波うららかに、めおと日和の名言・名セリフを、41件集めました。ドラマの中でなつ美と瀧昌が交わした言葉、ふたりを囲む人たちの言葉、そして芳根京子さん・本田響矢さん・原作者の西香はちさんが実際に語った言葉まで。どの場面で、誰が語った言葉なのかを添えて、ひとつずつ解説していきます。
前作は2025年春にフジテレビ系で放送され、なつ美を芳根京子さん、江端瀧昌を本田響矢さんが演じました。原作は西香はちさんの漫画で、講談社のコミックDAYSで連載中、累計250万部にのぼります。昭和の時代を舞台に、気持ちをうまく言葉にできないふたりが、日々の小さなやり取りを積み重ねていく。そんな物語だからこそ、大きな出来事の場面よりも、何気ない一言のほうが長く心に残ることが多かったように思います。本編の展開にふれる言葉も、いくつか含まれています。
続編は、2026年10月15日(木)22時からフジテレビ系で放送が始まります。その前に、あのやり取りをもう一度たどっておきたい。そんな気持ちに、この記事が少しでも寄り添えたらうれしいです。
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ここから先には「波うららかに、めおと日和」の本編セリフが含まれており、劇中の展開やシーンに触れる内容があります。先入観なしに作品を楽しみたい方は、鑑賞後にお読みいただくことをおすすめします。
なつ美の名言・名セリフ
名言1【なつ美】夫の境遇を知り怒りを爆発させた瞬間
そんな人……足の小指をたんすの角にぶつける一生を送ればいいのよ! ううん、それより毎日、犬のふんを踏む一生を!
(なつ美/波うららかに、めおと日和)
出典元:波うららかに、めおと日和(第4話)
第4話、瀧昌が親戚の家でひどい扱いを受けていたと知ったなつ美が、珍しく怒りをあらわにした場面のセリフ。普段は控えめな彼女が、相手に向けて選んだ呪いの言葉が「足の小指をたんすの角にぶつける一生」と「毎日、犬のふんを踏む一生」。どこまでも小さくて、でも本気で嫌な不幸を並べるところに、人を深く傷つける言葉を持たない彼女らしさがにじむ。夫のために本気で怒る姿は、SNSでも大きな話題になった。
名言2【なつ美】境内で「うん」を独り占めしたいお願い
その「うん」…。他の女性には言わないで…
(なつ美/波うららかに、めおと日和)
出典元:波うららかに、めおと日和(第8話)
第8話、寺の境内で三毛猫の絵について語り合ったあと、瀧昌が穏やかに返した「うん」に、なつ美が恥じらいながら添えたお願い。相づちひとつを他の女性に向けてほしくないという、独占欲と呼ぶにはあまりに小さくてかわいらしい願いだ。口数の少ない瀧昌の「うん」が、なつ美にとってどれほど特別な響きを持っていたかが、逆に浮かび上がってくる。放送後、ネットで「かわいいの大渋滞」と評された場面でもある。
名言3【なつ美】艦内で我に返って穴を探す一人語り
うわぁ、私は今なんてことを……。しかもここ、瀧昌さまの職場なのに! はしたない! いいえ、恥知らず。もう恥知らずとしかいいようがない! 穴! 穴に埋まって反省しなきゃ! 穴はどこに!?
(なつ美/波うららかに、めおと日和)
出典元:波うららかに、めおと日和(第8話)
第8話、艦内見学の最中、瀧昌が口づけしようとした寸前に上官が現れ、はっと我に返ったなつ美の一人語り。「はしたない」から「恥知らず」へ、さらに「穴に埋まって反省」へと、言葉が自分を責める方向へどんどん加速していくのがおかしくて愛おしい。夫の職場という場所の重みを、彼女なりに真剣に受け止めているからこその慌てぶりでもある。動揺がそのまま言葉になってあふれ出す、なつ美の照れの見せ場だ。
名言4【なつ美】瀬田くんと夫の意気投合に本音の嫉妬
私は瀧昌さまとたくさん話せるようになったのも、笑ってもらえるようになったのも、すっごく時間がかかったのに! 瀬田くん、ずるい!
(なつ美/波うららかに、めおと日和)
出典元:波うららかに、めおと日和(第4話)
第4話、妹のふゆ子から、瀧昌と幼なじみの瀬田くんが意気投合していると聞かされたなつ美がこぼした本音。自分は話せるようになるまでも、笑ってもらえるようになるまでも、長い時間をかけてきた。それをあっさり越えていく相手への「ずるい」は、嫉妬というより、積み重ねてきた日々への誇りの裏返しに聞こえる。時間をかけて近づいた距離だからこそ、彼女にとってその一歩一歩は簡単に譲れないものだった。
名言5【なつ美】暴風雨の中で夫の無事な帰宅を迎えて
おかえりなさい
(なつ美/波うららかに、めおと日和)
出典元:波うららかに、めおと日和(最終話)
最終話、暴風雨の中で招集された瀧昌が無事に帰宅した瞬間、洗濯物を干していたなつ美が駆け寄り、抱きついて泣きながら口にした言葉。たった六文字の日常の挨拶が、待つ側の不安と安堵をまるごと抱えて、最大級の感情を乗せた一言になった。特別な愛の言葉ではなく、いつもの「おかえりなさい」を言える日常そのものが、ふたりにとっての幸せだったのだと伝わってくる。視聴者からも「大号泣」の声が上がった再会シーンである。
名言6【なつ美】口をつけたグラスを夫に味見されて
それ、私が口を…つ…け…た…
(なつ美/波うららかに、めおと日和)
出典元:波うららかに、めおと日和(第9話)
第9話、お酒を飲んでいたなつ美のグラスを瀧昌が味見した際、照れながらぽつり、ぽつりと言葉を切って伝えたセリフ。言いたいのは「間接キスになってしまう」というただそれだけなのに、最後まで言い切れずに途切れていくところに、新婚のなつ美の初々しさが凝縮されている。夫婦でありながら、こんな小さな接点にまで胸を高鳴らせるふたりの距離感こそ、この作品が愛されてきた理由のひとつだろう。
名言7【なつ美】初夜、気遣う瀧昌に伝えた本心
私がその手で触れて欲しいのは…抱きしめて欲しいのは…後にも先にも、瀧昌様だけ…ですよ
(なつ美/波うららかに、めおと日和)
出典元:波うららかに、めおと日和(第6話)
第6話、初夜の場面で語られた言葉。まだ不安なら、と瀧昌が気遣ったのに対して、なつ美は声を震わせながら本心を伝える。触れてほしいのも、抱きしめてほしいのも、後にも先にも瀧昌だけ。言い切るまでに何度も途切れる息づかいに、恥じらいと決意が同居している。夫の気遣いを受け止めたうえで、自分から一歩を踏み出すなつ美の姿は、二人の間にある信頼を象徴する場面として描かれた。
名言8【なつ美】船へ戻る夫を前に、こぼれた本音
寂しい
(なつ美/波うららかに、めおと日和)
出典元:波うららかに、めおと日和(第3話)
第3話、瀧昌が急に船へ戻ることになったと知った場面。なつ美は気丈に振る舞おうとするが、涙をこらえきれない。後ろから肩を抱かれて、ようやくこぼれたのがこの三文字だった。行かないでとも、早く帰ってきてとも言わない。ただ寂しいとだけ伝える素直さが、保っていた気丈さを一瞬崩し、言葉の重さを際立たせる。放送直後にSNSで大きな反響を呼んだ一言でもある。
名言9【なつ美】意気込む瀧昌に返した、帰還への喜び
無事に帰ってきてくれてうれしい
(なつ美/波うららかに、めおと日和)
出典元:波うららかに、めおと日和(第3話)
第3話、瀧昌が「初夜を全部やります」と言い切った直後に、なつ美が返した言葉。勢い込んだ宣言に対して、彼女の口から出たのは、その先の話ではなく、まず無事に帰ってきてくれたことへの喜びだった。初夜よりも何よりも、目の前に無事な姿があることがうれしい。真面目に構える瀧昌と、存在そのものを喜ぶなつ美。二人の温度差が微笑ましく、待つ側の本心がどこにあるのかを静かに教えてくれる場面だ。
名言10【なつ美】山の上の小さな川、蛍を見ながらの願い
来年も再来年も、我が家の恒例行事として蛍を見に行きたい
(なつ美/波うららかに、めおと日和)
出典元:波うららかに、めおと日和(第3話)
第3話、山の上の小さな川でホタルを見ながら、なつ美が瀧昌の手を両手で握りしめて伝えた言葉。目の前の光に見とれるだけでなく、来年も再来年もと、同じ景色をこの人と見続ける未来を口にする。「我が家の恒例行事」という言い方に、二人の暮らしを何年もかけて自分たちの家にしていく意志がにじむ。特別な出来事ではなく、ささやかな日常を積み重ねていきたい願いが、握りしめた両手の力とともに伝わってくる。
名言11【なつ美】マスが余ったと悩む夫に返した答え
この先何年…何十年もあるんですよ いくらでも埋まります
(なつ美/波うららかに、めおと日和)
出典元:波うららかに、めおと日和(原作漫画第6巻)
原作漫画第6巻で語られた言葉。マスを小さくしすぎて余ってしまった、と悩む瀧昌に対して、なつ美が返した答えとして描かれている。余ったマスを、彼女は失敗ではなく、これから二人で埋めていく余白として受け取る。何年も何十年もあると言い切れるのは、夫婦の時間が長く続くことをごく自然に信じているからだ。目の前の小さな困りごとを、二人の未来の長さで包み直してみせる。なつ美らしいおおらかさが、のぞいている。
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江端瀧昌の名言・名セリフ
名言12【江端瀧昌】実家から戻った夜、初夜に告げた願い
離れている間、俺のこと、忘れないように
(江端瀧昌/波うららかに、めおと日和)
出典元:波うららかに、めおと日和(第6話)
第6話、なつ美の実家から帰宅した夜、二人が結ばれる初夜の場面で瀧昌が口にした言葉。任務で離れる不安を抱えながら、それでも想いを言葉にした場面だ。忘れないでほしいと頼むのではなく、忘れないように、と命令形に寄せた言い回しに、瀧昌の不器用さと、それでも伝えたい切実さが入り混じる。離れる時間があるからこそ、この夜を心に留めておいてほしい。強がりの奥にある弱さが、かえって愛情の深さを物語る。
名言13【江端瀧昌】初夜、結ばれる直前に告げた一言
なつ美さん、綺麗だ
(江端瀧昌/波うららかに、めおと日和)
出典元:波うららかに、めおと日和(第6話)
第6話、初夜の場面で二人が結ばれる直前に、瀧昌がなつ美へ向けて口にした言葉。普段は口数が少なく、気持ちをなかなか表に出せない瀧昌が、飾りも照れ隠しもなく、思ったことをそのまま声にした瞬間として描かれている。言葉そのものはごく短いが、無口な彼がそれを言えたということ自体が、この場面の核心になっている。伝えたいことを一番短い形で言い切る、瀧昌らしい愛情表現だ。
名言14【江端瀧昌】なつ美の告白に同じ気持ちで応えた一言
俺もです
(江端瀧昌/波うららかに、めおと日和)
出典元:波うららかに、めおと日和(第6話)
第6話、なつ美が「後にも先にも、瀧昌様だけ……ですよ」と胸の内を打ち明けた直後、瀧昌が返した言葉。相手の言葉を受け止めて、自分も同じ気持ちだと、これ以上ないほど短く伝えている。気の利いた返事を探すのではなく、なつ美の言葉にそのまま乗る形で応えたところに、瀧昌の誠実さがにじむ。言葉を尽くさなくても気持ちは確かに届く。放送後、この場面は大きな反響を呼んだ。
名言15【江端瀧昌】落としかけた荷物を受け止めて告げた願い
家族なんだし頼ってほしい
(江端瀧昌/波うららかに、めおと日和)
出典元:波うららかに、めおと日和(第7話)
第7話、年の瀬が近づいた頃、重い荷物を落としそうになったなつ美を、瀧昌がとっさに受け止めた直後に告げた言葉。荷物を支えたその手で、助けを求めることは迷惑ではないのだと伝えている。「家族なんだし」という言い方には、夫婦の間にまだ残る遠慮をほどこうとする、瀧昌なりの歩み寄りがある。頼られたいという気持ちを、命令ではなく願いの形で口にしているところに、瀧昌の優しさが表れている。
名言16【江端瀧昌】同僚の深見を尋ねられて生まれた嫉妬
なつ美さんまさか、(深見から放たれる)”MMK(モテてモテて困る、という意味)”の光にやられたんじゃ……
(江端瀧昌/波うららかに、めおと日和)
出典元:波うららかに、めおと日和(第5話)
第5話、なつ美が瀧昌の同僚・深見について尋ねてきたことに戸惑い、なぜ彼のことを聞くのかと理由を探ろうとして口にした言葉。「MMK」とはモテてモテて困る、の意味で、放送後は「パワーワード」として話題になった。無口な瀧昌が大真面目にこの語を持ち出すところに、この作品ならではのおかしみがある。妻が別の男の名を出しただけで想像が暴走する不器用さは、裏を返せば、なつ美のことで頭がいっぱいだという証でもある。
名言17【江端瀧昌】鏡台を見つけたなつ美への短い返事
ここにします
(江端瀧昌/波うららかに、めおと日和)
出典元:波うららかに、めおと日和(第1話)
第1話、寝室で鏡台を見つけたなつ美がつぶやいたのに応じ、瀧昌が短くこう返して、その場を去っていく場面。つぶやきに深く応じるでもなく、用件だけを告げて背を向ける素っ気なさが、始まったばかりの二人の距離をそのまま映している。ただ、この六文字には迷いがない。言葉数の少なさと、決めるときの潔さが同居しているのが瀧昌という人で、後に見せる素直な言葉との落差を思うと、この一言の硬さもかえって味わい深い。
名言18【江端瀧昌】任務中に妻へ送った短い電報
アサッテ カヘル
(江端瀧昌/波うららかに、めおと日和)
出典元:波うららかに、めおと日和(第5話)
第5話、11月に入った頃、任務中の瀧昌からなつ美のもとへ届いた電報の文言。伝えているのは「あさって帰る」という、ただそれだけのことだ。カタカナで綴られた七文字には、字数の限られた電報という手段の中で、帰る日だけは確かに知らせたいという瀧昌の気持ちがのぞく。待つ側が何より知りたい「いつ帰るか」を、瀧昌は過不足なく届けている。愛の言葉はひとつもないのに、じんわりと温かい一通だ。
名言19【江端瀧昌】サイズの合わない手作りの指輪を前に
俺の指も覚えていてほしかったです
(江端瀧昌/波うららかに、めおと日和)
出典元:波うららかに、めおと日和
手作りの指輪のサイズが合わなかったと気づいた瀧昌が、照れを隠しながらなつ美に伝えた言葉。合わなかった事実をただ受け流すこともできたはずなのに、「俺の指も覚えていてほしかった」と、少し拗ねたような本音を口にしている。感情を表に出すのが得意ではない瀧昌が、妻に自分のことをもっと知っていてほしいという願いを、丁寧語のまま精いっぱい差し出している。照れと甘えが同居した、この夫婦らしいやりとりだ。
名言20【江端瀧昌】まっすぐな目でなつ美を散歩に誘う
一緒に、近くを歩きませんか?
(江端瀧昌/波うららかに、めおと日和)
出典元:波うららかに、めおと日和(第3話)
第3話、瀧昌がまっすぐな目でなつ美を散歩に誘った場面で語られた言葉。原作漫画では銭湯に誘う場面だったところが、ドラマでは散歩へと変更されている。「遠く」ではなく「近く」を歩こうという誘い方に、大きな約束をするのではなく、まず隣に並ぶところから始めようとする瀧昌の歩み寄りがにじむ。疑問形の丁寧語で、断る余地を残したまま差し出すのも彼らしい。夫婦の距離が縮まっていく、その一歩目のようなセリフだ。
名言21【江端瀧昌】原作漫画で描かれた別れの間際
しばらく会えないから目に焼き付けておこう
(江端瀧昌/波うららかに、めおと日和)
出典元:波うららかに、めおと日和
原作漫画に描かれている瀧昌の言葉。しばらく会えなくなる別れの間際に、名残惜しさを言葉で並べるのではなく、「目に焼き付けておこう」と妻の姿を見つめることで愛情を示している。会えない時間をどう過ごすかではなく、その前にどれだけ相手を見ておくか。記憶に刻むという方法を選ぶところが、多くを語らない瀧昌らしい。原作ならではの静かな熱を持った一コマで、ドラマ第3話とあわせて読み返したくなる場面でもある。
名言22【江端瀧昌】自分の過去をなつ美に語った夜
俺と結婚しない方がよかったかも知れませんね
(江端瀧昌/波うららかに、めおと日和)
出典元:波うららかに、めおと日和(第4話)
第4話、瀧昌が自分の過去をなつ美に語った夜の場面で発した言葉。まっすぐで不器用な瀧昌の口から出たとは思えないほど、自分の存在ごと疑うような弱さがにじんでいる。瀧昌らしくないと違和感を覚えた視聴者もいた。ただ、過去を打ち明けたあとにこの言葉が続くところに、なつ美を巻き込んでしまったのではないかという彼なりの誠実さも見える。強がらずに弱さを見せたからこそ、二人の関係が深まったのだと感じさせる場面だ。
演者・原作者が語る「波うららかに、めおと日和」
名言23【芳根京子】続編決定を受けて振り返った前作の日々
あの撮影期間は本当に幸せな時間でした。私たちが”愛よ届け!”と込めた想いを、皆さまがSNSなどを通じて、大きな愛で返してくださる。そんな”愛のキャッチボール”ができたあの日々をまた経験できるのだと思うと、すごく胸が高鳴っています
(芳根京子)
2026年秋の続編放送決定を受け、なつ美役の芳根京子が前作(2025年春放送)を振り返って寄せたコメント。撮影期間を「本当に幸せな時間」と言い切り、込めた想いに視聴者がSNSで応えてくれたことを「愛のキャッチボール」と表現している。作品が一方通行ではなく、作り手と見る側の往復で育っていったという実感が、この言葉の温度を支えている。その日々を「また経験できる」と語る喜びが、続編への期待に重なる。
名言24【本田響矢】VOCEで問われた瀧昌の魅力
不器用ながらもなつ美さんへの想いをなんとか頑張って伝えようとしていたり、なつ美さんのことだけを見ている眼差しや想いの強さがすごく素敵
(本田響矢)
VOCEの特別インタビューで、演じる瀧昌の魅力を問われた本田響矢が語った言葉。挙げているのは、想いを「なんとか頑張って伝えようとしていた」不器用さと、なつ美だけを見ている眼差しの強さ。器用に愛を語る男ではなく、うまく言えないまま真剣に向き合う姿を魅力と捉えているところに、役への読み込みの深さが表れている。瀧昌の視線ひとつが印象に残るのは、演じる側がその眼差しを役の核と考えていたからかもしれない。
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名言25【本田響矢】視聴者が注目した瀧昌の眼差しの正体
目の前のなつ美さんをただただ、本当に愛おしく見つめているので、それが伝わっているのかもしれない
(本田響矢)
VOCEの特別インタビューで、視聴者の間で話題になっていた瀧昌の「眼差し」について、演技の意図を尋ねられた本田響矢の答え。目線の作り方や技術の話ではなく、「ただただ愛おしく見つめている」と言い切っているところに、この役への向き合い方がにじむ。見つめ方を演出するのではなく、目の前の相手を本当に愛おしいと思っている。その状態がそのまま画面に写っていたのなら、あの眼差しの説得力にも納得がいく。
名言26【本田響矢】心に残るなつ美の「寂しい」を受けた場面
『寂しい』というセリフは、演じていてもすごく心がえぐられる想いでいました
(本田響矢)
VOCE特別インタビューの後編で、心に残っているシーンを問われて挙げたのが、なつ美が「寂しい」と口にする場面だった。瀧昌としてその言葉を受け止める側にいながら、演じている自分の心まで「えぐられる」と表現している。役と自分を切り分けるのではなく、相手役の言葉を本気で受け取っている様子がうかがえる。なつ美の寂しさが画面越しに刺さってきたのは、まず瀧昌を演じる本人に深く刺さっていたからなのだろう。
名言27【本田響矢】anan誌で語った役への向き合い方
自分の役を、誰より一番知っていないといけないと思うし、誰よりも僕が愛してあげないといけないと思うんです
(本田響矢)
anan誌のインタビューで、役への向き合い方を問われたときの答え。「知る」と「愛する」を並べ、どちらにも「誰よりも」と添えているのが特徴的だ。役を理解する努力は多くの俳優が語るが、その人物を愛する責任まで引き受けているところに、瀧昌のあの眼差しの根が見える気がする。誰かに愛される存在として見せたいなら、まず演じる自分がその人物を一番に愛している。役者に限らない話として聞こえてくる言葉だ。
名言28【西香はち】作品が生まれた着想のきっかけ
ある日突然、夜中寝てるときに『軍人さんのマンガ描きたいな』って。
(西香はち)
ダ・ヴィンチWebのインタビュー前編で、作品の着想について問われた原作者・西香はちの答え。綿密な企画から始まったわけではなく、夜中に寝ているときにふと「軍人さんのマンガ描きたいな」と思った、という出発点が飾らずに語られている。多くの読者を持つ物語も、始まりは作者の頭にぽんと浮かんだ一言だった。大きな作品ほど大きな理由を想像しがちだが、種はこんなふうに小さく唐突なものだと聞くと、少し肩の力が抜ける。
続投キャストの名言・名セリフ
名言29【活動弁士(生瀬勝久)】蛍の夜のあとに観客へ向けた締めの語り
この時代は、戦争の気配を感じながらもまだ穏やかな時間があったんですね。いえ、もしかすると戦争の気配を感じているからこそ、日常の小さな幸せがきらめくように輝いていたのかもしれません。皆さま、日常の小さな幸せ、ちゃんと大切にしていますか?
(活動弁士(生瀬勝久)/波うららかに、めおと日和)
出典元:波うららかに、めおと日和(最終話)
最終話、なつ美と瀧昌が蛍を見に行き、キスを交わした場面の直後に置かれた言葉。物語を見守ってきた活動弁士が、スクリーンの向こうの観客に語りかける締めくくりだ。戦争の気配が迫る昭和を「穏やかな時間があった」と受け止めたうえで、気配があるからこそ小さな幸せが輝いたのかもしれない、と言い直す。見守ってきた視聴者が最後に問いを返される構成で、「ちゃんと大切にしていますか」は昭和だけに向けられた言葉ではない。
名言30【芳森芙美子(山本舞香)】深見に放ってすぐ引っ込めた本音
最後の一言がなければ、好感が持てたのに
(芳森芙美子(山本舞香)/波うららかに、めおと日和)
出典元:波うららかに、めおと日和(第7話)
第7話、深見龍之介(小関裕太)に向かって芙美子が口にした一言。驚いた深見が「えっ?」と聞き返すと、すぐに「冗談です」と引っ込めて、恥じらいをのぞかせる。皮肉の形をしているが、裏返せば「最後の一言」の手前までは好感を持っていた、という告白でもある。素直には言えないから、否定の言い方でしか本音を出せない。撤回の早さと照れた表情まで含めて、芙美子という人物のかわいげが伝わってくる場面だ。
名言31【芳森芙美子(山本舞香)】にわか雨に濡れた深見への不意の気遣い
風邪ひきますよ……ひいちゃうよ?
(芳森芙美子(山本舞香)/波うららかに、めおと日和)
出典元:波うららかに、めおと日和(第7話)
第7話、にわか雨に濡れてくしゃみをした深見龍之介に、芙美子が思わずかけた一言。それまでは彼の悪癖を厳しく指摘してばかりだった芙美子が、ここでは口調まで親しげに変わる。「風邪ひきますよ」と丁寧に言いかけて、「ひいちゃうよ?」と砕けた言葉に言い直す流れには、心配を隠しきれない照れがそのままにじんでいる。厳しさの奥にあった素顔がふと覗くこのギャップは、視聴者の間でも話題になった場面だ。
名言32【瀬田準太郎(小宮璃央)】食事の帰り道で瀧昌に明かした恋心
俺、奥さんのことが……好きでした
(瀬田準太郎(小宮璃央)/波うららかに、めおと日和)
出典元:波うららかに、めおと日和(第8話)
第8話、食事の帰り道。なつ美の幼なじみである瀬田準太郎が、その夫の瀧昌に向かって、長く胸にしまってきた恋心を打ち明けた一言。告げる相手は本人ではなく、彼女を妻に迎えた男であり、言葉は「好きでした」と過去形で結ばれている。口にした瞬間に終わらせることを、あらかじめ決めていたような言い方だ。途中の「……」には、言うか言うまいかの逡巡と、言ってしまったあとの覚悟が同居している。
名言33【瀬田準太郎(小宮璃央)】10年の初恋に区切りをつける決意
子供の頃の初恋から始まって、いつの間にか10年たってしまいました。でも、もうやめます。江端さんと一緒にいる彼女を見たら、俺の入る隙(すき)なんてないですしね
(瀬田準太郎(小宮璃央)/波うららかに、めおと日和)
出典元:波うららかに、めおと日和(第8話)
第8話、なつ美への思いを打ち明けたのに続けて、瀬田準太郎が語った言葉。子供の頃の初恋から数えて10年。それだけの時間を抱えてきた気持ちを、彼は「もうやめます」と自分から区切る。理由に挙げるのは、瀧昌と一緒にいるなつ美の姿を見てしまったこと、そこに自分の入る隙がないと悟ったことだ。「隙なんてないですしね」という軽い語尾が、悔しさより潔さのほうを際立たせる。
名言34【瀬田準太郎(小宮璃央)】思いを断ち切り瀧昌に託した言葉
江端さん、彼女のこと、よろしくお願いします
(瀬田準太郎(小宮璃央)/波うららかに、めおと日和)
出典元:波うららかに、めおと日和(第8話)
第8話、なつ美への長年の思いに区切りをつけた瀬田準太郎が、最後に瀧昌へ向けて残した一言。自分が好きだった相手を、その夫に「よろしくお願いします」と託す。失恋の場面としては、これ以上ないほど潔い幕引きだ。恨み言も未練も口にせず、なつ美の幸せを瀧昌に預けるかたちで自分の恋を終わらせている。想いを手放すことと相手の幸せを祝福することが、ここでは一つの言葉に重なった。
名言35【関谷ふゆ子(小川彩)】姉のために開いた甘え方会議の宣言
仕事で出かける旦那さんになっちゃんは遠慮して何も言わないでしょ? なので、みんなで甘え方を考えようの会議を始めます!
(関谷ふゆ子(小川彩)/波うららかに、めおと日和)
出典元:波うららかに、めおと日和(第2話)
第2話、新婚のなつ美が夫の瀧昌に甘えられずにいるのを見かねた妹のふゆ子が、姉妹で「甘え方会議」を開こうと言い出した一言。仕事で出かける夫に遠慮して何も言えない姉の性格を、ふゆ子はよく分かっている。だからこそ「甘えなさい」と諭すのではなく、みんなで考える会議という形にして、姉が気兼ねなく乗れる場をつくった。甘え方を真面目に会議するという発想そのものに、この作品の温度がよく出た一言だ。
名言36【深見龍之介(小関裕太)】艦の事故を経て芙美子に伝えた思い
死を覚悟したとき、もう一度芙美子さんに会いたいと思いました。会えてよかった
(深見龍之介(小関裕太)/波うららかに、めおと日和)
出典元:波うららかに、めおと日和(最終話)
最終話、艦の事故で死を覚悟した経験を、深見龍之介が芙美子に語った場面の一言。死を前にして浮かんだのは、もう一度彼女に会いたいという思いだったと彼は語る。この言葉は、過去の自分の発言を後悔していた芙美子への返答でもある。責めるでも許すでもなく、「会えてよかった」とだけ言うことで、彼女が抱えていた悔いをそのまま受け止めてみせた。二人の関係が、死を挟んでようやく本音にたどり着いた瞬間である。
名言37【深見龍之介(小関裕太)】婚約者を悪く言われ思わず声を荒げた後で
らしくないのは自分が一番わかってる
(深見龍之介(小関裕太)/波うららかに、めおと日和)
出典元:波うららかに、めおと日和(第9話)
第9話、婚約者の芙美子について仲間から「性格もきつそうでお高くとまってる」と評され、深見龍之介は思わず声を荒げてしまう。その直後、大きなため息とともに漏れたのがこの一言だ。感情が先に動いてしまった自分を、誰かに指摘されるより早く本人が認めている。言い訳でも取り繕いでもなく「わかっている」とだけ漏らす姿に、芙美子を悪く言われて黙っていられなかった本音がそのまま表れている。
名言38【柴原郁子(和久井映見)】夫の無事を伝えた後になつ美へ添えた一言
明日有事があってもおかしくない、そんな仕事をしているの。それだけは覚えておいてね。
(柴原郁子(和久井映見)/波うららかに、めおと日和)
出典元:波うららかに、めおと日和(第4話)
第4話、瀧昌の乗る艦が沈んだかもしれないという報が届き、なつ美は不安に揺れる。海軍士官の妻の先輩である柴原郁子は、まず無事を伝え、そのうえで優しくこの言葉を添えた。安心させて終わりにせず、この先も同じ日が来るかもしれない現実を、責めるでも脅すでもない口調で手渡している。「それだけは覚えておいてね」という締めくくりに、同じ立場を先に生きてきた人の実感と、後輩を思う温かさが同居している。
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名言39【深見龍之介(小関裕太)】芙美子へ打ち明けた不器用な求婚の言葉
私はあなたを理想の結婚相手だと考えています
(深見龍之介(小関裕太)/波うららかに、めおと日和)
出典元:波うららかに、めおと日和(第6話)
第6話、深見龍之介が芙美子に向けて打ち明けた、求婚めいた一言。「好きです」でもなく「結婚してください」でもなく、「理想の結婚相手だと考えています」と述べる言い回しに、彼の率直さと不器用さが同時に表れている。飾らず伝えようとして、かえって堅苦しい報告のようになってしまう。それでも本心であることは疑いようがなく、この言葉の選び方そのものが、深見という人物を何より雄弁に物語る台詞だ。
名言40【芳森芙美子(山本舞香)】腕を骨折した深見に寄り添って
治りますよ。私が治します
(芳森芙美子(山本舞香)/波うららかに、めおと日和)
出典元:波うららかに、めおと日和(最終話)
最終話、腕を骨折した深見龍之介のそばで、芙美子が寄り添いながらかけた一言。「治りますよ」と励ますだけでも十分やさしいのに、彼女はさらに「私が治します」と言い添える。治すのは本来、時間や医療の役目のはずで、それを自分が引き受けると言い切るところに、そばを離れず支え抜く決意がにじむ。深見への想いを理屈ではなく気持ちで押し切る、その言葉の強さは芙美子という人物の芯そのものだ。
名言41【芳森芙美子(山本舞香)】僕が死んだらと聞かれて返した答え
別の人生を考えるだけです
(芳森芙美子(山本舞香)/波うららかに、めおと日和)
出典元:波うららかに、めおと日和(最終話)
最終話で回想される、芙美子がかつて深見龍之介に返していた一言。「僕が死んだらどうします?」という問いに、彼女はこう答えていた。感情を見せない、あまりに割り切った返事に聞こえる。しかし最終話の芙美子は、この言葉を悔いて深見に謝る。回想として置き直されることで、突き放すように響いていた一言は、彼女の気持ちがどれだけ動いたかを測る物差しに変わる。悔いて謝れること自体が、二人の関係が深まった証でもある。
まとめ
41の言葉をたどってみると、この作品の魅力がどこにあるのか、あらためて見えてきます。なつ美と瀧昌は、気持ちをうまく言葉にできないまま、それでも相手に向き合うことをやめない。大げさな告白ではなく、何気ない一言と、それを受け止める眼差しの積み重ねが、ふたりの距離を少しずつ縮めていきます。演じた芳根京子さんが撮影の日々を「本当に幸せな時間」と振り返り、本田響矢さんが目の前のなつ美を「ただただ、本当に愛おしく見つめている」と語った言葉には、演じた本人にしか出せない温度がありました。原作者の西香はちさんが明かした着想のひとことからは、この物語がふとした思いつきから生まれ、ここまで大きく育っていったことも伝わってきます。戦争の気配を感じながらも、日常の小さな幸せをきらめきとして描く。それが、この作品が一貫して大切にしているものなのだと思います。
続編は、2026年10月15日(木)22時からフジテレビ系で放送が始まります。この記事は、放送回が進むごとに、新しい名言・名セリフを追加していく予定です。続編でふたりがどんな言葉を交わすのか、放送のあとに、またここで一緒に振り返れたらうれしいです。うまく言えなかった言葉ほど、あとから長く残る。41の言葉をたどり終えて、そんなことを思っています。
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