転職は何回まで大丈夫?不利になる回数や転職の多い人がすべきこと
そんな、転職を繰り返す方のなかには「転職は何回まで大丈夫なの?」「転職回数が多い人はどうすればいいの?」と不安を抱えている方もいるのではないでしょうか。
今回の記事では、転職の回数をテーマに解説します。また、転職回数の多い方が、内定に繋げられるポイントも紹介します。転職を検討している方がいましたら、ぜひ参考にしてみてください。
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転職を繰り返すのは何回まで?
転職は3回〜5回までだと、不利に働かないことが多いです。それ以上の転職を経験していると、採用担当者に良くないイメージを与えてしまう可能性があります。
また、転職を繰り返していると、会社を転々とするのが癖になってしまう可能性もあります。「仕事がめんどくさいから辞めたい」「忙しいから転職したい」というマイナスな理由で辞めないように気をつけてください。
転職回数は何回から不利になるか?
転職回数は3回目以降から、不利に働くようになります。実際に、リクナビNEXTが採用担当者に行ったアンケートによると「1回・2%」「2回・8%」「3回・40%」と3回目以降から気にする方が多くなります。
引用:リクナビNEXT・転職回数が多いと不利?年代別の転職回数と採用実態
3回以上転職をしている方は「根性がないのではないか?」「会社に入ってもすぐに辞めてしまうのではないか?」と不安感を抱かせてしまうことがほとんどです。
しかし、「気にならない」と答えた採用担当者の方は全体の15%も存在します。このことから、必ずしも転職回数が多いことがいけない訳ではなく、企業によって内定率が変わってくるというくらいの理解が良いでしょう。また、そのことを前提として頭に入れた上で、会社の社風や面接官の雰囲気などから応募・面接を進める会社がどのような価値観なのかを想像しながら、面接に励むと良いでしょう。
転職の平均回数は?
転職の平均回数を男女別に紹介します。「自分は他人よりも転職回数が多いのかな?」と不安を感じている方がいましたら、確認してみてください。
男性の転職の平均回数
男性の転職の平均回数は、労働政策研究・研究機構が実施したアンケートによると、約2.9社だったそうです。特に30歳を超えるようになってから、転職をする方が多いと発表されています。
男性の転職理由には、「他に挑戦したい仕事がある」「会社の将来性に不安を感じている」という方がほとんどです。自分の将来と向き合って、転職をした方が多いと見受けられます。
女性の転職の平均回数
女性の転職の平均回数は、約3社だそうです。男性の転職の平均回数よりも、ひとつ数が増えています。
「他に挑戦したい仕事がある」以外に、「結婚」や「出産」などの女性ならではの理由が多いです。また「女性が働きにくい職場だった」という理由も含まれています。
20代・30代・40代では転職何回までOK?
20代・30代・40代では、何回まで転職をしても良いのかを解説します。自分の転職の可能性を確認したい方がいましたら、目を通しておいてください。
20代では転職何回まで?
20代前半は2回、20代後半は3回までの転職回数だと比較的進めやすい回数になります。この回数を上回ってしまうと「協調性がないのかな?」「忍耐力がないのかな?」という不信感を抱かせてしまうことがあります。
特に、20代前半から転職を繰り返す人は、環境要因にばかり目が行き、自分に向き合えないという状態になるケースも出てきてしまうため、そのような状態にならないように注意しながらお仕事に向き合えるとよいです。
30代では転職何回まで?
30代の転職回数は4回までが理想と言えるでしょう。20代のときより転職回数が多少多くても、マイナスに働く可能性が少なくなっています。年齢を重ねるごとに仕事への考え方が変わるので、転職回数がひとつほど増えるのは想定内です。
しかし、4回以上の転職を経験していると、採用担当者にマイナスのイメージを与えてしまう可能性は高くなります。場合によっては、書類選考の時点でNGとなってしまう可能性もあります。
40代では転職何回まで?
40代の転職回数では、5回までくらいが大きく不利になりにくい回数と言えるでしょう。実際、1割以上の方が、40代で転職を5回経験していると言われています。
中には6回以上転職を経験している方もいますが、転職回数だけでなく、退職理由や転職先へ求めることの内容によっては評価が厳しくなります。本質的には転職回数がポイントなのではなく、企業の経営理念の共感度、保有している経験・スキル、人格やスタンスなどが主に評価されるわけなので、本質に向き合って転職活動を続けると良いでしょう。
転職回数が多い人でも転職が成功するポイント
転職回数が多い人でも、転職を成功させられるポイントを紹介します。それぞれの重要な部分を抑えていれば、内定の確率を上げることが可能です。以下にて3つのポイントをまとめてみました。
1.応募書類でしっかり自分を表現する
2.転職の理由に一貫性を持たせる
3.転職で得たものを面接で伝える
4.新しい候補先へ目を向ける
5.転職の視野を広げてみる
一つひとつのポイントを理解して、転職活動を進めるのが重要です。それでは、それぞれの内容を確認していきましょう。
応募書類でしっかり自分を表現する
転職活動で必要な応募書類には「履歴書」「職務経歴書」の2つが存在します。その2つの書類のなかでも、力を入れて欲しいのが「職務経歴書」です。こちらの書類では、以前勤めていた会社での経験や実績などを記すことができます。
自分が就職したいと思っている企業に、相応しいスキルや経験があればアピールポイントになります。過去に勤めていた企業で培ったものを強調して書くようにしましょう。
転職の理由に一貫性を持たせる
次に大切なのが、転職の理由に一貫性を持たせてまとめておくことです。理由にバラつきがあると、企業側に不安感を与えてしまう場合があります。なぜその企業が良いと思ったのかという理由やそう思える経験を元にして、一貫性を持たせるようにしてください。
しかし、現在まで勤めていた職種がそれぞれかけ離れていると「方針が定まっていないのかな?」と思われてしまう可能性があります。この場合には、一貫して高めてきたものをアピールするようにしましょう。
転職で得たものを面接で伝える
自分が転職で得たものや、経験を面接で伝えるようにしましょう。採用担当者の方は、応募書類を確認した上で面接をしています。現在までの詳しい経歴や、これからの成長力を確認したいと思っているので、それらのことを頭に入れて面接に挑むようにしましょう。
事前にまとめておいた一貫性のある理由を面接で伝えることが重要です。そして、自分が経験したものや、スキルをどのように企業に活かしたいと思っているのかを伝えるようにしてください。
もし、転職回数が多い方や理由にバラつきがある方は、面接用に取り繕って一貫性を持たせる必要はありません。自身の大切にしたいことや想いなど、等身大の自分を偽りなく伝える必要があります。また、前職や現職の環境の悪さばかりに目が言っている状態だと、どのように取り繕っても面接ではその気持ちが出てしまうものです。そのようなときは、どう表現するかという表面のところばかりで調整するのではなく、自分にどう思っているのかという内面に向き合うことの方が本質的に大切なので、今一度しっかり時間を取って、何が自身が大切にしたいことなのか、何をしたいと思っているのか、それがなぜ今の会社ではなく次の会社で実現できると思っているのか、などを考えてみると良いでしょう。
新しい候補先に目を向ける
不採用となった場合は、本気で行きたいと思った会社であればあるほど、落ち込むものです。
ですが、そこで立ち止まってしまうと、新しい未来が見えなくなってしまうので、気持ちを切り替えて次の候補先を探すようにしてみてください。
新しい候補先を見つけそこでの自分の新しい可能性に目を向けたり、その候補先企業の人と話をしていくことで具体的なイメージを持つようにすることで、気持ちはまた整っていきます。頭の中だけでモヤモヤ考えすぎず、新しい企業を調べたり、応募したり、次の転職先を誰かに相談したりと、具体的な行動に落として動き続けるようにしてみましょう。
転職の視野を広げてみる
転職の視野を広げてみるのもおすすめです。
Web業界やIT業界など、スキルが必須となる職種への就職は自身の保有している経験やスキルによっては難易度が高くなることがあります。もちろん合致した経験やスキルがあれば転職を有利に進められますが、そうではない場合は別のスキルで自分が貢献できるところを明らかにして、応募先企業がほしい人物像との重なりを見つけに行くことが大切になってきます。
経験・スキルが不足している中で転職活動の確率を高めていきたい場合は、経験不問の企業に応募してみるのも良いです。専門的な知識や経験がなくても、受け入れてくれる会社や職種も多くあります。
このように、転職の視野を広げて行動してみるのも、転職を成功に繋げるための秘訣となります。
転職エージェントに相談してみるのもおすすめ
どのように進めたらいいかわからない、マッチした会社が見つからない、自分の経験・スキル、思考や行動に自信が持てないという状態であれば、転職エージェントに相談してみるのもおすすめです。
転職エージェントでは、さまざまな求人情報を所持しています。そして、希望やスキル、経験などをまとめて、自分にピッタリな転職先を紹介してくれます。
自分のことは自分ではなかなか客観的に見ることができない中、転職エージェントであれば客観的に理解・評価をしていただくことができ、自分で見つけられなかっただろう会社も見つけてもらえたりもしてもらえます。
また、多くの転職活動の伴走をしているプロであるため、面接や連絡などの実践的なアドバイスももらえます。
もし、一度相談してみたいと思えたり、考えているようであれば、こちらの記事で転職エージェントの選び方からおすすめの転職エージェントを紹介しているので確認してみてください。
転職回数が気になっている人向けの名言
転職回数が気になっている人向けの名言をいくつか紹介します。
1つ目は
「苦しい思いをした人間だけが逆境をチャンスに変える」(高嶋仁)
この名言には、ピンチをチャンスに変えられるというプラスな思いが込められています。
2つ目は
「なりたかった自分になるのに遅すぎるということはない」(ジョージ・エリオット)
何歳になっても憧れの職種への転職は、夢ではありません。
最後の名言です。
「危険を冒して前へ進もうとしない人、未知の世界を旅しようとしない人には、ごくわずかな景色しか見せてくれないんだ」(シドニー・ポワチエ)
多くの経験をしている人だからこそ見えるものがあり、成し遂げられるものがあります。
まとめ
転職は何回まで大丈夫なのかをテーマに解説しました。転職回数が多いと不利に働くこともありますが、表面的なところで取り繕うのではなく、本質に向き合い正しく伝えていけるとマッチできる企業は見つかるものです。
もし、転職回数が多くて不安を感じているのであれば、こちらの言葉を参考にしてみてください。
「苦しい思いをした人間が逆境をチャンスに変える」(高嶋仁: 智弁和歌山の監督)
楽しいことばかりが良いことではありません。いろいろな経験をして、そのたびごとに自分に向き合ってきた経験が自分を成長させていたりもします。
そのことも胸にしながら、転職回数が多い方も前をしっかり向いて一歩一歩踏み出していってほしいと思います。
それでは、理想の転職先が見つかりますように。
キャリア・転職を成功させたい人におすすめの情報
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それでは、みなさまが自分らしいキャリアを歩めますように。