転職理由にキャリアアップはアリ?良い回答例を徹底解説!

キャリアアップとは

そもそもキャリアアップと言っても内容や考え方は人それぞれです。年収が上がることだけがキャリアアップではないですし、CAN(できること)を増やしていくスキルアップとも異なります。

企業が転職理由を聞いてくる4つの理由

転職時の面接で必ずと言っていいほど聞かれることは、転職理由です。「キャリアアップがしたい」と伝えるならば、具体的にどういうことなのかを伝えることが大切です。

企業としては下記４つの視点でとらえていることが多いです。

1. 仕事に対する向き合い方を知りたい

今回の転職理由が現職（または前職）からの「逃げ」でないか、壁にぶち当たった際にどのように対応する人なのか、他責にせず自分事として考えられる人かを見ています。また、中途採用を行う企業の多くは即戦力、もしくはそのポテンシャルがある人材を求めているため、育ててもらうスタンスではないかも見ています。

2. 履歴書の内容を再確認したい

これまでの経歴でどのような経験やスキルを持ち合わせているのかが確認されるため、応募ポジションが求めているスキルと自身のスキルの共通点が述べられるとよいでしょう。〇〇のスキルをつけたいと具体的に伝えるのも好印象です。

3. 同じ理由で早期退職しないか判断したい

せっかく採用した人材がすぐに同じ理由で転職をしてしまうと企業にとって大きな痛手です。早期退職のリスクを減らすため、転職回数が多い場合は特に深堀される可能性が高いため準備が必要です。

4. 自社と相性が良いか判断したい

スキル面だけでなく、社風や今いる社員との相性が合いそうか、転職して叶えたいこと（転職目的）が応募先の経営ビジョンと合っているかも見ています。

転職理由を答える時のポイント3選

1. できるだけポジティブに伝える

転職理由を伝える際にやってしまいがちなのが、現職の不満を述べてしまうことです。転職を考える際、必ずしもすべてがポジティブな理由というわけではありませんが、愚痴のようにとらえられてしまうと印象も悪くなってしまいます。例えば「残業時間が長い」であれば「もっと効率的に働きたい」など言い方を工夫してポジティブに伝えるようにしましょう。

2. 人間関係や待遇の問題ではない、と伝える

上述した現職の不満の印象値を与えないためにも、人間関係や待遇を転職理由にするのは避けましょう。待遇は気になる部分ではありますが、待遇面の話はこちらからは積極的に出さず、話が出れば「これまでの経験を活かし貢献し、評価してもらいたい」というように伝えましょう。

3. 早期退職することはない、と伝える

早期退職リスクがないと判断してもらうためにも、「腰を据えて長く働きたい」「最後の転職にしたい」「御社でまずは◯◯のポジションで結果を出し、いずれは△△のポジションにも挑戦してみたい」などと前向きに伝えましょう。

自身のキャリアに漠然とした不安を抱えている時に見たい3つの名言

自身のキャリアに漠然とした不安を抱えている時に見たい言葉を、偉人の名言から3つピックアップしてご紹介します。

1つ目の名言

「今自分にできること。頑張ればできそうなこと。そういうことを積み重ねていかないと、遠くの目標は近づいてこない」
イチロー（元メジャーリーガー）

いざキャリアアップしたい、と思っても何がしたいのかを聞かれるとこれと言ってない…という方もいらっしゃるかと思います。その時は、できること、頑張ればできそうなことを一つずつ増やしていくことを意識しましょう。そうすることで自ずとキャリアも開いていきます。

2つ目の名言

「常に一歩前進することを心がけよ。停止は退歩を意味する。」
野村徳七（野村證券の創始者）

悩んでいても何も状況は変わりません。転職活動をして内定がもらえたからと言って、必ずしもその会社に入社しないといけないという訳ではありません。まずは今いる世界と異なる世界を見て視野を広げるためにも、行動してみることをお勧めします。

3つ目の名言

「他人の人生を生きてはならない」
スティーブ・ジョブス（アップル創始者）

つい周りの友人や同僚と自分を比べてしまうこともあるかと思います。ただ、その人と比べる（または勝つ）ために仕事をしている訳ではありません。人それぞれキャリアは異なるため、周りと比べず自分らしさを大切にしてください。

まとめ

転職理由として「キャリアアップ」と伝える際には、何をもってキャリアアップと言うのか、転職してどうなっていれば今回の転職理由が叶えられるのか、そしてそれが応募先の企業でどのように叶えられると思うのかを伝えましょう。

あなたが転職しようか迷っているのであれば、それは自分自身のキャリアや将来、もしくは社会や家族などに対して真摯に向き合い、何とかしたいと思っているからこそです。前向きに頑張ってくださいね。

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