いなく「弟」と呼ぶ。理由を並べて説得するのではなく、関係の名前だけを告げて頼む。それで足りると信じているからこそ、言葉は短い。幼い日に盃を交わして以来、エースにとってルフィは説明の要らない存在だった。頂上戦争の激しい場面の中で、この一言は兄弟という関係がどれほど自明のものだったかを示している。

名言11【ポートガス・D・エース】仲間が倒れていく姿に涙が止まらない

くそ…おれは歪んでる!!!…こんな時にオヤジが…弟が…!!仲間達が…!!血を流して倒れて行くのに…!!!おれは嬉しくて…!!!涙が止まらねェ 今になって命が…惜しい……

(ポートガス・D・エース/ONE PIECE)

出典元:ONE PIECE(第58巻 第568話)
処刑台の上のエースの独白。白ひげも、ルフィも、仲間たちも、自分のために血を流している。それを見て湧いてきたのは、悲しみではなく嬉しさだった。自分がここまで思われていることへの喜びと、そんな自分を「歪んでる」と責める気持ちが同時にある。死ぬ覚悟でいたはずの命が、今になって惜しくなる。エースが初めて、生きたいという本音を口にした場面である。

赤犬との対峙、そして最期の言葉

名言12【ポートガス・D・エース】赤犬の侮辱に時代の名を叫ぶ

“白ひげ”はこの時代を作った大海賊だ!!!この時代の名が!!!”白ひげ”だァ!!!

(ポートガス・D・エース/ONE PIECE)

出典元:ONE PIECE(第58巻 第573話)
処刑台から救い出され、ルフィとともに戦場を離れようとする途中。赤犬が白ひげを「先の時代の敗北者」と嘲った直後の言葉である。自分の命が危うい場面で、エースは足を止めて反論した。逃げ切ることより、オヤジの名を守ることを選んだのだ。その選択がこの後の悲劇を招くのだが、エースにとって白ひげの名誉は、自分の命と切り離せないものだった。時代の名を叫ぶ声は、恩人への感謝そのものでもあった。

名言13【ポートガス・D・エース】取り消せと赤犬に迫る

取り消せよ……!!! 今の言葉……!!!

(ポートガス・D・エース/ONE PIECE)

出典元:ONE PIECE(第58巻 第573話)
同じ場面、赤犬の挑発は止まらない。白ひげへの侮辱を重ねる赤犬に、エースは「取り消せ」と迫った。ルフィは行こうと呼び、仲間たちも退けと叫ぶ。それでもエースは、その言葉を聞き流すことができなかった。かっとなりやすい性分は、幼い頃からの彼の弱点であり、同時に大切なものを守るための力でもあった。炎とマグマという能力の相性もあり、赤犬との戦いはエースに不利だった。それでも彼は、聞き流す道を選ばなかった。

名言14【ポートガス・D・エース】倒れたエースが弟に詫びる

ごめんなァ。ちゃんと助けて貰えなくてよ…

(ポートガス・D・エース/ONE PIECE)

出典元:ONE PIECE(第59巻 第574話)
赤犬がルフィを狙った瞬間、エースは弟の前に立ち、その拳を身体で受けた。倒れ込むエースを抱きとめたルフィに向けて、最初に出たのが謝罪の言葉だった。助けに来てくれた弟、命を賭けてくれた仲間たち。その全員の努力をここで終わらせてしまう申し訳なさが先に立つ。自分の痛みより、助けてくれた人の気持ちを思う。死の間際にまで残ったこの優しさが、エースという人物の芯だったのだと思う。

名言15【ポートガス・D・エース】本当に欲しかったものに気づく

おれが本当に欲しかったものは、どうやら”名声”なんかじゃなかったんだ。おれは”生まれてきてもよかったのか”、欲しかったのはその答えだった

(ポートガス・D・エース/ONE PIECE)

出典元:ONE PIECE(第59巻 第574話)
倒れたエースの、最期の独白。海賊王ロジャーの息子として生まれ、その血を憎まれて育った彼は、幼い頃、自分の名を世界に知らしめると誓っていた。だが死を前にして気づいたのは、欲しかったのは名声ではなく、自分が生まれてきてよかったのかという問いへの答えだったということ。その答えは、自分のために戦ってくれた人たちの姿の中にあった。問いは幼い日から変わらず、答えだけが最期に届いた。

名言16【ポートガス・D・エース】最期に残ったひとつの心残り

心残りは一つある。お前の”夢の果て”を見れねェ事だ…

(ポートガス・D・エース/ONE PIECE)

出典元:ONE PIECE(第59巻 第574話)
ルフィに向けた、最期の言葉のひとつ。悔いのない人生を誓った男が、ただ一つ心残りとして挙げたのは、自分のことではなく弟の未来だった。「夢の果て」とは、幼い頃にルフィが語った、海賊王になったその先にある夢のこと。エースはその果てを、弟と一緒に見たかった。心残りを認めることは、弱さではない。悔いのない生き方を貫いたうえで、なお残る願いがある。それを隠さず口にしたところに、この言葉の静けさがある。

名言17【ポートガス・D・エース】弟に託した最後の信頼の言葉

だけどお前なら必ずやれる。おれの弟だ

(ポートガス・D・エース/ONE PIECE)

出典元:ONE PIECE(第59巻 第574話)
夢の果てを見られないと心残りを口にした直後、エースはそれを打ち消すように続けた。自分は見届けられない。だけど、お前ならやれる。根拠として挙げたのは実力ではなく、「おれの弟だ」という関係だけだった。血のつながらない弟を、最期まで弟と呼ぶ。兄を失った痛みと同じ重さで、この言葉はその後のルフィを支えることになる。信じて託す言葉は、その人がいなくなった後にこそ効いてくる。

名言18【ポートガス・D・エース】弟の腕の中で伝えた感謝

オヤジ…みんな…そしてルフィ…今日までこんなどうしようもねェおれを…鬼の血を引くこのおれを…!!愛してくれて…ありがとう!!!

(ポートガス・D・エース/ONE PIECE)

出典元:ONE PIECE(第59巻 第574話)
ポートガス・D・エースの最期の言葉。弟の腕の中で、白ひげと仲間たちとルフィに向けて、彼は感謝を伝えて息を引き取った。「どうしようもねェおれ」「鬼の血を引くおれ」という自己認識は、生涯彼から離れなかったものだ。それでも愛されたという事実が、生まれてきてもよかったのかという問いへの答えになった。エースは笑って逝った。その笑顔を見た者たちにとって、この言葉は忘れられないものとして残る。

回想、兄弟の盃

名言19【ポートガス・D・エース】幼い日に誓った名を上げる夢

おれの名を世界に知らしめてやるんだ!!!

(ポートガス・D・エース/ONE PIECE)

出典元:ONE PIECE(第60巻 第585話)
頂上戦争の後、ルフィが思い出す幼い日の記憶。コルボ山で、エースはサボとルフィに、いつか海に出て自分の名を世界に知らしめると語った。海賊王ロジャーの息子であることを隠し、その血を憎む言葉を浴びて育った少年にとって、名を上げることは、自分がここにいていいのかを世界に問う方法だった。最期に「欲しかったのは名声じゃなかった」と気づく彼の、その出発点にある言葉である。

名言20【ポートガス・D・エース】サボとルフィと交わした兄弟の盃

盃を交わすと”兄弟”になれるんだ

(ポートガス・D・エース/ONE PIECE)

出典元:ONE PIECE(第60巻 第585話)
同じ幼い日の回想。エースはダダンの家から酒と盃を持ち出し、サボとルフィにこう言って、三人で酒を酌み交わした。海賊になれば別々の船に乗る三人が、それでもつながっていられる方法として選んだのが、この儀式だった。血のつながりも、同じ船も要らない。盃ひとつで兄弟になれるという発想は、家族というものを自分で選び取ってきたエースらしい。この日の約束は、三人の人生を最後まで貫くことになる。

名言21【ポートガス・D・エース】ダダンに答えた逃げなかった理由

時々カッと血が上るんだ…あの時はおれの後ろにルフィがいた

(ポートガス・D・エース/ONE PIECE)

出典元:ONE PIECE(第60巻 第587話)
幼い頃、海賊団の頭ブルージャムの一味に囲まれた夜。逃げ場のない状況で、エースは退かずに戦った。後日、山賊の女親分ダダンになぜ逃げなかったのかと問われて答えたのが、この言葉である。カッとなる性分は、幼い頃から変わらない。ただ、その怒りの奥には守りたい相手がいた。後ろにルフィがいたから逃げなかった。頂上戦争で赤犬の挑発に足を止めた彼の姿を、この幼い日の答えが、先に説明してくれる。

名言22【ポートガス・D・エース】サボを失った日にルフィと誓う

おれ達は絶対に”くい”のない様に生きるんだ!!!

(ポートガス・D・エース/ONE PIECE)

出典元:ONE PIECE(第60巻 第589話)
サボの乗った船が天竜人に撃たれ、幼いルフィは泣き続けた。エースもまた兄弟を失った悲しみの中で、ルフィにこう告げる。自由を掴めずに死んだサボの分まで、盃を交わした自分たちは悔いなく生きる。バナロ島で黒ひげに向けて言い放った「人生にくいは残さない」は、この日の誓いから来ている。悲しみを前向きな言葉に変えたのではなく、悲しみを抱えたまま進む方向を決めた。それがこの誓いだった。

名言23【ポートガス・D・エース】泣きじゃくる弟に約束する

いいか覚えとけルフィ!!!おれは死なねェ!!!

(ポートガス・D・エース/ONE PIECE)

出典元:ONE PIECE(第60巻 第589話)
同じ場面、泣きじゃくるルフィにエースが言った言葉。サボを失ったばかりの弟が、兄までいなくなることを何より恐れているのを、エースはわかっていた。根拠のない断言に近いが、それは泣いている弟を安心させるために必要な強さだった。頂上戦争の結末を知る読者には、この約束の重さが痛いほど伝わる。守れなかった約束であっても、この言葉がルフィを立ち上がらせた日は確かにあった。兄の言葉は、兄がいなくなった後も残る。

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まとめ

ポートガス・D・エースの名言を、原作の流れに沿って23本たどってきました。アラバスタで弟に語った白ひげの夢、バナロ島で貫いた「くい」のない生き方、処刑台の上で初めて口にした「命が惜しい」。そして最期の「愛してくれて…ありがとう」。彼の言葉は、幼い日の「生まれてきてもよかったのか」という問いから始まり、その答えを受け取るところで終わっています。
エースは、正しい答えを持っていた人ではありません。かっとなり、足を止め、弟に詫びながら逝った人です。それでも、選び取った家族を親と呼び、盃を交わした弟を最期まで弟と呼び続けました。この記事の23本の言葉は、すべてその生き方の中から生まれたものです。

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6月18日(水)
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