【転職OK】転職は裏切りではない｜裏切りと見られるポイントと対策を解説！

転職が裏切り行為と見なされる6つの理由

昔ながらの社風が残る企業で働いている場合は特に、転職＝会社への裏切り行為というような社内の雰囲気があります。果たして本当に転職は裏切りになるのか？なぜそう捉えられてしまうのか？について解説していきます。転職は裏切りであるのかという問いですら筋違いなことをおわかりいただけると思います。

①自分を正当化したいから

今や転職は当たり前の時代になり終身雇用制度自体が危うくなっている中でも、まだ転職に対して懐疑的、不信感を募らせる企業は存在します。
転職をしていく部下や後輩を見て「自分はこれまでこの会社に尽くしてきたのに、お前はそんな簡単に辞めてしまうのか」という気持ちになったり、「世話になったのに辞めていく人に比べて、自分は長く勤めていて立派にやっている」などと自分を正当化したい気持ちから、裏切りのように感じてしまうのです。

②自分の仕事が大変になるから

退職を伝える際、まずはおそらく直属の上司に退職意向を伝えると思います。
ということは、同じ部署で近しい、または似たような業務をしている人員が抜ける＝抜けた分の業務負荷が自分にかかる、と捉えられがちです。
抜けた人員分の補填をすぐに行うほど余力のある企業もそう多くはないため、補充されるまで負荷がかかり続けることを嫌がり、裏切りという間違った見方になるのです。

③育てた意識が高いから

特に新卒や未経験採用で入社した場合、直属の上司としては「業務を一から教えて育ててきた」という思いがあり、会社としては「採用コストや教育コストをかけて育ててきた」という思いがあります。
退職することで新たな人員の採用や異動が必要となり、再度採用コスト、教育コスト、教育労力がかかることから「せっかく業務を教えて育ててきたのに裏切られた」という気持ちになってしまうのです。

④仲間意識があるから

これまで同じ部署、同じチームで同じミッションを抱えて業務をしてきた経験から、自然と仲間意識が芽生えることもあると思います。そのような思いから、仲間意識が高いメンバーから転職をすると言われると「これまで一緒にプロジェクトを遂行してともに成長してきたのに裏切られた」という気持ちになるのです。
転職する側としても、お世話になった上司や切磋琢磨してきた同僚、後輩がいればなおのこと後ろ髪を引かれるような気持ちになるのです。

⑤妬ましいから

転職の意思を告げられた際、もし告げられた側の人間が一度でも現在勤めている会社を転職したいと思ったり、実際に転職活動をしていたとしたらどう思うでしょうか。
自分も転職したいけど一歩が踏み出せないことへの焦燥感や、転職活動をしたけれど上手くいかなかったことの悔しさ・妬ましさから、転職して旅立つ人を妬んでしまうことがあるのです。人にはそういう内面の弱さがあるのだという世の中の現実を知っておきましょう。

⑥退職せずに転職活動しているから

職業選択の自由が法律で定められているように、転職自体は悪いことではないのにも関わらず、在職中に転職活動をすることに後ろめたい気持ちを感じる人も多いと思います。
定時で帰宅したり、お昼休みにオンライン面接を受けたり、周囲には言えないからこそ何か悪いことをしているような気分になってしまいます。上司や周囲としても、「最近連絡がつかない時間が多いな」と感じていたりすれば、その時間に転職活動をしてたのか！という気持ちになってしまいます。

転職は裏切りではない

転職は会社への裏切りなどでは決してありません。
むしろ、あなたが自分の人生を前向きに考え、人生や社会を良くしたいと思うからこそ転職したいと思うのです。
また、あなたが誠実であればあるほど裏切りのように感じてしまうのです。もちろん、退職を申し出る際にはお世話になった企業に対し誠意ある態度で伝えることはマストですが、転職＝裏切りではない理由について解説します。

会社は自分を守ってくれるものではない

日本では多くの企業で終身雇用制度があるものの、絶対に倒産しない企業はこの世にありません。業績が悪くなればリストラなどのリスクもあります。
あなたには「職業選択の自由」があり、その権利の中で何をしたいのか自由に決めていいのです。採用してくれた会社のために働くのはもちろんですが、その会社に縛られすぎて自分の可能性をつぶしてしまっては元も子もないのです。

やりがいのある仕事を探すのは当然

人が仕事をするのは「誰かのために」がベースになっていることが多いですが、それを履き違えて「上司のため」「自分が辞めた後の周りのため」で仕事をしていると楽しさややりがいは感じられなくなってしまいます。
「社会のために」「困っている人のために」など、あなたがなぜその仕事をしたいのかに立ち返って、前向きに働ける環境を探すことは当然のことで、素晴らしいことです。
自分の意思や気持ちを大切にし、やりがいを感じられる仕事を探しましょう。

転職はスピードとタイミング

転職において良く言われるのが「転職は○歳限界説」という言葉です。
もちろん、採用する会社としては採用コストをかける分長く働いてほしいという思いがあるため、若い人がいいというのも一理あるでしょう。
しかしながら転職が当たり前になった今、可能性に限りはありません。次のステップでチャレンジしてみたいと思ったタイミングが転職活動をすべきタイミングなのです。

転職が裏切り行為と見なされない方法

転職が裏切り行為と見なされないためには、どうすればいいのでしょう。
退職意向を伝える際の態度や伝えてから退職するまでの仕事への向き合い方などからも、裏切りではなく前向きな転職であると会社や上司に理解してもらうことは可能です。
日頃の行いや実際に転職を伝える際のコツについてお伝えします。

仕事に真剣に取り組む

まずは日頃あなたが任されている業務やミッションに対して真摯に向き合い取り組みましょう。
仮に転職の意向を伝えた後でも「立つ鳥跡を濁さず」で自分の業務や引継ぎをしっかり行うことで、むしろ「辞めたけど、あいつは仕事ができたな。会社は惜しいことをした」というような評価になることも往々にしてあります。
そうやって真摯に業務に向き合っていればあなたの評価は下がらず、例えば数年後に再びその会社に戻って働いている可能性もあるのです。

会社と合わなかっただけと理解しよう

会社には会社の数だけ異なる経営方針や事業内容、社風があり、入社した会社であなたが本当にやりたいことと会社のビジョンが異なることもあるでしょう。
たとえ今の会社から転職したいと思っていたとしても、それは日本に数百万ある会社のうちの一社と合わなかっただけです。
転職の意向を伝える際には「～ができないから転職する」といったマイナスイメージを含む伝え方ではなく、「～がしたいが残念ながらこの会社では難しいため転職をして叶えたいと思っている」というように前向きに伝えてみてください。

裏切り者扱いされて辛い場合は退職代行もあり

転職の意向を伝えた瞬間からあからさまに冷たい態度をとる上司や同僚もいるでしょう。中には実際の退職日を決めたいのに、その話すら受け付けてくれない場合もあるかと思います。
なかなか上司が取り合ってくれなかったり、周りからのあたりがきつい場合は思い切って退職代行に依頼するのも手です。あなたの意向に沿いながら、会社との折衝をしてくれるでしょう。

自分の決断になかなか自信を持てないという人におすすめの言葉

転職に踏み切るのはなかなか簡単なことではありません。
ここでは、そんなあなたの背中を押してくれる名言を3つご紹介します。

“憧れを持ちすぎて、自分の可能性を潰してしまう人はたくさんいます。自分の持っている能力を活かすことができれば、可能性は広がると思います。”
イチロー（元メジャーリーガー）

「やりたいこと」と「できること」に差がある場合、理想を追い求めすぎて今の自分にできることすらできなくなってしまいます。
元メジャーリーガーのイチローの言葉のように、今自分ができること・能力が何かを自分自身で理解し、伸ばしていくことで可能性は広がっていくでしょう。

“夢は逃げない。逃げるのはいつも自分だ。”
高橋歩（実業家）

次に紹介するのは、実業家である高橋歩の名言です。
「挑戦してみたいことがあるけれど、今の生活を変えるのは怖いし…」と転職活動に踏み出せないままの人も多いのではないでしょうか。そんな方にシンプルに刺さる名言ですね。

“世間が必要としているものと、あなたの才能が交わっているところに天職がある。”
アリストテレス（哲学者）

今の仕事をこのまま続けていくのかもやもやしている人には、古代ギリシアの哲学者であるアリストテレスのこの言葉をぜひ心に留めてください。
あなたのスキルや経験、可能性を活かせるところはきっと他にもたくさんあります。

まとめ

転職＝裏切りと捉えるのは転職が当たり前になった今の時代ではナンセンスです。
会社に申し訳ないという気持ちから働き続けていたとしても、いざ転職を申し出ればあっけなく冷たい態度で退職の流れになることも多いのです。
あなたはあなたの人生を生きているのですから、たとえ裏切り者扱いされても気にせず、自分の選択を信じましょう。

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②20代おすすめ転職エージェント
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＜5.転職の進め方＞
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②転職ができない原因と対策
③自分にあった企業を見つける行動
④転職活動のいい時期と悪い時期
⑤転職で後悔する4つのポイント
⑥ブラック企業の見極め方
⑦転職で失敗しないための注意点11選

＜6.転職・キャリアの悩み＞
①やりたいことが見つからない5つの理由
②仕事が認められないストレスの解消法
③仕事が辞めたいと感じる理由と対策
④自分軸の人生の取り戻し方
⑤転職でモチベーション下がった時
⑥転職に失敗する人の特徴と対策

それでは、みなさまが自分らしいキャリアを歩めますように。