ポジティブになれる名言15選|前向きな気持ちを取り戻す言葉

ポジティブになれる名言15選を紹介。ヘレン・ケラー・斎藤茂太・本田宗一郎など、暗さを知り尽くした人たちの言葉とエピソードから、心の向きを変える技術が身につきます。
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頭では「前向きにいこう」と思っているのに、気持ちがついてこない。SNSを開けば誰かの成功が目に入り、寝る前には今日の失敗ばかり思い出す。ポジティブになれる名言を集めたこの記事は、そんな「心の向きを変えたい」ときのために作りました。
紹介する15の言葉の主は、能天気な楽観主義者ではありません。全身麻痺から社会活動家になった俳優、三重の障害と生きた作家、失敗の意味を問い続けた精神科医。暗さを知り尽くした上で、それでも明るい方角を選んだ人たちです。
無理に元気を出す必要はありません。心の向きをほんの少し変えるヒントだけ、持ち帰ってください。

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ポジティブになれる名言15選

ムーミン谷の住人から世界的経営者まで、15の「前向きの言葉」をエピソードとともに紹介します。

名言1【フィリフヨンカ】やろうと思ったことを先延ばしにしそうなとき

さあ、さっと思い立ったときに決心しなくては。決心がにぶらないうちに、すばやく実行しなくては

(フィリフヨンカ)

出典:『ムーミン谷の十一月』(トーベ・ヤンソン)
トーベ・ヤンソンのムーミン童話に登場するフィリフヨンカは、しきたりと掃除を何より重んじる、極めつきの心配性として描かれるキャラクターです。いつも最悪の事態を想像しては怯えている彼女が、『ムーミン谷の十一月』でこのセリフを口にするところに、この言葉の面白さがあります。心配性の人ほど知っているのです。迷う時間が長引くほど、決心は鈍り、やらない理由が増えていくことを。「思い立ったときの自分」は、実は一番賢い自分かもしれません。損得や恐怖のノイズが入る前の、素直な直感が動いた瞬間だからです。部屋の片付け、気になっていた連絡、始めたかった習慣。考えすぎる性格は変えられなくても、「決心の鮮度が高いうちに動く」という技術は今日から使えます。ポジティブさとは性格ではなく、初速の問題でもあるのです。

名言2【トーマス・エジソン】チャンスが巡ってこないと嘆きたくなるとき

ほとんどの人はチャンスを逃してしまう。チャンスは作業着を着ており、大変そうに見えるからだ

トーマス・エジソン

発明王エジソンは、白熱電球の実用化までに気の遠くなるような数の試行錯誤を重ねたことで知られています。フィラメントの材料を探して失敗を積み上げる日々は、傍から見れば輝かしい「発明」ではなく、ただの地味な作業の反復だったはずです。だからこそ彼は見抜いていました。チャンスは、キラキラした招待状の姿ではやって来ない。作業着を着て、面倒な仕事の顔をしてやって来る、と。頼まれた雑務、誰もやりたがらない調整役、地味な下積み。私たちが「大変そうだから」と避けているものの中に、実は成長の入口が紛れています。逆に言えば、目の前の面倒な仕事を「これは作業着を着たチャンスかもしれない」と眺め直すだけで、日常の景色は変わります。ポジティブ思考とは、楽な道を探すことではなく、大変な道の中に意味を見つける目のことなのです。

名言3【エレノア・ルーズベルト】昨日の失敗を引きずっているとき

新しい日には、新しい力と新しい考えが生まれる。

エレノア・ルーズベルト

エレノア・ルーズベルトは、フランクリン・ルーズベルト大統領の妻という立場に留まらず、夫の死後に国連で世界人権宣言の起草を主導し、「世界のファーストレディ」と呼ばれた人です。幼くして両親を亡くし、内気で自信のない少女だった彼女が、人前で話すことを克服し、世界を動かす存在になるまでには、失敗だらけの日々の積み重ねがありました。この言葉の実用性は、「力」と「考え」の両方が新しくなると言っている点にあります。昨夜どれだけ落ち込んでも、一晩眠った脳は、同じ問題に違う角度から光を当てられる。昨日のあなたが出せなかった答えを、今日のあなたが出せることは、実際によくあるのです。失敗を引きずりそうな夜は、無理に結論を出さず、さっさと眠ってしまう。それも立派なポジティブ戦略です。

名言4【ヘレン・ケラー】暗いことばかり目についてしまうとき

顔を太陽の方に向けていなさい。そうすれば影は見えないから。

ヘレン・ケラー

見えない、聞こえない、話せないという三重の障害を生きたヘレン・ケラーの言葉です。光を目で見ることのなかった人が「太陽の方を向け」と語る。この事実だけで、言葉の重みがまるで違ってきます。彼女にとって太陽とは、視覚の話ではなく、意識をどこに向けるかという心の姿勢の話でした。ここで大事なのは、影が「消える」とは言っていないことです。影は存在し続けます。ただ、太陽を向いている間は視界に入らない。不安や欠点を消そうと闘うのではなく、注意の向き先を変える。心理学でいう注意のコントロールを、彼女は百年以上前に一文で言い切っていました。うまくいかないことを数え始めたら、意識的に「今日うまくいったこと」をひとつ探してみる。顔の向きを変えるくらいの小さな動作が、その日の気分の明るさを決めていくのです。

名言5【クリストファー・リーヴ】もう立ち上がれないと感じるとき

ヒーローとは、どんな障害にあっても決して諦めず、耐え抜く強さを身につけた普通の人です。

(クリストファー・リーヴ)

クリストファー・リーヴは映画『スーパーマン』で世界的スターになった俳優です。しかし1995年、乗馬中の落馬事故で首から下の自由を失いました。空を飛ぶヒーローを演じた人が、呼吸すら器具に頼る生活になったのです。それでも彼は絶望の中から戻ってきました。妻とともに麻痺に苦しむ人々を支援する団体を立ち上げ、俳優としても復帰し、亡くなるまで脊髄研究の支援を訴え続けました。スーパーマンを演じた本人が下したヒーローの定義が「特別な力を持つ者」ではなく「耐え抜く普通の人」だったことには、実感の裏付けがあります。病気と付き合いながら出社する人、介護と仕事を両立する人、失敗しても翌朝また机に向かう人。あなたの周りにも、そしてあなた自身の中にも、この定義に当てはまる瞬間は、すでにあるのではないでしょうか。

名言6【マジック・ジョンソン】人のせいにして止まってしまいそうなとき

君の人生を変えられるのは君だけだ。君の夢が何であれ、突き進んでいくんだ。なぜなら、君は幸せになるために生まれてきたんだから

(マジック・ジョンソン)

NBAを代表するスター選手だったマジック・ジョンソンは、1991年、HIV感染を自ら公表し、キャリアの絶頂で引退を余儀なくされました。当時は今よりはるかに偏見の強かった時代です。しかし彼は隠れることを選ばず、実名で公表して偏見と闘い、その後は実業家として黒人コミュニティへの投資で大きな成功を収めました。人生を壊されたと嘆く理由なら十分すぎるほどあった人が、「人生を変えられるのは君だけだ」と言い切るのです。境遇や他人を責めている時間は、たしかに少し楽です。でもその間、ハンドルは誰も握っていません。この言葉の後半、「幸せになるために生まれてきた」という一文が効いてきます。自分の幸せを、誰かの謝罪や状況の好転に預けない。取り戻したハンドルの先にしか、望む場所はないのです。

名言7【マヤ・アンジェロウ】変えられない現実にぶつかったとき

気に入らないことがあれば、それを変えなさい。変えることができなければ、自分の考え方を変えなさい。

マヤ・アンジェロウ

マヤ・アンジェロウは、幼少期の過酷な体験から一時は声を失いながら、後にアメリカを代表する詩人・公民権活動家となった人です。人種差別という、個人の力ではすぐに変えられない現実と生涯向き合い続けた彼女の言葉だからこそ、この二段構えには説得力があります。注目したいのは、順番です。最初から「考え方を変えろ」ではなく、まず「変えなさい」と行動を促している。ポジティブ思考は、現実から目をそらす言い訳ではなく、行動し尽くした後の最終手段として置かれているのです。職場の理不尽、家族の性格、過ぎてしまった過去。変えられるものには手を打ち、変えられないと見極めたものには、解釈を変えて心を守る。この仕分けができるようになると、「どうにもならないこと」に消耗する時間が減り、エネルギーが「どうにかなること」へ集中し始めます。

名言8【斎藤茂太】失敗した自分を許せないとき

人生に失敗がないと、人生を失敗する。

斎藤茂太

「モタさん」の愛称で親しまれた斎藤茂太は、歌人・斎藤茂吉の長男として生まれた精神科医です。診察室で数え切れない人の悩みに耳を傾け、心が軽くなる随筆を多数残しました。長年人の心を見つめてきた専門家の結論が、この逆説です。失敗のない人生は、一見完璧に見えて、実は何にも挑戦しなかった人生かもしれない。そして失敗を経験しないまま歳を重ねると、小さなつまずきで折れてしまう脆さや、失敗する人への不寛容さを抱え込むことになる。つまり失敗は、人生の傷ではなく、人生の免疫なのです。この視点に立つと、昨日の失敗の意味が変わります。あれは「人生を失敗しないため」の予防接種だった。そう考えられたとき、人は失敗を隠さず語れるようになり、失敗を語れる人の周りには、不思議と人と情報が集まってきます。

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名言9【ナラヤナ・ムルティ】現状維持に安住しそうなとき

成長や変化には痛みが伴います。しかし何より苦痛なのは、自分の居場所ではないところにずっととどまることです

(ナラヤナ・ムルティ)

ナラヤナ・ムルティは、インドを代表するIT企業インフォシスの共同創業者です。まだ「インドのIT産業」という言葉すらなかった時代に安定した職を離れて起業し、同社を世界的企業に育て上げ、インドの産業構造そのものを変えた一人に数えられます。この言葉は、痛みのない選択肢など存在しないという冷静な事実を突きつけてきます。挑戦には変化の痛みが伴う。でも現状維持にも、「ここは自分の居場所ではない」と感じ続ける鈍い痛みが伴う。違いは、前者の痛みが成長とともに減っていくのに対し、後者の痛みは年月とともに増えていくことです。今の環境に違和感を抱きながら「動くのは大変だから」と留まっているなら、比べるべきは「痛みゼロの現在」と「痛みのある挑戦」ではありません。二種類の痛みの、どちらを選ぶかなのです。

名言10【リヴィングストン】遠回りばかりしている気がするとき

私は前進する限りどこにでも行ける。

(デイヴィッド・リヴィングストン)

リヴィングストンは、19世紀にアフリカ大陸の奥地を踏破し、ヨーロッパ人として初めて大陸を横断した探検家・宣教師です。地図のない土地を、病と密林と闘いながら少しずつ進んだ彼の探検は、華麗な直線ではなく、引き返しと迂回だらけの折れ線でした。それでも彼は前進をやめなかった。この言葉の「どこにでも」は、最短ルートを約束していません。約束しているのは、進み続ける限り到達可能性は消えない、という一点だけです。私たちは計画どおり進まないと「もうダメだ」と感じがちですが、遠回りと停止はまったく別物です。資格の勉強が週1回しかできなくても、転職活動が一社ずつしか進まなくても、それは前進です。今日の一歩が小さすぎると笑いたくなったら、思い出してください。地図なき大陸すら、一歩の積み重ねで渡りきれたのです。

名言11【渡辺和子】環境に恵まれていないと感じるとき

置かれた場所で咲きなさい。

(渡辺和子)

出典:『置かれた場所で咲きなさい』(幻冬舎)
シスターであり大学の学長も務めた渡辺和子は、9歳のとき、二・二六事件で目の前で父を殺されるという壮絶な経験をした人です。その後も望まない任務への赴任やうつとの闘いなど、「選べない環境」を幾度も生きました。ベストセラーとなった著書の題名でもあるこの言葉は、そんな人生から生まれています。誤解されやすいのですが、これは「我慢して環境に従え」という言葉ではありません。彼女は、どうしても咲けないときは「根を下へ下へと降ろす」時期にすればいいとも語っています。咲けない季節は、根を張る季節。環境を選べないことと、そこでの生き方を選べないことは、別なのです。異動先の部署、思い描いていたのと違う役割。「ここではないどこか」を夢見て今を空費するより、今いる場所で小さく咲く工夫を始めた人から、次の扉は開いていきます。

名言12【ベンジャミン・バトン】年齢を理由に諦めそうなとき

人生に遅すぎることは何もない。いつ始めてもいいんだ。変わるものも、変わらないのも君の自由だ

(ベンジャミン・バトン)

出典:映画『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(2008年)
映画『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』の主人公は、80歳の老人の姿で生まれ、年月とともに若返っていくという逆向きの人生を生きる男です。普通とは逆の時間を生きたベンジャミンの目には、人々が「もう歳だから」と口にする姿が、どれほど根拠のない思い込みに映ったことでしょう。劇中で彼が残すこの言葉は、時間の流れの向きすら絶対ではないという物語だからこそ、まっすぐ胸に届きます。私たちが「遅すぎる」と言うとき、たいてい比べているのは他人の時間割です。30歳までに、40歳までに、という期限は誰が決めたものでもありません。学び直し、新しい趣味、やり直したい関係。始めるのに必要な資格は年齢ではなく、「変わる」を選ぶ意思だけです。今日があなたの残りの人生で一番若い日である事実は、何歳になっても変わりません。

名言13【アンソニー・J・ダンジェロ】周囲の機嫌や天気に気分が左右されるとき

どこへ行こうと、どんな天候であろうと、常にあなた自身の太陽を持ち続けなさい。

(アンソニー・J・ダンジェロ)

アメリカの著述家ダンジェロが残したこの言葉は、気分の「電源」をどこに置くかという話です。上司の機嫌が良ければ安心し、SNSの反応が薄ければ沈み、雨が降れば気が重くなる。それは、自分の明るさの電源を全部「外」のコンセントに差している状態です。外の電源は、こちらの都合ではオンオフできません。だから振り回されるのです。「自分の太陽を持つ」とは、外部条件と切り離された小さな安定源を自分の内側に確保すること。たとえば、朝の一杯のコーヒーを丁寧にいれる、通勤で好きな音楽を聴く、寝る前に今日良かったことを一行書く。ばかばかしいほど小さな習慣が、実は携帯用の太陽になります。天気も他人も変えられませんが、自家発電の仕組みは今日から作れます。どこへ行っても曇らない人は、性格が明るいのではなく、電源が内側にあるのです。

名言14【ピエール・オミダイア】努力の方向が正しいか不安なとき

何かに情熱を持って一生懸命努力しているなら、あなたは成功するだろう。

(ピエール・オミダイア)

ピエール・オミダイアは、世界最大級のオークションサイトeBayの創業者です。eBayは巨大な事業計画から始まったのではなく、彼が趣味で書いたプログラムを週末に公開したところから育っていきました。個人と個人が直接モノを売り買いできたら面白い。その素朴な情熱が、やがて世界中の人の暮らしを変えるサービスになったのです。この言葉の条件は「情熱」と「一生懸命」の二つだけで、才能も学歴も資金も入っていません。もちろん成功の形は人それぞれです。ただ、情熱のあることに努力を注いでいる時間は、結果が出る前からすでに人生の質を上げています。夢中で取り組んだ時間は、たとえ回り道になっても、スキルと仲間と自信を残すからです。好きなことへの努力は、成功の手段である前に、毎日をポジティブにする最短ルートなのです。

名言15【本田宗一郎】絶体絶命に追い込まれたとき

人間に必要なのは困ることだ。絶体絶命に追い込まれたときに出る力が本当の力です。

本田宗一郎

町工場からホンダを世界的企業に育てた本田宗一郎は、戦争で工場を失い、地震で設備を壊され、資金難で倒産寸前まで追い込まれるという「困りごと」の連続を生きた経営者です。しかし彼はその修羅場のたびに、常識外れの発想で活路を開いてきました。この言葉は、順風満帆の中では人は本気の知恵を出さない、という人間観察に基づいています。余裕があるうちは、既存のやり方の微調整で済ませてしまう。追い込まれて初めて、前提を疑い、根本から考え直す力に火が入るのです。今まさに困っているなら、それはあなたの「本当の力」が試されている局面だということです。困った経験の数だけ、その人の引き出しは増えていきます。ピンチの渦中でこの言葉を思い出せたら、状況は同じでも、自分への信頼だけは失わずに済むはずです。

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まとめ

15の言葉を貫いていたのは、ポジティブとは「性格」ではなく「技術」だという事実です。ヘレン・ケラーは顔の向きを変え、アンジェロウは変えられるものと変えられないものを仕分け、エレノア・ルーズベルトは一晩眠って新しい力を待ちました。どれも、生まれつきの明るさとは関係のない、練習可能な動作です。
全部やろうとしなくて大丈夫です。今日の気分に一番近い言葉をひとつ選んで、明日の朝、思い出してみてください。心の向きが1度変われば、一週間後に見えている景色は確実に変わっています。
心に残った言葉は、流さないでください。ポケットAnchorなら、今日響いた一言を日常に残せます。
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7:12
6月18日(水)
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人生に遅すぎることはない。今日、新しい何かを始めることができる。
— ジョージ・エリオット
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