転職本「プロティアン 70歳まで第一線で働き続ける最強のキャリア資本術」(田中 研之輔)の名言まとめ
「プロティアン 70歳まで第一線で働き続ける最強のキャリア資本術」の簡単な紹介と、この中で特に「なるほど!」「これは名言!」「メモしておきたい!」と思った言葉を厳選して紹介します。
この本はどんな内容?
”◎プロティアンってなに?
–ギリシヤ神話に出てくる、思いのままに姿を変える神プロテウスのこと。”
”◎プロティアン・キャリアとは?
–神プロテウスの姿から転じて、社会や職場の変化に応じて柔軟にキャリアを変えていく、言い換えれば「変幻自在なキャリア」を意味します。”
「プロティアンキャリア」の考え方を学ぶことで、未来への羅針盤を持つことができます。
具体的には「ビジネス資本」と「社会関係資本」を蓄積することで、「経済資本」を豊かにすることができ、自身のキャリアを変幻自在に磨き上げることが可能になります。
著者はどんな人?
著者の田中 研之輔さんは、このような人です。
・法政大学キャリアデザイン学部 教授
・大学と企業を繋ぐ産学連携プロジェクトを数多く手掛ける
・民間企業の社外取締役、社外顧問を14社務める
Twitterはこちら(https://twitter.com/KennosukeTanaka)
この本がどんな人におすすめなの?
この本は以下のような人には特におすすめできると思います。
・働いてはいるが、今後の生活に金銭面で不安を感じる人
・変化の激しい時代の中で、何らかのキャリア形成の必要性を感じている人
・自分らしく働き、幸せを感じながら生きたいと思っている人
この本ではどんなことが得られるの?
本書を読むことで「生涯を通じて変身し続ける術」について見識を深め、日々の仕事やプライベートの行動レベルにまで落とし込むことができます。
また、数十年後の働き方や生き方をイメージしながらキャリアをデザイン(設計)することができます。
この本の中で「ぐっときた名言」は?10個の名言を厳選紹介!
ぐっときた名言その1
「大学生もビジネスパーソンも「自分自身のこれから先のキャリアを考えることがとても苦手」」
著者の田中さんが、5,000人以上の大学生及びビジネスパーソンとキャリアについての対談を繰り返す中で、皆、将来のことを考えるのが苦手であることが分かったとの事でした。
理由はシンプルに、自分のキャリア・将来について真剣に考える機会が圧倒的に少なかったことにあります。確かに、なかなか真剣に考える機会はそうないですからね。
ぐっときた名言その2
「いまのまま逃げ切る人生はつまらない。それを自覚したいまがチャンスです。」
一つの企業にしがみついて老後を楽しみにする働き方は終焉しました。これからは、人生100年時代です。
70年以上働き続ける社会になり、人生の膨大な時間を投下する「仕事」を有意義かつ価値の高いものに変えるには、“今”から変革を起こす必要があります。気づいた時が1番早く、行動できなかった人が取り残されていく社会になるでしょう。
ぐっときた名言その3
「個人のキャリアの8割は予想もしていない偶発的なことで決定される」
「偶発的計画性理論」というキャリア論に基づいた考え方であり、中長期的なキャリアを醸成するのは「偶発的な機会」です。
これらの偶発的な機会を最大限に活用するためには、柔軟性、楽観主義、冒険心、好奇心、持続性の5つの要素が重要と言われています。
このような要素をを自分の中に内在させられるようにしたいですね。
ぐっときた名言その4
「キャリアは「結果」ではなく「過程」で捉える」
「キャリアに正解はない」という考え方がありますが、キャリアは仕事人生が終わる瞬間の「結果」で決まるものではなく、働き続ける今の「過程」に集中する必要があります。
プロセスを重視することでキャリアが手段化せず、働きながら幸せを感じることに目的を見出すことができるようになります。
ぐっときた名言その5
「仕事に没頭し、自己資産を蓄積し続ける」
キャリアを構成していく中で、転職や復業はあくまで手段です。本業を含めた仕事に没頭することで、自己を磨き続けることができます。
特に著者の田中さんは、ビジネス書を乱読・多読しよう、と勧めています。とにかく情報のインプット量を増やしアウトプットも増やすことが大切です。
頭では理解できているけどなかなかできないということも多々ありますが、意識してトライしていきましょう!
ぐっときた名言その6
「人生を真に豊かにするには「変わり続けること」。」
「プロティアン」とは、ギリシャ神話に登場する海神プロテウスに語源があり、必要に応じて変幻自在に姿を変えることができる神だったと言われています。
本書では、キャリア形成において「プロティアン」的な発想を使い、社会が変化するに追随して個人のキャリアも変化しなくてはいけないと説いています。
ぐっときた名言その7
「カメレオンのように表面だけを変えるのではなく、経験を蓄積する内面的な変身こそ「プロティアン・キャリア」の本質。」
プロティアン・キャリアの本質は、経験を蓄積することで内面的な変身を遂げることです。ただ転職をする、副業を始めるといった表面部分ではなく、人々にどんな価値を提供するのか、といった本質的かつ根本的な部分から変革をする必要があると説いています。
自身の人生においても意義のある本質的な問いになると思うので、しっかり自分に「問い」を出したいと思います。
ぐっときた名言その8
「外発的動機ではなく、内発的動機を重視せよ」
外発的動機の例として、高い年収、有名企業の看板、社会的地位などがあり、これら外部から発せられる欲求に従って努力をすることです。
今後は、外発的動機ではなく内発的な動機に注目を高める必要があります。あなた自身が何よりも成し遂げたい事は何なのか?この問いを立てることが重要です。
ぐっときた名言その7でも「自分への問い」に触れましたが、この問いも合わせて使いたいですね。
ぐっときた名言その9
「外部からの評価や社内評価よりも、自分自身が掲げる目標の達成を大切にする」
プロティアン・キャリアでは、一つの会社に依存した働き方はしません。
複数のコミュニティ、組織に属し、様々な手段を使って自身の成し遂げたい目標を達成します。
社内評価や外部からの評価は、さほど重要ではなく「自分がどうしたいのか?」という観点が最も重要になります。まずは自論をしっかり持つようにしましょう。
ぐっときた名言その10
「復業によって「組織の奴隷」から解放される」
本書では「復業」と統一して表現され、様々な収入チャネル、働き方を持つことで「組織の奴隷」から解放されると説いています。
一つの会社に依存することは、働く選択肢を狭め、自身の成長機会も狭めてしまいます。終身雇用が崩壊し、キャリアオーナーシップが問われている現代において、従来までの考え方にとらわれず、しっかり今あるべき働き方を選択していきましょう。
総論として何を感じたの?
本書を読むことで「プロティアン・キャリア」の本質を掴むことができ、未来をイメージしながら日々を生きる事ができると思いました。
昭和と平成の遺産である終身雇用が崩壊した今、キャリアは組織から個人の手に戻ってきました。社会的な変化を捉えプロティアンなキャリアを構築しましょう。
最後にまとめです
プロティアン・キャリアでは、70歳まで第一線で働き続けるためのキャリア論を解説しています。「ビジネス資本」と「社会関係資本」を蓄積することで、経済資本に変化させ自分らしく幸せを感じながら生きることができます。
ぜひ興味がわいたら本書を手に取ってみてください。
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